ぽかぽか時間 ◆aCs8nMeMRg



D-5エリア、政庁7階の情報管理室。
魔術師──荒耶宗蓮と、剣士の英霊──セイバーとの戦いによって滅茶苦茶になったその部屋で、
東横桃子とルルーシュ・ランペルージは、名簿や筆記用具などを取り出し、桃子が聞いたという放送の内容を確認していた。

「……っと、放送の内容は以上っすね。こんな感じで大丈夫っすか?」

桃子の話は、声色などの細かいニュアンスが伝わらないのは致し方ないが、ルルーシュに放送内容を理解させるには十分だった。

「ああ、荒耶の事と言い、よくやった桃子」

あの黒い魔術師は、通常取り得る手段ではルルーシュ達に情報を与えることなど無かっただろう。
情報を入手するためにはルルーシュが持つ絶対遵守の力、ギアスを使う必要があった。
しかし、情報を聞きたいがためにギアスを温存し、その結果自分達が死んでしまっては元も子もない。
左腕を切り落とされてなお魔術を使用してきたその時点で、ルルーシュは作戦を生け捕りから抹殺に切り替え、
一人に対して一回しか効かないギアスの使用を決断したのだ。
その後の桃子が取った行動は、ルルーシュの意図通りであったとも言える。

(またそのセリフっすか……でも、今度は真面目な顔っすね)

桃子はタワーで車のパスワードを当てた時にも同じようなセリフで褒められた。
その時はルルーシュが胡散臭いほどの爽やかな笑顔だったため、かえって信用できないと思ったが、
今回はルルーシュが考え事をしながらであったが故に、その言葉は真剣な表情で発せられ、以前と違う印象を桃子に与えたのだ。
それはともかく、桃子は放送の中でも特に気になっていた部分に関して、ルルーシュの意見を聞いてみる事にした。

「えーっと、今回の新ルールっすけど、ルルさんはどう思うっすか?」
「そうだな……」

ゲーム開始時からこれまで、一度も思考を止めていなかったルルーシュの頭の中では、既に主催者についての考察は数十種に及び、脱出プランも十種類近くを検討していた。
今は、その中から今回の放送内容と合わせて、可能性が高そうなもの選別したりしているところだ。
その考察の内容自体は、桃子に語ってもいいのだが……。

(……魔術とやらを、直に見せられたからな)

ルルーシュは最初から、音声などは首輪を通して主催者側に筒抜け、なお且つ監視カメラ等による映像情報も主催者側は得ているだろうと予想していた。
島全体が、ブリタニアの機密情報局に監視されていたころのアッシュフォード学園のような状態だ。
しかし、本物の魔術を目の当たりにしたおかげで、それ以外の可能性も考慮せざるを得なくなった。
遠藤という男が最初に言っていた「魔法」について気にはなっていたが、内容があまりにも不明瞭だったため、
これまで実在するかどうかは半信半疑だったのだが、これからは、魔術による監視、
すなわち、透視や千里眼のような力で監視されている可能性も考えなくてはならない。
盗聴や監視カメラに対する対策なら幾つか思いつくルルーシュだが、魔術に関してはフィクションの物しか知らず、
現存する魔術に対して、どういった対策を取ればいいのかは分からない。
細かい文字での筆談すら無効の可能性も否定はできないのだ。
先ほどの戦闘で見た限りでは、おとぎ話のような万能の力というわけでもなさそうだったが。

(……その辺りも、荒耶から聞き出したいところだったな)

無論、脱出を企てる参加者がいることなどは主催者側も想定しているはず。
プロフィールなども把握されているなら、ルルーシュなどはゲームに反逆するであろうことも主催者側は予想済みだろう。
だからこそ、ルルーシュは自身の言動から主催者への敵対心を隠さない。
むしろ、ルルーシュが脱出できるかどうかさえ、賭けの対象にでもなっているかもしれない。
だが、あまりにも真に迫った言動を見せすぎると、さすがに主催者から警戒はされるだろう。
何せ、ルルーシュの考えではこの主催者は……。

「恐らく、帝愛とやらがこんなゲームを主催するのは、今回が初めてか精々1,2度ある程度なのだろう。
 ゲームのルールや運営方法を模索中と考えれば、辻褄も合う」

とりあえずルルーシュは、桃子でも予想のつきそうな範囲で推論を話した。
今までの主催者側の言動から、このゲームが回数を重ねて成熟された物であるとは考えにくい。
参加者の思考をそちら側へ誘導するためである可能性も考えられなくはないが、わざわざそんな事をしても主催者側のメリットは少ないはずだ。
だから付け入る隙はあると言った事や、首輪の解除に関してはとりあえず触れずに、ルルーシュはそこで一旦言葉を切った。

(もっとも、帝愛の裏にいる者に関しては、まだ情報が少なすぎて分からないが……)

