#external-02 風来の穴空けパンチ(後)
「明さん! 明さん!」
「ちょっと、紗子ちゃん、痛い痛い、」
「紗子、動かさないでって電話で救急車の人が言ってたよ……」
「うるさいオージ! のろま! あんたが捕まるから明さんが本気出せなかったんでしょ!
ああごめんなさい明さん! でもわたし、明さんのことが心配で」
「はぁ……僕、水汲んでくるよ。もうすぐ救急車も来るし」
「桜冶」
「ジロじぃの方に行っちゃだめよ! わたし達を守ってくれてるんだから……」
「分かってるよ」
四点流道場の裏。
東儀次郎と松乃奈々の生活スペースとなっているそこには現在、三人の人間が居た。
――道場の目付役にして、道場破り”空穴来風”の前に敗れた志堂明。
――パニックで泣いたものの、どうにか平静を取り戻した門下生の少女、紗子。
――同じく門下生にして、道場破りに捕まっていた少年、春崎桜冶の三人だ。
腕と肋骨など数か所を負傷した志堂明は玄関先に急造された毛布の上に寝転んでおり、
そばで前々から彼を慕っていた紗子がつきっきりで看病している。
他のメンツは警察を呼びに行っている。
桜冶が彼らに付いて行かなかったのは、足が遅いからだ。
大体、もともと運動神経はいい方ではない。
特に遅いのは足だったが、ほかの体力テストも全体的にいい結果とは言えなかった。
だから習っているはずの四点流闘術は基礎すら確固としておらず、
自ら編み出す発展技も一つしか持っていない。
その技も、基礎がなっていない現状では体に負担を与えるだけとされ、禁止されている。
「足腰も、筋肉も……がんばったってどうせ、遥介や亮には勝てないんだ。
変な人に捕まってみんなに迷惑をかけちゃうし……僕は一体、なんで……」
「へんなひとじゃなくて、ホカ子だよ」
「わっっ!?」
水を飲んで心を落ち着かせようと洗い場に向かった桜冶は飛び上がった。
洗い場の隅に縮こまるように体育座りしてぽけーっとしている女が、まるで幽霊のようにそこにいた。
そいつはさっき桜冶を捕まえていた黄緑パジャマの寝癖女だった。
桜冶の姿を認めると、彼女は片手をだるそうにあげて挨拶してくる。
「やほう」
「なななななんでお前がここに!」
「暇つぶし。らいふーの戦闘スタイルにわたしは邪魔なの。
だから、《願って》こっちに出てきた。《わたしは何もせずに裏で寝てるから、あとはがんばって》ってね」
「ど……どういうこと……?」
「わたしの”ルール”だよ。君は知らなくていいの。君は四字熟語じゃないんだから」
言いながらパジャマ女は、懐(というか胸の谷間)から不思議な植物を取り出した。
桃色の葉っぱが、小さなキャベツのように丸まっている。
「それとも。なる? 四字熟語に。”わたしたち”に、君も。……なんちゃって」
「四字熟語に、なる……?」
謎の桃色植物をくるくると回しながら、
パジャマ女は小悪魔的な笑みを浮かべ、桜冶に意味の分からないことを言った。
いざとなれば禁じられている”必殺技”を使おうと構えていた桜冶は、不意を突かれて目を丸くする。
四字熟語に、なる?
