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Zenfoneシリーズ

【ぜんふぉん しりーず】


ナンバリングシリーズ

端末名 発売日 OS SoC メモリ
RAM/ROM
ディスプレイ カメラ画素数
背面/前面
Antutu 総合 国内
発売
概要
Zenfone 初代シリーズ
Zenfone 4
(A400CG)
2014年5月 A.4.3
→A.4.4
Intel Atom
Z2520 1.2GHz
デュアルコア
1GB/4,8GB TFT
4.0inch
WVGA
5MP/0.3MP 18200 × 初代シリーズの下位機種。SIMフリーでかつIntelプロセッサーを搭載していながらも一万円ちょっとで買えるコスパの高さはASUSクオリティー。画面サイズを4.0インチから4.5インチにしたマイナーチェンジモデルも有り。
Zenfone 4
(A450CG)
2014年7月 A.4.4
→A.5.0
Intel Atom
Z2520 1.2GHz
デュアルコア
1GB/8GB IPS
4.5inch
WVGA
5MP/0.3MP 18382 ×
Zenfone 5
(A500CG)
2014年4月 A.4.3
→A.4.4
Intel Atom
Z2580 2.0GHz
デュアルコア
2GB/8,16,32GB IPS
5.0inch
HD
8MP/2MP 24621 × 初代シリーズのフラグシップモデル。3機種とも価格は二万円前後であるが、手袋でのタッチパネル操作やソニー製カメラ搭載など、機能面でもコスパは良い。日本法人のASUS JAPANから発売された初代シリーズはLTEモデルのA500KLのみで、ローカライズにあたってシステムに多少のカスタマイズが施されている。
Zenfone 5
(A501CG)
2014年7月 A.4.3
→A.5.0
Intel Atom
Z2560 1.6GHz
デュアルコア
2GB/8,16GB IPS
5.0inch
HD
8MP/2MP 20188 ×
Zenfone 5
(A500KL)
2014年7月 A.4.4
→A.5.0
Qualcomm Snapdragon 400
MSM8926 1.2GHz
クアッドコア
1GB/8GB IPS
5.0inch
HD
8MP/2MP 18394 ×
2GB/8,16,32GB
Zenfone 5 Lite 2014年11月 A.4.4 Intel Atom
Z2560 1.8GHz
デュアルコア
1GB/8GB IPS
5.0inch
VGA
5MP/0.3MP 18384 × フィリピン向けのZenfone 5の廉価版。値段は一万五千円程度だが、Zenfone 5より差額以上に大きくスペックは抑えられている。
Zenfone 6
(A600CG)
2014年5月 A.4.4
→A.5.0
Intel Atom
Z2580 2.0GHz
デュアルコア
2GB/16,32GB IPS
6.0inch
HD
13MP/2MP 27294 × 初代シリーズの上位機種。『Galaxy Note 3』や『Xperia Z Ultra』などの5.5インチ以上のディスプレイを搭載した"ファブレット"の出始めの時期でもあり、ユーザーには好意的に受け止められた。
Zenfone 6
(A601CG)
2014年5月 A.4.4
→A.5.0
Intel Atom
Z2560 1.6GHz
デュアルコア
2GB/16,32GB IPS
6.0inch
HD
13MP/2MP 23445 ×
Zenfone 2シリーズ
Zenfone 2
(ZE551ML)
2015年3月 A.5.0
→A.6.0
Intel Atom
Z3580 2.3GHz
クアッドコア
2GB/
16,32,64GB
IPS
5.5inch
FHD
13MP/5MP 47470 日本市場へ本格参入してきたASUSが「性能怪獣(モンスター)」を名乗って発売したASUSスマホのフラグシップモデル。定価は三万円台になり、中価格帯に仲間入りしたがコスパはよく、ヘビーユーザーに好評を得た。しかし格安スマホとして好評だった『Zenfone 5』の新型を期待していた一般ユーザーのニーズには合わず、一般ユーザーの購入は少なかった。
アメリカキャリアのAT のプリペイドSIM「Go Phone」向けには『Zenfone 2E』という名称で発売された。仕様は『Zenfone 2 ZE500CL』準拠。
Intel Atom
Z3560 1.8GHz
クアッドコア
4GB/
16,32,64,128GB
Zenfone 2
(ZE550ML)
2015年3月 A.5.0
→A.6.0
Intel Atom
Z3560 1.8GHz
クアッドコア
2GB/16GB IPS
5.5inch
HD
13MP/5MP 40926 ×
Zenfone 2
(ZE500CL)
2015年3月 A.5.0
→A.6.0
Intel Atom
Z2560 1.6GHz
デュアルコア