ルルーシュは、帝愛の他にこのゲームに関わる者が裏にいることを確信していたが、その事をここで話す事はしなかった。
桃子も、それ以上主催者側の意図に興味は無いらしく、二つの首輪を取り出して話題を変えにかかった。

「それでこの首輪、どうするっすか?」
「フム、少し見てもいいか? 汚れの無い方がセイバーのものだな?」

桃子が取りだした二つの首輪。
一つは荒耶宗蓮の首輪。
拭ってはあるが、七天七刀で荒耶から切り取って一度血塗れになったため、多少の汚れは残っていた。
もう一つはセイバーの首輪。
こちらは、セイバーの死と共に彼女の体が消滅したため、血糊が付く事も無く綺麗だった。
ルルーシュはその二つの首輪を持ち上げ、回し、裏側を覗いたりして首輪の構造を確かめていった。

(やはり、荒耶の首輪の方が少し軽いか)

ルルーシュの思った通り、持ち上げてみると荒耶の血で汚れた首輪の方が、セイバーの首輪よりも若干軽く感じた。
これは、主催者側の人間である荒耶の首輪が、爆破機構などが付いていないダミーである為と推測できる。
逆に、正規の参加者である者の首輪にはそういった機構が搭載されていることの証明にもなる訳だ。

「換金した方がいいっすかね?」
「いや」

ルルーシュは首輪をコトッと置くと、桃子に視線を移して答えた。
ルルーシュとしては、今後首輪を解除するためにも、解析用に首輪のサンプルは確保しておきたいところだ。
ダミーの方も、爆発を心配しなくて済む分、本命の首輪を解析するための手掛かりになるかも知れない。
しかし、優勝を目指している桃子にそれを言っても納得はしないだろう。
他の理由が必要だった。

「結論は交換機とやらに用意されているラインナップ次第だが、武器なら元々持っていた他に、
 荒耶とセイバーから回収した分もある」

そう言ってルルーシュは、自分が目を覚ますまでに桃子が調べていた支給品の数々を眺めた。

「それに、時間経過で商品が追加されるのなら、今から焦って交換する事も無いだろう。
 島の各所に交換ボックスがあるのだから、それまでは首輪の状態で持っていた方が何かと都合もいい」
「でも、武器は多いに越したこと無いんじゃないっすか?」

桃子は、デイパックにはいくらでも物が入るのだから、多すぎて困ることは無いと反論した。

「そうでもない。確かに、武装が豊富ならば戦いを有利に進めることは出来るだろう……」
「それなら」

話の途中で口を開いた桃子を、ルルーシュはまあ待てとなだめる様なジェスチャーで制する。

「だが、もし何かの理由で敵対する者にデイパックを奪われたら、今度はそれが大きな脅威となる」

相手の武器やKMFを奪うのは、ゼロとしてブリタニアと戦っていた頃からルルーシュの常套手段だったし、
兄であるシュナイゼルとの決戦では、それまで自分の部下であった黒の騎士団に苦戦したという経験もある。
そんなルルーシュだから、武器を奪われたときの危険性も重々承知していた。

「んー、分かったっす」

桃子としても、自分が荒耶のようにビームサイズで両断されるようなことになるのは御免だ。
その後も多少の問答はあったが、とりあえず作戦を考えるのはルルーシュに任せ、桃子は首輪をルルーシュに預けることにした。
そうして首輪の話がまとまったところで、どこからか別の人物の声が聞こえてきた。

『ザザッ──もしもし、聞こえますか?』
「ん?」

桃子は少し驚いたようで、辺りをキョロキョロと見回していたが、ルルーシュが慣れた手つきで通信機を装着するのを見て、
そういう事かと、ルルーシュにならって通信機を取り出す。
今のは平沢憂の声だ。阿良々木暦の死体を確認しに下へ行っていたはずだが、向こうで何かあったのだろうか?

「憂か、どうした?」
『あ、ルルーシュさん。目が覚めたんですね。あの、桃子ちゃんは……』

ルルーシュが応答した瞬間は、通じた事に安心した為か明るい様子だったが、すぐにその声色は曇った。

「はい、なんすか?」

ルルーシュと同じ様に通信機を装着し終えた桃子が、憂の声に答えた。

『えっと、阿良々木さんは窓から落っこちたんだよね?』
「そうっすよ」

桃子の返答にしばしの沈黙の後、再び通信機を通して憂の困ったような声が聞こえてきた。

「いないの。……阿良々木さんが何処にも」
「何?」
「……はい?」

それを聞いて初めて、ルルーシュと桃子は阿良々木暦が突き破った窓を覗き込み、下の様子を確認した。
確かに、阿良々木の死体らしきものは、ルルーシュと桃子からは見えない。
憂の乗った大きな蟹がのそのそと動く、どこかシュールな光景が見えるだけだ。
その蟹の様子が困惑しているように見えるのは、操っている憂の心情を反映しているのかも知れない。

