揺れる片の眼 悲を呼ぶ邂逅!(後編)◆6lyiPawAAI



伊達軍の馬――通称馬イク――は恐るべき速度で北上を続けていた。
死した小十郎より感じた匂いに欲望――有り体にいえば性欲――を抱いた馬イクは
馬上の人たるヴァンの意向を一切無視してある人物へ一直線に向かっていた。

「お前、もうちょっと優しく走れねえのか!?」

固執した欲望に付き合わされる方はたまったものではなかった。
疲れを知らぬ馬イクの無謀走行は馬上の人間を大きく揺らす結果となっていた。

――――我慢なされよ。目標にはあともう少しで着きまする故。

「本当か!? 案外早いもんだな」

暢気に語るヴァンだが、馬イクの言葉は全くの嘘。
馬イクの言う「目標」とは匂いの元の美女(美穂子)である。
健気にもそれ以降、文句を一切言わないヴァンには涙すら禁じえないものがある。

そして舞台はC-4。
3エリアほど離れていたはずの距離はわずか30分ほどで埋まろうとしていた。
これが欲望のなせる業か……。

――――見えた!!

馬イクはGN粒子のおかげで視力も強化されていた。
その瞳は走る先の開けた場所へ。
行く手には立っている人間が男1人少女1人、馬が1頭、その上にも少女1人。
それぞれの様子を接近しながら見る。

馬上の少女について、馬イク。
――――うむ、中々の美少女。拙者としてはもう少し育ってくれれば申し分ないな。

馬について、馬イク。
――――貴様は許さん! 何故お前は美女に乗られているというのだ!!

立っている男について、馬イク。
――――男はどうでもいい! ……なんか見覚えがあるような。いや、目の錯覚だろう。

立っている少女について、馬イク。
――――こ れ だ ! !

馬イクはついに匂いの元の少女を探し出した。
見れば、予想通りの美女、いや美少女である。馬イクにとってもドストライク。

――――外見レベル、ターゲット確認。突入開始!!

真っ直ぐに突っ込む馬イク。
自分の願いが届くと信じて。
それを迎え撃つは2人。
奥州筆頭・伊達政宗とブルーアイズレイニーデビル・福路美穂子
両者の思惑を乗せて、双方はぶつからんとしていた。


◇ ◇ ◇

今こそ別れんとした政宗と美穂子は彼方より迫るものに身構えていた。

「こんな場所でpartyが始まるなんてな! 福路美穂子、下がってな!!」
「はいっ!!」

政宗が前に立ち、美穂子は後方に下がる。
一応、美穂子もいざと言うときのために刀を構える。
態勢を整える頃には敵がすぐそこに迫っていた。

「……馬!?」
「チッ、どんなcrazyな馬だ、ありゃあ!」

馬を操るに長けた政宗はもとより、自らも馬を駆っていた美穂子にもその異常さが分かる。
……早すぎるのだ。およそ山を登ってきている速度とは思えない。
普通、馬はあんな無茶して走らない。また、走らせない。
無茶させて使い物にならなくなったら意味がないのである。
というか、見た感じだと馬上の人間は馬を制御できていないような気がする。
つまり、馬が暴走しているのだ。

(それにしても、なんだろう。この悪寒……)

美穂子は向かってくる馬がどことなくこちらを舐めるように観察しているように見えた。
生理的に受け付けないというか、極端にいえば気持ち悪かった。

「福路美穂子、来るぜ!! Are you ready girls!?」
「大丈夫です!!」
「All right!! いい返事だ!!」

すでに敵との距離は数メートル。
もう数秒後には激突する。
政宗は六爪から一振り抜いて構える。

「俺のこの場での初陣だ。派手なpartyにしようぜ!!」

その言葉と共に放たれる政宗の斬撃。
それは正しく必殺の一撃。
だが、その一撃は外れる。
いや、”届かなかった”。

馬イクは正面の男からの殺気を感じるや否や
左の両脚を強く踏み合わせて強引に右へサイドステップした。
その馬とは思えない動きを前に、政宗の一撃は空振った。

「本当にcrazyな馬だぜ!!」

返す刀で馬イクの方向へ振るもこれまた空振り。
さらに加速するその姿を見やると、そこには騎手の姿がない。

「!! 上か!?」
「いってぇ~……!!」
「何!?」


馬から跳んで攻撃するのは政宗の世界では日常茶飯事。
なので、それを警戒して空を見上げるが何もなし。
それどころか、背後の方から声が聞こえたので振り返ると数メートルほど離れた場所に2人倒れていた。
なんと馬イクはサイドステップの際に乗っていた荷物(ヴァン・小十郎)を振り落とし、加速を果たしたのだ。
倒れている2人からは殺意というものが一切感じられない。
ならば、本当にあの馬が暴走しているだけだというのか。

「Shit! あの馬は何がしてえんだ!?」

再び振り向く政宗の目に映ったものは美穂子に襲い掛からんとする馬イクの姿であった。

(あの馬の狙いは福路美穂子か!? しくじった!!)