2GB/16GB IPS
5.0inch
HD
8MP/2MP 23046 ×
Zenfone 2E 2015年7月 A.5.0 1GB/8GB
Zenfone 2 Deluxe 2015年9月 A.5.0
→A.6.0
Intel Atom
Z3580 2.3GHz
クアッドコア
4GB/64,128GB IPS
5.5inch
FHD
13MP/5MP 47490 × Zenfone 2シリーズの上位機種だが、スペックに大きな変更点は少ない。筐体はクリスタルカットデザインのリアカバーを採用し、外見も高級感を出す。400ppiを超えるピクセル密度のフルHDディスプレイを搭載し、鮮やかな発色と高精細な液晶を実現している。
Intel Atom
Z3560 1.8GHz
クアッドコア
4GB/16GB
Zenfone 2 Deluxe Special Edition 2015年9月 A.5.0
→A.6.0
Intel Atom
Z3590 2.5GHz
クアッドコア
4GB/
128,256GB
IPS
5.5inch
FHD
13MP/5MP 41419 × ブラジル向けに発売された、『Zenfone 2 Deluxe』の大容量メモリーモデル。SoCも性能が大きく上がっている。
Zenfone 2 Laser
(ZE500KL)
2015年8月 A.5.0
→A.6.0
Qualcomm Snapdragon 410
MSM8916 1.2GHz
クアッドコア
2GB/8,16GB IPS
5.0inch
HD
13MP/5MP 23475 Zenfone 2シリーズの下位機種という位置付けだが、ハイスペック志向の『Zenfone 2』の代わりに、低価格路線で好評だった『Zenfone 5』の流れを汲んだ"程々のスペックのものを驚きの低価格で"の方向性のもとで発売された端末。性能もバランスよくコスパも良いため、『Zenfone 5』同様にヘビーユーザーのみならず一般ユーザーにも人気を博し、SIMフリースマホ屈指のロングセラー端末となった。5.0/5.5/6.0インチの3つの画面サイズの機種をラインナップしている。
Zenfone 2 Laser
(ZE500KG)
2015年10月 TFT
5.0inch
HD
8MP/5MP 22514 ×
Zenfone 2 Laser
(ZE550KL)
2015年9月 A.5.0
→A.6.0
Qualcomm Snapdragon 410
MSM8916 1.2GHz
クアッドコア
2GB/16GB IPS
5.5inch
HD
13MP/5MP 22514 ×
Qualcomm Snapdragon 615
MSM8939 1.5GHz+1.0GHz
オクタコア
3GB/32GB 39072
Zenfone 2 Laser
(ZE551KL)
2015年11月 IPS
5.5inch
FHD
Zenfone 2 Laser
(ZE600KL)
2016年1月 A.5.0
→A.6.0
Qualcomm Snapdragon 616
MSM8939 1.7GHz+1.0GHz
オクタコア
2GB/16GB IPS
6.0inch
HD
13MP/5MP 36039 ×
3GB/32GB
Zenfone 2 Laser
(ZE601KL)
2015年12月 2GB/16GB IPS
6.0inch
FHD
3GB/32GB
Zenfone 3シリーズ
Zenfone 3
(ZE520KL)
2016年10月 A.6.0
→A.8.0
Qualcomm Snapdragon 625
MSM8953 2.0GHz
オクタコア
3GB/32GB IPS
5.2inch
FHD
16MP/8MP 60255 高コスパの格安スマホとして地位を築いたASUSが新たに発売したフラグシップモデル。4万円ほどで発売された中価格帯の端末だが、スペックは高価格帯とも負けず劣らずの高性能さを誇る。
4GB/64GB ×
Zenfone 3
(ZE552KL)
3GB/32GB IPS
5.5inch
FHD
61934 ×
4GB/64GB
Zenfone 3 Deluxe
(ZS570KL)
2016年10月 A.6.0
→A.8.0
Qualcomm Snapdragon 820
MSM8996 2.15GHz+1.59GHz
/Qualcomm Snapdragon 821
MSM8996Pro 2.4GHz+1.6GHz
オクタコア
4,6GB/
32,64,256GB
AMOLED
5.7inch
FHD
23MP/8MP 152211 Zenfone 3シリーズの最上位機種。当時の普及型のPCを凌駕する6GBのRAM容量、スマホ最高級の23MPの背面カメラ、大容量256GBのROM容量などを搭載し、最上位機種としての名に恥じないスペックを誇る。スペックと価格を抑えた下位モデルも同時発売された。
Zenfone 3 Deluxe
(ZS550KL)
2016年10月 A.6.0
→A.7.0
Qualcomm Snapdragon 625