「憂、地面には何か無いか? 血の跡や、何かが落ちたような痕跡は?」
『えっと、割れたガラスの破片だけです。他には何も……場所は合っていますよね?』

そう言って、憂はそれまで地面に向けていた視線を上げ、窓から突き出ているルルーシュ達の頭を見て手を振った。

「憂、ともかく一度戻って来い」
『え、でも……』

ルルーシュの言葉に、憂は不満気な声を上げた。
この距離では表情は分からないが、阿良々木を捜したいという意思はありありと見てとれる。

「あまり独りで外にいるのは危険だ。敵は阿良々木だけでは無いのだぞ」
『あ…、はい』

ルルーシュに言われ、憂は阿良々木に拘るあまり失念していた、自分が殺し合いの舞台におり、
何時、誰に狙われるのか分からないという事を思い出し、そそくさと政庁の中へ戻って行った。

「一体……、どういう事っすか?」
「その話は憂が戻ってからだ。まずは支給品を片付けるぞ」

一方、桃子も阿良々木の死体が無い事に動揺しているようだったが、ルルーシュはそんな桃子を軽くなだめると、
ひとまず、出しっぱなしだった支給品を片付けだした。
その際、ルルーシュは破壊されたPCのパネルやフレームなども一部回収していたようだ。
そうして、荒耶の支給品はルルーシュが、セイバーの支給品は桃子が、それぞれ自分のデイパックに入れ終えたところで、
おもし蟹に乗った憂が情報管理室に戻って来た。

「ただいまでーす」

そして、三人は消えた阿良々木について話し合う。

「まず、阿良々木がこの窓から落ちたのは間違いない。そうだな?」
「はい、間違いないっす」

ルルーシュの問いに、桃子が頷く。

「だが、下には阿良々木の死体どころか、痕跡すら無かった……」
「はい。ああもう! 阿良々木さんは何処に行ったんですか!?」

今度は憂がルルーシュに答え、更にイライラした様子で感情をむき出しにしていた。

(ん? 阿良々木に何かされたのか?)

ただ取り逃がしただけにしては、憂の反応は感情的すぎる気がしたルルーシュは、内心首を捻った。

「空でも飛んだっすかね?」
「状況から考えると、その通りかも知れないな」
「空……」

桃子が何気なく発した一言に、ルルーシュは割と真剣に答え、憂は窓から空を見上げた。

「阿良々木自身がそういった能力を持っていたか、あるいは何らかの道具を持っていたのか……」
「飛んで行ったとしたら、あっちですよね!?」

唐突に憂が窓の外を指さしてそう言ったかと思うと、返答も待たずおもし蟹に飛び乗り、部屋から出て行った。
どうやらかなりイライラが募っていたようで、大人しく議論などしていられなくなったのだろう。

「おい、待て憂!」
「ちょっと、どこ行くっすかー」

ルルーシュと桃子も制止を呼び掛けながら部屋を出たが、憂は二人の声などまるで聞こえないかのように、
おもし蟹を操ってズンズンと進んでいく。

「チッ」

ルルーシュは右腕を押さえながらその後を追ったが、少し追いかけて追い付きそうにないと判断すると、
一つ舌打ちをして、荒耶の持っていた支給品からS&W M10 “ミリタリー&ポリス”を取り出した。

「え、ちょっとルルさん?」

後を追いかけてきた桃子がそれに驚くのを横目に、ルルーシュは手にしたリボルバーの引き金を引き絞る。

パン!

乾いた音が、廊下に鳴り響いた。

「きゃ!?」

この音には憂も肩をビクッとさせて驚き、走らせていたおもし蟹を止めて後ろを振り返った。
そうして憂が目にしたのは、自分に対し拳銃を向けているルルーシュの姿だった。

「あ……」

その姿に、ルルーシュと初めて出会った時、いきなり機関銃で撃たれた記憶が憂の脳裏に蘇り、憂の身体が竦み上がった。
それまで襲う側だった憂にとって、あれはかなり応えたのだ。
もっとも、ルルーシュが今手にしているのは、その時の機関銃とは比べ物にならないほどチャチな拳銃だったが、
ルルーシュが──自分に──銃を向けている、というこの状況だけで、憂にとっては十分だった。

「やめて…!撃たないで……!」

色々な事が吹っ切れた今の憂でも、その時と同じ様にか弱く抗議をするのが精いっぱいのようだ。

「蟹から降りろ」

そんな憂に対し、ルルーシュは冷たい瞳と低く抑えられた声で威圧する。

「は、はい」

憂はルルーシュの言う通りにするしか無く、慌てて手綱から手を放し、おもし蟹から降りた。

「蟹を仕舞え」

次のルルーシュの命令に、憂はあたふたとおもし蟹をデイパックに入れると、
そのデイパックを足元に置いて両手を上げて、懸命に抵抗する意思が無い事を示そうとした。

「あ、あ、あの……」

しかし、何か言おうとして口を開いてもうまく言葉にならず、憂はハンズアップの姿勢のままその場で固まってしまった。

「お前は二度、阿良々木と戦い、そして二度敗れた。これが現実だ、受け入れろ」
「でもあれは、ちょっと油断し、て……」

言い終わらない内にルルーシュが、銃を構えたままツカツカと歩み寄って来るのを見て、憂はしまったと思った。
何とか銃を下ろしてもらいたかったのに、阿良々木の名前を出され、つい反応してしまったのだ。
この状況でルルーシュに反抗しても、何もいい事など無いのは分かっていたのに。

