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痕跡を残すな

20話:痕跡を残すな

酒場の扉が開かれ、旧式のボルトアクション小銃、シュミット・ルビンK31騎兵銃を持った、
陸軍野戦服姿のドーベルマン獣人の男が酒場内に飛び込んでくる。
ひとしきり辺りを警戒した後、外にいる同行者に合図を送り中に入るよう促した。

「誰もいませんか? 大迫さん」
「奥も見てみないと……美祐はちょっと、ここで待っててくれるか」

少女、萩野美祐に店舗部分で待機するよう指示する犬軍人、大迫照夫。
美祐は頷き、適当な椅子に座る。
シュミット・ルビン小銃を持った照夫は酒場奥へ足を進めた。
まず調理場、人の姿は無い。

「クリア」

次にトイレ、誰もいない。

「クリア」

最後に従業員詰所と思しき部屋。やはり誰もいないようだ。

「クリア……誰もいないか」

酒場に潜む者は誰もいないと判断し、照夫はふうっと一息つくと店舗部分で待つ美祐の元に戻った。

「やっぱり誰もいないみたいだ」
「そうですか……でも、ちょっと前まで誰かいたみたいですよ」
「ん?」
「カウンターの所……これ」

美祐がカウンターに近付きある物を指差す。
それは白く濁った液と、透明な汁。
僅かに雄と雌の臭いが漂っていた。
床にも少し同じような液が飛び散っており、丸めたティッシュが幾つか落ちていた。
その液が何の物か、二人はそう考えずとも理解出来た。
そして自分達の前にこの酒場にいた者が何をしたのかも。

「こんな状況で盛り合うとは、良い度胸と言うか命知らずと言うか……」
「私……直重と再会したらヤりたいと思っています」
「……そうか、早く見付けないとな」

ここにも肝の据わった(?)人がいた、と、照夫は思った。

「これからどうします……?」
「そうだな……北に遊園地があるみたいだし、そっちに行ってみるか」
「分かりました」

誰もおらず、特に使えそうな物も無い酒場に長居しても意味は無い。
二人は北方向にある廃墟の遊園地へ向かう事にした。


【早朝/F-4酒場】

【大迫照夫】
[状態]健康
[装備]シュミット・ルビンK31騎兵銃(6/6)
[持物]基本支給品一式、シュミット・ルビン小銃の装弾クリップ(6×3)
[思考・行動]
0:殺し合いには乗らない。
1:美祐と行動。
[備考]
※少なくとも萩野直重の情報は得ています。

【萩野美祐】
[状態]健康
[装備]???
[持物]基本支給品一式、???(1~2)
[思考・行動]
0:直重を捜す。直重優先。
1:大迫さんと行動。
[備考]
※特に無し。



≪キャラ紹介≫
【大迫照夫】 おおさこ・てるお
陸軍兵士のドーベルマン獣人の男。21歳だが実年齢より年上に見られる。
小学生~高校生までは泣き虫、女っぽい身体付き、夜尿症でいじめられっ子だった。
現在ではたくましい筋肉質の身体になり勇敢な性格に変貌、夜尿症も治っている。
戦闘能力も高い。同じ隊に北原大和(俺オリロワ参加者)がおりある程度面識もある。

【萩野美祐】 はぎの・みゆ
茶髪ロングの美少女。15歳の中学三年生。
スタイルが良く、性行為好き。家で飼育している飛竜の萩野直重と日々交わっている。
最近では直重の厩舎で全裸で直重と一緒に寝る事が多いと言う。
直重の気が乗らない時は使用済みナプキンを使い無理矢理欲情させる。

≪支給品紹介≫
【シュミット・ルビンK31騎兵銃】
大迫照夫に支給。弾薬6発入り装弾クリップ3個とセット。
スイス製の旧式軍用小銃で、ストレートプルアクションと言うボルトアクションの一種を機構に採用している。



ゲーム開始 大迫照夫 次:賑わいを見せる錆塗れの遊戯場
ゲーム開始 萩野美祐 次:賑わいを見せる錆塗れの遊戯場

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最終更新:2012年04月15日 19:56
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