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空虚

9話 空虚

「なあ良いだろ、ここが良いんだろ」
「ああん、駄目ぇ」

崖のすぐ近くで人間の男とワーフォックス(人狐)の雌が乳繰り合っていた。
男――永易洋明は淡い青と白の毛皮の人狐の雌――グレートヒェンの豊満な乳を揉み、
秘部をまさぐる。グレートヒェンはだらしなく舌を出し恍惚の表情を浮かべ喘ぐ。

「はぁはぁ、もう私の****、ぐちょぐちょだよぉ。
ナガイさん、そこに森があるからあの中に入って……ね?」
「良いねぇ」

すっかり発情した雌狐は森の中に行って行為をしようと洋明に乞う。
洋明はそれを承諾し、グレートヒェンと共に崖の反対側、道路の向こうに広がる森へと歩き始める。

「ああぁくらくらするぅ。人間にここまでされたのもこんな発情の仕方も初めて…」
「俺は調教師なんだ、メスケモ性奴隷のな。要するにお前みたいなのをエロくするのなんてお手の物って訳だ」
「そうなんだ、じゃあ私も調教されちゃうの?」
「そうだな、俺の同行者と言う名の奴隷にしてやる、覚悟しろ」
「あぁ、私壊されちゃう、でも良いよ、好きにし


ドォン!!


グレートヒェンの顔面に生温かい液と物体が降り掛かる。
目の前にいたはずの洋明が消えた。いや、消えたのでは無く後ろに倒れたのだ。

「……?」

何が起きたのか理解出来ずグレートヒェンは倒れた洋明の方を見る。
頭の上半分が激しく損壊し中身が緑色の草の上にぶちまけられていた。

「え? え? え?」
「不用心だなぁ、あんな見晴らしの良い場所でイチャつくのは」
「……!」
「青姦獣姦おおいに結構、だけど」

森の奥から現れる、小銃らしき物を持った狼獣人の青年。

「時と場所考えた方が良いよ」

そして呆然としているグレートヒェンに向け、手早く再装填を行ったスナイドル銃を発砲した。

ドォン!!

銃弾は雌人狐の腹を抉りその身体を貫いた。
衝撃で倒れたグレートヒェンを壮絶な激痛が襲う。

「がああああぁあああ、あ!」

身体に空いた穴から無慈悲に血液が流れ出る。
緑色の雑草が、グレートヒェンの美しい淡い青と白の毛皮が真っ赤に染まる。

「痛い、痛い、痛い、痛いぃ」

涙を流しのたうち回る雌人狐。
先程までの快楽に蕩けた表情は完全に消え失せていた。
狼青年――井出孝徳はスナイドル銃の銃尾装置を操作し弾薬を再装填する。

「弾もったいねーな……」

そう呟くと孝徳は、スナイドル銃の銃床で、グレートヒェンの頭部を思い切り殴り付けた。
短い悲鳴が響いたがそれはすぐに次の殴打の鈍い音によってかき消され、
次第に悲鳴すらも聞こえなくなり、スナイドル銃の銃床もまた赤い血によって染まる。
頭部が真っ赤になり動かなくなった雌人狐の毛皮で、孝徳は銃床に付着した血液と毛を拭き取った。
永易洋明のデイパックよりピッケル、グレートヒェンのデイパックより回転式拳銃ウェブリー&スコットMk VIと予備弾、
更にアイスピックを手に入れる。

井出孝徳の思考は一つ、この殺し合いで優勝する事である。

「行くかぁ」

装備をウェブリー&スコットMk VIに切り替え、孝徳はその場を後にした。


【永易洋明:死亡】
【グレートヒェン:死亡】
【残り:35人】


【早朝/A-6崖:崖付近の森】
【井出孝徳】
[状態]健康
[装備]ウェブリー&スコットMk VI(6/6)
[持物]基本支給品一式、.455ウェブリー弾(12)、スナイドル銃(1/1)、.577スナイドル弾(3)、ピッケル、アイスピック
[思考]
0:殺し合いで優勝する。
[備考]
※特に無し。


※A-6崖:崖付近の森に永易洋明、グレートヒェンの死体及び二人のデイパック(基本支給品一式入り)が放置されています。


≪キャラ紹介≫
【永易洋明】  読み:ながい ひろあき
28歳の男、雌の獣人限定の性奴隷調教師。
少年時代からメスケモが大好きでそのせいで高校時代メスケモ限定の強姦魔になっていたりした。

【グレートヒェン】
21歳のワーフォックス(人狐)の女性。そこそこ筋肉質な身体で格闘技が強い。
普段は気が強いように装っているがその実快楽に弱く簡単に性格が変わる。

【井出孝徳】  読み:いで たかのり
20歳の狼獣人の青年。大学生。幼少時に大事故に遭い母親を失う。
更に脳に異常が起き、感情の発露が乏しくなった。


008:進化と言う名の劣化 目次順 010:生きるか死ぬか、一寸先は分からない

ゲーム開始 永易洋明 死亡
ゲーム開始 グレートヒェン 死亡
ゲーム開始 井出孝徳 :[[]]

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最終更新:2011年08月12日 23:00
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