「…憂」
「……っ!」

とうとう、手を伸ばせば届く距離にまでルルーシュが近づいて来て、憂は体の姿勢はそのままに顔を背け、ギュッと目を瞑る。
そんな憂の前に立ったルルーシュは、構えていた拳銃を下ろし、口を開いた。

「すまなかった」

ルルーシュの口から出てきたのは謝罪の言葉だった。

「ごめんなさい!!……え?」

撃たれはしなくとも、殴られるくらいは覚悟していた憂にとって、完全に予想外の展開だ。

「今回の事は、それだけの装備があれば策など不要と阿良々木を侮り、何の作戦も無しにお前を行かせた俺のミスだ」
「そ、そんな。ルルーシュさんのせいじゃありません!」

銃をしまい、申し訳なさそうに自分の非を説明するルルーシュに、憂は今まで上げていた手を顔の前でブンブンと交差させ、フルフルと首を振った。

「あれは私が悪かったんです。何度も殺すチャンスはあったのに、油断して……本当にごめんなさい!!」

改めて振り返ると自分がとても愚かだったように思え、憂は深々と頭を下げる。
そんな憂に対し、ルルーシュはこれまでから一転、優しげな声を発した。

「顔を上げろ、憂。もしまた阿良々木と出会ったら、次は俺からももっと指示を出す。
大丈夫だ、悪いようにはしない。…………ぐっ!」

言い終わると、ルルーシュは骨折している右腕を押さえ、顔を歪めて苦悶の声を上げた。

「ルルーシュさん? もしかして腕が……」
「ああ、折れている。手当てがしたいんだが、手伝ってくれるか?」
「あ、はい!」

そんなルルーシュの言葉に、憂の表情がパァっと明るくなり、勢いよく頷いた。


「やれやれっすね」

ルルーシュが発砲してからずっと黙って一歩引き、成り行きを見守っていた桃子が、
そんな二人のやり取りを見て、小声でつぶやいた。

(ルルさんって、すごい女ったらしなんじゃないっすかね?)

桃子がそんな事を考えながら、先ほどルルーシュが撃って空いた天井の穴を見上げていると、
ルルーシュが桃子に振り返った。

「どうした、桃子。行くぞ」
「あ、はいっす」

名前を呼ばれて桃子は、落ち着ける場所で手当てをするために歩き出していた二人の後を追いかけた。

そうして三人は近くにあった、テーブルや椅子、ソファ、観葉植物などが置かれた休憩室のような部屋に入ると、
ルルーシュと憂はテーブルの上に応急処置セットや現地調達の医薬品を出し、ルルーシュの腕の応急処置を始めた。
ルルーシュが先ほど回収したPCのパネルやフレームの中から、ちょうど良い大きさの物を選んで添え木代わりにする。

「よし、まずはこっちを結んでくれ……そうだ。次は…………」
「はい、こうですか…………」

その間、桃子はソファに座ってセイバーの支給品にあったデバイスのような端末を調べることにした。
これには説明書が附属されており、さらに阿良々木達が作ったと思われるメモも添えられていた。

(表示されるのは……死んだ人と、その瞬間に最も近くにいた生存者の写真っすか)

一通り説明書に目を通し、端末に目を移すと、画面には【1日目午前6:00~正午12:00】との表示。
そして次に画面が切り替わると、【死亡者】にあの黒衣の魔術師、荒耶宗蓮の写真が、
【おくりびと】には桃子自身の顔写真が表示された。

(あ……これは誰かに渡っちゃうと、私の顔が割れちゃうっすかね)

そんな事を思いつつ、桃子は死亡者・おくりびと表示端末の確認を続けた。

【死亡者】/【おくりびと】
荒耶宗蓮/桃子
カチューシャをしたショートヘアの少女/長い黒髪の少女
鎧兜の巨漢武者/黒肌の巨漢(メモによるとバーサーカー)
耳の尖った女性/長い白髪の男

次に表示されたのが、金髪さん(セイバー)/桃子、だった。

(どうも、表示される順番はバラバラみたいっすね)