政宗は迎撃せんと走り出すものの、時すでに遅し。
馬イクはすでに美穂子の眼前まで迫っていた。

「福路美穂子ぉー!!」

政宗の叫びもむなしく、戦いに決着は着く。

――――もらったぁー!!

政宗を出し抜いた馬イクは後ろを顧みず、ひたすら美穂子へ迫った。
あの男はともかく、この少女は無力のはず。
無力な美少女を愛でる事はこの馬イクの最も好きな事のひとつなのだ……!!

だが、美穂子は無力ではなかった。
その左腕に宿った悪魔の力は美穂子を一般人の領域から大きく逸脱させていた。
美穂子は刀を左腕に持ち替える。
利き腕ではないのだが、右で持つよりも働くだろうと感じたためである。
それと同時に蒼き右眼を開眼。その観察力で迫る馬イクを見やる。
身の危険を感じるため、本気を出さざるを得なかった。

――――好きどぅあぁぁぁぁぁぁ!!

馬イクは美穂子を押し倒すつもりで前脚を美穂子の両肩に向ける。
それと察した美穂子は身体を低く屈め、左手に持った刀を地に平行に構えた。

―――ドゴォ!!

そんな音が辺りに響いた。
瞬間、無音が世界を包む。
この状況で誰が音を発するのか。

――――う。

正解は馬イク。
馬イクの目的は少女を押し倒し、■■する事だった。
だが、それは成功しなかった。
それどころか……


――――‘*#?=$¥*+!!!!!!!


声にならない声をあげる馬イク。
たまらず、横転する。
目は白目を向き、口からは泡を吹き、身体の各部が痙攣していた。
いったい何故このようなことになったのか?

「ヒュ~♪ 容赦ねえな、福路美穂子」

政宗は見た。見てしまった。
美穂子が左手に構えた刀で馬イクの急所を強打した所を。
つまり、男にとって最も大事な部分である。
男としてはなんとも肝を冷やすべき場面であったが、
政宗はこれも自業自得だろうと深く考えない事にした。

「ごめんなさい。なんだか、身の危険を感じたもので」
「Ha! ha! 謝る必要はないと思うぜ?
 むしろ、よく切り捨てなかったと感心するところだ」
「いえ、さすがにそこまでは……」

美穂子がそこを切り捨てなかったのはせめてもの慈悲と言える。
とはいえ、レイニーデビルで強化された左腕での一撃。
そのダメージは絶大である。
喰らった馬イクは不憫なほどにのた打ち回る。

「そもそもよく見りゃ、あれはうちの馬だ。
 あんな節操のねえ馬だとは思ってなかったんだがな。
 となれば、うちの不始末だ。すまなかったな、福路美穂子」
「あ、頭を下げるほどのことじゃないですから!!」
「いや、ケジメはきっちりつけておきてえ」

政宗はあの馬の成れの果てが伊達軍の馬であることを悟った。
戦国に生きる者として刀と馬を見極める審美眼というものは持っていて当たり前である。
ましてや、それが自分の愛用していたものであれば、なおさらの事。
そんな自分の馬が粗相をしたとなれば、それは政宗の面目を潰す事と同じ。
政宗が美穂子に頭を下げたのもそういった理由である。

(俺が頭を下げる羽目になったんだ。その分、きっちり躾けてやらねえといけねえよなぁ?)

