抑えきれぬ欲求

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34話 抑えきれぬ欲求

「放送が近いな、どこかで休もうか」
「そうですね」

第一回目の放送の時刻が迫っている事もあり、重勝と雪子の二人は休息出来る場所を探し始める。
現在いる場所は朽ち果てた廃屋が建ち並ぶ廃集落。
どの家屋も老朽化が激しく落ち着いて休めるような状態では無かった。

「ん……?」
「蒲生さん、あれは……」

二人はある物を発見する。
死臭を漂わせる、牡馬とメイド姿の女性の射殺死体。
全身に穴が空きそこから染み出した血液が地面を濡らしていた。
女性は何故か乳房と秘部を露出していた。

「うっ……」

凄惨な様子の死体を見て、思わず吐き気を催してしまう雪子。

「大丈夫か?」
「……大丈夫、です」
「……見た所、殺されてから結構経ってるみてぇだし、こいつら殺した奴はもう近くにはいないだろ、多分」
「早く行きましょう」
「ああ」

これ以上死体の傍にはいたくないと言わんばかりに雪子が早くこの場から立ち去る事を重勝に進言した。

その後、床が抜けていない比較的状態の良い廃屋を見付け、
二人は休憩場所をその廃屋と定める。

「ちょっと埃っぽいけど、文句は言えねぇな」
「そうですね……」

畳の間で寛ぐ重勝と雪子。
雪子が自分のデイパックから懐中時計を取り出し時刻を確認すると、放送まで既に一時間を切っていた。

(……放送が終わったら)

雪子はある欲望を胸に秘めていた。
それは、同行者の狐獣人、蒲生重勝に滅茶苦茶にして欲しいと言う、倒錯した性欲。
結局、最初の四時間ではタイミングが掴めず何も出来なかった。
放送が終わった後、雪子は思い切って重勝に切り出してみようと考えていた。

(そうだね、ストレートに頼もうかな、拒否されたら……いや、蒲生さんだって男なんだし、
目の前でおっぱいとあそこ見せつけてやれば……夢は広がるね)

「……どうかした? 雪子ちゃん」
「え? ……いや、何でも?」

雪子の性欲求の事など、重勝は知る由も無い。

そして、午前8時、第一回目の放送が開始された。


【E-4/廃屋郡/朝】
【蒲生重勝】
[状態]健康
[装備]タンペレーン ヤティマティック(40/40)
[持物]基本支給品一式、タンペレーン ヤティマティックの弾倉(3)
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。死にたくない。
1:雪子ちゃんと行動。

【神楽坂雪子】
[状態]健康
[装備]グルカナイフ
[持物]基本支給品一式
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。死にたくない。
1:蒲生さんと行動。蒲生さんに滅茶苦茶にして欲しい。


033:行軍 目次順 035:第一回放送(自由奔放オリロワ)
025:秘められたる欲求 蒲生重勝 036:満たされぬ欲求
025:秘められたる欲求 神楽坂雪子 036:満たされぬ欲求
最終更新:2013年03月10日 12:38
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