時間的には立て続けに死んだ事になる荒耶とセイバーの順番がこれだけ離れるのは、時系列順ではあり得ないだろうし、
名簿の順番というわけでも無いようだ。

【死亡者】/【おくりびと】
セイバー/桃子
白髪混じりの男性/鼻や顎の尖った青年
赤いバンダナとジャケットの青年/紫がかった長い髪の少女
眼光の鋭い青年/黒肌の巨漢(バーサーカー)
眼鏡をかけた優男風の青年/長い白髪の男
髪を二つに纏めた少女(メモによると八九寺真宵)/白髪混じりの男性
クチビルさん(船井譲次)/眉毛さん(琴吹紬)
桃髪の外国人少女/黒肌の巨漢(バーサーカー)
眉毛さん(琴吹紬)/長い白髪の男

(これで、13人っすね)

ここまでで、今回の放送に登場した13人の死者とそのおくりびとを確認した事になる。

(クチビルさんのところに居た人以外で、私に分かる人はいないっすね。
後で、ルルさんとゴスロリさんにも見てもらわないと)

そう考えながら、桃子は更に端末の確認を進める。
次に画面に表示されたのは【1日目午前0:00~午前6:00】の文字だった。
どうやら、ここからは第1回の放送時に呼ばれた死者と、そのおくりびとが表示されるようだ。
という事は、これから死亡者側に加治木ゆみが表示される瞬間がやって来るという事だ。
桃子は、バクバクと心臓が高鳴るのを感じながらメモを片手に、端末の表示に目を通していった。

(先輩!!)

果たして、加治木ゆみの写真はすぐに端末の画面に表示された。
おくりびと側に映っている少女は、メモによると千石撫子と言うらしい。
しかし、そんな事は桃子にはどうでもよかった。

(ああ…先輩、……加治木先輩!!)

画面に加治木ゆみの写真が表示された瞬間、桃子の感情が爆発したのだ。
自分を欲しいと言ってくれた先輩。
自分の事を一番だと言ってくれた先輩。
デートをしてくれた先輩。
一緒に温泉に入ってくれた先輩。
一緒に旅行に行った先輩。

(先輩……私、人を殺してしまいました)

心の中で、桃子は加治木ゆみに報告する。
それと同時に手足が震えだし、体が芯から急速に冷えて行くような感覚が桃子を襲った。
それなのに目頭ばかり熱くて、涙がぽろぽろと零れる。

(なんで、こんな……)
「…はい、こんな感じで良いですか?」
「ああ、ありがとう、憂」
「いえ、そんな……」

どうやらルルーシュと憂の方は、ルルーシュの腕の手当てが終わったらしい。
今の自分の状態を見られたくなかった桃子は、嗚咽を押さえてフラフラと立ち上がり、休憩室を出て行こうとした。
しかし、休憩室の扉を開けようとしたところで後ろから腕を掴まれ、止められてしまった。

「桃子」
「ひあ!?」

自分から人の腕(主に加治木ゆみだが)を掴むことはあっても、自分が人から腕を掴まれるなどという経験のほとんど無い桃子は、変な悲鳴を上げて驚いた。
桃子が振り向くと、右腕を三角巾で釣ったルルーシュが、左手で桃子の腕を掴んでいた。

「どこへ行く?」
「放してください! ちょっと独りになりたいんすよ!」
「駄目だ。阿良々木がどこに行ったのかも分からないんだ。独りにはさせられない」

顔を伏せて独りになりたいと言う桃子を、ルルーシュが掴んだ腕を放さずに引きとめる。
桃子は何とか振りほどこうとするが、さすがにルルーシュも単純な握力や腕力で桃子に負けているわけではないので、
片手といえどもそう簡単には振りほどかれない。

「桃子ちゃん」

二人がもみ合いになりかけたその時、憂が後ろから桃子にパフッと抱き付いた。
そして「いい子いい子~」と、桃子の頭を撫でる。

「憂、そんなことで収まるわけが……」
「はぁぁ……」
「って、収まった!?」

見ると、桃子は今までで一番緩んだ表情でため息をついていた。

「ま、まあ、落ち着いたのなら良かった」

そう言いながら、ルルーシュは桃子顔にある涙の跡を拭ってやった。

「ん、すみません、取り乱したっす…………あ、あれ?」
「も、桃子ちゃん?」

恥ずかしそうに謝罪の言葉を述べ、落ち着きを取り戻したかに見えた桃子だったが、
今度はその場で膝から崩れ落ちそうになり、まだ抱きついていた憂が何とか脇から桃子の体を支えた。

「どうしたの?」
「いや、ちょっと、疲れたっすかね?」

ともかく桃子をソファで休ませることにし、憂が左脇で桃子の体を支え、ルルーシュが桃子の右手を引いて、
二人は桃子を部屋のほぼ中央にある大きなソファまで連れて行き、座らせた。
そのまま憂とルルーシュも桃子の両脇に座り、様子を伺う。

