状況説明と亀甲縛りの構造に関する考察 ◆kALKGDcAIk
亀甲縛り。
縛りにあまり興味を持たない人でも、名前くらいは聞いたことがあるだろう。
緊縛における最も一般的な縛り方の一つである。
亀甲縛りの魅力は何といっても女性の肉体を美しく見せることだ。
搾り出すように巻き付けられた縄が胸の形が引き立たせる。
縄が生み出す、亀甲模様が女性の体を官能的に装飾する。
そして元々、米俵を縛る為に考案されたので、拘束力も十分。
並の腕力で脱出は出来ないその強さは実用性に溢れている。
亀甲縛りが多くの人に愛される所以である。
更に付け足すならば、
阿良々木暦が用いたこの亀甲縛りには丁度股を通る部分に結び目による瘤が作られていた。
瘤は秘所を絶妙に食い込ませるよう、計算されている。
これにより下半身に対する攻めも万全であった。
拘束しつつも相手に苦痛を与えず、恥辱と快楽を与える。
これが緊縛の神髄である。
そういった意味では
神原駿河の教えを忠実に守り、完璧な縛りを実践した阿良々木暦の緊縛技術は素晴らしいと言えよう。
Mの人なら啼いて喜ぶテクニックだ。
さて、卓越した緊縛技術に哀れにも犠牲になった少女の姿を見てみよう。
亀甲縛りは服の上からではなく、生身におこなうのが普通である。
だが、あえてゴスロリ服の上から縛ることで、倒錯的な雰囲気が醸し出されている。
年齢の割には豊満な肉体は、拘束によりその魅力を更に引き出されている
そしてこの表情。
少女の頬は紅く染まっている。
ジンワリと汗が滲み、息も荒い。
目は潤み、唇からは切なそうな息が漏れる。
必死に縄を解こうとするが、瘤が痛みを与えぬ絶妙な刺激を与え、力を奪う。
羞恥と快楽。これらが入り交じり、少女の体を蹂躙する。
無理に動けば、より泥沼にハマる。それが分かっていても悶えずにはいられないのだ。
だがしかし。
縛られた少女。
平沢憂をMに目覚めさせるには足りなかった。
主にシチュエーション的な意味で。
「もう、ぜったい……に、ゆる…さない…。○○○を、○○し…て、○○してやるんだから……」
過酷な環境は人の心に深い傷を残す。
かつてはお姉ちゃん思いの心優しい少女も大きく変えられてしまった。
これを調教と呼べるかどうかは分からない。
ただ、この阿良々木暦の仕打ちが彼女の何か大切なモノを奪ってしまったのは事実だろう。
先ほどから放送が流れている。
少女のよく知る名前が何度も呼ばれたが、残念ながらそれを認識する余裕も失われているようだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「その様子だと、誰かお知り合いが死んじゃったみたいっすね」
第2回放送終了。二人の反応は対照的だった。
あくまで平常に佇む
東横桃子。
明らかに動揺している阿良々木暦。
もっとも大切な人を無くし、失うものは何もない東横桃子にとって、放送はもう悲報にはなり得なかった。
ただ有益な情報を知らせてくれる、大切な情報源にすぎない。
故に放送が始まってもあくまで冷静にいることが出来た。
逆に阿良々木暦にとって放送を冷静に受け止めるには大切な人が多すぎた。
この場でも多くの仲間を作ってきた。
放送が始まる度、安否に精神をすり減らし、悲報を聞いて打ちひしがれる。
大切なモノを多く抱える上の代償ともいえるかも知れない。
知り合いの死を知ることは何度経験しても慣れることは難しいのだ。
東横桃子は静かに拳銃を取り出し、銃口を阿良々木暦に向けた。
明らかな敵意の証明。
引き金に指をかけ、いつでも撃てる状態。
「どうして
セイバーを殺したんだ?」
「もちろん、私がこの殺し合いに乗ってるからっすよ。ちなみにルルさんやゴスロリさんとはチームを組んでるんすよ」
阿良々木暦にとって、ある意味予想通りだが、最悪の回答だった。
自分が殺し合いに乗っていることを淀みなく言い放つ。
それは自らの手で人を殺める覚悟を持っているからこそ。
正面から殺す気概を持つという証。
それ以上の言葉を交わすまでもなく。
雄弁に伝えられてしまった。
阿良々木暦は察するしかない。
覚悟完了。
いかなる事があっても。いかなる手段をとっても。
東横桃子は優勝するつもりだ。
阿良々木暦に東横桃子を言葉で屈させることは出来ない。
彼女は決して揺るがない。
説得や話し合いなんてハナから無理なのだ。
それでも、やる事は変わらない。
そうか。分かった。と妥協するほど要領は良くない。
逃げ出すことなんて出来やしない。
阿良々木暦はそういう人間だった。
「うおおおおおおおおおおおおお!」
「えっ!?」
阿良々木暦が取った行動は頭部だけを守っての突撃。
正面突破である。
周囲に身を隠すものは少なく、立っているだけでは格好の的。
だが、接近戦に持ち込めば、身体能力の勝る自分が有利。
阿良々木暦はそう考えたのだ。
相手を殺す覚悟を持っていたとしても東横はあくまで一介の学生に過ぎない。
素早く動く敵に命中させるには覚悟だけでは足りなかった。
阿良々木の動きに対し、東横桃子もとっさに引き金を引く。
だが、命を奪わんとする銃弾も肩や頬を掠めるだけ。
動きは東横桃子の予想以上に速い。
(っ……。弾切れ!?)
