21話 彼氏彼女の共通点
「……ふっざけんな!」
昔々、と言うほど昔じゃないんじゃが…オオカミさんという胸の無い少女がいたそうじゃ。
そんな彼女は何の因果か
殺し合いなぞと言う危険極まりない物に連れてこられていたのじゃ。
「クソ…意味分かんねえよ!」
殺し合い、それこそただの女子高生である彼女に生き残れる可能性は無いと言っていい。
いや、例えあったとしても…だ。
「……あの男、ぜってぇ潰す!」
彼女は強かった。
この場でも強くあろうとした。
でも、心の中では恐怖が詰まっていた。
殺されるかもしれない恐怖。
友達が死ぬかもしれないという恐怖。
そして、好きな人が殺されるかもしれない恐怖。
押しつぶされそうな中、彼女は立ちあがった。
「……っつっても、何すりゃあいいのか…」
先ほども言った通り、彼女は普通の女子高生だ。
一人で主催を潰せる力など無い。
御伽銀行の力があったとしても難しいであろう。
あのエロジジイの借りを返させる形でも、この事態は大きすぎる。
「……くそ、どうすりゃあいいんだよ」
とはいっても動かなければいけないのは分かっている。
でも、一歩動けば敵がいるかもしれない。
だからこそ動けない。
しかし待っていても襲われるかもしれない。
「あの…ちょっといい?」
だからこそ動くべきなのかもしれない。
しかし、先ほども言った通り動けば危険な人物に…。
でも悪い人間だけではない…。
「あの……」
あまり頭が回らないタイプだからこういうことに苦労する。
せめて林檎がいれば…。
「あの…」
「だあああああああああああああああああ!うるせえええええええええええええええ!!」
「ええ!?ご、ゴメンナサイ!」
「……あ?お前誰だ?」
「 」
少年はあきれたような顔になる。
出会いがしらで怒鳴られた揚句、誰だお前といった発言。
正直言って彼の常識ではありえなかった。
「…はぁ」
「あぁ?なんでため息なんだよ?」
「…なんでもないです、僕は苗木誠…キミは?」
「大神涼子だ…で、アンタ…殺し合いには乗ってんのか?」
あくまで冷静に聞く。
脅して聞いてもいいが、それだと怪しまれる。
だからあえて、冷静に聞く。
あえてではなくても冷静に聞くのが普通ではあるが。
「ボクは乗ってないよ…こんなふざけた物…」
「…そうか、じゃあアンタ、アタシと来い」
「え……?」
「嫌か?」
「え、いや…その……」
「い・や・か!?」
「い、いや…そんなことないよ!……よろしく、大神サン」
「ああ、よろしくな!」
大神涼子は心の中でこんなことを思っていた。
(…こいつ、亮士に似てんな…ヘタレっぽい所が)
【真昼/E-4】
【大神涼子@オオカミさんと七人の仲間たち】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:このバトルロワイアルをゼッテー潰す
1:苗木と行動
2:御伽銀行のメンバーと合流、特に亮士
[備考]
※オオカミさんと○人間になりたいピノッキオ後からの参戦です。
【苗木誠@ダンガンロンパ】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:このバトルロワイアルを止める。
1:大神さんと行動
2:皆を見つけたいな…
[備考]
※第一章「イキキル」の(非)日常編からの参戦です。
最終更新:2011年11月27日 16:54