彼らの新たな戦いとはなにか

西暦2014年。
世界は静止し、崩壊するはずだった。

人類支配を目論む機械生命体――通称ロイミュード。
「重加速」と呼ばれる現象を引き起こし、人類の脅威となったロイミュードに立ち向かった戦士――仮面ライダー。
両者が幾度もぶつかり合い、また時にはお互いを理解する中で現れた真の脅威。
ロイミュードの生みの親である狂気の科学者、蛮野天十郎。
全人類のデータ化という蛮野の野望を打ち砕くため、人間とロイミュードは共闘し、激闘の末蛮野を倒した。
同時に全てのロイミュードも死亡し、仮面ライダーの戦いも幕を閉じた。

そう、その筈だった――




「ふざけるなっ!」

オフィスビル内の一室で、泊進ノ介は憤慨していた。
ロイミュードとの戦いを終え、捜査一課の刑事に戻った矢先に巻き込まれたこの事件。
大勢の人間に殺し合いを強要し、少年と老人の命を呆気なく奪ったロロという男。
人の命を玩具のように扱う、あの蛮野と同じ外道に対し進ノ介は激しい怒りを燃やしていた。

(お前の目的が何なのかは知らない。けど俺は必ず殺し合いを止めてお前を捕まえる……!!)

如何なる理由があれど犯罪に手を染める事を、泊進ノ介は決して認めない。
市民を傷つけ恐怖に陥れる行為を、泊進ノ介は決して許さない。
殺し合いは絶対に止める。
そしてロロもこの手で逮捕する。
一警察官として進ノ介は決意した。

「だから…もう一度俺に力を貸してくれ!ベルトさん!」
『ああ、勿論だ進ノ介』

その声は進ノ介の腰の部分から発せられた。
そこにあるのは銀色のベルト。
中央のディスプレイには赤線で顔のようなものが浮かんでいる。
このベルトこそ科学者クリム・スタインベルトの意識を保存し、進ノ介を仮面ライダーへと変身させるツール。
ドライブドライバーである。

「にしても、まさかこんな形でベルトさんにまた会えるなんて思わなかったぜ」
『それには私も同感だ。厳重に封印した筈なのだがね…』

地下に封印した筈が再び進ノ介の手元にある。
ロロの持つ得体の知れない力を一人と一本は警戒する。

「っと、これも確認しとかないとな」

言いながら進ノ介は名簿を開く。
載っている名を確認していると、急に驚きの声を上げた。

『どうした進ノ介?』
「どうもこうも……」

名簿にあった知っている名の人物。
まず詩島剛は問題ない。
彼は殺し合いなどには絶対に乗らない、心強い仲間だ。
現在マッハに変身する為のベルトは失われているので、できれば早めに合流する必要があるが。
問題はチェイス、ハート、ブレン、メディックの四体だ。

「どうなってるんだよ、チェイスたちはもう…」
『うーむ……。コアが消滅したロイミュードを復活させる手立てをロロ・ヴィ・ブリタニアは持っている、ということか…?』
「あいつが最初に言ってた死者の蘇生って、これのことなのか?」

ロイミュードとはいえ死んだ者を生き返らせる力。
俄かには信じられないが…。

「けど、もし本当にチェイスが生き返ったんなら俺は会いたいよ…」

蛮野との戦いで命を落とした大切な仲間。
戦いが終わり勝利を喜び合う中に居て欲しかった男。
殺し合いという最悪の状況だが、チェイスが生きているのなら会いたいと進ノ介は思った。

『…その気持ちは私も同じだよ。剛や霧子も彼との再会を喜ぶはずだ。それでハート達だが…』

チェイス以外のロイミュード三体。
蛮野との戦いで共闘したとはいえ、彼らとは元々敵同士だ。
生き返ったのならば再び、人間を支配するために立ち塞がるかもしれない。
ならばハートたちは倒すのが正しい選択となるのだが…。

『できれば戦いたくない、と考えているのかい?』
「……ベルトさんにはお見通しか」

己の命を賭して蛮野からメディックを救ったブレン。
ハートと進ノ介の勝利を信じ、全ての力を使い切ったメディック。
最後までロイミュードの誇りを捨てず、進ノ介の友となり消滅したハート。
彼らの戦う理由を、最期を見てきた。
だからこそできることなら戦いたくない、チェイスのように人間と共存する道を選んで欲しい。
身勝手で甘い考えだが、それが進ノ介の願いだった。

『やれやれ…。分かった。では彼らに会った時最初にどうするかは君に任せよう』
「ベルトさん…!」
『だが向こうがどうあっても聞き入れない時は戦うんだ。いいね?』
「ああ。……ありがとうな、ベルトさん」

名簿をしまい今度は地図を取り出す。
会場は中央に都市エリアがあり、東一帯は森林地帯、西は住宅地。
南は海岸と港、そして北には荒野が広がっている。
各エリアにある様々な施設。
その中で進ノ介が目的地として提案したのは、都市部にある久留間運転免許試験場だった。

『特状課を目指すのか』
「ああ、剛とチェイスもここに行く可能性は高いしな」
『なら丁度良い。私もドライブピットがあるかどうか確認しておきたい』
「ドライブピットを?」
『ああ。あそこなら首輪を外す為の設備も整っているし、事件解決までの拠点として使える』

話が纏まるとビルの外に出る。
そして入り口前に停めてある一台の赤い車に乗り込んだ。

「ベルトさんが俺の手元にあった時点で予想はしてたけど、トライドロンまでロロに持ち出されてたのか」
『だがドライブの装備は万全ではない。用心しろ進ノ介』
「ああ、分かってる」

アクセルを踏み出発する。
泊進ノ介――仮面ライダードライブの新たな戦いがここに始まった。


【泊進ノ介@仮面ライダードライブ】
[状態]:健康、運転中
[装備]:ドライブドライバー+シフトブレス@仮面ライダードライブ、トライドロン@仮面ライダードライブ
[道具]:共通支給品一式、各種シフトカー(何台か不足あり)@仮面ライダードライブ
[思考]
基本:殺し合いを止めロロを逮捕する
1:まずは特状課を目指す
2:一般人の保護
3:剛とチェイスを探す
4:ハートたちを警戒。ただできることなら戦いたくない
[備考]
※参戦時期は本編終了後。



GAME START 泊進ノ介

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最終更新:2016年04月30日 15:06
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