あせって連射したのが命取りとなった。
当然、阿良々木はその隙を見逃さない。
阿良々木暦は飛びかかった。
東横桃子もとっさに身を伏せる。
二人の間は既に目と鼻の先……。
そして、次の瞬間。
阿良々木暦は勢いよく外へ飛び出した。
阿良々木暦の名誉の為にも付け足そう。
この結果はただの偶然でも、不注意でもない。
突っ込んできた敵を見て、慌てて銃を連射。
結局、命中させることは出来ず無様に怯えてしゃがみ込む。
その全ては偽りだった。
阿良々木暦を罠にハメる為。
あくまで、東横桃子は冷静だったのだ。
彼女のステルスは、自らの存在を見えにくくするだけではない。
麻雀にて危険牌を通すように。自分の捨牌を見えにくくする。
つまり、自分の行動。そこから生まれる痕跡すら隠蔽させられるのだ。
阿良々木暦が突っ込んできた時。
あくまで自然に。驚いて銃を連射してるように見せかけ。
東横桃子はこの部屋にあった大きな窓を背に向けるよう移動していた。
本来なら意図がバレバレな動きも、彼女のステルスにより感づかれることはない。
阿良々木暦はただ真っ直ぐに突撃したつもりだったが、実際は誘導されていたのだ。
その結果。
阿良々木暦は勢いあまって外へ転落。
東横桃子の勝利であった。
「……ちょっとずるい方法でしたけど勘弁っすよ」
死体を確認するまでもない。
ここは7階。しかも、頭から真っ逆様だ。いかに運が良かろうと即死だろう。
それにしても……。
ようやく一息ついた東横桃子は部屋の隅に目を向けた。
そこには発砲音やガラスの割れる音を聞いても、未だ目を覚まさない
ルルーシュ・ランペルージの姿があった。
(あれだけドタバタしてたら、普通目が覚めるもんすよ。ルルさん…)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
7階から落っこちた。
空を飛べる吸血鬼の話もある。
たが、今転落したのは、空も飛べず、身体能力も普通で、ちょっと傷が治るのが早い、ただの吸血鬼モドキにすぎない。
この高さ。生き残る可能性は皆無。
何て間抜けな終わり方だろう。
半ば自殺みたいなものだ。
あれだけ平沢には死ぬわけにはいかないと豪語していたのに。
結局、僕は死ぬ。
僕の死が多くの人を悲しませ、多くの人を苦しませる。
それが分かってるのに。
あっけないものだ。
僕は目を瞑った。それしかもう出来ない。
そして大切な人達を想う。それしかもう出来ない。
八九寺。
生意気で可愛い幽霊。
幽霊だから死なないかなーとか心の何処かで考えてたけど、やっぱり甘かった。
でも、ちゃんと生きている、いや生きていたのか。
そう考えると、それだけはいいことだったのか。
今となっては全く無意味な話だけど。
せめて、あの可愛い笑顔が汚さずに、逝けた事を願う。
―――あの世に行ったら遊べるな。退屈せずに済みそうだ。
千石。
最初、彼女の名前が名簿に無い事に、安心した。
彼女はこんな場所に似つかわしくない。
だけど、結局は彼女の死が僕にこの場所の現実を知らしめることになってしまった。
守ろうと思うことすら出来なかった。
ホント、合わせる顔がないや。
―――まず謝ろう。その後一緒に笑おう。
神原。
アイツの事だからこんな場所でも周りの人に迷惑かけてるんだろうな。
周囲の人を対象にした変な妄想をしてるぞ。多分。
あのレベルを突っ込める奴がこの会場にはいないだろうし。
暴走するなよ。
取り返しのつかないことはしないように。
もし大変な事になっても、僕はもう力になってやれないんだから。
―――僕にはもう、願うことしか出来無い。
戦場ヶ原。
恐らく振り回されてるだろう周囲の人には心の底から同情するよ。
そのルートはベリーハードで、バッドエンド一直線だ。
……僕が死んだらやっぱり復讐を始めてしまうんだろうな。
あの東横のように優勝する為の覚悟を決めてしまうのか。