MSM8953 2.0GHz オクタコア
4GB/64GB IPS
5.5inch
FHD
16MP/8MP 62223
Zenfone 3 Laser 2016年11月 A.6.0
→A.7.0
Qualcomm Snapdragon 430
MSM8937 1.4GHz
オクタコア
4GB/32GB IPS
5.5inch
FHD
13MP/8MP 43643 SoCを安価なものにし、4GBのRAM容量を載せることで写真撮影に特化したモデル。
Zenfone 3 Ultra 2016年12月 A.6.0
→A.7.0
Qualcomm Snapdragon 652
MSM8976 1.8GHz+1.2GHz
4GB/32GB IPS
6.8inch
FHD
23MP/8MP 81623 6.8インチのタブレットに近い画面サイズや、デュアルステレオスピーカーを搭載するなど、エンタメ志向の強い端末。
Zenfone 3 Zoom 2017年1月 A.6.0
→A.7.1
Qualcomm Snapdragon 625
MSM8953 2.0GHz
オクタコア
3,4GB/
32,64,128GB
AMOLED
5.5inch
FHD
12MP+12MP
/13MP
63298 日本向けには『Zenfone Zoom S』の名前で発売された、デュアルリアカメラ搭載のややハイスペック志向の端末。
Zenfone 3 Max
(ZC520TL)
2017年1月 A.6.0
→A.7.0
MediaTek
MT6373M 1.5GHz
オクタコア
2GB/16GB IPS
5.2inch
HD
13MP/5MP 29288 Zenfone 3シリーズの最下位機種だが、スペックは低価格帯の中では比較的高く、その価格帯では最もコスパの高い端末の一つ。フラグシップモデルと比べてスペックは落としつつも、バッテリー容量を大きくした、日常生活にフィットした端末。
Zenfone 3s Max
(ZC521TL)
2017年2月 A.7.0 MediaTek
MT6373 1.5GHz
オクタコア
3GB/32GB IPS
5.5inch
FHD
16MP/8MP 39193 ×
Zenfone 3 Max
(ZC553KL)
2017年4月 A.6.0
→A.7.1
Qualcomm Snapdragon 625
MSM8937 1.4GHz
オクタコア
3GB/32GB IPS
5.5inch
FHD
16MP/8MP 43920
Zenfone 4シリーズ
Zenfone 4
(ZE554KL)
2017年10月 A.7.1
→A.8.0
Qualcomm Snapdragon 660
SDM660
2.2GHz+1.8GHz
オクタコア
6GB/64GB IPS
5.5inch
FHD
12MP+8MP
/8MP
110891 ASUSが発売するスマホシリーズの第四弾「Zenfone 4シリーズ」のフラグシップモデル。ソニー製センサーのIMX362を搭載したメインカメラと120°の広角カメラのデュアルカメラを搭載する。前シリーズのフラグシップモデルからまたもや一万円値上がりしているが、コスパは良い。
Qualcomm Snapdragon 630
SDM630
2.2GHz+1.8GHz
オクタコア
4GB/64GB 68385
Zenfone 4 Pro 2017年10月 A.7.1
→A8.0
Qualcomm Snapdragon 835
MSM8998
2.45GHz+1.9GHz
オクタコア
6GB/64,128GB AMOLED
5.5inch
FHD
12MP+16MP
/8MP
177190 前シリーズまでの「Deluxe」シリーズの意志を受け継ぐ、シリーズの最上位モデル。値段は10万円近くで、性能も当時のAndroidで最高レベルになっている。
Zenfone 4 Selfie
(ZD553KL)
2017年10月 A.7.0 Qualcomm Snapdragon 430
MSM8937
1.4GHz+1.1GHz
オクタコア
4GB/64GB IPS
5.5inch
HD
16MP/
20MP+8MP
65308 3万円以内に収めながらも、前面は2000万画素と広角800万画素のデュアルカメラを、背面には1600万画素のカメラを搭載する。ソフトウェアでも写真撮影機能が強化され、これまでのSelfieシリーズ以上に自撮りに特化している。ソフトウェア機能面が同等な同じシングルカメラモデルも発売された。
Zenfone 4 Selfie
(ZB553KL)
2017年11月 3GB/32GB 13MP/13MP ×
Zenfone 4 Selfie Pro 2017年10月 A.7.0 Qualcomm Snapdragon 625
MSM8953 2.0GHz
オクタコア
3,4GB/64GB AMOLED
5.5inch
FHD
16MP/
12MP+8MP
