ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0977 ゆっくり草
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ankoss
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序章
徒然なるままに日暮に
PCに向かいて心に移り行く
ゆっくり事をそこはかとなく書き留めれば
いつの間にか日が変わっていたよ
徒然あき
第一章
「幸せ」
「ゆわーん!おぼうしかえしてね!かえしてね!!」
まったく、帽子くらいでそんなに騒ぐなよ。
さっきまでの威勢の良さはどうしたんだ?なあ、まりさちゃんよ?
「ごべんなざいぃ!あやばりまずがらおぼうじがえじでぇ!!」
きったねぇな、そんな事で泣くなよ。
まりさちゃんは強いんだろ?だったらお帽子取られたくらいで泣いちゃだめだろ?
「いじわるじないでかえじでよぉぉぉ!かえぜぇぇぇぇぇ!!」
人にお願いする時はそれなりの態度じゃないとだめだろ?あーお帽子破りたくなってきたなー
「やめでくだざいぃぃ!ごべんなざいぃぃ!おぼうじがないどゆっぐりでぎないんでずうぅぅぅ!!」
ゆっくり出来なくても死ぬ訳じゃないんだろ?
なら別に良いじゃん、野良なら帽子無いの結構居るし。
「おぼうじがないどまりぢゃじんじゃうよぉ!おぼうじはいのじよりだいじなんだよぉぉぉ!!!」
ん?!なんて言った今?お帽子は命より大事なのか?
………ならこうしよう、命をとるか、帽子を取るかどっちかだ?
「ゆん?!」
アホなお前にも解りやすく説明してやろう。
お帽子を助けるならお前を殺す、お前を助けてほしかったら帽子を破る。
さあ、どっちだ?
「…………そっそれは……」
「…………………」
「……………」
「まりさのおぼうしはすてきだねーさすがれいむのまりさだよ」
「ゆふん♪それほどでもあるのぜ!」
「まりさのおぼうしはとってもとかいはね!」
「ゆふふ♪もっとほめるのぜ!」
「むきゅぅ、まりさのおぼうしはきれいね、うらやましいわ」
「ゆっへん♪もっとうらやましがるのぜ」
それはまりさが見た幻。
とても幸せな幻、とても儚い幻。
でも、まりさにとっては現実なのです。
まさか、本当に命より大事だったとはね、まいったね。
こんな天晴れな馬鹿は始めて見るね。
そう、それは潰されたまりさが見た幻。
でも、まりさはとても幸せそうな顔で死んでいます。
あなたはこんな顔で死ねますか?
完
第二章
「Rock You!」
「ミナサンコンニチハ、キョウハタップリタノシンデイッテクダサーイ!!」
「1・2・3」カンッ!カンッ!カンッ!
ドドドスドドドスドスドスドスドドドドドドンドンドン♪
■■■■■ ■■■ ■■■■ ■■ ■■■■ ■■■♪
これは今一部の間で人気急上昇のパンクバンド「U-Rock」のライブの様子だ。
国内外でいろいろと話題になっており、一般人でもその名前を知っているほどである。
音楽性、パフォーマンスなどいろいろ目新しいバンドではあるが、
何より話題になっているのはこれだろう。
「れいむのかれいなおどりにみとれてね!!」クネックネッ
「まりささまのかれいなだんずをおがむんだぜぇ!」ポヨムッポヨムッ
「ありすのほかいはなすてっぷによいしれていってね」ポッポッポッ
バックダンサーにゆっくりを採用しているのだ。
パンクのリズムに合わせて激しく怪しく踊るその姿は、
愛らしくもあり、憎たらしくもあり、会場は更なる熱気に包まれていく。
バンドメンバーとゆっくりと観客が一体となったその空間。
不思議な心地よさと苛立ちと、そんな感情が入り乱れ、会場にいるすべての者が」ハイになる。
「ゆっはぁぁん!れいむ、たのしくなってきたよぉぉぉん!」ピコピコッワサワサッ
「まりさももりあがってきたんだぜぇぇぇぇ!!」キリッ!
