17話 空っぽの鳥籠は静けさに転がる
「な、何だよ、これ……」
ふと立ち寄った喫茶店で、ホワイトシェパードの高校生の少年、久能浩之は、
息絶えている全裸の少女と妖犬の雄を発見した。
少女と妖犬は、妖犬のナニで結合している状態――交尾結合の状態で、
少女は喉を噛み切られ、妖犬は喉笛を切り裂かれ周囲に血を撒き散らし死んでいた。
「剃刀ナイフ……」
少女の手元にあった血塗れの剃刀ナイフを見付ける浩之。
妖犬の牙も血に濡れている。
「ん……」
近くのテーブル席に、二人の物と思われるデイパックと、遺書らしき物が二通置かれていた。
片方は日本語、片方は英語なのかドイツ語なのか分からないが下手な綴りのローマ字で書かれている。
「…心中、か」
どうやらこの少女と妖犬は心中自殺をしたらしい。
妖犬が少女の首を噛み千切り、少女が妖犬の喉を剃刀ナイフで切り裂いたのだろう。
「……」
少し気が引けたが、浩之は二人のデイパックを漁り始める。
自分に支給された物はゴルフクラブとア*ルパールの二つで、これではこの先、
殺し合いを生きていけるとは思えない。少しでも良い武器が必要だった。
死人に道具は必要無い――バチ当たりでも構わない。
そして見付かった物は、モルヒネ入り注射器二本と、水平二連式散弾銃及び予備弾。
モルヒネはともかく、散弾銃は当たりの武器だ。浩之は喜んだ。
それらを回収し、水平二連式散弾銃に装備を切り替えブレザーのポケットに予備のショットシェルを突っ込み、
浩之は喫茶店の出口へと向かった。
「……」
一度だけ、二人の死体の方を振り向いたが、すぐに出口の方に向き直り、歩いて行った。
【五艘あやこ:死亡】
【コンラート:死亡】
【残り:30人】
【早朝/G-3商店街:喫茶店】
【久能浩之】
[状態]健康
[装備]水平二連式散弾銃(2/2)
[持物]基本支給品一式、12ゲージショットシェル(10)、モルヒネ入り注射器(2)、ゴルフクラブ、ア*ルパール
[思考]
0:生き残る。手段は問わない。
[備考]
※特に無し。
※G-3商店街:喫茶店の中にコンラート、五艘あやこの死体及びデイパック(基本支給品一式入り)、
剃刀ナイフ、コンラートと五艘あやこの遺書が放置されています。
≪キャラ紹介≫
【久能浩之】 読み:くの ひろゆき
17歳のホワイトシェパード種犬獣人の少年。
手先が器用で良くプラモデルを作っている。部屋を換気し忘れセメダインでラリった事がある。
【五艘あやこ】 読み:ごそう-
15歳の中学生の少女。巨乳でスタイル抜群の獣姦中毒者。
勉強も運動も駄目で「自分の取り柄は犬を悦ばせるぐらいしか無い」と悲しい事を言っている。
二匹の野良犬を腹上死させている。
【コンラート】
20歳の妖犬。人間の女性と妖犬の雄のハーフ。
大柄で引き締まった筋肉質な身体だが、気弱な性格。
性教育は母親から身を以て教えられた。
| ゲーム開始 |
五艘あやこ |
死亡 |
| ゲーム開始 |
コンラート |
死亡 |
| ゲーム開始 |
久能浩之 |
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最終更新:2011年08月25日 20:02