アットウィキロゴ

猫耳デストロイヤー

41話 猫耳デストロイヤー

「ご主人様、誰か来ます」
「あ?」

何者かを発見し太田に伝える洋子。
太田が確認するとそれは太田が知る人物――クラスメイトの一人の女子だった。

「あいつはシルヴィアじゃねーか」
「ご主人様のクラスメイトの」
「ああ……何だか、様子が妙だな」

公民館の窓ガラス越しに見える、白髪猫耳少女は俯き加減で、制服が血塗れになっており、
更に足取りもふらふらとしているように見えた。
何かあった事は見た目からも明白だったが、太田にとっては別段、どうでも良い事で。

「殺しとくか…」
「はあ」
「多分あいつ正面玄関から入ってくるだろ、待ち伏せしておこうぜ」
「分かりました」

留まっていた部屋から、二人は正面玄関へと移動を始める。

……

もう何もかも嫌になってしまった。

シルヴィアはまるで抜け殻のようになっていた。
守れなかった――サーシャを。他の皆を。目の前で全員殺されてしまった。
この殺し合いにおいて再び会う事が出来たと言うのに、サーシャを助けられなかった。

「……もう、何も希望が無い」

彼女にとってサーシャはこの殺し合いにおける、彼女自身の「希望」そのものだった。
サーシャがいるから再びこの世に蘇られさせられて殺し合いをさせられても、頑張ろうと言う気になれたのに。

「……ああ、もういっその事」

そして自分でも知らない内に、シルヴィアは公民館の入口付近まで歩いて来ていた。

入口の裾辺りから二人の人影が飛び出す。

二人共銃を持っていた。自分の方に構えようとしていた。

シルヴィアは持っていたPPSh41短機関銃をその二人に向けて構え、引き金を引く。


銃声が轟く。


数秒後、公民館正面玄関付近は、蜂の巣となり、身体中を銃弾に貫かれた二人の死体が転がっていた。

「……ぐぶっ」

シルヴィア自身もまた、腹の部分に銃弾が突き抜けていた。
二人を殺す直前、銃弾を受けてしまった。どちらのものかは分からない。
銃創からは止め処なく赤い液体が溢れ、シルヴィアの口からも同じ物が流れ出す。
身体中から力が抜け感覚が休息に薄れて行くのを感じシルヴィアは自分がどうなるか悟った。

「はは、サーシャ、今から私も、行くか、ら……」

それだけ言うと、シルヴィアは崩れ落ち、二度と立ち上がらなかった。


【太田太郎丸忠信@自作キャラでバトルロワイアル:死亡】
【安達洋子@オリキャラ:死亡】
【シルヴィア@自作キャラでバトルロワイアル:死亡】
【残り:4人】



040:うp主失踪 目次順 042:例え全て失っても

036:Satan's boy 太田太郎丸忠信 GAME OVER
036:Satan's boy 安達洋子 GAME OVER
036:Satan's boy シルヴィア GAME OVER

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年07月20日 23:32
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。