「んっほぉぉぉぉう!さいこうにはいってやつねぇぇぇぇ!!」カクカクッ
このバンドはライブ以外にPVでもゆっくりを使っている。
種類は通常種、希少種、ドス、胴付と様々。
ライブDVDとプロモーションDVDの売り上げも好調である。
ライブも終盤、会場はクライマックスだ。
「ミナサンタノシンデイタダケマシタカー?」
(*1) )))
「ムラムラキテマスカ?!」
(*2) )))
「イライラシテマスカ?」
(*3) )))
「イライラMAXデスカーー?」
(*4) )))
「OK!ソレデハイキマショウ!!!!」
そう叫ぶとボーカルのP・ユッケンジャーがギターを振りかぶる。
ほかのメンバーも、ダンサーゆっくりの方に向き直る。
「ゆゆっ!みとれていってね!もりあがっていってね!」ドガッ!!
「!?」
P・ユッケンジャーのギターがダンサーゆっくりを次々に粉砕していく。
ほかのメンバーも、ダンサーゆっくりを客席に放り投げたり楽器で潰していく。
スタッフが客席に追加ゆっくりを放り込む。
観客はそれに群がり潰していく。
「やべでぇぇぇぇぇぇ!!」
「ゆっぎぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「わがらないよぉぉぉぉぉぉ!!」
会場は熱気と、狂気と、悲鳴と、甘い匂いにつつまれていく。
このバンドは当然ゆっくり愛護団体等からクレーム殺到である。
国によっては放送禁止になってるが、当人達はお構いなし。
ゆっくり愛護など、くそ喰らえ!といった感じの連中だった。
国内で販売されたデビュー曲のPVは、胴付ゆうかと胴付うどんげの妖しい絡みがあったため発禁になった。
おかげでかなりのプレミアがついている。
「ミナサンスッキリデキマシタカー?」
(*5) )))
「タノシンデイタダケテコウエイデスーアリガトウ!トーキョー!!」
P・ユッケンジャー
パンク界では彼のことを、「ゆ虐の賢者」と呼ぶ。
完
第三章
「ユトリ教育」
「皆さん、今日2月22日は何の日ですかー?」
「はーい先生、2(のら)2(ゆっくり)2(ゼロ)の日です。」
「はーい、よく出来ました。ですから帽子とゴム手袋、ゴミ袋を持って校庭に集合してください。」
「「「「はーい!」」」」
政府が有り余る資源「ゆっくり」を教育に取り入れようと考案したのが「ユトリ教育」である。
大まかな方針は決めてあるものの、細かいものはほとんど県や自治体任せといったお粗末なものである。
この学校では学区の美化を目的として、毎月決められた日に野良ゆっくり清掃を行っている。
この町では野良ゆっくり問題が深刻で、町の美観をそこねると保健所等が対応していたが追いつかず、
この学校でも美化運動に取り組んでいるのだった。
「みなさーん、車に気をつけて清掃しましょうねー」
「「「「はーい、校長先生ー!」」」」
「あーめんどくせーなー」
「ちょっと男子、まじめにやりなよー」
「でもさー野良ゆっくりってきたないんだよなー
……あーそうだ、お前ひろったのよこせよー」
「やーだよ、ベー」
ゆゆっ!はじまったみたいだよ、ゆっくりかくれるよ!
ゆっくりりかいしたよ!!
ばかなちびにんげんがいっぱいなのぜ、おどかしてあまあまをようきゅうしてやるのぜ!
にんげんさんにごあいさつましょうね
はーい!
むきゅ!こんげつもはじまったのね、むのうなゆっくりはつかまえられるといいわ!
