紬「ねえみんな、今日ちょっとお買い物に付き合ってくれないかしら?」
3年目、新歓ライブ後の昼食時のこと
澪「え?急にどうしたんだ?ムギ」
紬「いや・・・その・・・練習も潰れちゃうしだめかしら」
律「全然だいじょーぶ。新歓ライブも終わったしみんなで行こうぜ」
澪「そうだな、ムギと買い物なんて久しぶりだし」
唯「うん!あずにゃんも呼ぶよ~」
紬「みんなありがとう!和ちゃんも一緒にどう?」
和「ごめんね、今日はどうしても片づけなきゃいけない仕事があって
みんなで楽しんできてね」
紬「気にしないで、今度機会があったらいっしょに行きましょう」
和「ありがとう、ムギ」
そして放課後、唯律澪紬梓のけいおん部5人は商店街に向かった
梓「それにしても珍しいですね、ムギ先輩が練習を休みにするなんて」
紬「梓ちゃん練習したかった?ごめんね、無理言っちゃって」
梓「! いっ、いえっ!たまにはこういう親睦の深めあいというか
もっと仲良くするのは大事だと思います!楽しいですしっ!そのっ」アセッ
少しあわてる梓に、紬は
紬「ありがとう、梓ちゃん」ギュッ
梓「!?」
優しく抱擁した
紬「どう?落ち着いた?」
梓「はい、ありがとうございます。でも・・・///」
紬「?」
唯「あーいいなー 私も抱きつきたいよ~」
律「あっついね~お二人さん」ヒュー
澪「二人とも、道の真ん中だぞ///」
紬「えっ? っ~~//」バッ
紬は状況に気付くと勢いよく梓から離れた
商店街前の通りでありながら、幸い人通りは少なかったものの
道の真ん中で抱き合う二人はだいぶ周りからの視線を集めていた
梓「さ、さあ、商店街は目の前ですよ。日が暮れないうちに早く行きましょう!」ダッ
紬「そうね!早く買い物を終わらせて早く帰りましょう!」ダッ
唯「あ、まってよ~ あずにゃーん ムギちゃーん」
律「なかなか珍しいものが見れたな ほら澪、行くぞ」
澪「///」
その後、5人は近くのカフェで買い物について話し合うことにした
律「で、どうして急に買い物に行こうって言い出したんだ?
別に休みの日とかでもよかったんだぞ」
紬「ごめんね、でも今日じゃないとだめなの」
澪「そうか それで何を買うんだ?」
紬「実はね、とある人にプレゼントがしたいの でも私一人じゃ何をあげていいかわからなくて
それで、みんなにもどんなプレゼントがいいか選んでもらいたかったの」
律「プレゼントって・・・」
唯「もしかして・・・」
澪「かっ・・・///」
梓「彼氏ですか!?」
紬「えっ! ち、違うわ!ただいつもお世話になってる人の誕生日みたいなもので・・・」
梓「そ、そうですか・・」ホッ
律「なんだ~?梓、今彼氏じゃなくてホッとしなかったか~?」
梓「!」
律「もしかして、さっきのでムギに惚れちゃったとか~?」
梓「違います!変な勘違いしないでください!」(ぐ、図星だ//)
紬「まあまあ、とりあえずみんなならどんなプレゼントをもらったら嬉しいか
参考にしたいから一人ずつ教えてもらえないかしら?」
澪「別にいいけど、私たちので参考になるかわかんないぞ?」
紬「大丈夫、きっと参考になるわ♪ じゃあさっそく、唯ちゃんから教えてくれる?」
商店街、雑貨店
唯「やっぱり小物とかぬいぐるみとか貰ったら嬉しいかな」
梓「唯先輩らしいですね」
紬「そうね~ 唯ちゃんだったらどれがほしい?」
唯「う~ん そうだな~ あ!これかわいい!これがいいな!」
澪「おお!いいなそれ!」
律「え、かわいいか?」
梓「『ミニチキンぬいぐるみ』?そういえば大きいのが唯先輩の部屋にありましたね」
紬「じゃあとりあえずはそれね」
ぬいぐるみをレジに持っていく紬
律「え、ムギそれに決めるの?」
紬「いわゆるキープよ みんなのものをキープして後で選ぶの
もし選ばれなかったら私の部屋に飾るわ」
律「なんだ、そういうことか」
梓(ムギ先輩の部屋にあのぬいぐるみ合うのかな?)
澪「お、クラッカーがあるな おーいムギせっかく祝うんだから
クラッカーでも使って派手にやるってのはどうだ?」
紬「そうね、じゃあそれも買っていきましょうか」
唯「あれ?2つ買うの?」
紬「ええ」フフッ
ぬいぐるみを購入し、5人は次の店へ向かう
ファッションショップ
澪「帽子とかどうだ?これから日差しも強くなるしいいんじゃないか」
紬「ふむ で、澪ちゃんならどれ?」
澪「私ならこれとかいい感じだと思うけど・・・」
紬「じゃあそれね」
唯「でもそれ女性用だけど・・・」
紬「いいのいいの さ、次のお店に行きましょう」
梓(?)
CD、DVDショップ
律「何も思い浮かばなかったからとりあえず軽音部らしく音楽系で」
唯「りっちゃん、微妙な選択だね」
律「うるさいやい お、ムギこれなんかどうだ?今流行ってるバンドの新曲」
紬「そうね、それにしましょう」
梓「さっきからやけにパパっと決めますね」
紬「このあとまたキープの中から選ぶのよ?
今グダグダ決めても日が暮れちゃうじゃない?」
梓「それもそうですね」
紬「ささっ、最後は梓ちゃんの番よ」
時計店
梓「まあプレゼントの定番は腕時計ですよね」
紬「定番なのかしら」
澪「さあ」
梓「あ、これとかいいんじゃないですか?
なかなかオシャレで値段もそんなに張りませんよ」
紬「(値段はどうでもいいんだけど)なかなかね、それに決めましょう」
唯「これで買い物はおしまい?」
紬「ええ、みんなありがとう 最後にもう一度お茶してから帰らない?」
律「おお、いいな」
紬「それじゃあ・・・ !!」
最終更新:2010年12月14日 20:59