この出会いは偶然か、必然か

昼がすぎ時刻は夜。D-4の街の廃屋とかしたアパートで、男性と女性が4ラウンド目に突入していた。
淫らな水音と喘ぎ声が部屋に響く。
女性は逆レイプ魔の長谷川燐。男性は元強姦魔のステブルス。
ステブルスは結婚している。ただし、結婚する前は現役バリバリの強姦魔である。
数多の女性を犯し、そして犯そうとした女性に一目ぼれ。そして結婚。
今では全く強姦はしないが、このバトルロワイアルは別だ。女性は少ない、しかし犯し放題ではないか。
そしてこのアパートに入ってきた、長谷川という女を犯した。
ただし彼にとっての計算外だったのは、彼女も逆レイプ魔だった…ということである。
そして話は数分前に遡る…


□□□


長谷川は街を歩いていた。手ぶらの状態で。
今襲われればひとたまりもない。…私が男性を襲ってたんだけどね。
そういうことではなく、武器を持ってないということが非常に大きい。下手に襲われたら確実に殺される。
そのため街に来て隠れ場所を探していた。
しばらく歩くと二階建てのアパートが見つかる。隠れ場所にはもってこいだ。

「入ってみるかしら…」

ゆっくりとドアを開け、入る。室内は何の変哲もないただのアパートだ。
さっそく何かないか散策する。しかしなにも見つからなかった。

「1階は何にもないわね…」

そして、階段のほうを見る。2階と1階をつなぐ階段だ。
しかし、長谷川は嫌な予感がしてならなかった。誰かがいる…そんな感じだ。
意を決して、階段を上る。
2階は殺風景な部屋で、ベッドが置かれているだけ…ん?ベッド?

「動くな。」
「……はあ。」

後ろに男性がいた。どこに隠れてたのかしら…
そしてゆっくりと溜息をついた。自分の予感を信じればよかったかしら…
どうやら私はついてないらしいわね…

「ベッドのほうに歩け。」
「分かったわよ。」

おそらく男は私を犯したいのだろう。ちょうどいいわ…
私もしたかったとこだったしね…


□□□


ステブルスは長谷川が入る少しまえにこのアパートに入り、潜伏していた。
理由は長谷川と同じ、隠れ場所を探していたからである。
そして長谷川と同じく1階を探索。なにも発見はない。
次に長谷川と同じようなことを考え、意を決して2階に上がる。
そしてベッドしかない部屋を見る。ん?ベッド?

「ベッドといったら…アレしかねえよなあ…」

もちろんアレのことである。アレといったらアレなのだ。
アレを想像し、ステブルスのものはいきり立つ。

「おっといけねえ…どうすっかな…」

急にしたくなってきた。今すぐアレをしたい。

「どうすっかな…ひとまず隠れるか…誰かに見られてるような気がすっしな…」

とりあえずステブルスは1階に隠れることにした。
そして隠れて数分後…美人の女性が入ってきた。
恐らく彼女も隠れ場所を探してたのだろう。ステブルスはニヤリと笑う。

「アイツを犯すかあ…」

とたんに抑えてた性的欲求が沸いてくる。
彼女が2階に上がったのを見計らって、彼女を追いかける。そして

「動くな。」
「……はあ。」

女性がゆっくりと溜息をついた。


□□□


話を今に戻そう。
長谷川とステブルスはことを終え、服を着ていた。
二人の性的欲求は先ほど終えた行為で満足したようだ。4ラウンドもしたから当然か…
しかし、性的欲求は満足したものの、行為をした人には不満をもったようだ。

(しかし、この女が逆レイプ魔だったとはなあ…少しガッカリだったなあ…)
(まさか、この男が元強姦魔だったとはねえ…少しガッカリだわ…)

なぜかはこの後二人が声を揃えて、こう言った。

「「普通の女性(男性)としたかったなあ(わ)…」」
「「……」」

気まずい沈黙。これを破ったのはまた二人だった。

「「(あら)普通の男性(女性)じゃなくて悪かったな(わね)。
「「……」」

またもや気まずい沈黙。そしてまたこの沈黙を破る。

「「狙ってないか(わよね)?」」
「「……」」

二人とも狙ってないことは確かのようだ。
そしてもう一度喋ろうとするが、また声を揃えないようにして譲り合う。
このままでは話が進まないと感じた、ステブルスが先に言葉を発した。

「俺と行動するか?一応…」

ステブルスには確証があった。この展開だと恐らく…

「あら、奇遇ね。私もそう思ってたのよ。」
「なんでこうも思考が一致するのか…」

ステブルスは溜息をつく。
その理由を長谷川がたぶんのあとに言った。

「似たもの同士じゃないかしら。」
「…そうかもな。」

納得する。確かにそうかもしれないと思ったからだ。

「ところであなたは何者なの?」
「俺か…名前はステブルス。日本人と…誰かは知らねえがどっかの外国人とのハーフだ。そして元強姦魔。ヨロシクな。」
「私の名前は長谷川燐。日本人よ。それと逆レイプ魔。よろしくね。」

そして握手をする。

「ところで、あなたの母の名字は?」
「ん?長谷川だが?それがどうした?」
「それを聞いて安心したわ。行きましょ。」
「分かった。」

そして二人はこのアパートを出た。
ちなみに二人は行為中、誰かの視線を感じていたのだが、あまり気にしないことにした。

【D-4/街/一日目・夜】

【長谷川 燐】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式
[思考・行動]
基本:生き残りつつ、他の男もを犯す
1:ステブルスと一緒に行動。
2:できれば男を犯したい。

【ステブルス】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式、ランダム支給品×1
[思考・行動]
基本:生き残りつつ、他の女もを犯す
1:長谷川と一緒に行動。
2:できれば女を犯したい。

【参加者特徴】

ステブルス
結婚している元強姦魔。年齢は30代あたり。
昔は外国で女を犯しまくった、伝説の男。
母親の名字は長谷川である。

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最終更新:2012年02月29日 21:44
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