「何かあったのか?」
「いえ、えっと、その」

ルルーシュの問いに何か答えようとする桃子だが、その声は明らかに震えている。

「いや、いいんだ。無理に言わなくていい」

ルルーシュは、落ち着くまで待った方がいいと判断すると、そう言って立ちあがろうとし、軽く手を引かれた。
桃子の手を引いてここまで連れてきたときのまま、手が繋ぎっぱなしだったのだ。
反対側の憂も、桃子の体を支えていた時の状態とほとんど変わらず、桃子の左腕を抱いている。

「…………」

ルルーシュは立ちあがるのを止め、そのまま無言で座り直す。

「…………」
「…………」
「…………」

そのまましばらく、三人は無言でソファに座っていた。

「……私、孤独っすかね?」
「孤独? この状況、傍から見たら全く逆に見えるんじゃないか?」
「孤独なんかじゃないよ。こんなに近くに友達がいるんだから」

そんな中、桃子がポツリと発した言葉に、ルルーシュが逆の状況だと返せば、憂も友達だと続いた。

「と、友達っすか?」
「え、違うの?」
「うーん、良く分からないんすよ。私、同い年の友達いないんで」

桃子は、加治木ゆみ以外でも麻雀部のメンバーとはそれなりに仲良くなったと言ってもいいかもしれないが、
鶴賀学園麻雀部は桃子以外全員上級生であり、桃子に同い年の友達と呼べる相手はいなかった。

「どうしたら友達ってことになるんすか?」
「簡単だよ。名前を呼んで」
「え?」
「桃子ちゃん、まだ私の名前呼んでくれてないでしょ。憂って、名前で呼んで」
「えっと……」

戸惑う桃子だったが、自分が振った話の流れの中でのことであり、呼ばないわけにはいかなかった。

「う、憂さん、で良いっすか?」
「うーん、憂ちゃんでも良いよ」
「そ、それは勘弁して欲しいっす。こういうの慣れてないんすよ」

少し不満そうな表情を作った憂だったが、次の瞬間にはニッコリと笑顔になった。

「うん、それじゃあよろしくね。桃子ちゃん」

そういって、憂は頬ずりするほどピッタリと桃子に体を密着させる。

「う、憂さん?」
「へへっ、暖かいでしょ」
「……そうっすね」

そのまましばらくジッとしていると、いつしか桃子はすぅすぅと寝息をたて始めた。

「眠ったか」
「そうみたいです」

ルルーシュと憂が桃子を挟み、小声で確認し合うと、ルルーシュはそっと桃子の手を放し、憂に預けた。
そして、身に着けていたマントを脱ぐと、それを桃子の肩に掛ける。

「ルルーシュさん?」
「憂も疲れただろう? 休んでいいぞ」

ルルーシュはそう言いながら、デイパックの中から自分が最初に着ていた皇帝の衣装のマント取り出し、桃子と同様に憂にもそれを掛けてやった。
桃子も、憂も、二人ともこれまでの人生で殺し合いなどの経験が無い、ただの高校一年生だ。
それが、この島に来てから12時間余り、今までずっと張りつめていたはずなのだ。
ルルーシュと合流してからは、ルルーシュが多少はその辺りも気を使って緩急をつけてきたつもりだったが、
それも、もう限界だった。
そろそろ休ませないと、肝心な時に使い物にならなくなる。

「あ、はい。そうしていいですか? 実は私もさっきから眠くて……」

そんなルルーシュの意図など知らない憂が、しかしルルーシュの意図通りそう言って目を閉じるのを確認し、
ソファを離れようとしたルルーシュを、一度だけ憂の声が引きとめた。

「あの、ルルーシュさん、さっきの話なんですけど」
「ん? 何だ?」

ルルーシュが首だけ振り返り返事をする。

「次に阿良々木さんと会ったらルルーシュさんの指示通りにしますけど、止めは私にやらせてくれませんか?」
「そのことか。分かった、なるべく憂が止めを刺せるように考慮しよう」
「えへへ、ありがとうございます」

それだけ言うと、憂は再び目を閉じた。

その後、ルルーシュは桃子が落していた死亡者・おくりびと表示端末を拾い上げ、
別の椅子に腰かけると、同じく落ちていたメモと説明書を見ながら内容を確認した。

「フム、おくりびと、か。憂にも見せて確認する必要はあるが……」

憂は眠りについたばかりだ。今はやめておこう。
次に、ルルーシュは荒耶の持っていたパソコンと、ホールで手に入れたUSBメモリを取り出した。
パソコン自体の中身も確認する必要はあるだろうが、まずはUSBメモリの内容確認から取りかかることにする。
あのようにホールに置いてあったのだ。まさか単純にパソコンを壊すウイルスが入っているわけでもあるまい。

「地図か」

そうして確認できたUSBメモリの中身は、この島の地図だった。
しかし、ただ単純に支給品の中にもある地図の画像データが入っているわけではない。
地図をズームしていくと、どんどん表示が詳細になって行き、支給品の地図では確認できない細かい路地なども一目瞭然となる。

