13話 姉弟愛を極めし二人
「俊貴、お姉ちゃんと一緒に、大人になろう…?」
「姉ちゃん…」
「ああああーーーーーー!」
……
それが私こと横村千乃が中学二年、弟の俊貴が小学6年の時だった。
両親のいない家、私の部屋で、私と俊貴は大人になった。
それはさておき、
殺し合いって。
「姉ちゃん…」
「大丈夫、大丈夫よ…俊貴」
発展場にて再会出来た私と俊貴。
どうも参加者は会場の至る所にランダムに飛ばされたようだから、これは奇跡でしょう。
「絶対守るから…」
「…俺も」
「ん?」
「俺も、姉ちゃんの事…絶対守るから」
震えながら、俊貴が言う。
臆病な癖に…でも、嬉しいかな。
「ありがとう、俊貴、でも無理はしないでね。あんたに何かあったら…」
「…うん」
「……支給品、確認しようか」
休憩室と書かれた部屋に私と俊貴は入る。
……
俺の支給品は回転式拳銃コルトM1917と予備弾、そしてUSBメモリ。
姉ちゃんの支給品はマグロ切り包丁と焼夷手榴弾3個だった。
生まれて初めて握る本物の拳銃、持つだけで自分が大きな力を得られたような気になる。
USBメモリには何か入っているんだろうか、今は中身を覗く手段は無いけれど。
そんな事より。
許せない。俺と姉ちゃんを、殺し合いなんかに呼んだ、アンネリーゼと梶井伸一郎。
殺し合いなんてするもんか、絶対に姉ちゃんと一緒に帰るんだ。生き残るんだ。
姉ちゃんを傷付ける奴も許さない。
そんな奴は。
「俊貴?」
「……」
「俊貴!」
「え?」
「え? じゃなくて…どうしたの? 大丈夫?」
「…あ、ああ、大丈夫。大丈夫だよ」
そう。大丈夫だよ姉ちゃん、姉ちゃんは絶対俺が守るからさ。
姉ちゃんを殺そうとする奴は、俺が――――。
◆
殺し合いと言う異常状況は、姉思いの少年を少しずつ蝕んでいた。
それに本人は気付かない。自分が普段とは明らかに違う思考をしている事に。
【早朝/F-7発展場:休憩室】
【横村千乃】
[状態]健康
[装備]マグロ切り包丁
[持物]基本支給品一式、焼夷手榴弾(3)
[思考]
0:殺し合いからの脱出。殺し合いに乗っていない人を捜す。俊貴を守る。
1:俊貴…?
[備考]
※特に無し。
【横村俊貴】
[状態]健康
[装備]コルトM1917(6/6)
[持物]基本支給品一式、M1917装弾クリップ(2)、USBメモリ
[思考]
0:姉ちゃんと一緒に帰る。
1:姉ちゃんを守る。
[備考]
※特に無し。
≪キャラ紹介≫
【横村千乃】 読み:よこむら ちの
16歳の狼獣人の少女。抜群のスタイルで爆乳であり、才色兼備。
弟の俊貴を可愛がり肉体関係も持っている。
【横村俊貴】 読み:よこむら としたか
14歳の中学生の少年。父親が狼獣人、母親が人間で母親の血を濃く引き継ぎ外見は普通の人間。
二歳年上の姉と相思相愛で肉体関係も持っている。シスコン。臆病だが姉思い。
| ゲーム開始 |
横村千乃 |
:[[]] |
| ゲーム開始 |
横村俊貴 |
:[[]] |
最終更新:2011年08月16日 23:06