OP 二度と同じ間違いはしないと
「……あれ?俺死んだはずじゃ」
暗い部屋で目覚めた俺こと◆ymCx/I3enUは困惑していた。
あの時桐山に殺されて、それで……。
「まさかここはあれか…?地獄だとでも言うのか?」
しかし一つだけ引っかかる。
この暗い部屋はどこかで見た覚えがある。
そう、まるであの
殺し合いの始めの時のような。
そう思うとぞっとしてくる。
再びあんなことをしなくてはいけないかもしれないなんて。
「おい、そこのアンタ…」
「……なんだ?」
目の死んだ高校生くらいの男が話しかけてきた。
「これ、どういう事か分かる?」
「知らない、というか分かってたらこんな焦ってないよ」
そうか、みたいな顔するとその少年はどこかに行ってしまった。
追いかけようとするにも、この暗さである。
若干顔が見えるような位置から少し離れたら何も見えなくなる。
「クソ…どういうことだ……ッ!?」
辺りが一気に明るくなる。
そして周りにいる大量の人間。
そう、あの時と同じだ。
「どもどもー、初めましての奴と久しぶりって奴がいるなー…俺は◆VxAX.uhVsM、よろしくー」
そう、この声は…。
あの男の声だ。
もう冗談ではすまされない。
可能性は立った一つに絞られた。
「うーん…反応悪いぜ?もっと明るく行こうや」
笑っているが、そんな事を言えているのはあいつくらいだ。
周りは何が起きるんだって顔をしている。
この場で何が起きるか分かっているのは少ないだろう。
「まぁ、そんなら本題に入るまでだなー」
本題、やはりそうだ。
出来る事なら聞きたくない。
何が起きるか分かってるからだ。
「まずはお前らには」
やめろ、やめてくれ。
また同じことをしなくてはいけないのか。
やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ
やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ
やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ
やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ
「最後の一人になるまで……殺しまくってもらおうか」
周りから驚きの声が聞こえてきている。
しかし、どんな顔をしているかなどは見れない。
いや、見る気が起きない。
「じゃあ簡単に説明するぜー」
前にモニターを出す。
それに書かれていたのは前と同じようなことだった。
――――――――――――――――――――――――――――
施設に放り込まれ、そこで殺し合いをする。
放送は0:00、3:00、6:00、9:00、12:00
15:00、18:00、21:00
禁止エリアは1個から3個増える。
基本支給品は
■名簿、メモ機能がある携帯電話
■懐中電灯
■簡易医療セット
■飲料と食糧
不明支給品は1~2個支給される。
優勝者は決められた願いを叶えることが出来る。
そして、元の生活に帰る事が出来る。
――――――――――――――――――――――――――――
「ふざけるな!」
そこで一人の男が立ち上がった。
緑色の髪の学生服の男…東優だった。
「んー…東君か」
「ふざけるな!こんなこと許されるはずが無い!」
「だったらどうするんだ?殴って止めるか?」
「それしかないのなら、仕方ない」
東は走って◆VxAX.uhVsMの所に向かう。
俺はいつの間にか叫んでいた。
やめろ、だったのか、行くな、だったのかは分からない。
しかし、その声は遅かった。
東と言う少年の体に斑点が浮かぶ。
その斑点が一瞬で真っ赤になる。
そしてその東と言う少年は動かなくなった。
「東先輩いいいいいいいいいいいいいいいい!!」
一人の帽子をかぶった男が走ってきていた。
高校野球のユニフォームのようなものを着た少年だった。
きっと先輩だったのだろう。
それも、信頼されるような。
「とりあえず、俺に逆らったらそれを起動するから…覚悟しろよ」
もう誰も話さなかった。
絶望していたのだろうか。
もう分からない。
少なくとも俺には、どうしようという気持ちはなかった。
そして始まる、殺し合い。
「さぁ…絶望しろよ」
【東優@パワプロクンポケット7 死亡】
【残り 80人】
【?/?】
【◆VxAX.uhVsM@???】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]なし
[思考・行動]
基本:このバトルロワイアルの運営。
1:???
[備考]
※DOLロワ3rd終了後からの参戦です。
最終更新:2011年11月13日 18:50