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ディストリビューションとは - (2008/01/16 (水) 16:25:45) の編集履歴(バックアップ)
主にLinuxで扱われる言葉だが、Linuxカーネル?とアプリケーションなどをパッケージして配布されるものを指す。
より詳細には、GNU/Linuxオペレーティングシステムを容易に導入できるようにした配布物をLinuxディストリビューションと呼ぶ。
本来はLinuxカーネル?を「Linux」と呼ぶため、これらディストリビューションを「ディストリ」「OS」などと呼ぶ。
つまり、自分の環境を説明するのに「Linuxを使っていてこういう不具合がある、どうすればいいだろうか」といった質問はあまりに抽象的であり誰にも答えることができないだろう。
より詳細には、GNU/Linuxオペレーティングシステムを容易に導入できるようにした配布物をLinuxディストリビューションと呼ぶ。
本来はLinuxカーネル?を「Linux」と呼ぶため、これらディストリビューションを「ディストリ」「OS」などと呼ぶ。
つまり、自分の環境を説明するのに「Linuxを使っていてこういう不具合がある、どうすればいいだろうか」といった質問はあまりに抽象的であり誰にも答えることができないだろう。
玄箱PROでのディストリビューション
書籍やネットで玄箱PROへの導入可能なディストリビューションについて、今では様々な報告がある。
結局はARM?というCPUアーキテクチャーに対応していることが重要なのだが、ディストリビューション側の努力もあり、対応状況は日々変化している。
現在のところ以下のディストリビューションが玄箱PROに導入可能だ。
結局はARM?というCPUアーキテクチャーに対応していることが重要なのだが、ディストリビューション側の努力もあり、対応状況は日々変化している。
現在のところ以下のディストリビューションが玄箱PROに導入可能だ。
ディストリビューション名 | 系統 | 標準パッケージ管理システム | 導入方法 |
Debian GNU/Linux | Debian系 | apt | Debian化の方法 |
FedoraCore6 | Redhat系 | yum | FedoraCore6化の方法 |
Fedora8 | Redhat系 | yum | Fedora8化の方法 |
GentooLinux | - | Portage | GentooLinux化の方法 |
ディストリビューションの特長
ディストリビューションが様々に存在する理由は、それぞれの配布者がそれぞれの利便性を盛り込むためであり、必然的にディストリビューションごとに突出したメリット・デメリットがある。
Debian GNU/Linux
Debian Projectという団体が作成するLinuxディストリビューション。
同団体が作成するOSは他にもDebian GNU/Hurd、Debian GNU/NetBSD、Debian GNU/kFreeBSDなどがあるため、単にDebianとしただけでは本来正しくはないが、一般的にはDebian=Linuxディストリビューションと言えるだろう。
「保守的」「厳格」といったイメージが持たれることもしばしばだが、フリーソフトウェアの健全な発展を目指すことを理念として掲げる団体としても有名だ。
同団体が作成するOSは他にもDebian GNU/Hurd、Debian GNU/NetBSD、Debian GNU/kFreeBSDなどがあるため、単にDebianとしただけでは本来正しくはないが、一般的にはDebian=Linuxディストリビューションと言えるだろう。
「保守的」「厳格」といったイメージが持たれることもしばしばだが、フリーソフトウェアの健全な発展を目指すことを理念として掲げる団体としても有名だ。
Debian GNU/Linuxの特長
aptコマンドでの強力なパッケージ管理は初心者にでもすんなり受け入れられるだろう。
書籍やネット上での扱いはRedhat系よりは少ないため、情報量としてはFedoraシリーズには劣るかもしれない。
提供しているパッケージの数はLinuxディストリビューションの中でもっとも多く、アプリケーションの導入で困ることは少ないと言える。
書籍やネット上での扱いはRedhat系よりは少ないため、情報量としてはFedoraシリーズには劣るかもしれない。
提供しているパッケージの数はLinuxディストリビューションの中でもっとも多く、アプリケーションの導入で困ることは少ないと言える。
Fedora系
有料ディストリビューションであるRed Hat Linuxの開発元「Red Hat」が支援するFedora Projectによって開発されている。
半年に一度という驚異的なスピードでバージョンが上がっていく革新的なディストリビューション。
常に最新技術を盛り込むことを開発目的に据え、Linuxで新しいことをするには一番向いているディストリビューションかもしれない。
反面、13ヶ月しかないメンテナンス期間に不満の声もある。
リリースが短期で行われるため「バグが多い」とも言われるが、「Fedoraを使う以上それは承知のうえ」とする声もある。またはそれが楽しい一面なのかもしれない。
半年に一度という驚異的なスピードでバージョンが上がっていく革新的なディストリビューション。
常に最新技術を盛り込むことを開発目的に据え、Linuxで新しいことをするには一番向いているディストリビューションかもしれない。
反面、13ヶ月しかないメンテナンス期間に不満の声もある。
リリースが短期で行われるため「バグが多い」とも言われるが、「Fedoraを使う以上それは承知のうえ」とする声もある。またはそれが楽しい一面なのかもしれない。
Fedora系の特長
Fedoraにもyumコマンドというパッケージ管理ツールが組み込まれている。
書籍などの説明ではこのyumコマンドが多いため、初めてLinuxに触れるのであれば情報量も多く、勉強しやすいディストリビューションだろう。
クライアント用途傾向が強いため、サーバ用途では敬遠されがちだが、使い方次第なので一概には「サーバには不向き」とは言えない。
書籍などの説明ではこのyumコマンドが多いため、初めてLinuxに触れるのであれば情報量も多く、勉強しやすいディストリビューションだろう。
クライアント用途傾向が強いため、サーバ用途では敬遠されがちだが、使い方次第なので一概には「サーバには不向き」とは言えない。
Gentoo Linux
Gentoo Foundationが開発するディストリビューション。
一般的に「難易度が高い」とされており、初心者が取り組むLinuxとしては不向きかもしれない。
対応しているアーキテクチャーが多く、柔軟なシステムで拡張性も高く、カスタマイズ性の良さが好まれている。
一般的に「難易度が高い」とされており、初心者が取り組むLinuxとしては不向きかもしれない。
対応しているアーキテクチャーが多く、柔軟なシステムで拡張性も高く、カスタマイズ性の良さが好まれている。
Gentoo Linuxの特長
Portageというパッケージ管理ツールを備えているが、他のディストリビューションと違い、Portageはバイナリを導入するのではなくソースから構築することで高いパフォーマンスを生み出している。
情報量も少なく、Gentoo Linuxを導入することそのものが楽しい、と言った声もある。
初心者には難易度は高い。
情報量も少なく、Gentoo Linuxを導入することそのものが楽しい、と言った声もある。
初心者には難易度は高い。