Frame

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Frame - (2009/04/17 (金) 13:19:02) のソース

&bold(){FRAME、no.1-3、1990.7-1991.10}
発行:IDÉE PRESS、発売:河出書房新社 

&bold(){no.1、1990.7、「特集=Art and Conflict」}
A4番変型(210×287ミリ)、右開き横組、Art Derection:坂川栄治、Design:前田英造、Photograph:大野信彦、Cover Photograph:Felix H. Man («Mussolini: What is he planning?», Weekly Illustrated, August 4 1934.) Proof Reading:吉田文憲、English Editor:Richard Arno, Bert Winther、
Under the direction of:藤原えりみ・樋口良澄・小林康夫・松枝到・松浦寿夫・岡崎乾二郎、編集人:田崎英明、発行人:黒崎輝男
表紙文字:
「Art and Conflict
FRAME NO.1
Situationist International
Fenollosa
Baroque/Velàsques
Courbet/Realism
史上最強の美術理論誌」
目次欄の上スペースには巻頭言として以下の文章がある。
「FRAMEが見えにくくなっている
もはや単に閉域を形成するのではなく、
ましてや自らの居場所を確定するための不動の座標でもない
―――FRAMEが
それは私たちを開かれた場所へと解き放ちながら、
それと同時に私たちから見る力を奪い去る――それも根本的なところで
そして≪芸術≫と呼ばれる営みは内側から静かに朽ちようとしている
だが、見る力を喪ないたくないと、もうひとつの現実を見ようと、
意志することもできる

FRAME―――それは、まず、見るための線を引くこと、境界を設定すること、
目印をつけることだFRAMEを仮構すること、それはすでに在るFRAMEを発見し、
それを批判しそしてそれを通してもうひとつの≪見ること≫を創設することだ
破壊、批判、構築、解体、再構築、移動、消去、etc. 線は決して単一ではない
そのような線を問うこと、そのような線を見ること、それこそがこの場所、私たちのものであり、
また、あなたたちのものであるFRAMEで試みられるべき営為であるだろう」

