殺し合いーーーー『バトル・ロワイアル』。
◆xzYb/YHTdlは、インターネット上でそのパロディ作品を連載している『書き手』という立ち位置の人物である。勿論、ある程度殺し合いについても知っている。
だが、まさか実際にそれが起こるとは思ってもいなかった。
「参ったな……」
支給されたのはレミントンM119。扱えない武器ではなかったが、◆xzにはやはり不安の方が大きかった。殺し合いに乗るということは罪悪感を覚えてしまうし、多少ゲームの理を知っている程度ではどうこうすることなどできない。
とその時。
「ふっふっ、畜生めスクワットの野郎!やり始めたら止まらねえ~!」
「うわ…」
馬鹿が居た。それもとびっきりの常識外れが。
赤い鉢巻に学ラン、大柄な体格はそれだけで彼の筋肉の屈強さを伝える。
やはり書き手の人たちに出会いたかったが、◆xzは『馬鹿』に話しかけてみる。
◆
数分後。
◆xzはすっかり馬鹿ーーーー井ノ原真人のペースに呑まれてしまっていた。
共に腕立てをしながら互いの情報を交換するその光景は余りにもシュール。
「ふう、いい汗かいたぜ」
「悪いね、僕に協力して貰って」
筋肉を鍛えた二人は汗だく。
だが、二人ともどこかすがすがしい表情を浮かべていた。これこそが『筋肉馬鹿』井ノ原真人の必殺奥義、『筋肉旋風』である!
どこかというかもう色々不安な二人は、ひとまず書き手達を探すことにした。
【深夜/d-3】
【◆xzYb/YHTdl】
基本:儀式には乗らない。
1:真人と行動する。
2:他の書き手さんたちと合流したい。
◆
井ノ原真人は、心の中で冷静に考えを巡らせていた。
自分は修学旅行の大事故で重傷を負い、二人の親友達だけを生かすために、世界を幾度となく繰り返してきた。いわばリフレインし続けたのだ。
恭介の茶番では無さそうだ。大体、宮沢謙吾に仕掛けた『罠』の時とは違い、もうそんな小細工をする理由はどこにもない。
あの二人は強くなった。もう自分達ーーーーーリトルバスターズが居なくても彼らは絶望しない。虚構の世界で繰り返した旅路は終わったのだから。
もしかしたら、これは最後通告なのかもしれない。
最後に井ノ原真人という一人の人間に与えられた誰かを救うチャンス。
真人は戦う。
それは決して、最期は華やかに散りたいなどという浅はかな考えではない。
彼は泣かなかった。親友との永遠になるかもしれない別れ際に。
真人だって別れたくなかったのだ。もしも、この儀式を主催するあのふざけた狐をぶっ倒してあの二人の元に帰れたら。それはどれほど嬉しいことだろう。
「(……待ってろよ、理樹、鈴。必ずお前等のところに帰るからな)」
【井ノ原真人】
基本:儀式を止める。あの狐を倒す。
1:◆xzの言う『書き手』たちを探す。
※Refrain、真人が消滅した直後からの参加です
最終更新:2011年08月07日 21:02