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北郷軍の猛将たち

ここはB-2、森の中。
今ここに、一人の武将の姿があった。
彼の名は甘寧。旗揚げ当時から北郷軍に所属し、数々の武勲をあげてきた強者である。

「くそっ! なんてことをしてくれたんだ!!」

甘寧は、怒り狂っていた。この殺し合いを開催した少女に、激しい怒りを向けていた。

「僕とメアリーを引き離すなんて! メアリィィィィィ!!」

ただしそれは、自分を殺し合いに巻き込んだことそのものに対する怒りではなかった。
彼が「メアリー」と名前を付け大切にしている、愛用の鉄球を没収されたことに対して怒っているのだ。

「待っててくれよ、メアリー! 必ず君を取り戻すからね! よし! まず調べるのはあそこだ!」

甘寧が目的地に選んだのは、彼のいる位置から見て北にそびえる巨大な建築物、ホテル。
古代中国出身である甘寧にはそれが何の目的で建てられたのかは理解できていないが、かの建物の大きさが彼の心を刺激したのである。

「甘寧の名にかけて、必ずやあの建物に一番乗りしてみせる! 行くぞおおおお!!」

絶叫を残し、甘寧は北に向かって走り出した。


◇ ◇ ◇


甘寧がいるB-2の南部。ここにもまた、北郷軍の武将がいた。
小さな体に秘めた、一騎当千の武力。甘寧と同じく数々の戦場で暴れ回った彼女は、名を呂布子という。

「ええい、なんじゃあの女は! 無抵抗の相手を殺すとは、まったくもって許せぬ!」

呂布子もまた、主催者への怒りをあらわにしていた。彼女の場合は、実にまっとうな怒りである。

「北郷や愛紗はわしの味方として……。後はあの女の手下じゃな! どこの軍かは知らんが、こんな小細工でわしらを倒そうとしても無駄じゃ!
 北郷軍の強さ、見せてやるわい!」

ただ怒りそのものはまっとうでも、向ける方向が微妙に間違っているのだが。
所詮は脳筋幼女である。

「それじゃあ、善は急げ! 敵将はみんなわしが討ち取ってやるのじゃー!」

本来の得物である「ホウテンガゲッキ」の代わりにねずみ色の「棒」を手にし、呂布子は走り出す。向かう方向は、南。

こうしてすぐにでも合流出来そうな位置にいた二人の武将は、それぞれ真逆の方向へと向かってしまったのであった。


【一日目・深夜/B-2・森】
【甘寧@中華武将祭り】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:メアリーを取り戻す。
1:ホテルに甘寧一番乗り!する。
※呂布軍と交戦している時期からの参戦です。


【呂布子@中華武将祭り】
【状態】健康
【装備】棒@犬マユゲでいこう
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:北郷軍の仲間以外の参加者を討ち取る。
※呂布軍と交戦している時期からの参戦です。
※バトルロワイアルのルールを、正しく理解していません。
 北郷軍のメンバー以外の参加者は、主催者の手先だと勘違いしています。



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最終更新:2010年01月15日 00:52
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