基本情報
簡単な説明
盛岡市(もりおかし)は、岩手県北部に位置する市。岩手県の県庁所在地及び最大の都市で、中核市、保健所政令市に指定されている。1889年(明治22年)市制施行。
概要
平安時代、桓武天皇の命により志波城が置かれ律令制下となる。安土桃山時代に勢力を広げた南部氏が盛岡城を築いて以後、城下町として発達。明治以後は岩手県の県庁所在地となった。
岩手県内最大の都市でもあり、岩手県の政治、経済、交通の中心都市。
岩手県内最大の都市でもあり、岩手県の政治、経済、交通の中心都市。
人口
290,824人
面積
886.5km²
地理
岩手県の内陸部、北上盆地のほぼ中央部に位置し、市内中心部で主流北上川に雫石川、中津川が合流する。中心市街地からは奥羽山脈に属する岩手山、駒ケ岳北上高地に属する早池峰山のほか、独立峰の姫神山、南昌山・東根山などを望み、これらは市域の内外にありながら総じて街の山となっている。市域面積は東京23区の約1.4倍に相当し、豊かな自然環境に恵まれ美しい景観を形成している。
気候
寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候であり、豪雪地帯に指定されている。盛岡市内にある気象庁による観測地点は、盛岡市中心部の盛岡地方気象台、盛岡市北部の好摩、盛岡市北東部の藪川の計3か所設置されている。
冬季は、本州の都道府県庁所在地では最も寒いとされ、30年平均(1991年 - 2020年)で冬日が121.6日、真冬日が12.4日となっている。年間平均降雪量は209cm程度と、降雪量は極端に多くはない一方で、冬季の日照時間が長いために、晴れた深夜・早朝に放射冷却現象が起き路面が凍結し、雪害以上の問題となっている。
盛岡市中心部はヒートアイランド現象により、-10℃以下まで冷え込む日数が少なくなった。しかし、郊外では-15℃を下回る気温が観測されることが珍しくなく、盛岡市北部の好摩では1月の日平均気温が-2.6℃、平均最低気温は-7.4℃、盛岡市北東部の藪川では1月の日平均気温が-6.6℃、平均最低気温は-13.2℃、藪川では近年でも-25℃を下回る気温が観測され、2012年1月30日に-25.8℃、2018年2月22日に-25.4℃を観測している他、盛岡市に隣接する雫石町では2018年2月2日に-20.8℃を観測しているなど、盛岡市中心部と郊外で年々気温差が大きくなっている。
夏季は、真夏日となる日もみられるものの、やませの影響を強く受ける 年があるほか、フェーン現象が発生することもあるため、年によって夏日が 38 - 100日、真夏日も 1 - 50日と変動する。猛暑日になることもあるが、熱帯夜となることは極めて稀であるため、朝晩は過ごしやすい。