65766 通常版(ZD553KL)から基本性能をアップさせ、有機ELディスプレイやジャイロセンサーを搭載し、写真撮影と日常使用のバランスをとったモデル。
Zenfone 4 Selfie Lite 2017年11月 A.7.0 Qualcomm Snapdragon 425
MSM8917 1.4GHz
クアッドコア
2GB/16,32GB IPS
5.5inch
HD
13MP/13MP 36519 × 南米や東南アジア諸国向けに発売された廉価版。『Zenfone 4 Selfie (ZB553KL)』からSoCが替えられ、対応バンドが追加された。
Zenfone 4 Max
(ZC554KL)
2017年9月 A.7.0 Qualcomm Snapdragon 430
MSM8937
1.4GHz+1.1GHz
オクタコア
3GB/32GB S-IPS
5.5inch
HD
13MP+13MP
/8MP
44088 × 「Zenfone 4シリーズ」の中で最初に発売されたモデル。ロシアなどの一部地域で発売された。画面サイズ違いで2モデル発売されており、先行発売の5.5インチモデル(ZC554KL)と、他モデルと同時発売の5.2インチモデル(ZC520KL)がある。日本向けには、グローバル版からSoCをスペックアップした5.2インチモデルが発売された。
Zenfone 4 Max
(ZC520KL)
2017年10月 A.7.0 Qualcomm Snapdragon 425
MSM8917 1.4GHz
クアッドコア
2GB/16GB IPS
5.2inch
HD
13MP+5MP
/8MP
35247 ×
3GB/32GB
Qualcomm Snapdragon 430
MSM8937
1.4GHz+1.1GHz
オクタコア
3GB/32GB 42988
Zenfone 4 Max Pro 2017年9月 A.7.0 Qualcomm Snapdragon 430
MSM8937
1.4GHz+1.1GHz
オクタコア
3,4GB*1
/32GB
IPS
5.5inch
HD
13MP+5MP
/8MP
44088
*2
端末名には「Pro」とあるが、通常版(ZC554KL)と基本性能などあまり変わらないので、通常版との5千円という値段差の分の価値はあまり感じられず、コスパは悪い。
Qualcomm Snapdragon 425
MSM8917 1.4GHz
クアッドコア
2GB/32GB
Zenfone 4 Max Plus 2017年9月 A.7.0 Qualcomm Snapdragon 425
MSM8917 1.4GHz
クアッドコア
3GB/32GB IPS
5.5inch
HD
13MP+5MP
/8MP
35247 × 一部地域で発売された廉価版。
Zenfone 5シリーズ
Zenfone 5 2018年5月 A.8.0 Qualcomm Snapdragon 636
SDM636
1.8GHz+1.6GHz
オクタコア
4GB/64GB IPS
6.2inch
FHD+
12MP+8MP
/8MP
126347 × ノッチデザインを採用した第5世代フラグシップ。画面占有率はついに90%に到達し、ディスプレイは大型化しているが本体サイズはやや小型化した。パフォーマンスを向上させる「AIブースト」や、被写体を認識して最適化する「AIシーンセレクト」など、AI技術を使った機能が多く搭載されている。
6GB/64GB
Zenfone 5Z 2018年6月 A.8.0 Qualcomm Snapdragon 845
SDM845
2.8GHz+1.8GHz
オクタコア
4GB/64GB IPS
6.2inch
FHD+
12MP+8MP
/8MP
265367 × シリーズの最上位モデル。当時最高レベルのSoCを搭載していながらも、7万円程度まで値段が抑えられている。SoCとROM容量以外の仕様は『Zenfone 5』と全く同じ。
6GB/128GB
8GB/256GB ×
Zenfone 5Q 2018年5月 A.7.1 Qualcomm Snapdragon 430
MSM8937
1.4GHz+1.1GHz
オクタコア
3GB/32GB IPS
6.0inch
FHD+
16MP+16MP
/20MP+20MP
87946 × 背面/前面の両面にそれぞれ高性能なデュアルカメラを搭載した、Zenfoneシリーズ初のクアッドカメラモデル。6.0インチの大画面ディスプレイを搭載しているが、横幅は『Zenfone 4』の5.5inchディスプレイモデルとほほ同じ。カメラは上位2機種よりも高性能であるが、値段は『Zenfone 5』よりも安い4万円である。地域によって名前が5Q以外に『Zenfone 5 Lite』『Zenfone 5 Selfie / Selfie Pro』に分かれる。
4GB/64GB
Qualcomm Snapdragon 630
SDM630
2.2GHz+1.8GHz
オクタコア
3GB/32GB
4GB/64GB
(リスト最終更新日 : 2018/10/1)
+ 出典元