&bold(){目次}
●	「連載 GRAMMATOGRAPHE No.1 Infidelity of images ことば/イメージの不貞」、p.0 ((表紙の裏。同音異議語と絵文字を用いたイギリス17世紀の判じ絵が無署名の短文が添えられて掲載されている。短文は「愛はその対象を破壊し分裂させる。すぐれた詩人なら言うように、愛する人の名を呼ぶことは、その愛を裏切ることでもある。そして愛するものの姿を追憶するなら、その姿(イメージ)によって、対象は幾重にも覆い隠されてしまう。それはもうここにはいない。しかし、だからこそ裏切りは、恋愛のはじまりであり、歴史のはじまり、そう言葉のはじまりだった。」))
●	「FRAME CONTENTS」、p.1 ※注2
●	岡崎京子(絵・文章)「[コラム] ブレイキング・グラス」、p.2
●	若桑みどり「[コラム] マドンナ:イメージの普遍的な力」、p.3
●	稲方正人「[コラム] ちびまる子ちゃんはAVギャルだ」、p.4
●	樋口良澄「[コラム] タデウシュ・カントール:アヴャンギャルドの空間」、p.5
●	荒川修作「[コラム] イメージのエチックス」、p.6
特集=Art and Conflict
●	「Art and Conflict」、p.7 タイトルと図版が掲載されたページ。使用図版はエンツォ・マリ、フランチェスコ・レオネッティによる「レーニンによる図解」(Enzo Mari and Francesco Leonetti, «Atlante seconde lenin», Carta economica, Edizioni voglio, 1974から)
●	「テリー・イーグルトン/インタヴュー 資本主義下の芸術家の魂」(ファックスによる質問項目の事前送付のあと電話を用いたインタヴュー)、pp.8-11
●	「Correspondence Critique 小林康夫「罪深い素朴さについて」/松浦寿夫「イメージのコミュニスム」」、pp.12-23 ※上段に小林の書簡、下段に松浦の書簡が配されている。それぞれ日付は1989年12月12日と1990年2月末日。
●	岡崎乾二郎「指示の連鎖/抗争する都市論:分裂生成へむけて」、pp.24-26, 28-31
●	岡崎乾二郎「Confliting Representation / Representing Conflict. # 1 Problematique of Reality」、p.27((Confliting Representationは5回分あり、それぞれ記事のなかに唐突に挿入されている。#5の末尾には(K.O.)と署名があり、岡崎が執筆した文章だと思われる。この文章はHPにある[[岡崎乾二郎文献目録>http://kenjirookazaki.com/jp/publications.html]]から漏れている。))
●	相原理歩「[Art Coffee Break] 白髪一雄展 東京画廊 1990.1/16~1/31:白髪さんとサザエさん」、p.32
●	和田奈津子「[Art Coffee Break] 荒川修作展:宮川淳へ 東高現代美術館 1990.1/20~3/4」、p.32
●	「Messages」((FRAMEが手紙でだかファックスでだかわからないが発刊に寄せて問いかけを89年末に送り、9人の応答をその後載せている。ただし、文章での応答とはかぎらず、大半は作品図版をもって応答になっているので、9人のミニカタログっぽくなっている紙面。問いかけはp.33に抜粋掲載されている。「以下のような昨年末に発信したFRAMEの問いかけに対して寄せられた、アーティストたちのメッセージを掲載する。”...we are very gradful if you kindly participate in our magazine and send us your visual or written message to our readers, about the subject of ‘art and politics’, or the function of today’s art, or your consideration on how we can live surrounded by conflicting ideologies, wars, serious famine, apartheit, fear for the nuclear warfare or pollution, or on what is means to you, ‘the Gate’ or ‘the Wall’”. All the works reproduced in this feature are through the courtesy of the artists.」))、p.33 
●	Louis Caneルイ・カーン、p.34
●	Komar & Melamidコマール&メラミッド、p.35
●	Gilbert & Georgeギルバート&ジョージ、pp.36-37
●	Jenny Holzerジェニー・ホルツァー、p.38
●	Ruth Franckenルト・フランケン、p.39
●	Edward Allingtonエドワード・アーリントン、p.40
●	Ian Hamilton Finlayイアン・ハミルトン・フィンレイ、p.41
●	Jürgen Schieferdeckerユルゲン・シーフェルデッカー、p.42
●	Christoクリスト、p.43
●	阿部良雄「残虐と勲章:レヴィジォニスムに対応する19世紀美術史再構築のための断章」、pp.44-53 &font(#696969){〔→第10章、『モデルニテの軌跡:近代美術史再構築のために』岩波書店、1993.2〕}
●	フレデリック・ジェイムスン「ハンス・ハーケとポストモダニズムの文化論理」((Fredric Jameson, «Hans Haacke and the Cultural logic of Postmodernism», Brian Wallis, ed., &italic(){Hans Haacke: Unfinished Buisiness,} The New Museum of Contemporary Art / MIT Press, 1986, pp.38-51))(藤原えりみ訳)、pp.54-59
●	大澤真幸・岡崎乾二郎「固有名の諍い1 芸術と命名行為」、pp.60-63, 66-71
●	岡崎乾二郎「Confliting Representation / Representing Conflict. # 2 Applicability and Purity」、pp.64-65