政宗はそんな事を考えながら、馬イクの方を見やる。
馬イクの受難が始まる事は想像に難くない。合掌。

「しかし、福路美穂子。あんたのその右眼は……」

政宗のその言葉に美穂子はハッとした様子で右眼を隠す。

「なんで隠すんだ?」
「いえ……この右眼を見られる事に、あまり良い思い出がないもので」
「さしづめ異端分子とみなされ、忌み嫌われたって所か?」
「……はい」


政宗も自分が独眼であるので、そこら辺の機微には理解がある。

「気にすんな……とは軽々しく言える事でもねえだろうが、もう少しその眼を誇ってもいいと思うぜ?」
「誇る……? この右眼をですか?」

美穂子にとっては思いがけない政宗の言葉。
最早、常時まぶたを閉じている事に違和感が無いほどに隠し通してきたこの蒼い右眼。
自分自身にとってこれほど捨ててやりたいと思ったものは無い。

「ああ。うちの馬とやり合った時のあんたの右眼を開いた後の動きは結構なものだったぜ?
 ありゃ、使い時の見極めと自信がないとできないもんだ」
「……そんなものでしょうか」

政宗ほどの武芸者ともなれば、構えを見た時にどこが自然でどこが不自然であるかぐらい簡単に分かる。
先ほどの美穂子の動きを見ると、右眼を開けた後の落ち着き振り、淀みない動きが気になったのだ。

「あんたには頼れる長所がある。こんな場所で生き抜くにはそれほど嬉しい事はないと思うがな」
「……それでも私は」
「ま、俺が言っておきたいのはそれだけだ。You see?」
「はい。その、ありがとうございます」

美穂子を慰めるのとは別に政宗には気が付いたことがあった。

(『竜の右目』が守った女の右眼は常人とは大きくかけ離れたものってか。
 ……笑えねえjokeだな、こりゃ)

もしや、この出会いに何かしらの意味があるのか。
そう考えもするが、どうせ意味のない思考だと切り捨てる。

「さて、あっちでいつまでも倒れてる奴に喝を入れてやるか」
「あ、はい」

政宗らは倒れている人間のもとに向かう。
すなわち、『不死身のヴァン』の所へと。


◇ ◇ ◇

「なんだなんだ、なんだってんだ?」

ヴァンにとっては晴天の霹靂のような出来事だった。
馬の言葉に従って揺られてみれば、いきなり地面に叩き落される結果となった。
とっさに受身を取ってダメージは回避したものの、身体は転がりに転がって土まみれになった。
本当にこの辺りにダンがいるのかと思って辺りを見回してみるが、どこにもいるような気配が無い。
騙しやがったなという気持ちであの馬を探してみると、何故か横たわってビクンビクンと震えていた。
……なんとなく気の毒になったので、怒りをぶつけるのを止めた。
その場にいたらしい人間の様子も探るが敵意はなさそうなので、ヴァンはそのまま寝転がっていた。

(俺、何やってんだろうな……)

ヴァンは空を見上げながらそんな事を思った。
変な玩具で遊んでみたり、変な馬に騙されてこんな所に来てみたり、思えばロクな事をしてなかった。
これもカギ爪の男を殺して目標が無くなった影響だろうか。
有り体に言えば、腑抜けてしまった。
今やダンを探す事以外何もやる気にならない。
そのダンの所在も目下不明。
この殺し合いという状況下で、ヴァンは流されているだけだった。

(さすがにこんなのは駄目すぎるだろ)

さっさと自分の身の振り方を考えておきたい。
とはいえ、とにかくダン。ダンを見つけないことには話にならない。

(また宇宙開発局とかいうのを目指すか)

手がかりがない以上、それらしい所を訪ね歩くしかない。
馬に騙されて遠回りしてしまったが、ヴァンはまた宇宙開発局を目指す事にした。

(その前に一応、あの2人に話を聞いておくか)

