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"The God"

『よう。お前はテトで合ってるな?』
「そうだけれど。呼びつけた理由は何?場合によっては殺すわよ」

暗い闇の中で、◆VxAx.uhVsMは参加者の一人となる『予定』の猫族少女テトを、ゲームの開始前に呼び出していた。テトは薄々自分たちの殺し合いを模倣する気だとは気付いていたし、ようやくラトと一緒になれたのにこんな目に遭うとは、◆VxAx.uhVsMを殺してやりたい気分だった。
だが、この男からは得体の知れない何かを感じる。だから、大人しくしていた。

『いや、待てって。さすがにお前の力振り回されたら危ないから。話だけでも聞いてくれ。…なぁに、決して悪い話じゃあないぞ』

悪い話じゃない。それに、テトの眉がぴくっ、と動く。
無言で床を靴のつま先で叩いたのは、早く続きを、という意思表示なのだろう。

『◆9Q氏も化け物みてえなサクラを用意してるんだがな。機械ということもあり少し不安がある。だから、お前にも同じように行動してほしい。援助として、お前の力の反動を抑えておくし、制限はかけない。』
「美味しい話ね。願いもしっかり叶えてくれるのかしら?」

◆VxAx.uhVsMは更に続けた。

『いや』


「……?」
『お前には、最初から報酬付きだ。太田太郎丸忠信は参加者だから無理だけど、吉良邑子、愛飢夫、壱里塚徳人を生き返らせてある。…憎いんだろ?好きなように殺させてやる』

テトの口元が邪悪な笑みを浮かべる。
彼女が壊れてしまった最大の原因である奴等。それを無惨に殺すのは、どれほど楽しく、魅力的なことだろうか。
条件は成立した。

幾らかの時が経ち。個室から、血塗れで微笑むテトの姿が現れた。


「また殺し合いか」

前回の殺し合いではあと一歩のところで殺害されてしまった。
貝町ト子は、殺し合いに乗るかどうか思案していた。
麻薬の禁断症状は現れていない。まだ、理性的な思考ができる状態である。

しかし、そんな時。ト子がかつて見捨てた一人の猫族少女の姿を、確かに捉えた。

「テト………っ!!」
「あら、貝町ト子。こんなところで会うなんて偶然ね」

彼女には、謝っても謝りきれないほどのことをしてしまった。
今なら、戻れるかも知れない。そんな淡い期待を抱きながら、ト子は口を開く。

「テト……私は、」
「いいのよ、謝らないで」

優しい微笑みだった。本当に心の底から、ト子は安堵した。
そして、直後に倒れた。


貝町ト子は動かない。テトの力によって高圧電流を流され、そのまま死んだ。
もし。相手がト子でなくとも、きっとテトは同じことをしただろう。

「……何か暑苦しいのがいるわね」
「貴様……その方に何をしたのでござるか!!」
「殺したけど」

真田幸村。武田軍の一番槍で、あの独眼竜の好敵手。
熱く燃えたぎる彼の手には、矛のようなものがあった。そのまま、テトに真っ直ぐ進む。いくらテトでも、あれを真っ向から喰らえば間違いなく死ぬ。だからこそ彼女は、策に頼った。

幸村の肉体が燃え上がる。彼の纏う気とは違う、本物の業火。
だが、幸村は倒れない、肉体が焦げようとも、倒れずに進む。

「あら、本当に化け物ね」
「真田…幸村……燃え尽きること…無し……」

そして、燃え尽きた。少し力を追加したら、さすがに耐えられなかったらしい。

【貝町ト子@自作キャラでバトルロワイアル】
【真田幸村@戦国BASARA】  死亡
【残り45/50人】

【深夜/a-2】
【テト】
基本:主催のサクラとして優勝する。
1:太田太郎丸忠信は必ず殺す。
※本編終了後からの参加です
※『神の力』の規制は無く、反動が軽減されています

幸せスパイラル? 投下順 虚構の人間
GAME START テト [[]]
GAME START 貝町ト子 GAME OVER
GAME START 真田幸村 GAME OVER

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最終更新:2011年07月27日 22:49
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