十人十職 ◆L5mMuLNUiM
この支給された参加者詳細名簿というものには三つの事項が記載されている。
まず名前、そして顔写真、最後に――職業。
例えば私――
浅上藤乃の場合。
名前の欄には当然『浅上藤乃』という文字。
そして名前の上にどこで撮ったのかは知らないが私だと分かる写真が証明写真ぐらいのサイズで一枚。
さらに名前の下には『学生』と記載されていた。
これが1セット。
これが既に名前の判明している52人分載せてあるのが参加者詳細名簿の全て。
名前と顔が確認できるのだけでもそれなりに有り難いが、職業の欄にはいささか興味を引かれた。
最も多かったのは自分も所属している『学生』だった。
他には『教師』のような一般的なものから『軍人』や『テロリスト』といった特殊なもの、果ては『武将』や『騎士』といった信じられないようなものまであった。
さすがに『無職』や『王族』みたいなものには苦笑してしまった。
ところどころ判別できなかったのか『???』の表記もいくつかあった。
「ん?」
そんなふうに名簿を眺めて校舎の入り口に差し掛かった時、音が聞こえた。
おそらく机か椅子が倒れた音。
こんな状況なせいか音はよく聞こえた。
そして廊下を走る音も遅れて聞こえてきた。
「……誰かいる」
私の取る行動は決まっている。
全ては先輩のため、私は音の方へと足を向けた。
【E-2/学校・校舎前/一日目/深夜】
【浅上藤乃@空の境界】
[状態]:健康
[服装]:礼園女学園制服
[装備]:軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録
[道具]:基本支給品一式、参加者詳細名簿、不明支給品×1
[思考]
基本:幹也の為、また自分の為(半無自覚)に、別に人殺しがしたい訳ではないが人を殺す。
1:学校に誰かが居れば、その人にはすごく悪いが凶げて殺す。
2:学校に誰も居なければ、移動して人に会い、本当に申し訳ないが凶げて殺す。
3:幹也に会いたい。
[備考]
※式との戦いの途中から参戦。盲腸炎や怪我は完治しており、痛覚麻痺も今は治っている。
【参加者詳細名簿】
※最初から名前の判明している参加者52人分の名前・顔写真・職業の三点のみ記載されています。
※現時点で職業の欄には『学生』『教師』『軍人』『テロリスト』『武将』『騎士』『無職』『王族』『???』が確認されています(他の職業の有無は後続の書き手に任せます)。
※浅上藤乃の職業は『学生』です(他の参加者の職業の割り当ての詳細は後続の書き手に任せます)。
時系列順で読む
投下順で読む
最終更新:2009年11月08日 16:57