「そう。簡単だよ。だって………………」
何かを説明しようと口を開いたパジャマ女は、
しかし途中で目をとろんとさせ、「あー」とか「うー」しか言わなくなる。
その手から、先ほどの桃色の植物が零れ落ちる。思わず桜冶は受け止めようとするが間に合わず、
床へ落ちる……かと思われたそれは魔法みたいに床を抜け、消えてしまった。
あっという間の出来事、だった。
不思議な事ばかりを立て続けに見てしまった桜冶の頭はパンク寸前だ。
「……!?」
「…………zzz」
くかー、と寝息が聞こえてくる。どうやらパジャマ女は眠ってしまったらしい。
だらんと手を下げる音が聞こえた。
桜冶はただ、植物が消え失せたあとの床をまばたきしながら見つめることしか出来ない。
そして、だからこそ気が付いてしまった。
コロリと音を立ててパジャマ女の手からもう一つ床へとこぼれ落ちたもの。
小さな小さな輪っか状の、幾何学的な意匠が施された指輪に。
「これ、は……? って、!?」
春崎桜冶はそれを拾った。
次いで、パジャマ女の左手中指に同じような指輪が嵌っているのに気付いた。
さらに次いで。道場の
表と裏を隔てている壁に、
突然《穴が空いた》のを見てしまい。
おまけに屋内だというのに、《雨が降り始めた》ような音を聞いてしまって。
いよいよキャパシティーを超えた彼の脳は、ふと電池が切れるように意識を飛ばした。
ばたり、と倒れて。
救急車のサイレンが、すぐそこまで近づいてきていた。
”――――EX02#風来の穴空けパンチ(後)”
一の型、待機。その発展「穴熊」と「見送り」。
二の型、突進。その発展「飛車駒突き」「月桂馬」「二十一」。
三の型、防御。その発展「金銀掌」に「角駒流し」。
そして――、
四の型、爆発。その発展は三段階。「八切り」……「王手」……最期の一つは、
「まだ誰にも見せたことがない。アラスカの勇、パラートクにさえだ。そうだな東儀次郎」
「それがどうしたというのじゃ。皆、そこまでの輩だったというだけのこと!」
カイィイイイイン!
金属製バネが解放されたような音が道場へ響きわたった。
闘いを始めて数分。
空穴来風の体重の乗った正拳、それに対し防御発展・角駒流しの形で添えた次郎の手は、
正拳の方向ベクトルを90度曲げて受け流す。
一度敵陣に踏み込んだ角の駒がおびえて後方へと引いていくような動きを強制する魔の手。
「まだだぞ」
だがそのベクトル変化を逆に利用し、空穴来風は無表情に足技へと切り替える。
90度ねじられた体を使って足を高く上げ、死神の鎌のように振り下ろす。
狙いは小柄な次郎の首筋。背の高い空穴来風に、その急所を狙うことは造作もなかった。
次郎は横に飛んで回避し、
「二の型、突進――発展、月桂馬」
同時に道場のタタミを一枚飛翔方向へ跳ね上げる。
これは屋内、なにか蹴り上げられるものがある場所でしか使えない技、月桂馬。
空中に蹴り上げたタタミを足場にし、方向転換する次郎。
その動きは将棋の駒、桂馬のトリッキーさに酷似していた、
「わざわざ帰ってくるとはな。死ね!」
「ほほ。三の型、防御――発展、金銀掌」
空穴来風はしかし構わず振り下ろした足をメトロノームのように上げ、跳ね返ってきた次郎を襲おうとする、
が、なんとそれは、次郎がかざした手のひらにガギンと音を立ててぶつかった。
「なっ」
鍛えられた拳は金属と同義の硬さを持つというが――老人の手のひらが自らの蹴り足を止めた事実に、
空穴来風は驚愕を隠せなかった。
驚愕している場合ではなかったというのに。
金銀掌を崩さぬまま空穴来風の蹴り足、そのつま先をつまんで、
次郎は跳び箱を飛ぶようにさらに前のめりに、敵の眼前へ自らの身体を送る。