その他

こちらのページを参照



概要

台湾に拠点を置くASUS(エイスース*3)が発売するAndroidスマートフォンシリーズ。今までにグローバル向けに発売した端末は全てSIMフリーであり、ユーザーインターフェイスにはASUS独自の「Zen UI」を採用する。シリーズ名にもある「Zen」とは、日本語の「禅」を指し、「心に平和ももたらす、無駄のない美しさ」という意味が込められている。シリーズに共通することとして、スペックに対して価格が驚くほど低いことがよく挙げられる。部品の大量購入などによってコストを下げているらしいが、単にハードウェアスペックが高いだけでなく、手袋による画面操作機能や筐体のデザイン性など、スペック以外の面でも評価は高い。一万円程度で買える新興国向けの低スペックなものから、十万円近くする先進国向けの超ハイスペックなもの、自撮りに特化したものなど、ラインナップは多種多様である。

  • ネーミングの規則性について
+ ネーミング表
  • 型番先頭2文字
  • 低価格帯モデルのカッコ内の英数字
    / ハイエンド ミドルハイ ミッドレンジ ミドルロー ローエンド
    型番先頭2文字 ZA ZB ZC ZE ZS
    番号 第一世代 L1 M1
    第二世代 L2 M2
    第三世代 L3 M3


  • コンセプト別
    コンセプト 高性能 前面カメラ 背面カメラ 大容量
    バッテリー
    低価格 その他
    初代 Lite
    2シリーズ Deluxe Laser E
    3シリーズ Deluxe Laser
    Zoom
    Max Ultra
    →大画面
    4シリーズ Pro Selfie Pro
    Selfie
    Selfie Lite
    Max Pro
    Max Plus
    Max
    5シリーズ Z Q Lite
    その他 Selfie Zoom Max
    Max Plus
    Max Pro
    Pegasus
    Live
    C
    ・AR (Ares)
    →AR機能
    ・V / V Live
    →Verizon向け


Zenfone 初代シリーズ

  • もともとASUSは、このシリーズを始動させる前はAndroidを搭載したスマートフォンシリーズ「Fonepadシリーズ」をラインナップしており、タブレットに合体するものや、7インチのスマホなどを発売していたが、そのシリーズを終了させ、新たにこのシリーズを発表した。スペックを抑えた4インチモデルと、ややスペックの高い5・6インチモデルを発売し、うち一つは日本向けにも発売した。
  • Zenfone 4
    • Zenfoneシリーズで最初に発売された端末。一万円ちょっとで買える価格設定でありながら、SoCにIntelプロセッサーを採用し、1GBのRAMを搭載するなど、コスパは驚くほどよく、スマホとして使えるのかどうかすら疑問に思うほどだった。発売当時は中国の新興スマホメーカーが台頭していた時期でもあり、マザーボードやネットブックで実績があったASUSが本格的に世界に向けてSIMフリースマホを発売することはASUS製品のユーザーには驚きをもって迎えられた。ASUSによる日本国内向けの発売はなかったが、並行輸入したスマホを取り扱う多くの小売店では箱で積まれるほどの人気となった。
  • Zenfone 5
    • 全世界で販売され、コスパの良さから大ヒットとなった端末。クアッドコアのインテルCPUや2GBのRAMを搭載し、4G LTEにも対応しておきながらも三万円を切る低価格で発売された。ASUSの地元の台湾では『Zenfone 4』とほぼ同時期に発売され、日本では初代シリーズで唯一このモデルのみ発売された。SIMフリースマホの人気ランキングでは数ヶ月間トップに鎮座していて、次のシリーズのフラグシップモデルの『Zenfone 2』が発売されても人気は冷めやまず、『Zenfone 2 Laser』やHuawei『P8 lite』などが台頭してくるまで一位の座に居続けた。日本国内ではSIMフリースマホとして初めてヒットしたモデルと言われており、2014年を代表するスマートフォンの一つである。それまでの一長一短な品質の格安スマホと違い、スペックや機能面でも欠点がなく、結局挙げられる欠点として高級志向のXperiaシリーズと比べられてカメラ性能が悪いと言われたこともしばしば。
  • Zenfone 6
    • 『Zenfone 4/5』とほぼ同時期に発売された端末。初代シリーズで最高レベルのSoC、4K撮影対応の背面カメラ、6インチのHDディスプレイなどを搭載しておきながらも三万円を切る低価格で発売された。発売当時は『Xperia Z Ultra』や『Galaxy Note 3』などの、5.5インチ以上の大型ディスプレイを搭載した、いわゆる"ファブレット"が高級志向のシリーズで出始めた頃であり、その頃に比較的安価で発売されたこの端末は主にヘビーユーザーに人気を博した。

