クラーケン(12年4月発売)

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&bold(){&big(){ACS-002C クラーケン}} #contents() ***設定 ドロームの開発した宇宙用KV。 イカに似た既存のKVとも一般的な宇宙船のイメージとも一線を画す特異な形状が特徴。 宇宙用姿勢制御装置の試験用の空水機を再設計し 宇宙機として実用可能なまでに性能を向上させたという開発経緯を持つ。 その為宇宙・空中・水中での活動が可能だが 代わりに歩行形態を持ない為陸戦や宇宙での施設突入には使用できない。 異形と呼べるその機体形状は、 フレキシブルな多関節を備える可動式の推進器と砲を装備する事で 運動性の向上と攻撃可能範囲の拡大を図り、 死角を無くす事を意図して採用されたものである。 8基の触手状の可動式推進器「テンタクルスラスター」により複雑な推力制御を実現。 推進器自体を動かす事による推力偏向と、簡易ブーストの組み合わせにより 高い機動性と姿勢制御能力を備える。 固定兵装として先端にレーザー砲とセンサーを搭載した 触手状の可動式砲台「ブラストテンタクル」を装備。 砲台自体を動かして攻撃する事で複数の砲台を設置するよりも 重量・コストを抑えつつ機体の死角を減らす事に成功している。 但しこの装備はあくまでも緊急迎撃を主眼に置いたものであり、 メインセンサーの捕捉範囲外(後方)への射撃時は命中精度が低下する。 簡易ブースト使用可能。AU-KV対応。 ***機体諸元 全長 28.5m 全幅 7.2m 空虚重量 16.6t 乗員 1名(簡易補助シートあり) 通常最高速度 M2.05 ブースト最高速度 M6.13 巡航速度(経済) 941.5km/h 水中通常最高速度 M0.085(56kt/h) 水中ブースト最高速度 M0.17(112kt/h) 水中巡航速度(経済) 70.2km/h(38kt/h) ***性能 攻撃100 命中240 回避240 防御210 知覚280 抵抗210 装備500 行動3 生命180 練力180 移動5 兵装4(固定武装込み) アクセ4 ***固定装備 【SP】ブラストテンタクル 命中30知覚30射程15重量40 SES搭載武器。クラーケン固定武装。 装弾数6。一度に2発使用。リロード可。 柔軟に可動する一対の触手の先端部に搭載された宇宙用レーザー砲。 水素供給機構により場所を問わず使用可能。 ***スキル ○多脚潜水艇モード クラーケンの潜航形態。 触手型の多関節推進器を複数搭載する事から多脚潜水艇と命名された。 パピルサグよりも耐圧性能が向上し、深度200mまでの潜航が可能だが 飛行形態よりも推力が低下する為加速力が低下する。 潜航形態時、200mまで潜航可能。 潜行中は消費練力が3→10に増え、更に移動力-1の修正を受ける。 離着水は水上で行い、高度変更の行動力を消費する。潜航形態と飛行形態の切り替えは離着水の滑走中に行われる。 水中と空中の間を高速で行き来できないことに注意。 ○テンタクルスラスター 触手状の多関節可動式推進器8基を動かす事で推力偏向を行う。 開発途中まではこれ自体で行動力を消費せずに方向転換が可能だったが、 簡易ブーストと効果が被る事が判明した段階で調整が加えられ、 併用する事で機動力・姿勢制御能力を強化するスキルに変更された。 宇宙・水中でのみ使用可能。強度の関係上空中では使用不可。 簡易ブーストまたはブースト中に練力10を消費。 1ターンの間命中・回避+40の修正を受ける。 ○ブラストテンタクル 長く柔軟な多関節アームの先端にレーザー砲と小型レーダー・ソナー・カメラを搭載した 可動式砲台「ブラストテンタクル」による全方位攻撃機能。 触手先端のセンサーを目標捕捉に活用しているが、 機体前方に搭載されたメインセンサーと併用しないと十分な精度は得られ無い為、 メインセンサーの範囲外である後方――“視界外”へ攻撃を行う場合は命中精度が低下する。 強度の関係上大気圏内を飛行する時は前方を向けて固定される。 出撃前か潜航形態からの変形時に関節のロックが行われる。 宇宙空間ではロックは解除される。 固定兵装使用時、宇宙と水中では機体の向きに関わらず攻撃を行う事が可能。 ただし後方180度への攻撃時は命中に-50の修正を受ける。 空中では前方へのみ攻撃可能。 ***設定補遺 型式はAdvanced All-round Armaments-complex type-Squidの略。 イカ型のAC2番機の意。 ACSは何らかの生物に似た形状を持つ機体のシリーズに付けられる型番と言う事らしい。 とは言え、最初からその形状を意識して設計している訳ではなく、 必要な能力や要求される性能を満たす形状を追求して設計していったら 結果的に何らかの生物の様な異形の機体に行き着いているだけ、との事である。 奇抜な外観だが以外にも技術的には新規の要素は少ない。 殆どの部分は既存技術の発展や応用、流用であり、見た目よりも堅実な設計である。 この堅実で保守的な設計についてはパピルサグに通じる部分がある。 宇宙用の推進機関は新型のものを使用しているが、 再設計にあたり一部の部品をリヴァティーと共通化している。 これもある意味堅実さ重視の設計思想の現れと言えるか。 テンタクルスラスターはパピルサグの尾――――多関節推進器を発展させたもの。 