3話 悪魔の曲殺人事件
全裸の猫獣人は座礁した遊覧船の客室の隅で震えていた。
「死にたくない、死にたくない、死にたくない……」
同じ言葉を小声で呟き続ける。
住んでいた街でもその治安の悪さ故に危険な目には何度かあった。
だが爆弾付きの首輪をはめられ
殺し合いを強要されるなど今までに無い。
「ううっ、ううううう、畜生、畜生、畜生……!」
死への恐怖でただただ震えるばかり。
この殺し合いには自分と同じネロ・コロッセオの会員が何名かと、会員達と一緒に犯したレティアルと言う狐獣人、
その対戦相手だったケルカと言う狼獣人もいる。
しかし、会員はあの時レティアルを一緒に犯した、と言う以外は共通点も無く、別段普段から親しい訳でも無い。
信用する事はとても出来ない。恐らく喜んで殺し合いに乗る者もいる筈。
レティアルはきっと犯した自分達を恨んでいるに違いない。会ったら殺される可能性が高い。
ケルカに至ってはほとんど情報を持っていない。
「どうすりゃいいんだよぉ……!」
「おい、誰かいるのか?」
「!!」
怯えきる猫獣人に声を掛けるのは、老人のへいはち。
「なあ、あんた、うすいゆうたって言う男を……」
「うあああぁあ、来るなぁああぁ!」
もはや正常な思考など働かない猫獣人は支給されていたS&WM56オートをへいはちに向けた。
「来るな来るな来るな、来たら殺すぞ! 殺すぞ!!」
「わ、分かった、分かった。今消える。悪かったな、すまん」
余りの
鬼気迫る様子にへいはちはたじろぎ、
刺激してはまずいと後ずさって立ち去ろうとした。
ダァン!!
一発の銃声が個室に響く。
猫獣人が誤って引き金を引いてしまった。
放たれた9ミリパラベラムの弾頭はへいはちの胸部を貫いた。
へいはちは胸を抑えてその場に倒れる。
しばらく血を吐きながらもがいていたがやがて動きが止まった。
「……」
猫獣人は老人が死ぬ様子を呆然と見詰めていた。
そしてへいはちが死んでから一分経つか経たないかの頃。
「……ははっ……あははははははははははハはははハははハハハハ」
猫獣人は涙を流しながら、涎を垂らしながら、けたたましく笑い始めた。
【へいはち@他人が作ったツクールをゆっくり実況してみた 死亡】
【残り53人】
【早朝/E-6/座礁遊覧船客室】
【猫獣人@獣人小説サイトwoolgathering短編:敗者の定め】
[状態]発狂
[装備]S&W M56オート(14/15)@自作キャラでバトルロワイアル
[持物]基本支給品一式、S&W M56オートの弾倉(3)
[思考・行動]
基本:あはははははハハハハハはははハハはははハはははははハハハはははははははハはははははハハはは
[備考]
※本編終了直後からの参戦です。
≪キャラ紹介≫
【猫獣人@獣人小説サイトwoolgathering短編:敗者の定め】
ネロ・コロッセオの「会員」の一人。試合で負けた敗者を犯したりしていた。
本編でレティアルに扱かせたりぶっかけたり。本名不明。
【へいはち@他人が作ったツクールをゆっくり実況してみた】
廃人街道まっしぐら青年うすいゆうたがストーキングする女性「ユリカ」の父。
どう見ても還暦を迎えた外見だが50歳ぐらいの時に子作りを頑張ったと言う説。
ストーリーを進めて行く過程で何故かゆうたと愛が芽生える。
≪支給品紹介≫
【S&W M56オート@自作キャラでバトルロワイアル】
猫獣人に支給。9ミリパラベラム口径の自動拳銃。恐らくS&WM59オートの間違いだと思われる。
自作ロワにおいて苗村都月に支給され、ノーチラスの胸に銃口が刺さったりした。
最終更新:2012年12月02日 20:41