様々な思いが交差する。
「やい!ちびにんげん!いたいめをみたくなかったらあまあまをよこすのぜ!!」
「うわっ!きったないゆっくりだなー」
「どこにめをつけているのぜ!こんなびゆっくりをまえに、しつれいなちびにんげんなのぜ!」
「あーまりさですね、ちゃんと分別して袋に入れるんですよー」
「はーい」
「ゆゆっ!なにするんだ……おぼうしかえしてぇぇぇ!!………おそらをとんdぶべ!」
ゆっくりはまりさゴミ、れいむゴミ、ありすゴミ等の種族に分けられる。
分別収集の概念を教えるためである。それと同時にお飾りゴミも分別される。
捕獲する前にお飾りを奪うのは無駄に抵抗させないためである。
攻撃的な野良も、お飾りを取られた時の行動パターンは制限されるため、
生徒に危害を加えるようなこともない。
清掃効果としてはまずまずの成果を挙げている。
当然賢いゆっくりは捕まらない様にしているが、アホなゆっくりのほうが圧倒的に多い。
何より、勝手に増えるので毎回大量に捕獲される。
「はい、今日も沢山集まりましたねーでは、ゆゆこに食べさせてあげましょう」
「「「「はーい」」」」
「こぼね♪こぼね♪」
「ゆゆこはかわいいねー」
「ゆぎゃぁぁぁぁ!ばでぃざをだべるなぁぁぁぁ!!」
「こほね♪こほね♪」
集められたゆっくりは汚い物からゆゆこに与えられる。
ゆゆこの可愛さに生徒は癒される、これも「ユトリ教育」の一環である。
ゆゆこの面倒を学校で見ることで生き物を大切にする心を学ぶのだ。
綺麗な物は加工所に引き取られ換金、集まったお金は寄付される。
学校によってはゆっくりを過剰なほどに愛護していたり、
性教育に胴付を使って問題になった所もあるが、この学校は成功している良い例だろう。
今日も学校には生徒の楽しそうな笑い声と、ゆゆこの「こぼね♪」が聞こえる。
完
第四章
「針治療」
『針治療 怪我、病気、性格なんでも治療します』
そう書かれた一軒の診療所。
ここは針治療専門、それもゆっくりのだ。
ゆっくりは思い込みの生き物と言われている。
まあ実際は生き物かどうかも怪しいものだが、ゆっくりは思い込みが激しい。
どうやって生きているのかも解らない、解っていない不思議饅頭に針治療が有効かどうか?
ゆっくりにツボの様なものがあるかは知らないが、
少なくてもこの「針治療」ではツボは用いない、東洋医学の神秘とかそういう物もない。
では、どうやって治療しているのか?
それは先ほど話した「激しい思い込み」である。
ゆっくりの思い込み、それは時に己の体に影響を及ぼすほどのものである。
「病は気から」とか「精神力」と言う言葉があるが、
まさにゆっくりはそれを自ら体現したような存在である。
そう、この「針治療」はまさにそれを利用しているのである。
ゆっくりの体は全身神経のようなもの、ゆえに無駄に痛がりだったりするのだ。
気にしてなければ何とでもない様なのだが、気にしだすと無駄に痛がる。
針を刺せば当然それを意識して痛がるのだ。
しかし、医師はこう告げる。
「これは治療だよ、簡単に言うと君の病気(もしくは怪我)を治すためにやっているんだよ」
この言葉を真に受けたゆっくりは、思い込みの力を発揮し必死に体を治そうとする。
これだけ痛い思いをしているんだから、治らないはずはないと自分に言い聞かせるのだ。
それと同時に次々増やされる針、早く治さなければまた痛い目に合わされる。
その思いが自然治癒能力を急激に加速させるのだ。
まあ、偉そうな事を述べているが要はゆっくり任せなのだ。
では、性格はどの様に治すのか?
「では、このでい…れいむちゃんのゲス治療でよろしいのですね?」
「そういってるザマしょ、まったくこれだから庶民は面倒でこまるんザマス!」
「……わかりました、ではさっそく診察を開始します。」
「ゆゆっ!きたないてで、でいぶをさわらないでねじじい!」
「そうザマス!変な病気でも移されたら大変ザマス!」
「……あーストレス貯まる」
「何か言いましたか?」
「…いえ、なにも」
ペットは飼い主に似ると言うが、まさにそれを地で行ってる依頼主。
それでも飼ゆがゲスになったという自覚はあるようだ。
男はゲスれいむをケースに入れたまま、診察室に運ぶ。
「きたないへやだね!びょうきになったらせきにんをとってもらうよ!
それとはやくあまあまもってきてね!まったくきがきかないよ!!」
「………ゲスと認定、これより治療を開始します。」
「ゆゆっ!げすっていったの?れいむはげすじゃないよ!!ひどくきずついたよ!
しゃざいをようきゅうするよ!」
男はれいむの声に耳も貸さず、淡々と治療の準備を整える。
長さの異なった針、その中から使うものを慎重に選び出す。
怪我や病気の治療ではゆっくりの皮膚、つまり皮に針を刺すのだが今回は違う。
「俺の針に神が宿る……いくぞ!」
「なにいってるの?ばかなの?しぬの?!」
「はっ!」プスッ!
「ゆゆゆゆっ?!」
「……………ユピィィィィィィーーーーーーーーーー」コリコリコリコリコリコリ!
性格は思い込みでは治せない。
むしろ思い込みでそうなったのだ、ではどうするのか?