Zenfone 2シリーズ

  • Zenfone 2
    • 日本市場に本格参入してきたASUSが「性能怪獣(モンスター)」のキャッチで発表したZenfoneシリーズの第2世代のフラグシップモデルである『Zenfone 2』は、前シリーズのモデルよりもスペックを大きく上げたモデル。世界初の4GB RAMを搭載したこの端末は、次世代のIntelプロセッサーを搭載し、急速充電の対応や4K撮影対応の背面カメラ搭載など、ハイスペック機の仲間入りをした。しかし値段は五万円近くまで上がり、『Zenfone 5』のような控えめなスペックと驚きの低価格を求めている一般ユーザーにとっては単に値上がりしただけであり、セールスの大半はヘビーユーザーによるものだった。
  • Zenfone 2 Deluxe
    • 『Zenfone 2』から若干のスペックアップを図り、リアカバーを特徴的なクリスタルカットデザインのものにした端末。『Zenfone 2』と比べてスペックはそこまで変わらないが、値段差は一万円近くあり、あまりセールスは振るわなかった。一部地域には、更に大容量のROM容量を搭載したモデルも発売された。
  • Zenfone 2 Laser
    • レーザーオートフォーカス機能を搭載し、最速約0.03秒の高速フォーカスを実現させた端末。だが、値段帯では『Zenfone 2』の廉価版としての立ち位置である。これは、フラグシップモデルの『Zenfone 2』の発売後も相変わらず『Zenfone 5』などの初代シリーズの端末が売れていたことから、それの後継機として発売されたモデルだと思われる。そのため、初代シリーズの"程々の性能を圧倒的な低価格で提供する"という意志を継いでおり、さらに『Zenfone 5』で批判されていたバッテリー容量の少なさとカメラの悪さを改善し、『Zenfone 5』の流れを受け継ぐ形でこちらもロングセラーとなった。5.0/5.5/6.0インチのモデルが展開され、日本国内向けには5.0/6.0インチのモデルが発売されたが、やはり『Zenfone 5』を求めていたような一般ユーザーには5.0インチモデルが人気だったため、6.0インチモデルの人気はやはりヘビーユーザーが主だった。

Zenfone 3シリーズ

  • Zenfone 3
    • 日本で発売された端末の中で初めてマルチキャリア・デュアルスタンバイ機能が採用された端末。格安スマホとは思えない高級感あふれるガラスボディを採用し、スペックも準ハイスペック機になるが、値段は四万円超えで高価格帯に近づく高価格設定である。入出力端子には当時高級志向の端末を中心に多く採用され始めていたUSB Type-Cを採用する。指紋認証機能に対応し、高性能カメラを搭載するなど、フラグシップモデルとしての名に恥じない品質となっている。
  • Zenfone 3 Deluxe
    • 最新のハイスペックSoC、5.7インチの有機ELディスプレイ、6GB RAMを搭載する超ハイスペック機。九万円近くするが、軽くて薄い高級感あるメタルボディを採用する。背面カメラには2300万画素数の高性能カメラを搭載している。*4
  • Zenfone 3 Laser
    • 三万円を切る低価格で発売されたミッドレンジモデル。低価格ながらも4GB RAM、5.5インチFHDディスプレイ、64bitオクタコアを搭載するなど、前期モデルの『Zenfone 2 Laser』と同様に、スペックはバランスがよく、コスパの良い仕上がりになっている。
  • Zenfone 3 Ultra
    • 大画面6.8インチのFHDディスプレイを搭載したエンタメ志向の強い端末。『Zenfone 3』と同等レベルのスペックだが、背面カメラは2300万画素数とかなり高性能なものになっている。4600mAhの大容量バッテリーを搭載しながらも厚さは6ミリ台に抑えられており、スマホで最薄級である。その筐体は240もの工程を経て出来上がる高級感あふれるオールメタルボディで出来ている。
  • Zenfone 3 Zoom
    • 日本国内では『Zenfone Zoom S』という名称で発売された端末。背面カメラはデュアルカメラで、それぞれf値が1.7と明るい25mmワイドアングルレンズ、光学2.3倍ズームレンズを採用している。カメラ撮影には、ASUS独自開発の、0.03秒でピントが合う高速オートフォーカス技術「Tritech+」や、明るさに関わらず綺麗な写真撮影が出来る「SuperPixel Engine」を採用する。また、前面カメラにはソニー製の高品質CMOSイメージセンサー「IMX214」が搭載された1300万画素数の高性能カメラが採用され、自撮りをする時も写真撮影特化モデルの威力を発揮する。
  • Zenfone 3 Max
    • 二万円程で買えるエントリーモデル。指紋認証機能や、他のデバイスに給電できる「リバースチャージ機能」に対応している。上位機種の『Zenfone 3 Max (ZC553KL)』は3GB RAMでオクタコアを搭載するなど、やや高スペックになっている。