複数の可動式推進器を動かすことで推力方向を自在に偏向し機動力を向上させる。 通常は推力を後方へ纏める事で高い加速力を発揮し、 急旋回時は推進器自体を可動させる事で推力偏向を行う。 各スラスターを連動させるか独立可動させるかは予め登録されたプログラムにより制御される。 戦闘中に全スラスターをマニュアルで制御するのは操作が煩雑になり過ぎる上、 その操作により機体がどういった機動を行うかをリアルタイムで計算するのは不可能な為 入力した操作に応じて必要な制御パターンを呼び出すセミオート方式が採用されている。 理論的には制御プログラムのアップデートによる機動性の強化は可能だが、 当機のバージョンアップは行われない為、後からVUによって性能が向上する事はない。 個々のユーザーによる機体強化やスキル強化時に改良を行うことは可能。 ブラストテンタクル先端のレーザー砲は ブラストシザースに使用されたレーザー砲のマイナーチェンジバージョン。 3点バーストから単発に減らす事で若干出力を上昇させている。 鋏と違い物を持つ事は出来ない為、武装マウントとしての使用は出来ない。 ハードポイントを設けることも検討されたが、 センサーへ衝撃が加わり破損する事が懸念され見送られている。 アーム部分はスラスター同様にパピルサグの尾の技術を使用して開発された。 ブラストテンタクルは全方位に射撃を行えるが メインセンサーの捕捉範囲外に対しては命中精度が低下する。 その為単独では死角無しとは言えず、 テンタクルスラスター及び乗員の技量が組み合わせる事で 初めて死角無しと呼べる性能を発揮出来ると言える。 余談だがスラスターを噴射せずにこれらの触手を振り回す事で いわゆるAMBACによる姿勢制御を行う事は出来ない。 より正確には、シミュレーターでのテストの結果 ある程度姿勢制御に効果があると思われるという結果が出たが、 これだけで姿勢制御を行うには効果が不十分で 対バグア戦においては隙だらけの“悠長な”姿勢変更となってしまい 戦術的なメリットはないと言うことである。 スラスターとの併用については制御プログラム内で質量移動の影響を考慮しているので 自動的に行っていると言える。 とは言え、そもそも宇宙用KVは 戦闘中は簡易ブーストによる擬似慣性制御を使用して姿勢制御を行う。 簡易とは言え慣性制御の影響下にある状態で慣性質量にどれほどの意味があるかと考えると そもそも余り気にしないでもいい事項だという可能性もある。 簡易ブースト完成後、擬似慣性制御による「方向転換時の行動力消費なし」の効果と テンタクルスラスターによる旋回機能は効果が被るという問題が発生したが、 機体構造の根幹にあたる機構である以上オミットする訳にも行かず 擬似慣性制御と併用する事で機動性と姿勢制御能力を向上させる様に 調整を加えた上で完成となった。 なお、擬似慣性制御とテンタクルスラスターの併用時のほうが 単独使用時よりも僅かに旋回速度は向上しているが、 戦闘に影響を与える程のアドバンテージはない。 因みにスラスター方向の統一による加速力強化は通常時に行なっており、 当機の移動5というのはそれを加味した上での値である為、これ以上の強化は難しいとの事。 練力を消費しての加速も通常ブーストの内部に含まれるので こちらもやはりこれ以上の性能向上は期待できない。 歩行形態を持たない為闘技大会への参加は行えず、 腕部も無いので格闘武器を装備して白兵戦を行うことも出来ない。 当機が敢えて汎用性で他機に劣る面のある歩行形態を持たない機体として開発されたのは 陸戦用KVの開発時に示された「作戦や戦場、状況に応じて乗り換える」という思想と 「傭兵に出される依頼の大部分は空戦限定や陸戦限定の戦闘である」という実情から 他の機体と組み合わせて運用するならば問題ないと判断された為である。 こういった理由から当機は制空ならぬ制宙戦闘機として敵拠点周辺の敵機を掃討し、 施設内へ突入する友軍機を掩護する事を主な任務として想定している。 型式番号末尾がCなのは計画段階と試作段階に2回の再設計を行っているからである。 同様の事例としては正式採用されなかった機体ではあるが、 「YF-194 スカイタイガー」が該当する。 (YF-201と競合に敗れた後、NMVに提出された機体は再調整されB型と呼称されていた) 生物学的にはイカやタコの備えている器官は触手であり、英語でもアームなのだが、 当機の触手は推進装置で更に複数搭載しているので、潜水形態に“多脚”という呼称が採用された。 他にはパピルサグの有腕潜水艇と合わせたという理由もあるとのこと。 ネーミングについてはイカ型であるというのが由来だが、 元となった試験機が水中用であったことから、テンタクルスの後継という意味合いも込められている。 宇宙用推進機関はプラズマロケット(電気推進)、駆動系は電動モーター駆動、 姿勢制御装置はエミオンスラスターと反動推進スラスターの併用。 水中用推進機関はハイドロジェット(電磁推進)。 資料の全長28.5mという表記からは一見巨大な機体の様に思えるが、 記載されている全長は触手を後ろへ向けた状態のものであり、半分程度は触手によるものである。 この全長の半分程度(胴体と同じくらい長い)が触手というのはパピルサグに通じるものがある。

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