視線をめぐらせると、人がこっちに近づいてくるのが見えた。
ヴァンもまた地面との抱擁から離れるように立ち上がった。


◇ ◇ ◇

政宗らが倒れているヴァンに近づくと、ヴァンもまた立ち上がって近づいてきた。

「お目覚めかい?」
「まあな。いい寝心地って訳にはいかなかったけどな」
「Ha! そりゃそうだ」

初っ端から軽いjokeで相手の様子を見る政宗。
ヴァンは特に考える事も無く、返答に応じた。
お互いの第一印象はまずまずと言ったところだろうか。

「それで、あんたはあの馬に何をやらせたかったんだ?」
「そりゃこっちが聞きたい。あの馬の言葉に従ってみれば、この始末だ」

話し始める政宗とヴァンに美穂子も近づく。
ヴァンから返ってきた言葉に引っかかるものがあったので、自分も会話に参加することにした。

「馬の言葉って……あの馬、喋るんですか?」
「そんなはずねえ。あれはただの馬のはずだ」

美穂子の問いに政宗が答える。
政宗や幸村のような人外が蠢いているような世界でも馬は普通。
少なくとも、政宗自身は喋る馬を見たことはない。

「いや、本当に喋るんだっての。今もほら、独り言でも言ってるんじゃないか?」

その言葉を聞き、政宗と美穂子は蠢く力もなくなった馬イクに近づき、半信半疑で耳を傾ける。

――――女、怖い……女、怖い……。

哀れや哀れ。
よもや抵抗などすまいと思っていた女性からの思わぬ反撃によって
大ダメージを受けた馬イクはすっかり女性恐怖症になってしまっていた。

なにはともあれ、本当に喋っている事に驚愕する政宗と美穂子。

「Crazy…!! 本当に喋ってやがる。これも主催の連中の仕業かよ」
「こんなことが出来るなんて……主催者の力に限りはないのかしら」

改めて主催者の脅威を思う2人。
しかし、馬イクは主催の力で喋るようになったのではなく、GN粒子によって覚醒したものである。
ともあれ、馬イクの異常さを見届けた後、政宗らは再度ヴァンの目の前に戻る。


「あんたら、ダンを知らないか?」
「ダン? 何だそれは」
「ダン……男の人、ですか?」

ヴァンはダンについて簡単に説明した。
自分の呼びかけに応じて出てくるはずの相棒が出てこないという事も含めて。

「中に乗って戦う兵器ねぇ……覚えがねえな」
「ごめんなさい。私もそんなものは見たことがありません」
「そうか。まあ、そう簡単に見つかるとは思ってなかったけどな」

ここにきて、最初に出会った女が確か制限がどうのとか言ってたのを思い出した。
その制限とやらが本当に掛かっているとすると、そう簡単に見つけ出す事はできないんじゃないか。
そんな風に考えたのだった。

「そうだ、名前が分からないと不便ですから、自己紹介し合いましょう。
 私は福路美穂子。あっちで気絶してるのは平沢唯ちゃんです」
「奥州筆頭・伊達政宗だ。頭に刻んでおきな」
「俺はヴァン。『不死身のヴァン』って今は呼ばれてる」
「『不死身のヴァン』ねえ。大層な名前なこった。
そういや、あの馬にはもう一人乗ってただろ。そいつはどうしたんだ?」
「ん? ああ、あいつはあの馬が乗せていくって言ってな。
 どうも、知り合いらしい。もう死んでるが」

ヴァンは倒れている人間に親指を向けてそう語った。
その時、政宗に電流走る。
伊達軍の馬の知り合いならば、その人間もまた伊達軍の人間であるはず。
伊達軍でこの場に来ているといえば、自分と……。

「……」
「あの、伊達さん?」

無言で死体に近づく政宗になにやら胸騒ぎを感じた美穂子はそれに続く。
そして死体の傍。その死体はうつぶせだった。
だが、その特徴的な髪型、服装は政宗のよく知るところであり、美穂子もまた知るところであった。

「なんで……なんでここに片倉さんの」
「Shut up!! まだ顔を見たわけじゃねえんだ」
「……はい」

顔を見ていないとはいえ、2人にはこれが片倉小十郎であることはもう分かりきっていた。
それでも、顔を見るまで断じなかったのは死を認めたくなかったからなのか。
はたまた、他の理由からか。
なんにせよ、ここで政宗はその死体をひっくり返し、顔を見た。

