(透真様っ!どこにいられるのですか)
夜の街中を私は光速の勢いで駆け抜ける。
今の私の最優先は“兄”である透真様を探すこと。これ以上の重要度を占めるものは存在しない。
些細なことを気にしている余裕もないくらいだ。
それにしても迂闊だった。女神がこんな搦手を使ってくるなんて。
女神を倒すために城に入った途端、なぜか意識がなくなった。
そして、目が覚めたらいきなり
殺し合いをしろだ。
やってくれるじゃないか、女神!
あの郷田真弓とやらはきっと女神の配下の鬼だろう。
それと名簿には透真様に蒼蓮さん、“山田太郎”の三人がいる。
私の名前である“闇宮冥”もしっかり載っていた。
最もこの“山田太郎”が自分の知ってる“山田太郎”なのかどうかはわからないが。
それになぜか一緒に城に入ったはずの斬華さんと月読さんがいないことも気がかりだ。
なぜ私達だけが巻き込まれて二人が巻き込まれないのか。
考えても考えても答えがでない。疑問が残る所だ。
それに、開幕式のホールにはどう見ても戦いとは縁のない一般人がいた。
それも小さな子供までもだ。こんな殺し合いに巻き込まれるようなものではない。
女神は一体何を考えている。いろいろと謎であるが。
そんなことよりも今は透真様との合流を優先しましょう
そうさっきまでは思っていた。
それではだめだ。
開会式を思い出せ?あの場にはただの一般人以外にもいたはずだ。
濃密な死の“匂い”が薫る奴等が。どれかはわからなかったがかなりのものだった。
ひょっとしたら私でも敵わないかもしれないくらいに。
あの一般人たちだってそうだ。こんな状況なんだ、いつ寝首をかかれるかわからない。
「手っ取り早く、皆殺し……ですかね」
自分の愛する透真様以外の全てを滅殺する。
これが今の私の方針。
蒼蓮さんは信用できるかもしれないけど“山田太郎”はだめだ。
あの飄々とした“山田太郎”ならまず信用できない。
裏で何かを企んでいる可能性が大いにある。
ほらね、結局は皆殺しが一番楽なんだと考えつく。
「立ち塞がる者は……全て壊します」
【I-7/一日目・深夜】
【闇宮冥@操り世界のエトランジェ】
【状態】健康
【装備】
【持ち物】 支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
0.睦月透真を護るために殺し合いに乗る。
1.見敵必殺。
※第六幕女神の城突入直後より参戦
最終更新:2010年02月19日 20:17