その答えはこれ。
皮ではなく、餡に針を指す。
正確には中枢餡と呼ばれるものを刺激して、正確を治そうというものだった。
当然それなりのリスクもある、中枢餡を破壊されればゆっくりは死んでしまうからだ。
詳しいことは解明されていないが、「中枢餡」と呼ばれるものはゆっくりの核となるもの。
人間で言えば、心臓や脳に針を刺すような危険な行為だ。
中枢餡の位置、大きさを正確に把握しそこに針を打ち込む。
当然傷つけすぎず、程よく刺激しなくてはならない。
針を刺されたれいむは白目をむき、口からだらしなくよだれをたらし、苦悶の表情を浮かべる。
「はーすっきり……じゃなかった成功したかな?」
「ガガガガガガ」
「………」
治療を終えたれいむを飼い主の元に戻す。
当然診察室に持ち込んだ時のように、ケースに入れて連れて行く。
ちなみに診察室は防音加工されており、一切の音漏れはない。
ゆっくりの悲鳴を聞いた飼い主に治療を邪魔されないためだ。
……虐待のためではない、はずだ。
「れいむちゃん、大丈夫ザマスか?ゆっくりしていってね!ザマス」
「…………ガガガ…ユックリシテイッテネ!」
「あと2回ほどでゲス治療は終ります、次はれいむちゃんの体力回復のために一週間後でお願いします。」
「………」
「どうかしましたか?」
「…なんでもないザマス!本当に良くなるんザマしょうね?」
「………大丈夫ですよ」
「気になる間ね」
「はっはっはっ大丈夫ですよ。」
「………」
「…………ガガガ…………ギギギギ………」
依頼主を玄関まで見送る男。
「ありがとうございました。」
「次は一週間後ね?フン!まったく、とんだボッタクリザマスね!」
「お大事に…」
依頼主は嫌味を言うと、高そうな車に乗り込む。
「………ギギギ……」
心なしか、れいむを入れたケースが振動している気もするが、そんな事もないだろう。
一息ついて男は診療所に戻る。
「………何か間違ったかな?」
完
第五章
「ハイテンション2」
暗い部屋にスポットライトが照らされる。
一人の筋骨隆々な男が競泳用水着のビキニパンツを着て正座している。
部屋全体が明るくなると男の周囲に十数匹のゆっくりが居た。
ゆっくり達は突然の変化に目を白黒させている。
ドンドンドンドンドスドスドスドスドドドドドドンドン♪
静かだった部屋に軽快な音楽が流れる、曲は「U-Rock」の「KILLER YUN」だ。
「ぼおくらはゆっくりとともだちぃぃぃ♪だからころすぅぅぅぅ♪」
曲にあわせ適当な歌詞を口ずさみゆっくりを潰していく。
鍛え抜かれた肉体は美しく、そしてたくましい。
「なんなのこれはぁぁぁぁぁぁ?!」バキッ!
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」グチョッ!
「わがらないよぉぉぉぉ!!」ベキッ!
男の動きは洗練されていた。
軽快なステップから繰り出される肉体技。
格闘技とダンスと球技を取り入れたような動作。
パンパな映画なら足元にも及ばない、華麗なアクション。
悲鳴も、叫びも、破裂音も、すべてがBGMにあわせて鳴り響く
完成されたゆ殺で見ている者を魅了する。
「きみのこころぉにかがやきをぉぉぉん♪ぼおぉくのこかんにゆっくりをおぉぉぉぉ♪」
「おがあちゃん!!」グチョッ!
「じにだぐないよぉぉぉ!!」ブチッ!
「おぞらをぉぉ!」ブリッ!
そう歌うと、周囲に居た逃げ遅れの子ゆっくりを握りつぶしながらパンツの中に捻り込む。
所々に変態的な動作も見られる素晴らしいまでの暴走だ。
彼なら恐竜にでも立ち向かえそうなくらいだ。
ドンドンドドドドド………………ドン♪
「ゆぐばぁぁぁぁぁぁぁ!!」
曲が終わると同時に、最後のゆっくりを仕留める。
完璧なまでの演技だ。
「これが今回の優勝者だそうだ、同士よ」
「……なんていうか、すごいな」
「嫉妬でQN!QN!してしまうぞ、同士よ」
「…あんた以上のHENTAIが居ることに驚いたよ」
「こうしてはいられん!修行に行くぞ!同士よ!!」
「勝手に一人で行って来てくれ」
「どぼじでぞんなごど言うのおぉぉぉぉぉぉl!!!」
完
これくらい固めた方が良いんでしょうか?