二者は面と向かい合う。
そして――攻撃態勢に入っているのは、次郎のみだ。
「しまっ……」
「四の型、爆発――王手」
片手。小柄な老人である次郎の身体が限界までしなって、すでに弓のように引き絞られている、
その片方の手、金銀掌を使っていない方の手が、
拳を、作っている。
次郎はそこに、感情を乗せて呟いた。
「”詰み”じゃ」
一発。
全身から余すところなく力を乗せた右ストレートが、空穴来風の左頬を捉えた。
上体を後ろに逸らす暇も、小細工で威力を減らす暇も与えぬ、”逃げられぬ拳”。ぐるんと一回転、
二回転、三回転しながら空穴来風の身体が飛んでいき、狭い道場の壁に激突するまで何秒かかったろうか。
王手”詰み”は受け身を取る余裕も与えない。
衝撃は全て直接体に襲いかかり、筋肉を骨を脳を揺らすだろう。
事実、壁からずるりと落ちていく空穴来風の身体には、明らかに深刻なダメージが入っていた。
終わりだ。
次郎は達人としての公正な目で、これ以上の戦闘は彼には不可能だと判断した。
確かに単純な強さとしては持つものを持っていた。
しかし、志のない拳。理由のない暴力に負けるほど、次郎は墜ちてはいない。
お主は負けた、さっさと連れと共に出ていくがいい……近寄って男にそう言葉をかけようとした、
そのときだった。
「――穴を。穴を空けなければな」
空穴来風が、ぐらりと立ち上がった。
「穴を空けねば風は来ぬ。火のないところに煙は立たぬ。
……俺は空穴来風。風穴を空けに来た。俺は火だ。俺が火を点ける。煙に巻くために」
起きることなどできないはずの身体で。
彼にしか分からない論理で言葉を紡ぎながら。
空穴来風は、どこからか青いカバーの穴あきパンチを取り出し、虚空に向かってパチパチと上下させる。
もう片方の手で、三つ穴の開いた帽子を外す。そこには《穴》が開いていた。
そう。空いていた。
彼の頭には、眉間をバズーカで撃ち抜かれたかのような大きな穴が、前から後ろにかけてぽっかりと空いていたのだ。
「お主……!?」
「常識、倫理。法律、モラル。物理法則。世界にはルールが溢れている。
人が創った、人のための、人を縛る枷だ。東儀次郎、お前の技は……それを凌駕する領域にある」
「何を……」
「天飼千世様はお喜びになっていたぞ。人でありながら人を踏み外したお主の暴力性、
そしてこれだけの技を持ちながら、悪道に堕ちず精神性を保っている稀なる高潔な精神性。
さらには、天に運命(さだめ)られた十六名にお前が列記されていたという神秘性にな」
「アマガイチヨ……? 誰じゃそいつは! 十六名? どういうことじゃ」
「道具の俺にそれを語る術はない。
俺はただ。お前に教えに来たんだ……”四字熟語は、世界のルールを捻じ曲げる”ということを!」
空穴来風が動いた。穴あけパンチを捨て、その場で足を開き、
左を前に、右を後ろに。正拳付きの予備動作。
しかし、次郎と彼との距離は先の王手”詰み”で十メートルは開いている。そんな場所で何を、
「!!」
「――《空穴来風・穴空けパンチ》」
咄嗟に次郎は畳を蹴り上げ、突進発展・二十一を使って横に飛んだ。
”二十一”……半径21メートルまでの距離を音を立てず一瞬で移動する歩術に近い技だが、
足への負担が大きく連発は出来ない。
それでも、空穴来風の拳から感じた悪寒から逃れるのにはこれを使うしかなかった。
果たしてそれは世界を渡り歩くうちに手に入れた勝負勘なのか。次郎のこの反応は大正解だった。
空気が震えた。
見えない何かが頬のすぐ横を通ったのを感じた。
次の瞬間、道場の壁が――空穴来風が正拳突きをしたその延長線上に存在する壁の一部が、