「……小十郎」
「片倉さん……!!」

死した片倉小十郎は守るべき主君と散る直前に守った少女との再会を果たす。
それは運命の悪戯なのか。
混乱する2人をよそに放送の時刻は迫っていた……。



【C-4/北西/一日目/昼、放送直前】

【伊達政宗@戦国BASARA】
[状態]:健康
[服装]:眼帯、鎧
[装備]:六爪@戦国BASARA
[道具]:基本支給品一式(ペットボトル飲料水1本、ガーゼ消費)不明支給品1(武器・確認済み)、田井中律のドラムスティク×2@けいおん!
[思考]
基本:自らの信念の元に行動する。
1:小十郎……!!
2:円形闘技場(D-4)にいるという光秀を討ち取る(相手が相手なので単身で挑みたい)
3:小十郎の仇を取る。
4:主催を潰す。邪魔する者を殺すことに抵抗はない。
5:信長、光秀の打倒。
6:ゼクス、一方通行、スザクに関しては少なくとも殺し合いに乗る人間はないと判断。
7:戦場ヶ原ひたぎルルーシュ・ランペルージC.C.に出会ったら、12時までなら『D-6・駅』、
 その後であれば三回放送の前後に『E-3・象の像』まで連れて行く。
8:馬イクを躾けなおす。
[備考]
※信長の危険性を認知し、幸村、忠勝とも面識のある時点。長篠の戦いで鉄砲で撃たれたよりは後からの参戦です。
※長篠で撃たれた傷は跡形も無く消えています。そのことに対し疑問を抱いています。
※神原を城下町に住む庶民の変態と考えています。
※知り合いに関する情報をゼクス、一方通行、プリシラと交換済み。
※三回放送の前後に『E-3 象の像』にて、信頼出来る人間が集まる、というゼクスのプランに同意しています。
 政宗自身は了承しただけで、そこまで積極的に他人を誘うつもりはありません。
※政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。映像データをスザクが消したことは知りません。
※スザク、幸村、暦、セイバー、デュオ、式の六人がチームを組んでいることを知りました。
荒耶宗蓮の研究室の存在を知りました。しかしそれが何であるかは把握していません。
  また、中野梓の遺体に掛かりっきりで蒼崎橙子の瓶詰め生首@空の境界には気付きませんでした。
※小十郎の仇(ライダー)・浅上藤乃の外見情報を得ました。

※中野梓が副葬品(金銀・宝石)と共にB-3付近に埋葬されました。
※宝物庫にはまだ何らかの財宝(金銀・宝石以外)があります。


【福路美穂子@咲-Saki-】
[状態]:前向きな狂気、恐怖心の欠如、健康だが心音停止
[服装]:血まみれの黒の騎士団の服@コードギアス、穿いてない
[装備]:レイニーデビル(左腕)、大包平@現実
[道具]:支給品一式、童子切安綱@現実、燭台切光忠@現実、中務正宗@現実、雷切@現実、和泉守兼定@現実
[思考]
基本:唯ちゃんを守る
1:片倉さん……
2:主催者を殺す。ゲームに乗った人間も殺す。
3:一段落したら神様に祈る場所(C-5)かギャンブル船(B-6)に向かう
4:ひとまず魔法と主催の影を追う。この左腕についても調べたい
5:力を持たない者たちを無事に元の世界に返す方法を探す
6:対主催の同志を集める。その際、信頼できる人物に政宗から受け取った刀を渡す
7:阿良々木暦ともし会ったらどうしようかしら?
8:張五飛と会ったらトレーズからの挨拶を伝える
9:トレーズと再会したら、その部下となる?
[備考]
登場時期は最終回の合宿の後。
※ライダーの名前は知りません。
※トレーズがゼロの仮面を被っている事は知っていますが
 ゼロの存在とその放送については知りません
※名簿のカタカナ表記名前のみ記載または不可解な名前の参加者を警戒しています
※浅上藤乃の外見情報を得ました
※自分が死亡もしくはそれに準ずる状態だと認識しました
織田信長の外見情報を得ました

【黒の騎士団の服@コードギアス】
黒の騎士団発足時に井上が着ていたコスチューム
超ミニスカ

【レイニーデビル@化物語】
魂と引き替えに三つの願いを叶える低級悪魔。
自らの意志は持たないが、所有者の表の願いの裏に潜む願いすらも叶えようとする。
叶えることが不可能と判断した場合、契約を返上する。
なお、福路美穂子の肉体は既に死亡しているが契約により生かされている状態である。
また、何らかの理由でレイニーデビルが去った場合、福路美穂子は死亡確定となる。
福路美穂子の願い
表1:平沢唯を守る
裏1:主催者を殺す


【伊達政宗から渡された宝刀】
どれもが名の知れた業物。国宝級のものもある。政宗は自身に必要な数だけ宝物庫から精選した。
その後、政宗から美穂子の手に渡り、対主催の目印として使われる予定。

【大包平@現実】
童子切安綱とともに日本刀の最高傑作として知られる。岡山藩主の池田家の重宝。国宝。

【童子切安綱@現実】
銘 安綱 酒呑童子の首を刎ねた刀とされる。大包平とともに日本刀の最高傑作として知られる。安綱は伯耆国の刀工。国宝。

【燭台切光忠@現実】
伊達政宗がこの刀で家臣を斬った勢いで、そばにあった燭台も切れたことが由来。

【中務正宗@現実】
本多忠勝(本多中務)が所持していたことから。国宝。

【雷切@現実】
立花道雪(戸次鑑連)が雷または雷神を斬ったと伝えられる刀。

【和泉守兼定@現実】
土方歳三の愛刀。会津11代兼定が松平容保に従い上洛し、京都で鍛えたもの。
柾目鍛に五ノ目乱の波紋を焼き、当時の拵がついている。昭和40年6月9日、日野市指定有形文化財となる。


