◇
ただ、俺は、復讐をしたかっただけだ。そして、その為なら何でもするつもりだった。
ただ、私は、大事な人を守りたかった。そして、その為ならその他の人を殺すだけだ。
なのに、なんで、こうなるんだろうな?
なのに、どうして、こんな事になるの?
俺は
私は
人生の復讐のため。
お姉ちゃんのため。
殺すために、行動していたはずなのに
殺すために、行動していたはずなのに
◇
俺は、ゆっくりと目を覚ます。五体満足。服もキチンと着ている。殺されてもいない。
私は、ゆっくりと扉を開ける。誰かいる。
殺し合いには乗っている。そう、仮定する。
長谷川は、恐らく何もしていない。それがまた、不気味だった。
参加者は、恐らく何もしてこない。それがまた、不気味だった。
気味が悪くて、寒気が走ったが、怯える暇も、殺し合いの中ではなさそうだ。
気味が悪くて、寒気が走ったが、殺される隙は、参加者に与えてはならない。
音がした。俺はゆっくりと、その方向を向く。
音がした。私は恐らく、参加者に気づかれた。
そこに居たのは、女子高生。
参加者は、不良少年風の男。
恐らく、殺し合いに乗っていないだろう。俗に言う、対主催って奴だろう。
恐らく、殺し合いには乗っているだろう。俗に言う、マーダーという奴ね。
俺は声をかけた。
私は声をかけた。
「「殺し合いにには乗っていますか?」」
少女は同じ事を言っていた。
青年は同じ事を言っていた。
俺は、本当のことを答えた。少女も本当の事を言うはずだ。
私は、ウソのことを答えた。青年もウソの事を言うはずだ。
「「いや、乗っていない」」
奇遇だな。
愚かだな。
だが、俺は、アイツに復讐したい。
だけど、私は、姉を優勝させたい。
仕方ない、殺す。
構わない、殺す。
俺は、支給品のボウガンを構えた。
私は、血まみれの日本刀を構える。
意外な武器。人を殺している証と。
意外な武器。接近戦はマズイかも。
どうやら、動くしかないな。
どうやら、離れるしかない。
「ここで提案だ。ちょっとだけ、停戦にしないかな?」
「その提案は、貴方にしか得が来ないんじゃないの?」
分かっていないようだな。
痛いところ突いてくるわ。
相手は、確実に、人を殺している。
相手は、ボウガンを所持している。
どうやら、殺し合いには乗っている。
「動くな!!」
「撃つの!?」
日本刀を捨てた?
武器を捨てるの?
クソ、どうすれいいんだ?
どうしようもないのにね。
ッ構わない、射殺する。
下らないわ、斬り殺す。
俺は、引き金に指をかけた。
私は、入り口から駆け出す。
ズガン
ザクッ
斬られた。
撃たれた。
刃が刺さっている。
矢が刺さっている。
「……あぁ……痛ぇな……」
「……ああ……痛いわ……」
胸部をザックリと斬られた。
腹部を的確に撃ち抜かれた。
痛かった。
怖かった。
少女を撃った事に対して。
今から、死ぬ事に対して。
「急所を外したはずだ、安心しろ、死にはしない」
「急所を確実に、狙ったわ。何もしなければ死ぬ」
これくらいしか、出来なかった。安心させることは。
これくらいしか、出来なかった。けん制することは。
「ああヤバイ、何だか眠いな……」
「血が無くなって来たみたい……」
また気絶するみたいだな。
また助けられないみたい。
ああ、馬鹿みてぇな、死に方。
ああ、馬鹿みたいな、結末ね。
◇
【一日目/早朝/E-1・小屋】
【伊達坂拳@出すつもりだったキャラ】
[状態]胸部に切り傷(出血:??) 気絶
[装備]ボウガン(6/6)
[道具]基本支給品、戦利支給品×0~2
[思考]
基本:父親(伊達坂浩二)と長谷川雫を殺す。
1:……あぁ……馬鹿みてぇ……
【一日目/深夜/E-1・小屋】
【山口美砂@名前が出てこなかった奴】
[状態]腹部に銃創(出血:??)健康
[装備]日本刀
[道具]基本支給品、戦利支給品×0~2
[思考]
基本:姉(山口美雪)を優勝させる
1:……ああ……馬鹿みたいね……
山口美砂(やまぐち・みさ)
関勝宏と同じ高校の同級生。山口美雪の双子の妹だが、顔と性格は似ていない。
対人恐怖症、ダーティハリー症候群、共依存症、鬱、PTSDを患っており、薬を処方しないと暴走する。
最終更新:2012年04月25日 22:43