これは政府に見放されたとある街のお話。
あんなに賑わっていた街も
今は見る影はない。
今は見る影はない。
強姦、暴力、殺人……。
そんなものは日常茶飯事。
警察は最早見て見ぬふり。
そんなものは日常茶飯事。
警察は最早見て見ぬふり。
住人達の目はもう濁り切っている。
そんな中に、未来を見据える目がひとつ。
それが オウサマ 。
崇拝すべき、たった一つの希望。
崇拝すべき、たった一つの希望。
「さあ。今こそ政府に牙を剥け。
この街を見放した報いを受けさせろ。
私達の理想郷を作り上げるために。」
この街を見放した報いを受けさせろ。
私達の理想郷を作り上げるために。」
スラム街の住人
オウサマを崇拝する者が過半数。
オウサマを信じない者は、処分されても
文句は言えない。
オウサマを信じない者は、処分されても
文句は言えない。
オウサマが指示すれば命を捨てる。
オウサマが死ねば自分たちも後を追う。
オウサマが死ねば自分たちも後を追う。
全ては貴方のために。
私たちは貴方の意のままに。
私たちは貴方の意のままに。
政府側の人間
廃れた街に溜まった下衆の様な人間を
抑え込む為に動いている。
抑え込む為に動いている。
時にはオウサマの護衛と
接戦する時もあるかもしれない。
接戦する時もあるかもしれない。
政府側の人間の感情は様々だろう。
憐れみ、怒り、同調、疑問、迷い…。
はたまた、無感情。
憐れみ、怒り、同調、疑問、迷い…。
はたまた、無感情。
果たして、どちらが正義なのだろうか。