彼の拳の形にくりぬかれ、《穴》となった。
これこそが空穴来風のルール能力、《穴空けパンチ》だ。
「《俺の拳は目の前の壁に穴を穿つことができる》。本来ならば壁に拳を密着させねば発動しないが、
ホカ子のルール能力によって俺のルール能力は強化されている。射程距離は――無限だ」
「……ルール能力、じゃと?」
「他力本願の能力は《他人に願いをかなえて貰っている間、その者のルール能力を強化する》。
ホカ子は俺に《あとはがんばって》と言った。だから俺は、お前と戦っている間、ホカ子の恩恵を受ける。
この説明で分からないのであれば、それでいい。分からなくていい。
世の中にはお前の分からぬことがあると知らしめることこそが、風穴を空けることとなるのだから」
二撃目。今度はショートフックのような簡単な動作で、発声も無い。
しかし空穴来風の《穴空けパンチ》は威力も射程も変わらないようで、
事実として見えない拳が、次郎の身体へと一瞬で襲いかかる。
「ぐぬっ!!」
避けることはできなかった。しかし彼のルール能力が《穴を空ける》のは、壁一枚と定義されているらしい。
拳の形に――次郎の胴着がくりぬかれた。
次郎は思わず、息を呑んだ。肌の露出した部分に当たっていれば、そこがえぐられていた。
まるで穴あけパンチに紙が穴を開けるように。
「なんという……わしは今、夢を見ておるのか?」
「現実だ、バカが。今日ほど、衣服の存在をありがたく思ったことはないだろう。
お前の服は今、お前の命を守っている。だがそれもいつまで持つかな……?」
「……」
とん、とん。挑発的なフットワークで、頭に穴が開いた不可思議な存在は次郎に問いかけてくる。
次郎は再認識した。こいつは、人間ではない。妖怪や化け物の類である、と。
頬をつねっている時間は無い。
迅速にこれが夢でなく現実だということを認識し、その上で再度この男を倒さねばならない。
さもなくば、穴が空くのは、この道場か。自分か。裏にいる子供たちも安全とは限らない。
「穴とは。通るものであり、突くものであり、落とすものだ。それ自体に意味も理屈もない。
俺は尖兵、尖っているから穴を空けるだけだ――この拳の理由など。後から他人が作るのだ!」
次郎に向けて数発、空穴来風のジャブが放たれる。
どう受けるか。
次郎の脳内で瞬時、何通りもの策が網のように張られていく。
久しぶりの、感覚だった。次郎にとってそれは少し、怖くもあった。
……笑みが漏れて、呟く。
「そうかい。ならば、やろうではないかの。理由なき戦い。戦いのための戦いを。
血に肉に足に腕に頭に掌に瞳に闘志のみを漲らせ――わしはお主を倒して見せよう」
結果的にそれが子供たちを守ることに繋がるのならば。
自ら封じた東儀次郎を、東奔西走し強さを追い求めたあの日の自分を、
解き放つことやぶさかでなし。”がんばって”と言われたのは、空穴来風だけではないのだ。
「来い、風穴を空けてやる! 東儀次郎!」
「行くぞ、空穴来風! 四点流は――戦いの中で進化するのじゃ!」
空に隠れた太陽が、再び顔を出すと同時に。
次郎は月桂馬の要領で、足を使い畳を跳ね上げる。
空穴来風がジャブ的に放った《穴空けパンチ》は、よって畳に拳状の穴を空けるだけに留まる。
聞こえる舌打ち。この隙に待機・見送り。
全身に活力を漲らせ、次郎は技の準備を整え終える。
来る。
空穴来風がそう感じた二瞬後には、東儀次郎の身体が自分の目の前にあった。
これは突進・二十一。人が動ける限界速度を初速で出すバネがなければ出来ぬ瞬間移動。
次郎はここまでを流れるような動きで行い空穴来風の懐へ這入ったのだ。
これでは《穴空けパンチ》は使えない――だがこれは読めたか?