●	田崎英明「芸術の善用:日常生活批判のために」、pp.72-75, 78-79
●	岡崎乾二郎「Confliting Representation / Representing Conflict. # 3 Theatricality and Purity」、p.76
●	岡崎乾二郎「Confliting Representation / Representing Conflict. # 4 Purity of Vision and Desire」、p.77
小特集=Öyvind Fahlströmエイヴァンド・ファールストレーム
●	岡崎乾二郎「Öyvind Fahlströmエイヴァンド・ファールストレーム」((この文章もHPにある[[岡崎乾二郎文献目録>http://kenjirookazaki.com/jp/publications.html]]から漏れている。))、pp.80-81
●	エイヴァンド・ファールストレーム「[Öyvind Fahlström Anthology] ラディカル・シック(1973)」((Öyvind Fahlström, [[«Historical Painting»>http://www.fahlstrom.com/texts_historical.asp?id=7&subid=8]], &italic(){Flash Art}, no.43, December 1973 / January 1974から抄訳))(小俣出美訳)、p.82
●	エイヴァンド・ファールストレーム「[Öyvind Fahlström Anthology] 世界に目を配る(1966)」((Öyvind Fahlström, [[«Take Care of the World»>http://www.fahlstrom.com/texts_take.asp?id=7&subid=9]], &italic(){16 Manifestos}(New York; The Something Else Press, 1966)所収の12項目宣言集から4項目を抜粋邦訳。なお、この出版社についてはWikipediaに[[目録>http://en.wikipedia.org/wiki/Something_Else_Press]]がある。))(小俣出美訳)、p.83
●	Fahlströmの作品図版、pp.84-85
●	エイヴァンド・ファールストレーム「[Öyvind Fahlström Anthology] 世界を操作する(1964)」((Öyvind Fahlström, «Manipulating the World», &italic(){Art and Literature}, no.3, Herbst-Winter 1964, Lausanne: Société Anonyme d'Editions Littéraires et Artistiques. Reprinted in &italic(){Öyvind Fahlström}, New York: The Solomon R. Guggenheim Museum, 1982; &italic(){Öyvind Fahlström}, València: IVAM/Centre Julio Gonzalez, 1992.))(小俣出美訳)、p.86 ※ページ中段に[[Öyvind Fahlström, «S.O.M.B.A. (Some of My Basic Assumptions), 1971-73»>http://www.fahlstrom.com/texts_somba.asp?id=7&subid=7]]の1, 2, 6, 17が英文のままコラージュ気味に挿入されている。
●	大澤真幸・岡崎乾二郎「固有名の諍い2 行為の交接」、pp.87, 89
●	岡崎乾二郎「Confliting Representation / Representing Conflict. # 5 King’s Painter and Painter’s King」、p.88
●	北澤憲昭「近代画家の誕生と「文人画」:「美術」形成史ノート1」、pp.90-96&font(#696969){〔→『境界の美術史:「美術」形成史ノート』ブリュッケ、2000.6、新装版、2005.8〕}
●	松枝到「ヤーヌスは三度変貌する:Perspectiva Iconologia 1」、pp.97-102
●	原牧夫「[Art Coffee Break] 西ドイツ&ハンガリーテレビの地勢学1:Video Frog 1990.2/24」、p.103
●	平野美奈「[Art Coffee Break] 浦上玉堂を這りつつ」、p.103
●	木下謙一「[Art Coffee Break] 誰も行ったことのない美術館:日本橋高島屋 1990.2/15~2/27」、p.103
●	柴牟田和俊「[Art Coffee Break] 中野西敏弘:秋田画廊 1990.1/15~1/20」、p.104
●	植月由美子「[Art Coffee Break] 銀座あたりのこと」、p.104
●	相原理歩「[Art Coffee Break] TSA卒業制作展:ギャラリーK、藍画廊、かねこあーとGI、ルナミ画廊、Gアートギャラリー、コバヤシ画廊、TSAギャラリー」、p.104
●	「インタヴュー アナ・バラッド 軽やかに反転する光の世界」(聞き手・構成・訳:藤原えりみ)、pp.105-109. ※pp.105-108はバラッドの写真掲載のみ。
●	「Summary」、pp.110-112 ※各記事の英字要約と、
●	「Confliting Representation」使用図版説明。
●	図形詩、p.113((裏表紙の裏。縦4本・横4本で正方形を16等分し、対角線2本がかかる。その線が漢字で構成されている図形詩が掲載されている。キャプションのように配された文章は「宮廷官吏の夫の不貞を嘆いて、漢(2世紀)の婦人スー・ヒュイが作った、図形詩(旋回文)。4万通りの読み方がある。」))

&bold(){no.2、19901.2、「特集=’50S批評の弾薬庫」}
A4判変型(210×270ミリ)
表紙文字「Art and Conflict FRAME NO.2 不屈の美術理論誌
●	小林康夫「『ラス・メニナス』再説 〈表象の表象〉から〈時間の創設〉へ」、pp.109-113

&bold(){no.2、19901.10、「特集=趣味の断層」}
155×210ミリ
表紙文字「Art and Conflict FRAME NO.3 冷酷非情の美術理論誌」
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