もしも、そんな事になってしまったら。
図々しいことは分かってるけど。
―――誰か止めてくれ。
復讐することが救い。そんな幻想をぶち壊す人がいたら。
きっと。
あー、もっと羽川とか忍とか、火憐ちゃんや月火ちゃんの事も考えたかったけど。
そろそろ走馬灯も終わりっぽい。
みんな纏めちゃうけど、ゴメン。そしてアリガトウ。
忍野に関しては……、別にいいや。
何かこの様子を見て笑ってる気もするし。
そろそろ決めるとしよう。
最後の言葉。死に際の一言を。
……そうだな。やっぱりあれがいい。
やっぱり死ぬときくらいはキレイに締めたい。
―――戦場ヶ原。どぉれ゛ぇ!?
失礼。かみました。
待て。流石にこれはないだろ。死ぬ時まで何でこんなネタに走らなければならない。
噛んだのはワザとじゃ無いんだ。ちょうど“蕩れ”の部分で地面に激突しただけなんだ。
それにしても、どれってなんだ。
別に僕は戦場ヶ原の顔なんて忘れてないぞ。忘れたくても忘れられない思い出が一杯だ。
まったく、せっかくの名言が最後の最後で台無しだ。
もし戦場ヶ原にバレたらきっとハサミで舌をキレイに切り取られてしまう。
……おい作者。こんなオチ許されると思ってるのか。
せめて、もう一度チャンス寄越せ。
ただでさえ、死んだ原因がかなりマヌケだっていうのに。
最後の言葉がこんなネタなんて色々ヤバいだろ。
残念ながら僕にチャンスは与えられなかった。
僕の意識は……。
少しずつ……。
消えた……。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
縛られていた平沢憂を解放した後、東横桃子は自らが殺めたセイバーと
荒耶宗蓮の荷物を調べていた。
二人の首輪もセイバーの持っていた七天七刀を使って、手に入れた。
気が滅入る作業だったが、先程の放送で首輪換金制度を知った以上、避けられない作業だ。
セイバーと荒耶宗蓮。二人とも屈指の強者。
換金して得られるペリカには期待が出来る。
七天七刀の切れ味が良かったことが幸いして、比較的楽に首を切り落とすことは出来た。
「くっ……」
「やっと目が覚めたんすね」
ようやくと言っていいだろう。
東横桃子が首輪に付着した血糊を拭き終わった時。
ルルーシュ・ランペルージは未だ痛む腕を押さえながらヨロヨロと立ち上がっていた。
その顔は苦痛に歪んでいる。
最初はイマイチ現在の状況を理解出来ていないのか周囲を見回す。
だが、一呼吸置いて、自分のミスに気がついたのか、顔を引きつらせた。
ルルーシュ・ランペルージが考えた、対荒耶宗蓮の作戦。
腕の骨折程度は想定内でも、意識を失うまでは予想外だった。
己の体力の無さを勘定に入れるのを失念していたのだ。
自分の犯した過ちに衝撃を受ける。
放送は生き残るためには不可欠の生命線。
聞き逃した時点で圧倒的不利。
「大丈夫っす。放送は私がちゃんと聞いてましたから」
焦りによるパニックに陥りそうになったルルーシュを咄嗟に東横桃子がフォローを入れた。
暫く一緒に行動を共にして、ルルーシュは物凄く頭がキレるが予想外の事には少々弱いことに気付いていた。
東横桃子はルルーシュに現在の状況説明をした。
荒耶宗蓮をルルーシュの作った隙を突いて、ビームサイズで殺したこと。
虫の息だったセイバーのトドメを刺したこと。
阿良々木暦を窓から転落させたこと。
平沢憂が阿良々木暦の死体を確認しに行ったこと。
平沢憂が何やらアレな緊縛をされていた事は伏せておいた。
主に彼女の名誉の為に。
ルルーシュ・ランペルージにとってその説明は比較的喜ばしいことだった。
思想的にも障害にしかならないセイバーと阿良々木暦の排除は僥倖だ。
荒耶宗蓮も生かして捕え、情報を得る。それが最も好ましい結果ではあった。
しかし、実際にその力を目の当たりにしたら、この結果でも十分だったと思える。