「ほう、これは……」

さらに、ある程度ズームしてから地図上の建物をクリックすると、その建物の図面が表示されるようだ。
ルルーシュは、試しに今いる政庁を画面上でクリックし、政庁の図面を表示させる。
そうして表示されたその図は、ルルーシュがこれまで見てきた政庁の構造と綺麗に合致する。
どうやら、信用に足るデータのようだ。
なるほど、これは使えそうだと、他の場所も確認してみる。
建物の図面は、支給品の地図に記載されている施設だけでなく、建物であればどの建物の図面でも見ることが出来るようだ。
このUSBメモリには、島全体の設計図が入っているようなものなのかも知れない。

(さて、もう少し見たいところだが……)

それが分かったところで、ルルーシュはいったん手を止めた。
残念ながら、いつまでもこのパソコンばかり見ているわけにはいかない。

桃子と憂が眠ってしまった今、この政庁がセイバーや荒耶並の者に襲撃されたときのことを考え、
何か備えを施しておく必要があるし、この政庁で荒耶が何をしていたのかも、まだ調査できていない。
やることは山積みなのだ。
D-6の駅に向かったと見られるスザクも気になるが、その場所が禁止エリアに指定されてしまった今、いつまでも留まってはいないだろう。
放送で名前が呼ばれなかったのだから無事ではあるらしいが、スザクがどこに居るのか分からない以上、
スザクに関しては、ルルーシュが今打てる手は無い。

(ふぅ)

さすがにルルーシュも多少の疲労を感じ、ソファで寝息を立てている二人を横目でチラッと見て呟いた。

「まったく、手間がかかる駒達だ」

【D-5/政庁7階休憩室/1日目/日中】

【東横桃子@咲-Saki-】
[状態]:ステルス解除、疲労(小)、睡眠中
[服装]:鶴賀学園女子制服(冬服)、ポンチョのようなマント@オリジナル(現地調達)
[装備]:FN ブローニング・ハイパワー(自動拳銃/弾数15/15/予備30発)@現実、果物ナイフ@現実(現地調達)
[道具]:デイパック、基本支給品×2(-水1本)、FENDER JAPAN JB62/LH/3TS Jazz Bass@けいおん!
蒲原智美のワゴン車@咲-Saki-(現地調達)、小型ビームサイズ@オリジナル(現地調達)
七天七刀@とある魔術の禁書目録、通信機@コードギアス反逆のルルーシュ、不明支給品(0~1)、

[思考]
 基本:加治木ゆみを蘇生させる。
 1:ルルーシュを利用し(利用され)、優勝する。
 2:もう、人を殺すことを厭わない。
 3:覚悟完了。ステルスを使う時は麻雀で対局相手の当り牌を切る時の感覚を大事にする。
 4:先輩が好きだ。それだけは譲らない。
 5:う…憂さん。

[備考]
 ※登場時期は最終話終了後。
 ※カギ爪の男からレイに宛てて書かれた手紙は中身を確認せずに破り捨てました。
 ※荒耶宗蓮が主催者側の魔術師である事を知りました。
 ※自分の起源を知りました。


【平沢憂@けいおん!】
[状態]:拳に傷、重みを消失、ぽかぽか時間、睡眠中
[服装]:ゴスロリ@現実、皇帝ルルーシュのマント
[装備]:ギミックヨーヨー@ガンソード、騎英の手綱@Fate/stay night、拳の包帯、おもし蟹@化物語
[道具]:基本支給品一式、日記(羽ペン付き)@現実、桜が丘高校女子制服、カメオ@ガン×ソード、
COLT M16A1/M203(突撃銃・グレネードランチャー/(20/20)(1/1/)発/予備40・10発)@現実、
    包帯と消毒液@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor、双眼鏡@現実(現地調達)
    通信機@コードギアス反逆のルルーシュ、遠坂凛の魔力入り宝石@Fate/stay night×10個、洗濯紐
[思考]
基本:ルルーシュとバンドを組みたい。皆を殺す。阿良々木さんはもう絶対殺す。
1:ルルーシュさんの作戦、言う事は聞く。お姉ちゃんは無理には殺さない。
2:桃子ちゃんは友達。
3:阿良々木さんをブチ殺して、お姉ちゃんのギー太を返して貰う。

[備考]
※ルルーシュの「俺を裏切るなよ」というギアスをかけられました。
※中野梓についていた「おもし蟹」と行き遭いました。姉である平沢唯に対する『思い』を失っています。
※第2回放送をほとんど把握していません。

