6200番台

6200番台

6200番台(PJ-LV234L1)は、2006年と2007年に導入された大型ワンステップバスである。

車両

2006年夏に国際興業バスの新車としては初となる用途外兼用車が導入された。1999年度に改造によって登場し、これまで使用していた8000番台の特送車を代替する目的で、平行導入されていた6600番台と同形式ながら車体側面には金文字・筆記体でロゴが入り、バンパーが黒色となるなど路線(専用)車と区別され、外観では高級感を感じさせる。社番は空き番台だった6200番台が付与された。

最初に9台が練馬・さいたま東・飯能を除く営業所へ導入され、池袋・志村は2台ずつ納車された。その翌年には配置が無かった練馬・さいたま東にも配置され、のちに志村の6203がさいたま東へ転属したことで各営業所とも基本的に2台が配置されるようになったが、池袋は3台、西浦和は1台となり、この時点で飯能への配置はない。2013年秋に鳩ヶ谷の6208が飯能へ転属したことで、全営業所に最低1台は配置されたことになった。

長らく一般路線と用途外の兼用車として使用されたが、2017年夏より運賃箱が外され用途外専用車となった車両が登場した。2022年度の新車導入により除籍が進んでいる。

除籍後は京福バス、備北バスやアウトレットモール内の送迎用など今までに見慣れない移籍先が並ぶ。琉球バス交通への移籍車は、車両の特性を活かして高速道路を経由する路線も走行する。

外観

車体には金色の筆記体で「Kokusai Kogyo Bus」(前面は「Kokusai Kogyo」)と書かれているなど、用途外兼用車としての区別化を図っている。バンパーも6600番台とは異なり黒バンパーが採用されている。補助席を装備するため側面窓は逆T字ではなく、いわゆるメトロ窓となっている。

赤羽に新製配置された6205のみ指定ミスで、出入口表記がピクトグラム式ではなく従来の英字入り表記となっていた。

内装

座席にはシートベルトが設置され、全員着席を条件に高速道路の走行が可能となっている。座席後部には観光バスのような缶やペットボトルの飲み物を置くことが出来るホルダが設置されているほか、中扉以降の後部座席には補助席も完備されている。車内の手摺は認定ノンステップバスと同じオレンジ色の手摺が使われている。

運用

6500番台のような特送専用車ではないために、貸切・送迎運用から一般路線にも使用されていたが、2025年現在は貸切用途で練馬に6210が残るのみである。

平成18年度 PJ-LV234L1(全車引退)

社番 最終配置 登録番号 転属履歴 摘要 出入口表示 登録月 除籍年度 移籍先
6201 鳩ヶ谷 練馬200か1598
→川口200か・140
←池 特送 SP 8 2022 備北バス
6202 池袋 練馬200か1599 SP 8 2022 山梨交通
6203 さいたま東 練馬200か1600
→大宮200か2026
←戸←さ←志 特送 SP 8 2022 琉球バス交通
6204 西浦和 練馬200か1601
→大宮200か2881
←志 特送 SP 8 2022 琉球バス交通
6205 赤羽 練馬200か1602 特送 SE 8 2022 京福バス
6206 戸田 大宮200か1359 SP 8 2022 御殿場プレミアム・アウトレット
6207 川口 大宮200か1360 貸切 SP 8 2022 琉球バス交通
6208 飯能 大宮200か1361
→所沢200か1801
←鳩 SP 8 2024
6209 戸田 大宮200か1362 ←西 貸切 SP 8 2022 下北交通

平成19年度 PJ-LV234L1

社番 所属 登録番号 転属履歴
(最終配置)
摘要 出入口表示 登録月 除籍年度 移籍先
6210 練馬 練馬200か1763 ←池 貸切 SP 7
6211 - 練馬200か1764 (練) 貸切 SP 7 2022 秋北バス
6212 - 練馬200か1765 (練) SP 7 2022 十和田観光電鉄
6213 - 練馬200か1747 (志) 貸切 SP 6 2022 弘南バス
6214 - 練馬200か1748 (赤) SP 6 2022 ジェイアールバス関東
6215 - 大宮200か1565 (戸) SP 7 2022 群馬バス
6216 - 大宮200か1569 (川) SP 7 2022 群馬バス
6217 - 大宮200か1567 (鳩) 貸切 SP 7 2022 備北バス
6218 - 大宮200か1560
→所沢200か2650
(飯)←さ SP 7 2024

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最終更新:2024年05月19日 12:41