それに失敗したと言っても情報を得る道は残されていた。
気絶前。この場で荒耶宗蓮に出会った時から気になっていたことがある。
この政庁に荒耶宗蓮がいたワケ。
主催側である彼がこの場に何の意味もなく訪れるはずがない。
主催側とのコンタクトか。あるいはそれ以外か。
何らかの目的を持ってここを訪れたのは間違いない。
壁に刻まれた赤い魔法陣は恐らくその一環だろう。
場の状況から完全に証拠を隠滅出来なかった可能性もある。
だが、その調査の前に一つ確認することがあった。
「桃子。放送内容を詳しく教えてもらおうか」
【D-5/政庁7F・情報管理室/1日目/日中】
【東横桃子@咲-Saki-】
[状態]:ステルス解除、疲労(中)
[服装]:鶴賀学園女子制服(冬服)
[装備]:FN ブローニング・ハイパワー(自動拳銃/弾数0/15/予備45発)@現実、果物ナイフ@現実(現地調達)
[道具]:デイパック、基本支給品×3(-水1本)、FENDER JAPAN JB62/LH/3TS Jazz Bass@けいおん!、通信機@コードギアス反逆のルル
ーシュ、
蒲原智美のワゴン車@咲-Saki-(現地調達)、小型ビームサイズ@オリジナル(現地調達)、ククリナイフ@現実 、
S&W M10 “ミリタリー&ポリス”(6/6)、.38spl弾x53、鉈@現実、パソコン、不明支給品(0~2)、
七天七刀@とある魔術の禁書目録、死亡者・おくりびと表示端末、【第1回放送までのおくりびと】のメモ
首輪、首輪(ダミー)
[思考]
基本:
加治木ゆみを蘇生させる。
0:ルルーシュに放送内容を教える。
1:ルルーシュを利用し(利用され)、優勝する。
2:もう、人を殺すことを厭わない。
3:覚悟完了。ステルスを使う時は麻雀で対局相手の当り牌を切る時の感覚を大事にする。
4:先輩が好きだ。それだけは譲らない。
[備考]
※登場時期は最終話終了後。
※
カギ爪の男からレイに宛てて書かれた手紙は中身を確認せずに破り捨てました。
※荒耶宗蓮が主催者側の魔術師である事を知りました。
※自分の起源を知りました。
※セイバーと荒耶宗蓮の荷物を回収しました。
【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス反逆のルルーシュR2】
[状態]:疲労(大)、右腕の骨折
[服装]:歩く教会@とある魔術の禁書目録、ポンチョのようなマント@オリジナル(現地調達)
[装備]:ゼロスイッチ(仮)@コードギアス反逆のルルーシュR2、CDプレイヤー型受信端末、リモコン、イヤホン@現地制作、
[道具]:基本支給品一式、ゼロの剣@コードギアス反逆のルルーシュR2、ミニミ軽機関銃(183/
200)@現実 、
ゼロのマント@コードギアス 反逆のルルーシュR2、“狐”“泥眼”“夜叉”の面@現実、
サクラダイト爆弾(小)×9、サクラダイト爆弾(灯油のポリタンク)×2@コードギアス反逆のルルーシュR2、
盗聴機、発信機×9@現地制作、単三電池×大量@現実、通信機×5@コードギアス 反逆のルルーシュ
アッシュフォード学園男子制服@コードギアス反逆のルルーシュR2、USBメモリ@現実(現地調達)、阿良々木暦のMTB@化物語、
[思考]
基本思考:
枢木スザクは何としても生還させる
1:東横桃子に放送内容を教えてもらう。
2:政庁を調べて、荒耶宗蓮が何をしていたか調べる。
3:駅に向かったというスザクと合流したい。
4:東横桃子、平沢憂と行動を共にする。
5:殺しも厭わない。東横桃子、平沢憂、スザク、
C.C.、ユフィ以外は敵=駒。利用できる物は利用する。
6:スザク、C.C.、ユフィと合流したい。
7:偽ゼロの放送を利用して、混乱を起こし戦いを助長させる。
8:“金で魔法を買った”というキーワードが気になる。
9:首輪の解除方法の調査、施設群Xを調査する?
