A-2の沼は底なし沼。入ったら誰かの助けがない限り抜け出せることはできない。
つまり最初からある禁止エリア…のようなものである。
しかしここにうっかり入ってしまった人一人。
そしてそこに近づく人一人。
□□□
そこにうっかり入ったしまった人とは、汎自九様という女性である。
うっかりではなく転送されたところが底なし沼だったというだけの話だが。
「なんでこうなったのかしら…」
あまり動くとどんどん沈んでいく。ここは動かずに助けを待つことにした。
しかし全くといっていいほど人が来ない。
このままではじきに沈んで死んでしまうだろう…
「誰かいないのー?」
そう呼んでみるものの誰も来ない。まさかこのまま死ぬのかな…私。
そこにどこからか現れた少女が私を見ていた。
ツインテールの少女。見た目からして中学生かな?
「あのう…大丈夫じゃないですよね?」
「うん、そうだよ?助けてくれない?」
少女は少し考えて、ニカッと笑うと
「あの…じゃあ私に協力しますか?」
「もちろんするわよ。助けたら何でもしてあげるから。」
「分かりました!」
笑顔のまま私のところへ来て、私を引きずり出す。
おもったより力があるのね…この子。それに可愛いわね。
「それで…私はなにをすればいいのかしら?」
「えっと、それじゃあ…」
そう少女は言葉を切ると
銃を構えた。もちろん銃口は私のほうに。少女は至って笑顔。
「私のために死んでくださいっ!」
「えっ?」
少女はそう言うと引き金をひく。
反論、抵抗する間もなく、私の体は沼のほうに飛んでいった。
□□□
びちゃっ
私が撃った雌の体が沼に落ちる。そしてずぶずぶとその女性の体が沼に落ちていく。
「やったあ☆成功したよお!」
田野屋美雪は嬉しさのあまり飛び跳ねる。そんなしぐさが似合う高校3年生はなかなかいないだろう。
童顔で、背が低い、胸は小さい、要するに幼児体型の人。
中学生、時には、小学生に間違われることがある。
「あのおばさん、私のために死んでくれたあ☆やっぱりこれって通用するんだ!」
ただ一ついえることは性格は腹黒く、毒舌。他者は自分の踏み台、土台としか思っていない人である。
もちろんこのバトルロワイアルにおいても、他の人間は踏み台としか思っていない。
「さて、次はどうしようかな☆次は…男性がいいかなっ!」
ルンルンとした様子で歩く。次の標的を求めて…
【汎自九様 死亡】
【A-2/沼/一日目・日中】
【田野屋 美雪】
[状態]健康
[装備]マグナム
[道具]支給品一式
[思考・行動]
基本:生き残る☆
1:私のために皆さん死んでくださいっ!
□□□
なんだよ・・・あれ・・・
たまたま底なし沼の近くを通った鯊倉が見たのは田野屋が汎自を撃つところだった。
そして笑顔で飛び跳ねる田野屋を見て鯊倉は逃げ出した。
「なんだよあれ…なんだよあれ…なんなんだよ!」
鯊倉はただ田野屋から逃げることしか考えていなかった。
【A-2/沼/一日目・日中】
【鯊倉 尭尾】
[状態]健康、
[装備]なし
[道具]支給品一式、ランダム支給品×1
[思考・行動]
基本:生き残る
1:あの少女から逃げる
※田野屋美雪の外見を記憶しました。
【参加者特徴】
田野屋美雪
小学生や中学生に見えるが高校3年生。
髪はツインテール。見事なまでの幼児体型。
性格は非常に腹黒い。毒舌。他者は自分の踏み台、土台に過ぎない。
汎自九様
高校1年生。非常に運のない女。
(ここから先は紙が破り捨ててあって読めない…)
鯊倉尭尾
自称、運がいい男。高校2年生。
おみくじを引くときは大吉か凶のどちらかがでる。
座右の銘は逃げるが勝ち、負けるが勝ち
最終更新:2012年03月01日 20:09