【ヴァン@ガン×ソード】
[状態]:健康、ダンを奪われた怒り
[服装]:黒のタキシード、テンガロンハット
[装備]:ヴァンの蛮刀@ガン×ソード
[道具]:基本支給品一式、調味料×大量、徳用弁当×6、1L入り紙パック牛乳×5
[思考]
基本:ダンを取り戻す
0:その死んでる奴、お前らとも知り合いなのか?
1:また宇宙開発局を目指す
2:機械に詳しい奴を探す
3:向かってくる相手は倒す
3:上条当麻を探して殴る
4:主催とやらは気にくわない
[備考]
※26話「タキシードは明日に舞う」にてカギ爪の男を殺害し、皆と別れた後より参戦。
※ヴァンは現時点では出会った女性の名前を誰一人として覚えていません。
※死者が蘇生している可能性があることを確認しましたが、結論は保留にしました。
※馬イクに騙されていることに気付きました。

【伊達軍の馬@戦国BASARA】
[状態]:イノベイターの兆し、急所の強打による全身痙攣
[服装]:なし
[装備]:傷ついたゲイボルグ(メタファー)
[道具]:   
[思考]
基本:マジですいませんっした!!
0:女、怖い…女、怖い…
1:痛い…マジ痛い…
2:筆頭がいたような気がする…でもそれどころじゃない…
[備考]
※バイクのハンドルとマフラーっぽい装飾類を失くしました。見た目では普通の馬と大差ありません。しかし、色々な意味で「馬イク」です。
※主催の調教の効果消失。乗せる人間をある程度選ぶようになりました。
※GN粒子の影響下において意思の交信が可能です。こちらが伝えようと思ったこと以外は相手に伝わりません。可能領域・限界時間については不明です。
※GN粒子の影響で身体に変化が起きました。少なくとも身体能力や新陳代謝は向上しています。
※女性によって急所に大ダメージを負った事で女性恐怖症になりました。


◇ ◇ ◇

澪ちゃん、ムギちゃん……私、わかんないよ。
どうして私を殺そうとするの?
皆で笑いあって過ごしたあの毎日は何だったの?
酷いよ……こんなのってないよ……。

皆で頑張ろうって思って集まった船井さんもみほみほも死んじゃった。
私はどうすればよかったの?
ねぇ、教えて……誰か私に答えを教えてよぉ……。

―――少女の眠りは未だ覚めず。
外部の情報も全く知覚せず、その心身は休息の中にある。
そして時計の針は短針長針共に真上に差し掛かろうとしていた。


【C-4/北西/一日目/昼、放送直前】


【平沢唯@けいおん!】
[状態]:健康、気絶中
[服装]:桜が丘高校女子制服(夏服)
[装備]:
[道具]:武田軍の馬@戦国BASARA
[思考]
 基本:みんなでこの殺し合いから生還!
 1:私はどうすればよかったんだろう……
 2:妹を探す。でもどんな状況にあるかはあんまり考えたくない……
 3:澪ちゃんにまた会ったらどうしよう……
 4:魔法かあ……アイスとかいっぱい出せたらいいよね……
[備考]
 ※東横桃子には気付いていません。
 ※ルルーシュとの会話の内容や思考は後の書き手さんにお任せ
 ※浅上藤乃と眼帯の女(ライダー)の外見情報を得ました


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165:揺れる片の眼 悲を呼ぶ邂逅!(前編) 伊達政宗 181:贈る言葉
165:揺れる片の眼 悲を呼ぶ邂逅!(前編) 平沢唯 181:贈る言葉
165:揺れる片の眼 悲を呼ぶ邂逅!(前編) 福路美穂子 181:贈る言葉
165:揺れる片の眼 悲を呼ぶ邂逅!(前編) ヴァン 181:贈る言葉
165:揺れる片の眼 悲を呼ぶ邂逅!(前編) 伊達軍の馬 181:贈る言葉


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最終更新:2010年01月17日 12:36