[備考]
※R2の25話、スザクに刺されて台から落ちてきてナナリーと言葉を交わした直後からの参戦です。
死の直前に主催者に助けられ、治療を受けたうえでゲームに参加しています。
※参加者が異なる時間平面、平行世界から集められている可能性を考察しています。
※モモから咲の世界の情報を得ました。主要メンバーの打ち筋、スタイルなどを把握しました。
※自分のギアスも含めて能力者には制限が掛っていると考えています。
※おもい蟹が怪異たる力を全てルルーシュに預けました。どんな力を使うかは後の人にお任せします。
※モデルガン@現実、手紙×2、遺書、カギ爪@ガン×ソード、皇帝ルルーシュの衣装@コードギアス反逆のルルーシュR2、
シティサイクル(自転車)、ジャージ(上下黒)、鏡×大量、キャンプ用の折り畳み椅子、消化器、ロープ、カセットコンロ、
混ぜるな危険と書かれた風呂用洗剤×大量、ダイバーセット、その他医薬品・食料品・雑貨など多数@ALL現実
揚陸艇のミサイル発射管2発×2機、ミサイル×4発@コードギアス反逆のルルーシュ
現在支給品バッグに入れています。
※揚陸艇の燃料…残り10キロ分 (E-5に放置されています)
※荒耶宗蓮が主催者側の魔術師である事を知りました。
※Fー7ホールの平和の広間にてUSBメモリを入手しました。
※第2回放送を聞き逃しました。
【D-5/政庁1階玄関前/1日目/日中】
【平沢憂@けいおん!】
[状態]:疲労(小)、拳に傷、重みを消失、スーパーいらいらタイム、
[服装]:ゴスロリ@現実
[装備]:ギミックヨーヨー@ガンソード、騎英の手綱@Fate/stay night、拳の包帯、おもし蟹@化物語
[道具]:基本支給品一式、日記(羽ペン付き)@現実、桜が丘高校女子制服、カメオ@ガン×ソード、
COLT M16A1/M203(突撃銃・グレネードランチャー/(20/20)(1/1/)発/予備40・10発)@現実、
包帯と消毒液@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor、双眼鏡@現実(現地調達)
通信機@コードギアス反逆のルルーシュ、遠坂凛の魔力入り宝石@Fate/stay night×10個、洗濯紐
[思考]
基本:ルルーシュとバンドを組みたい。皆を殺す。阿良々木さんはもう絶対殺す。
0:転落した阿良々木さんの死体を確認。もし生きてたら念入りにいたぶって、トドメを刺す。
1:ルルーシュさんの作戦、言う事は聞く。お姉ちゃんは無理には殺さない。
2:モモさんはルルーシュさんが仲間だと言っているので殺さない。
3:阿良々木さんをブチ殺して、お姉ちゃんのギー太を返して貰う。
[備考]
※ルルーシュの「俺を裏切るなよ」というギアスをかけられました。
※
中野梓についていた「おもし蟹」と行き遭いました。姉である
平沢唯に対する『思い』を失っています。
※第2回放送をほとんど把握していません。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
荒耶宗蓮が製作した会場の結界は完璧であった。
だが、この数時間。
会場にが小さな異常が多数発生した。
一つ目は
両儀式が破壊した魔法陣。
2つくらい破壊されても問題は発生しない。
荒耶宗蓮の修復もあり、この程度は主催者側の予測範囲内。問題は何もないはずだった。
二つ目は結界の製作者である荒耶宗蓮の死。
この会場の結界は、荒耶の死がそのまま崩壊には繋がらない。
もしそうなら、主催側が参戦を認めるはずがない。
結界を形成する魔力源は荒耶宗蓮とは別に用意してある。
結界を成立させる基点に関しても、荒耶宗蓮が全てを管理しているわけではない。
荒耶宗蓮の基点に関しても、荒耶の死かそれに順ずる魔術回路の異常が生じた時点で荒耶の手から離れるようになっていた。