Zenfone 4シリーズ

  • ASUSは新たにZenfoneシリーズの第4世代として「WE ♡(LOVE) PHOTE」をキャッチにグローバル向けに6機種を発表した。発表の当時は高価格帯の端末ではデュアルカメラの搭載が当たり前のようになってきていたが、今回のラインナップでは、上位モデルだけでなく200ドル台の安価なモデルも含め、6機種全てに高い性能のデュアルカメラを搭載させ、ユーザーに大きなインパクトを与えた。発表会は台湾の台北とイタリアのローマで大々的に行われた。
    また、第4世代の端末は「ZenUI 4.0」を搭載しており、写真に写った人の顔を判別して人物ごとに表示させる機能や、ゲーミング中にワンタップでメモリ解放や画面の録画・ライブ配信ができる「Game Genie」、同じアプリを2つに分けて使える「ツインアプリ」、ブラウザページを保存して蛍光ペンでハイライトできる「ページマーカー」など、ユーザーのかゆいところに手が届く新機能が多く追加されている。
  • Zenfone 4
    • Zenfoneシリーズの第4世代のフラグシップモデル。第3世代のフラグシップモデル『Zenfone 3』よりもさらに高性能なSoCを搭載し、上位モデルはフラグシップモデルとして初めてAntutu Benchmarkの総合スコアが6桁になったが、価格もついに5万円台の大台にのった。『Zenfone 3』から、指紋認証センサーを前面下部に移動させ、背面カメラを背面の左上に持ってくることによって、背面の中心にASUSのロゴを配置し、"Zen"をイメージした同心円デザインを背面の中心に移動させた。ハイレゾ再生の対応は勿論、デュアルスピーカーを搭載し、本来5.1chであったのを7.1chに拡張した「DTS Headphone:X 7.1」にも対応するなど、サウンド面にも力が入っている。
      Snapdragon 630を搭載した下位モデルもあるが、そちらはASUSがIIJmioに販売の話を持ちかけた際にIIJmioの担当者が「1ユーザーとしてちょっと価格(5万6800円)が高いと感じる」と提案したために開発されたモデル。そのため、販売はIIJmioとそのMVNEパートナーのみの取り扱いである。グローバルモデルの国内向けの発売から数ヶ月経っていたことから、名前には『Zenfone 4 カスタマイズモデル』(IIJmioの端末の調達を担当している永野秀太郎氏が名付け親)と名付けられた。また、型番の末尾にはIIJmioを意味する「I」が付けられている。このことについて後に永野氏は自らのプレゼンで自慢げに語っている。
  • Zenfone 4 Pro
    • 過去のZenfoneシリーズの「Deluxe」が冠されたモデルと同じ立ち位置である、シリーズの最上位モデル。当時最高レベルのSoCを搭載し、大容量の6GB RAM、SSD並の速度を誇るUFS 2.1ストレージを採用するなど、パフォーマンスは数あるAndroid端末の中でもトップレベル。ディスプレイはIPS液晶よりも省電力性能に優れた有機ELを搭載し、バッテリーは3,600mAhと比較的大きいものを搭載するなど、バッテリー持続時間も長い。背面パネルの素材はZenfoneシリーズとしては珍しくガラスが採用されており、フレーム部分は光沢のあるアルミニウム製で、高級感がある。背面のデュアルカメラは、フラグシップモデルの『Zenfone 4』は標準+広角という組み合わせだが、こちらは標準と望遠の組み合わせである。
  • Zenfone 4 Selfie
    • 自撮りに強い広角120度のレンズの800万画素カメラと通常の画角の2000万画素のデュアルカメラを前面に搭載したエントリーモデル。前面・背面の両面にLEDフラッシュを搭載している。日本国内ではMVNO(仮想移動体通信事業者)からのみでの販売で、量販店や公式ショップからの販売はなされていない。
  • Zenfone 4 Selfie Pro
    • 通常版(ZD553KL)から基本性能をアップさせ、有機ELディスプレイやジャイロセンサーを搭載するなど、写真撮影と日常使用のバランスをとったモデル。薄さが6mm台で重さが140g台であり、5.5インチディスプレイのスマホの中では最薄級・最軽量級である。
  • Zenfone 4 Maxシリーズ
    • 大容量バッテリーを搭載したエントリーモデル。4,100mAhのバッテリーを搭載したモデルは連続21時間のWi-Fiによるネットサーフィンが可能である。