ただ、これだとUP出来るまでに時間がかかります。
書きあがる時間が鈍いのですみません。
いつネタが尽きるか分かりませんが、その時までお付き合い願います。
過去に書いたもの
ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国
ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2
ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3
ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~
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ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ
ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興
ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5
徒然なるままに日暮に
PCに向かいて心に移り行く
ゆっくり事をそこはかとなく書き留めれば
いつの間にか日が変わっていたよ
徒然あき
第一章
「幸せ」
「ゆわーん!おぼうしかえしてね!かえしてね!!」
まったく、帽子くらいでそんなに騒ぐなよ。
さっきまでの威勢の良さはどうしたんだ?なあ、まりさちゃんよ?
「ごべんなざいぃ!あやばりまずがらおぼうじがえじでぇ!!」
きったねぇな、そんな事で泣くなよ。
まりさちゃんは強いんだろ?だったらお帽子取られたくらいで泣いちゃだめだろ?
「いじわるじないでかえじでよぉぉぉ!かえぜぇぇぇぇぇ!!」
人にお願いする時はそれなりの態度じゃないとだめだろ?あーお帽子破りたくなってきたなー
「やめでくだざいぃぃ!ごべんなざいぃぃ!おぼうじがないどゆっぐりでぎないんでずうぅぅぅ!!」
ゆっくり出来なくても死ぬ訳じゃないんだろ?
なら別に良いじゃん、野良なら帽子無いの結構居るし。
「おぼうじがないどまりぢゃじんじゃうよぉ!おぼうじはいのじよりだいじなんだよぉぉぉ!!!」
ん?!なんて言った今?お帽子は命より大事なのか?
………ならこうしよう、命をとるか、帽子を取るかどっちかだ?
「ゆん?!」
アホなお前にも解りやすく説明してやろう。
お帽子を助けるならお前を殺す、お前を助けてほしかったら帽子を破る。
さあ、どっちだ?
「…………そっそれは……」
「…………………」
「……………」
「まりさのおぼうしはすてきだねーさすがれいむのまりさだよ」
「ゆふん♪それほどでもあるのぜ!」
「まりさのおぼうしはとってもとかいはね!」
「ゆふふ♪もっとほめるのぜ!」
「むきゅぅ、まりさのおぼうしはきれいね、うらやましいわ」
「ゆっへん♪もっとうらやましがるのぜ」
それはまりさが見た幻。
とても幸せな幻、とても儚い幻。
でも、まりさにとっては現実なのです。
まさか、本当に命より大事だったとはね、まいったね。
こんな天晴れな馬鹿は始めて見るね。
そう、それは潰されたまりさが見た幻。
でも、まりさはとても幸せそうな顔で死んでいます。
あなたはこんな顔で死ねますか?
完
第二章
「Rock You!」
「ミナサンコンニチハ、キョウハタップリタノシンデイッテクダサーイ!!」
「1・2・3」カンッ!カンッ!カンッ!
ドドドスドドドスドスドスドスドドドドドドンドンドン♪
■■■■■ ■■■ ■■■■ ■■ ■■■■ ■■■♪
これは今一部の間で人気急上昇のパンクバンド「U-Rock」のライブの様子だ。
国内外でいろいろと話題になっており、一般人でもその名前を知っているほどである。
音楽性、パフォーマンスなどいろいろ目新しいバンドではあるが、
何より話題になっているのはこれだろう。
「れいむのかれいなおどりにみとれてね!!」クネックネッ
「まりささまのかれいなだんずをおがむんだぜぇ!」ポヨムッポヨムッ
「ありすのほかいはなすてっぷによいしれていってね」ポッポッポッ
バックダンサーにゆっくりを採用しているのだ。
パンクのリズムに合わせて激しく怪しく踊るその姿は、
愛らしくもあり、憎たらしくもあり、会場は更なる熱気に包まれていく。
バンドメンバーとゆっくりと観客が一体となったその空間。
不思議な心地よさと苛立ちと、そんな感情が入り乱れ、会場にいるすべての者が」ハイになる。
「ゆっはぁぁん!れいむ、たのしくなってきたよぉぉぉん!」ピコピコッワサワサッ
「まりさももりあがってきたんだぜぇぇぇぇ!!」キリッ!