だが、このシステムがルルーシュ・ランペルージのギアスにより異常を起こしてしまった。
魔術を使うな。この命令により脳は影響を受けるが、魔術回路自体は正常だ。
つまりその時点で、誰にも管理されていない基点が生まれてしまったのだ。
その後、荒耶宗蓮の肉体が死亡したことで無事管理権限は移譲されたが、その際のタイムロスが結界に影響を与えたのは事実だ。
三つ目は大量に放出されたGN粒子が引き起こした。
思考エレベータによる
織田信長。
量子化による転送装置の起動による
ユーフェミア・リ・ブリタニア。
両者の転移である。
荒耶宗蓮の転移が鍵を使って扉を開けるものだとすれば、二人のは鍵を壊して扉を無理やりこじ開けたようなものだった。
これも施設として設置した以上、最悪起動は覚悟しており、それが会場の崩壊には繋がらないよう対策してあった。
どれか一つが原因ではない。
一つだけでは些細な要因に過ぎない。
一つでも足りなければ、何も起こらなかっだろう。
だが、しかし。
起きてしまったのだ。
一瞬のゆらぎ。
結界に生まれた僅かな綻び。
決してあってはならない異常が。
阿良々木暦は走馬燈など見てはいない。
東横桃子が転落した彼を確認しなかったのはミスだった。
彼は転落した瞬間、数多の要因が生み出した、その一瞬の綻びに目がけて落下したのだ。
本来ならその綻びも一瞬で消え、誰の目にも写らず、誰も巻き込まれることは無かったはずだった。
つまり、綻びが政庁の付近で発生したことにも理由があるのだ。
荒耶宗蓮は自らの工房に入り込むのに、政庁の門を使用した。
最後に使用されたそれは、確かにきちんと閉ざされてはいた。
だが、これだけのイレギュラーな要素が積もりに積もった結果、この会場の中で最も綻びが生まれ易い場所になっていたのは事実だ。
彼は死の間際の一瞬に多くの人を想ったわけではない。
その時間。彼は本当に落下し続けた。
それを単純に走馬燈だと勘違いしただけなのである。
実際、彼が目を開けていれば、巡り変わる景色を見て、それが走馬燈ではないと気付けたはずだ。
阿良々木暦の転移が終わった瞬間、空間の綻びは自動的に修正された。
少しでも落下するタイミングが遅ければ、このような事態は起こりえなかった。
さて、こんな結果。誰が想像出来た?
誰も予想していない。誰も考えもしない。
必然? 偶然? 奇跡?
どれだっていい。この結果が全てだ。
阿良々木暦は生き延びたのだ。
【?-?/????/1日目/日中】
【阿良々木暦@化物語】
[状態]:気絶中、疲労(大)、全身に打ち身(治癒中)、左手に大きな裂傷(治癒中)、頭にタンコブ(治癒中)
[服装]:直江津高校男子制服
[装備]:なし
[道具]:デイパック、支給品一式、ギー太@けいおん!
(適当に回収したため何が残っているかは不明、後の書き手にお任せします)
[思考] 誰も殺させないし殺さないでゲームから脱出。
基本:知り合いと合流、保護する。
0:???
3:戦場ヶ原、神原と合流したい。他にも知り合いがいるならそれも探す。
4:憂をこのままにはしない。
5:……死んだあの子の言っていた「家族」も出来れば助けてあげたい。
6:支給品をそれぞれ持ち主(もしくはその関係者)に会えれば渡す。
7:千石……八九寺……
8:太眉の少女については……?
[備考]
※アニメ最終回(12話)終了後よりの参戦です。
※回復力は制限されていませんが、時間経過により低下します。
※転移した先は不明です。現在地は次の書き手にお任せします。
※会場に生まれた綻びは、あくまで偶発的なものであり、今後発生することはありません。
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最終更新:2010年01月23日 09:44