Zenfone 5シリーズ

  • Zenfone 5
    • Zenfoneシリーズの第5世代のフラグシップモデル。キャッチコピーは「Back to 5」と銘打たれているが、これは過去に同名の『Zenfone 5』が存在したため。旧Zenfone 5は2014年に発売されたモデルであり、先述の通り当時はSIMフリースマホが今ほど一般的ではなかった日本にも上陸しており、MVNOの普及の一翼を担った。「5に戻る」という意味のBack to 5には、その原点に戻るという意味が込められている。本体背面は、ASUS製品の象徴とも言えるスピン加工デザインが施されている。そして本体前面には、『iPhone X』などの多くのスマホで採用され始めたノッチ(切り抜き)デザインを採用し、画面占有率は世界最高レベルの90%を達成した。また、前世代のフラグシップ『Zenfone 4』からディスプレイサイズが5.5インチ→6.2インチに大型化しているが、本体サイズを比べても横幅・薄さはほぼ変わらず、縦に至っては2.4mm短くなっている。
    • 正式発表されたMWC 2018では、AIを搭載したという面で史上最も”インテリジェント”なZenFoneだと謳っている。数多くのAI技術に対応したZenUI 5.0を採用し、特にカメラでは16のも被写体を自動認識し、それぞれに適した調整を行って撮影できる「AIシーンセレクト」が搭載されている。SoCが前世代の『Zenfone 4』の「Snapdragon 660」から少しスペックダウンした「Snapdragon 636」に変えられているが、ここでもAI技術が活躍する。端末のリソースをシステムへAIが自動で最適に割り当てることによって、システム性能の向上を可能にし、ゲームや負荷が高いアプリに関してもユーザーエクスペリエンスを向上させるという「AIブースト」が搭載されており、Antutuベンチマークのスコアはこの機能によって12.72%向上した(上の一覧表のスコアはAIブーストoff時)。アプリの起動速度を高速化する「OptiFlex」も、より高速化されている。
  • Zenfone 5Z
    • 過去に「Deluxe」や「Pro」が冠されたモデルと同じ立ち位置である、第5世代の最上位モデル。SoCとROM容量以外の仕様は、中位モデルの『Zenfone 5』と全く同じ。SoCには当時最高クラスの「Snapdragon 845」を搭載しており、前述のAIブーストを使えば他社の高価格帯のハイエンドモデルを抜くスコアになる。その一方で、同ハイエンドSoCを搭載するスマホの中では最安クラスである。他にもユーザーフレンドリーな機能が多く搭載されており、コストパフォーマンスは良い。
  • Zenfone 5Q
    • Zenfoneシリーズ初のクアッドカメラ搭載モデル。背面カメラは上位2機種と同様にデュアルカメラを搭載するが、前面には背面カメラよりも高性能なデュアルカメラを搭載。アスペクト比18:9で6.0inchの大型ディスプレイを搭載しているが、ベゼルレスデザインを採用しており、横幅は『Zenfone 4』の5.5inchディスプレイモデルとほほ同じである。イヤホンジャックもしっかり搭載しているが、ハイレゾなどの機能に対応していないなど、ややコストカットが図られている。AIブースト機能がないものの『Zenfone 5』と同じSoCを搭載したモデルもあり、カメラは上位2機種よりも高性能であるが、値段は『Zenfone 5』よりも13,000円安い4万円であり、コストパフォーマンスは良好。
    • ネーミングについて
      この端末については販売される地域によって名前が変わっている。ネーミングの違いはおそらく各国・地域での販売戦略に基づいているのだと思われる。
      • 『Zenfone 5 Lite』は主にヨーロッパ向けの市場で使われる。このネーミングには、5や5Zなどの上位モデルと併売している状況で、それらの下位モデルとしてラインナップしたいという意向がある。
      • 『Zenfone 5Q』は主にアジアや北米向けの市場で使われる。「5Q」というのは上位2機種と並べても違和感のないものであり、バリエーションモデル的な位置付け、特にクアッドカメラを訴求したい場合に名付けられるものだと思われる。
      • 『Zenfone 5 Selfie / Selfie Pro』は主に南米などの市場で使われる。上の欧米・アジア向けでは、SoCにMSM8937を採用したモデルとSDM630を採用したモデルの2モデルのラインナップだが、南米向けにはMSM8937モデルを「Selfie」、SDM630モデルを「Selfie Pro」として差別化している。まさに自撮り特化モデルとしてのネーミングであり、実際にこのモデルは背面カメラよりも前面カメラの方が高性能な構成となっている。また、上2つと比べて下位モデル的なネーミングでないことから、最上位の5Zを投入しない市場などで、5と同等のミッドレンジモデルとして5Qの発売から約5ヶ月後に発売された。


最終更新:2018年10月01日 02:25

*1 外国向けモデルも含め、RAMに4GBを搭載しているモデルは日本のビックカメラ限定版のみ。

*2 日本国内での販売は、ビックカメラとビックカメラグループの系列店舗(コジマやソフマップ)の独占。

*3 「ASUS」の発音には「アスース」「エーサス」「アサス」などの読みがなされていたが、2012年10月からは正式に「エイスース」が読みであるとなった。ちなみに台湾・中国では「華硯(华硕 : フアシュオ)」が用いられている。

*4 あまり知られていないが、搭載SoCは、高級志向のライバル機の大半に搭載されていた「Snapdragon 820」だけでなく、それの改良版の「Snapdragon 821」も世界で初めて搭載しており、820の4コアと821の4コアで、合計8つのコアを搭載する。高性能マルチコアCPUを2つも搭載するという、真の"性能怪獣"であり、高価格帯の端末よりも更に高いパフォーマンスを実現する。(←英語版Wikipediaや米版公式サイト、GSMArenaでも「Snapdragon 820/821」と表記されてあることからこれを記載していたが、これについての情報がないため、ここでは正確か確かめるまで補足欄へ移動とする。)