「《空穴来風・穴空けニーキック》」
拳で出来ると言うだけで。
他の部位での攻撃が、空穴来風のルール能力に加味されないとは言っていない。
空穴来風の狙いは当然、先に次郎の服に空けた穴だ。
もう一度あそこに穴を空ければ。皮膚を、内臓を、背骨を貫き、この老人に穴を空けることが出来る。
実際のところ空穴来風は今回の”任務”の理由にさしたる興味はなかった。
ただ穴を空けることが出来ればそれでいい。堅苦しい言葉でそれらしく飾り立てていながら、
空穴来風の穴が空いた頭の中は穴を空けることしかないのだ。
だから見てさえいなかった。
――確認を、怠ってしまった。
「わしの、勝ちじゃな」
「……ほう」
東儀次郎に、ダメージはない。
そう。畳を跳ね上げ、次郎と空穴来風との間に壁が生まれたあの瞬間。
次郎は瞬時に服を変えた。後ろと前を逆にした。穴を、背後に回していた!
ニーキックは胴着に再び穴を穿つにとどまる。そして。
「八切り。王手”詰み”。そして。第四の型、爆発――その終局。見せてやろうぞ」
空穴来風の眼前には……達人の領域を凌駕した、一人の老人の神々しいまでの姿があった。
彼は構えた。最も得意とする正拳付きの構え。
それが無謀だと知りながら、穴空けに狂っていながらも、空穴来風は闘うものとしての礼儀をわきまえていた。
「爆発・終局――”四点滅殺”」「《空穴来風・穴空けパンチ》」
道場が揺れた。
世界と言う括りで見ればこれは、ただ、それだけのことだった。
◆◆◆◆
「……そう。らいふー、死んだんだ」
むくり、と起き上がり、目をごしごしとこすりながら、他力本願がまず呟いたのはそれだった。
彼女は自らのルール能力によって空穴来風に貸していた力が、自分に戻っているのを確認した。
つまりは戦いは終わったのだ。ということは十中八九、空穴来風は死んだのだろう。
「幸せだったのかな、らいふー」
立ち上がり、おしりについていたゴミをぺしぺしと払って、
他力本願はするりと道場の裏口から玄関に向かう。
そこには志堂明と紗子がいて、不思議そうな顔で彼女を見た。「誰?」と顔に書いてある。
《催花雨》の効果で、二人から道場破りの記憶は奪われているのだ。
外に出ていったというおばあさんと残りの子供たちも奇々怪々が《催花雨》でカバーしてくれたようだし、
これで不可思議な道場破りの記憶はほぼ全てが、東儀次郎の頭の中にしか残らない。
「あなた、誰?」
「道場にこんなべっぴんさんはいないはずだが……」
「あー、そうね。わたしは客人だった、ってことで。おじいさんに、伝言しておいて。枕元には気を付けろってね」
それだけ伝えると、他力本願は外へ出た。
薄曇りだった空は晴れ渡り、太陽が雲を割り咲くようにしてその姿を見せていた。
他力本願はとてとてと歩きながら、道場の裏手から出る道を一回曲がる。
曲がって、そこで。
彼女が自らの掌を見ると、すでに崩壊が始まっていた。
ぼろぼろぼろぼろ……ひどく乾いてしまった紙粘土のように。腕から、指から、すべてが壊れていく。
これは彼女のルール能力の副作用ともいうべき、不可避の症状だった。
他力本願は、願った人に力を与えることができる。
しかし、それゆえに彼女は。誰かに願わなければ生きていけないのだ。
「そう。死ぬんだ」
ぼぅっと空を見上げて、他力本願はもう一度呟いた。
わたし、死ぬのか。
こんなところで、ひとりで。
――ああ。
――こればっかりは、誰にも決めてもらえなかったな。
バカみたいに崩れていく身体、視界、その中で。いつしかを思い出しながら。
彼女はゆっくり、
ゆっくりと、太陽に灼かれていった。
「ねぇ」
……東儀次郎が道場から消えたのは、この一週間あとのことである。
#external-02 終
最終更新:2015年03月15日 01:58