【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス反逆のルルーシュR2】
[状態]:疲労(中)、右腕の骨折
[服装]:歩く教会@とある魔術の禁書目録、
[装備]:イヤホン@現地制作、S&W M10 “ミリタリー&ポリス”(6/6)
[道具]:基本支給品一式×2、ゼロの剣@コードギアス反逆のルルーシュR2、ミニミ軽機関銃(183/200)@現実
ゼロのマント@コードギアス 反逆のルルーシュR2、“狐”“泥眼”“夜叉”の面@現実
サクラダイト爆弾(小)×9、サクラダイト爆弾(灯油のポリタンク)×2@コードギアス反逆のルルーシュR2
盗聴機、発信機×9@現地制作、単三電池×大量@現実、通信機×5@コードギアス反逆のルルーシュ
アッシュフォード学園男子制服@コードギアス反逆のルルーシュR2、USBメモリ@現実(現地調達)、阿良々木暦のMTB@化物語
パソコン、ククリナイフ@現実、.38spl弾×52、ゼロスイッチ(仮)@コードギアス反逆のルルーシュR2、
CDプレイヤー型受信端末、リモコン、鉈@現実、首輪、首輪(ダミー)
死亡者・おくりびと表示端末、【第1回放送までのおくりびと】のメモ、不明支給品(0~1)
[思考]
基本思考:枢木スザクは何としても生還させる
1:政庁で襲撃に備える。
2:政庁を調べて、荒耶宗蓮が何をしていたか調べる。
3:東横桃子、平沢憂と行動を共にする。
4:殺しも厭わない。東横桃子、平沢憂、スザク、C.C.、ユフィ以外は敵=駒。利用できる物は利用する。
5:スザク、C.C.、ユフィと合流したい。
6:偽ゼロの放送を利用して、混乱を起こし戦いを助長させる。
7:“金で魔法を買った”というキーワードが気になる。
8:首輪の解除方法の調査、施設群Xを調査する?
[備考]
※R2の25話、スザクに刺されて台から落ちてきてナナリーと言葉を交わした直後からの参戦です。
 死の直前に主催者に助けられ、治療を受けたうえでゲームに参加しています。
※参加者が異なる時間平面、平行世界から集められている可能性を考察しています。
※モモから咲の世界の情報を得ました。主要メンバーの打ち筋、スタイルなどを把握しました。
※自分のギアスも含めて能力者には制限が掛っていると考えています。
※おもい蟹が怪異たる力を全てルルーシュに預けました。どんな力を使うかは後の人にお任せします。
※モデルガン@現実、手紙×2、遺書、カギ爪@ガン×ソード、ミサイル×4発@コードギアス反逆のルルーシュ
 シティサイクル(自転車)、ジャージ(上下黒)、鏡×大量、キャンプ用の折り畳み椅子、消化器、ロープ、カセットコンロ、
 混ぜるな危険と書かれた風呂用洗剤×大量、ダイバーセット、その他医薬品・食料品・雑貨など多数@ALL現実
 揚陸艇のミサイル発射管2発×2機、皇帝ルルーシュの衣装(マント無し)@コードギアス反逆のルルーシュR2、
 現在支給品バッグに入れています。
※揚陸艇の燃料…残り10キロ分 (E-5に放置されています)
※荒耶宗蓮が主催者側の魔術師である事を知りました。
※Fー7ホールの平和の広間にてUSBメモリを入手しました。
※第2回放送を聞き逃しましたが、桃子によって補完されました。


【死亡者・おくりびと表示端末@オリジナル】
死亡者とその死亡者の死亡した瞬間、最も近くにいた人物【おくりびと】の顔写真のみが並んで表示される。
第2回放送の死亡者、おくりびとの対応、表示順番は以下の通り。

死亡者/おくりびと

荒耶宗蓮/東横桃子
田井中律/秋山澪
本多忠勝/バーサーカー
キャスター/明智光秀
セイバー/東横桃子
利根川幸雄/伊藤開司
真田幸村/浅上藤乃
刹那・F・セイエイ/バーサーカー
黒桐幹也/明智光秀
八九寺真宵/利根川幸雄
船井譲次/琴吹紬
アーニャ・アールストレイム/バーサーカー
琴吹紬/明智光秀

第1回放送までの死亡者、おくりびとの対応、表示順番は以下の通り。

死亡者/おくりびと

竹井久/中野梓
リリーナ・ドーリアン/バーサーカー
加治木ゆみ/千石撫子
プリシラ/一方通行
片倉小十郎/ライダー
池田華菜/平沢憂
中野梓/荒耶宗蓮
カギ爪の男/安藤守
玄霧皐月/田井中律
月詠小萌/バーサーカー
安藤守/平沢憂
兵藤和尊/八九寺真宵
御坂美琴/C.C.
千石撫子/琴吹紬


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177:状況説明と亀甲縛りの構造に関する考察 平沢憂 197:受け継がれる想い/あるいは霊長の抑止力
177:状況説明と亀甲縛りの構造に関する考察 ルルーシュ・ランペルージ 197:受け継がれる想い/あるいは霊長の抑止力
177:状況説明と亀甲縛りの構造に関する考察 東横桃子 197:受け継がれる想い/あるいは霊長の抑止力


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最終更新:2010年02月04日 21:45