9話 ねこねこ血みどろ日和
警察署の地下には監獄がある。
刑務所のようなものでは無く容疑者を一時的に拘留するための簡易なものだが。
「ん、ん、ん」
ピューマ獣人の若い女性、相馬祐実は、
監獄2号室の中で、ベッドに寝転がっていた。
「寝心地、悪くは無いね…でも、臭い」
すぐに見切りを付け、ベッドから下りた。
監獄から出て地上への階段を探し始める祐実。
「圭人と美帆はどこにいるんだろう…死なないで欲しいな…」
右手に支給された回転式拳銃、コルト パイソン.357マグナムを握り、ピューマの女性は暗い地下区画の通路を歩く。
もう一つ、小型自動拳銃FN M1906も支給されたが威力が弱そうなので祐実はパイソンの方を装備していた。
死体安置所や、警察犬飼育室、駐車場などもあったが扉は固く施錠されていて入れない。入る気も無かったが。
そして階段を見付ける。
「お、一階へ行けるね」
祐実は階段を上り始めた。
……
「キャプ、チュー…」
太った少年が、何度も殴打され、息絶えた。
傍には灰色の毛皮の猫獣人の少女が立っていた。手には血塗れの木刀。
「…どうして…どうして…上手く行ったはずなのに…何で、私が
殺し合いを…」
ぶつぶつと、虚ろな目で少女――テトは呟いている。
彼女は、自分の身に起こったとある事件を切欠に、クラスメイト全員を数人の協力者と共に拉致し、
殺し合いをさせ、そして全員を殺した。その結果彼女の目的は果たされた。
だが、気付けば今度は自分が首輪をはめられ殺し合いをさせられている。
おまけに名簿には殺したはずのクラスメイトの名前も数人載っていた。
自分の身体を蹂躙した憎悪の対象も。
「…良いよ…やってやるわよ…みんな殺してやる…太田太郎丸忠信、愛餓夫、壱里塚徳人、吉良邑子!
あなた達四人は特にね…楽には死なせない…!」
テトは美しい顔を憎しみに歪ませ、少年、鈴木フグ夫のデイパックから、
短機関銃イングラムM10と予備のマガジン、焼夷手榴弾3発を手に入れる。
自分に支給されたのは少年を殴り殺すのに使った洞爺湖と書かれた木刀と、果物ナイフ。
良質な武器が手に入ったと言える。
「もう、失う物なんて、私には何も無いんだからね…」
イングラムM10に装備を切り替え、テトは建物――警察署の出口へと向かった。
……
「な、何これ」
テトが去って数分後、ピューマ獣人の女性が太った小学生ぐらいと思われる少年の死体を発見した。
何度も身体中を殴られたようで、血塗れで身体が腫れあがっていた。
傍にはデイパックが落ちていたが基本支給品以外は入っていない。
「殺されてから、間も無いよね…可哀想に……」
祐実は開かれたままの少年の目を閉じさせてやった。
「…野ざらしにしておくのは忍び無いけど…どうにも出来ない。ごめん」
せめて布でも被せてやりたかったが生憎都合良く大きな布など無い。
少年の死体を、祐実は放っておくしか無かった。
【鈴木フグ夫@浦安鉄筋家族:死亡】
【残り:44人】
【早朝/???】
【テト@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]精神に異常
[装備]イングラムM10(32/32)
[持物]基本支給品一式、イングラムM10のマガジン(5)、焼夷手榴弾(3)、洞爺湖の木刀(血塗れ)@銀魂、果物ナイフ
[思考・行動]
0:皆殺しにする。主催者も殺したい。
1:クラスメイトの中でも太田太郎丸忠信、愛餓夫、壱里塚徳人、吉良邑子は惨たらしく殺す。
[備考]
※本編最終話直後からの参戦です。
※能力についての制限の程度は現時点では不明です。
【早朝/F-1警察署:一階】
【相馬祐実@オリキャラ】
[状態]健康
[装備]コルト パイソン(6/6)
[持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(12)、FN M1906(6/6)、FN M1906のマガジン(3)
[思考・行動]
0:死にたくはない。圭人と美帆を捜す。
1:良い相手がいて余裕があればエッチな事を…。
[備考]
※特に無し。
※F-1警察署:一階に鈴木フグ夫の死体及びデイパック(基本支給品一式)が放置されています。
≪支給品紹介≫
【コルト パイソン】 支給者:相馬祐実
.357Magnum弾を発射可能なダブルアクションリボルバーとして、コブラに続くコルト2匹目の蛇として1955年に登場。
芸術品を思わせる形状ながらも.357Magnum弾の発射に耐え得る剛性を併せ持ち、
半世紀経った現在においても「リボルバーのロールスロイス」と呼ばれ人気が高い。
見映えの良さから今でもメディア上での露出度は高く、主役・脇役問わずお目にかかる機会も多い。
【FN M1906】 支給者:相馬祐実
1906年にジョン・ブローニングが設計した小型自動拳銃。その名の通りポケットに収まるほどの小型サイズで、
護身用拳銃のベストセラーとなり1969年まで製造された。
【洞爺湖の木刀@銀魂】 支給者:テト
銀時が常時腰に差している「洞爺湖」と彫られている木刀。
「辺境の星にある金剛樹という樹齢1万年の大木から作られた妖刀・星砕(ようとう・ほしくだき)の由来を持ち、
真剣を上回る強度や硬度を誇りそれを捜し求めて刀狩りを行う者までいた」とされているが、
実は通信販売で入手可能という代物であり銀時も通信販売店で購入している。
しかし、使用者である銀時自身の剣の腕と相まって下手な刀より切れ味が良く強度が高い。
仙人が宿っているとかいないとか。
【果物ナイフ】 支給者:テト
果物の皮むき等に使う刃物。武器としては心許無い。
【イングラムM10】 支給者:鈴木フグ夫
1964年にアメリカのゴードン・B・イングラムによって設計された軍用短機関銃。
ほとんどの部品がスチール板をプレス加工して成型されている。このため非常に生産性に優れ、
構造も単純なために堅牢である。また、フルオートでの連射サイクルが非常に速く、32連マガジンが1.5秒で空になるほど。
熟練者でなければ制御するのは難しいといわれる。本ロワの物は.45ACP弾仕様。
【焼夷手榴弾】 支給者:鈴木フグ夫
広範囲に火炎を巻き起こす手榴弾。使い方は普通の手榴弾と同じで安全ピンを抜き投擲する。
≪オリキャラ紹介≫
【相馬祐実(そうま ゆみ)】
19歳の女子大生。ピューマの獣人。有田美帆、三田村圭人はサークル仲間で仲が良い。
色魔で、巨乳で美女なため、肉体関係を持っている男は多い。貢がせているので金持ち。
性格は割と善人だったりする。寝るのが好き。
| GAME START |
相馬祐実 |
023:煉獄炎 |
| GAME START |
鈴木フグ夫 |
GAME OVER |
| GAME START |
テト |
023:煉獄炎 |
最終更新:2011年06月28日 20:17