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心壊レテ、心失クシテ

79話「心壊レテ、心失クシテ」


「…………」

リュードと名乗った青い竜に言われた通り、私はエリアD-2にある古びた倉庫に向かった。
そして中に入り、それを見付けてしまった。

小野妹子の亡骸を。

全身に大きな穴が幾つも空き、大量の血や肉片を周囲に撒き散らし、
顔に至っては最早かつての面影を全く留めない程に損壊しきっていた。
それなのになぜ私がその死体を小野妹子だと認識出来たのかと言うと、
見間違えるはずは無い、血によって赤を通り越してドス黒くなった、あのノースリーブの赤いジャージ。
遣隋使として旅立つより前に私から妹子に下賜した、あのジャージ。

「妹、子……」

ガクリと私は膝を突く。

「お前がいなくなったら、私はこれから誰と喧嘩すれば良いんだ?
誰が私に突っ込んでくれるんだ? なあ、妹子、答えてくれ。妹子――」

当然、答えが返ってくる筈が無い。
それで私は改めて実感する。

――妹子は、もういない。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

私は泣いた。思い切り、声を上げて泣いた。
広めの倉庫の中に私の鳴き声が反響し、木霊した。

何故妹子が死ななければならなかったのか。それも、何故このような、無惨な死に方を?
妹子が一体何をしたというのだ。ただの遣隋使、倭国の官吏の一人に過ぎないのに。
こんな、こんな酷い死に方をしなければならない理由など無い筈だ!
リュード――どうして妹子を殺した!? どうして!? どうして!?

頭の中で幾つもの疑問が湧き起こるが、答えなど出る事は無いし、
誰かが出してくれる訳も無い。永遠にぐるぐる回っているのみ。

しばらくして、私の涙はだいぶ収まった。
それと同時に妙に頭の中もすっきりしてくる。

妹子は、もういない。
私一人だけになってしまった。

もう、疲れた。何もかもどうでもいい。

みんな、みんな殺してやる。

殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。

殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。
殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。
殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。
殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。
殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。
殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。殺してやる。

「…………」

私は立ち上がる。涙はもう出ない。
そして倉庫の出口の方へ歩いていく。



確かこのエリアにはホテルなる建物があるはず。そこに行ってみるか。



ふふふ。



【一日目/午前/D-2市街地倉庫】

【聖徳太子@増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和】
[状態]:精神に異常、烏帽子無し
[装備]:狩猟用狙撃銃@SIREN(4/5)、トレンチコート
[所持品]:基本支給品一式、7.62㎜×51㎜弾(30)、九九式小銃(4/5)、
7.7㎜×58㎜弾(30)、ワルサー カンプピストル(1/1)、26.6㎜炸裂弾(3)、
64式小銃(20/20)、 64式小銃の予備マガジン(5)、曽良の首輪、焔薙@SIREN、
IMIデザートイーグル(1/7)、デザートイーグルの予備マガジン(4)、 グロック19(12/15)、
グロック19の予備マガジン(5)、クリスの剣@ムーンライトラビリンス改造版、
FIM-92スティンガー@自作キャラでバトルロワイアル(0/1)、70㎜ミサイル(4)、
FNミニミ(200/200)、5.56㎜×45㎜200発金属リンク(9)、エグゼキューショナーズソード、
ウィンチェスターM1897(4/5)、12Gバックショット弾(25)
[思考・行動]:
0:もうどうでもいい。みんな死ね。
1:ホテルに行こう。
[備考]:
※単行本第九巻第168幕「聖徳太子の持っている木の棒」より後からの参戦です。
※ノーチラスのおおよその特徴を把握しました。




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最終更新:2010年02月28日 13:51
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