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使いたいけど使えない、そんなスラッシュバックを解説。




■スラッシュバック(空中可)

http://www.guiltygearx.com/am/sys_02.html【公式サイト】
略称「スラバ」。4or1+S+HSで出せる新ガード。ガード中に出すことも可。
起き上がってから10F間は出すことができないので注意。

ほんの一瞬(2F間)だけ金色の特殊なFDを張る事ができ、これで相手の攻撃を受けるとガード硬直が皆無になるというもの。
その持続の短さゆえ、攻撃を受けるタイミングは直前ガード(←ガード姿勢を取ってから約8F以内に攻撃を受けると成立)よりはるかにシビア。感覚的には、次の瞬間にダメージを受ける、というくらいまで攻撃を引きつけないといけない。

使用時にFDと同程度はテンションを消費する。その量は約2%。つまりテンションが空だと使えないのだが、仮にテンションが2%以下でも使えるようになっている。ひとかけらでも溜まっていれば大丈夫なのだ。

「スラッシュバック」成功時は・・・
  • 受けた技問わず、ガード硬直激減。地上スラバは2F、空中スラバなら4Fに。
  • テンションゲージ増加。
  • テンションバランス増加。テンションが溜まりやすくなる。
  • ガードバランス増加無し + 削りダメージ無効化 + 空中ガード不能技をガード(いずれもFDの特徴と同じ)
  • 次に出す「スラッシュバック」の有効時間が4Fに増加。(※スラバ成功後の30F以内に出した場合のみ)
  • ノックバック(被ダメージorガード時の後方への押され)が少ない
といった効果が得られる。ちなみに攻撃レベル1の技(Pなど)を直前ガードしたときの硬直は、地上空中ともに6Fなので、いかに硬直が短いか分かって頂けるだろう。


ただし「スラッシュバック」を使用すると必ず、一定時間はガードとFDが出来なくなる。その時間は、成功時と失敗時によって異なる。
  • 成功時:15F間(バックステップ全体動作ほど)、ガード操作不可能
  • 失敗時:30F間(ソルのGFフェイント全体動作ほど)、ガード操作不可能
※この間、スラバは可能

よって相手の連携に「スラバ」で割り込んだ場合は、ただちに反撃するなり逃げるなりしないと駄目。失敗時はもちろん、成功しても一息さえつけないという何とも玄人向けの新システムである。

ガード中にも出せることを利用し、いったん4or1でガードポーズを取り、直後にスラバを行えばリスクが下がる。失敗時は通常(直前)ガードに成功、その最中にスラバが暴発することになる。これで少なくとも、攻撃を受けれずに自滅・・なんてことは無くなるわけだ。しかし早速、次の攻撃はガード出来ない状態になっているがw
上記テクニックは、多段ヒットする必殺技の最終段に対して狙うと特に有効。

また「スラッシュバック」自体は、状況問わず連続で出すことが可能で、金色FDを点滅させるような格好になる。
CPUは時折スラバ連続使用を行うが、その際の点滅が尋常じゃない。まるで連射パッドで入力しているような勢いで、あれはプレイヤーが真似出来るってレベルじゃねーぞ!




  • 続報。

高速スラバについて


既にスラバを試したことのある方ならお気づきだろうが、スラバを行なうと、ニュートラルポーズ(通常姿勢)に戻るまでわずかな硬直が生じる。それゆえ、SorHSのどちらか片方を押し続け、もう片方を連打しても・・・微妙な隙がある。

しかしアルカディア3月号で、その隙をカットしてしまう手段が紹介された! 既に他所でも公開されているテクニックなのでご存知の方も居るでしょうか。

その方法とは、FDをすること。FDでニュートラルへの戻りをキャンセルできる。
[4or1+P+HS押しっぱ、S連打(P+S押しっぱ、HS連打等でも可)]
と入力すれば、隙がFDで消され、それと同時にスラバも出るようで、あとは連打速度を上げてやれば理論上切れ目無しのスラバが実現する!

親指でP、薬指でHSを押しっぱなしにし、中指と人指し指でSを交互に叩けばCPU並のスラバになる。頑張れば。ここまでしなくてはいけないのかという気もするが、タイミング良く有効時間2Fを合わせるより、有効時間自体を伸ばせるこちらのやり方のほうが実用性はある。

スラバは一度成功すると、以後失敗するまでは有効時間が4Fに増えているので、
最初が成功すればその後は多少ラクになっているぞ。


なお、スラバを使ったことによる「ニュートラルへの戻り」は、『連続ガード』中には発生しない。多段ヒットする技をガードした最中は、上記のFD複合入力を使わなくても、SとHSだけでOKだ。

ちなみにFDでニュートラルへの戻りをキャンセルしても、所詮はスラバ後なので、しっかりガード不能状態になってしまっている。残念。




  • さらに続報。

その昔、GGXXでは一部のガード不能必殺技が、空中FDに限りガード出来てしまっていた(ザッパの2+D犬攻撃、スレイヤーのアンダートゥ)。

それと似たような手落ちだと思うのだが・・・ポチョムキンの「ヒートナックル」が、

空中スラバで防げてしまう

ことが判明!!どうもヒートナックルは、投げではなくガード不能の打撃技と設定されているらしく、一段目をスラバできる。
一段目をスラバしてもロックされた状態となり、二段目以降に続くものの、これらは空中FDで防ぐ事ができるのだ。対ポチョ戦の切り札になるか?


そして更なる驚愕の事実として、ロボカイの熱暴走自爆、限カイらばーず中の自爆も「自分自身に攻撃する必殺技」という設定のようで、タイミングを合わせれば空中スラバでやり過ごせる!
自爆の寸前に空中で高速スラバをやれば、けっこう成功しやすい。
ただし限カイ自爆のほうは全段スラバする必要があり?(初段スラバ成功後自爆?)実用性のほどは不明。


FDといい、何故 空中版だと防げるのかは永遠ノ謎ダ。(□皿□;
まぁ恐らく、「空中ガード不能技を防げる」というスラバの性質が、
  • 「空中なら、ガード不能技を防げる」
なんて効果と被ってしまってるんでしょうね。システムの誤動作なのか、もしくは単純な設定ミスか。なんにせよ、防げたらマズイんですけどw



最終更新:2007年03月31日 14:39