7 DEAD or DEAD
「バカな……嘘だろうっ……!?」
190cmをも超える巨漢の男――――ジョナサン・ジョースターは驚きのあまり叫んでいた。
彼の手に握られているのは大量の名前が描かれている名簿だ。
そう……それは名簿、そこまでは何でもない、普通の事だ。
だが、最大の問題……それは描かれている名前にあった。
「なぜ……ディオが生きているっ!!」
名簿に書かれていた名前――――その中の一つにあったものだ。
ディオ・ブランドー、彼の手により確実に殺したはずのかつての兄弟なのだ。
彼が生きているなどあり得ない、あれで終わったと思っていた。
だが――――終わっていなかったのだ。
安心院と言う女性が生き返らせたのだろうか。
たしか、開幕するときに言っていた、人を生き返す事が出来ると言っていた。
それならば辻褄も合う、ディオが生き返ったからくりも。
「再びディオと戦う……それがどれだけの苦難なのか考えれないだろう。
だが、これは僕の責任なんだ……!今度こそディオを倒し、主催の思惑を止める!」
その凛とした態度はまさに「紳士」の如くだった。
彼の意志は風の如く勢いがあり、
彼の精神は林の如く静かであり、
彼の戦いは火の如く勢いがあり、
彼の肉体は山の如く貫禄があるのだ。
普通の人間では到底できない事である。
「……さて、そこにいるのは誰だ、出てきてくれないか」
後ろを振り返って、木々の中を見つめる。
少し時間が経ち、そこから一人の人間が出てきた。
150cmくらいの背丈に異常と言えるほどの細身の男。
そして何よりもおかしかったのは、その赤色の目だ。
「俺に気付くとはなぁ…スゲェだぁアンダ」
「……僕はジョナサン・ジョースター……君は何者なんだ?」
「…………俺様ぁクリック・ルーカスたぁ……」
クリック・ルーカスと名乗る男は不気味に小さく笑いながら言った。
それを見てジョジョは背筋が凍るような思いを感じていた。
相手の雰囲気が、彼の敵―――――ディオに似ているからだ。
「……なぁ、アンダぁ…………一つぎいていいがぁ?」
「なんだ」
「……でべぇのぢは……ウメェ゛のガぁぁあ!?」
「っ――――!」
クリック・ルーカスはこちらに向かって飛び込んでくる。
それを『波紋』の力を以って迎撃しようとする。
だが、そこでジョジョは自分の体の異常に気付いた。
波紋の力が出せない――――それは彼にとって驚きを通り越したことだ。
「っ、うおおおおおおおお!!」
だが、波紋の力が無かろうと、彼は強い。
その強靭な肉体を以って襲いかかってくるクリック・ルーカスを迎撃する。
攻撃のリーチ的にも、肉体の強さもジョジョに分があるのは明らかだ。
ジョジョの一撃がルーカスに当たると思われた次の瞬間だ。
彼の体がひらりと舞い上がった。
舞い上がった、と言うのでは分かりにくいかもしれない。
だが、そうとしか言いようがなかった事実だ。
左に避けるのでなく、右でもなく、下でもない。
上空に浮いたのだ。
固く握られた拳は空を切る。
次いで、上空から落下したルーカスはジョジョの背中に乗った。
そして、歯で首筋を噛んだ。
「っ、ぐおおおおおお!!」
体から力が一瞬で抜ける。
膝を地面について倒れこんでしまう。
それに当たり、ルーカスの体が変化していく。
徐々に筋肉質になり、背丈が高くなっていっている。
そして、少しづつジョジョの体から生気の色が抜けていく。
ここまでか――――そうジョジョが思った次の瞬間だった……!
「ぬおおおおおおおおおお!!」
「ッ――――」
付近から、巨大な女性が飛び出してきた。
その強烈な蹴りで自分の背中にいた男を森の奥まで飛ばした。
そして、残ったのは自分とその女性だけになった。
「……すまぬ、助けが遅れた……無事か?」
「ああ、助かったよ…僕はジョナサン・ジョースターと言う…君は?」
「我は大神さくらだ……で、ジョースター……」
「ジョジョでいいよ……そっちの方が楽だ」
「それでは、ジョジョよ……一つ聞かせてはもらえぬか?」
「……僕の答えられる事ならば」
「では……おぬしはこの
殺し合いに乗っているか」
彼女は僕を強く見つめた。
しかし、怯んではいられないのだ。
僕は強く決めているのだから。
「僕はかつての兄弟を、殺さなくてはいけないんだ。
だが、人を殺すなんて言うのはしない、僕が殺すべきなのはディオとあの主催者だ。
普通の人は、何があろうと殺すつもりは……ないっ!!」
彼女は僕の目をもう一度見た。
少しだけ時間が経つ。
彼女は立ち上がり、手を差し出してくる。
そして、こう僕に言ったのだ。
「貴様の眼は、本当に強い者の眼だ、我はお前を信頼しよう、ジョジョよ。
ぜひとも我と協力して、打倒を目指そうではないか」
僕は、体に残る力を振り絞って彼女の手を握った。
だが――――そこで僕の視界は真っ暗になった。
少しだけ、眠くなったのだ。
だから今は、眠らせてほしい。
【朝/B-5森】
【ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険part1 ファントムブラッド】
[状態]血液不足(中)、気絶
[所持品]基本支給品、不明支給品
[思考・状況]
基本:ディオを殺し、この殺し合いを止める
1:……
[備考]
※エリナと新婚旅行に行く当日からの参戦です
※『波紋法』が使えなくなっています、いつかは使えるようになるかもしれません
【大神さくら@ダンガンロンパ】
[状態]健康
[所持品]基本支給品、不明支給品
[思考・状況]
基本:この殺し合いを止める
1:ジョジョをどこか休めるところに連れていく
2:舞園、山田、大和田は死んだはずでは……
[備考]
※Chapter3終了後より参戦です
「ぎゃばはは…がらだにぢがらがみなぎっでくるぜぇ…」
クリック・ルーカスは起き上がって笑った。
体は先ほどより背が伸び、筋肉がついている。
それは彼が、吸収型の吸血鬼だからだ。
吸った血の質により体が変化するのだ。
巨漢のジョジョの血を吸えば、強くなるのは当然である。
「……ほがのやづも……ぢをもらうぜぇ…………!」
クリック・ルーカスはふらふらとした足取りで歩き始めた。
彼の行く末は分からない。
【朝/B-4森】
【クリック・ルーカス@オリキャラ・異常】
[状態]身体強化(中)、体中に傷
[所持品]基本支給品、不明支給品
[思考・状況]
基本:殺し合いで優勝する
1:他の奴の血を吸う
[備考]
※血を吸えば強くなる吸血鬼です
※太陽の光にあたっても死にませんが、怪我の回復の早さが異常に遅いです
最終更新:2012年02月11日 23:10