「んっほぉぉぉぉう!さいこうにはいってやつねぇぇぇぇ!!」カクカクッ
このバンドはライブ以外にPVでもゆっくりを使っている。
種類は通常種、希少種、ドス、胴付と様々。
ライブDVDとプロモーションDVDの売り上げも好調である。
ライブも終盤、会場はクライマックスだ。
「ミナサンタノシンデイタダケマシタカー?」
(*1) )))
「ムラムラキテマスカ?!」
(*2) )))
「イライラシテマスカ?」
(*3) )))
「イライラMAXデスカーー?」
(*4) )))
「OK!ソレデハイキマショウ!!!!」
そう叫ぶとボーカルのP・ユッケンジャーがギターを振りかぶる。
ほかのメンバーも、ダンサーゆっくりの方に向き直る。
「ゆゆっ!みとれていってね!もりあがっていってね!」ドガッ!!
「!?」
P・ユッケンジャーのギターがダンサーゆっくりを次々に粉砕していく。
ほかのメンバーも、ダンサーゆっくりを客席に放り投げたり楽器で潰していく。
スタッフが客席に追加ゆっくりを放り込む。
観客はそれに群がり潰していく。
「やべでぇぇぇぇぇぇ!!」
「ゆっぎぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「わがらないよぉぉぉぉぉぉ!!」
会場は熱気と、狂気と、悲鳴と、甘い匂いにつつまれていく。
このバンドは当然ゆっくり愛護団体等からクレーム殺到である。
国によっては放送禁止になってるが、当人達はお構いなし。
ゆっくり愛護など、くそ喰らえ!といった感じの連中だった。
国内で販売されたデビュー曲のPVは、胴付ゆうかと胴付うどんげの妖しい絡みがあったため発禁になった。
おかげでかなりのプレミアがついている。
「ミナサンスッキリデキマシタカー?」
(*5) )))
「タノシンデイタダケテコウエイデスーアリガトウ!トーキョー!!」
P・ユッケンジャー
パンク界では彼のことを、「ゆ虐の賢者」と呼ぶ。
完
第三章
「ユトリ教育」
「皆さん、今日2月22日は何の日ですかー?」
「はーい先生、2(のら)2(ゆっくり)2(ゼロ)の日です。」
「はーい、よく出来ました。ですから帽子とゴム手袋、ゴミ袋を持って校庭に集合してください。」
「「「「はーい!」」」」
政府が有り余る資源「ゆっくり」を教育に取り入れようと考案したのが「ユトリ教育」である。
大まかな方針は決めてあるものの、細かいものはほとんど県や自治体任せといったお粗末なものである。
この学校では学区の美化を目的として、毎月決められた日に野良ゆっくり清掃を行っている。
この町では野良ゆっくり問題が深刻で、町の美観をそこねると保健所等が対応していたが追いつかず、
この学校でも美化運動に取り組んでいるのだった。
「みなさーん、車に気をつけて清掃しましょうねー」
「「「「はーい、校長先生ー!」」」」
「あーめんどくせーなー」
「ちょっと男子、まじめにやりなよー」
「でもさー野良ゆっくりってきたないんだよなー
……あーそうだ、お前ひろったのよこせよー」
「やーだよ、ベー」
ゆゆっ!はじまったみたいだよ、ゆっくりかくれるよ!
ゆっくりりかいしたよ!!
ばかなちびにんげんがいっぱいなのぜ、おどかしてあまあまをようきゅうしてやるのぜ!
にんげんさんにごあいさつましょうね
はーい!
むきゅ!こんげつもはじまったのね、むのうなゆっくりはつかまえられるといいわ!
様々な思いが交差する。
「やい!ちびにんげん!いたいめをみたくなかったらあまあまをよこすのぜ!!」
「うわっ!きったないゆっくりだなー」
「どこにめをつけているのぜ!こんなびゆっくりをまえに、しつれいなちびにんげんなのぜ!」
「あーまりさですね、ちゃんと分別して袋に入れるんですよー」
「はーい」
「ゆゆっ!なにするんだ……おぼうしかえしてぇぇぇ!!………おそらをとんdぶべ!」
ゆっくりはまりさゴミ、れいむゴミ、ありすゴミ等の種族に分けられる。
分別収集の概念を教えるためである。それと同時にお飾りゴミも分別される。
捕獲する前にお飾りを奪うのは無駄に抵抗させないためである。
攻撃的な野良も、お飾りを取られた時の行動パターンは制限されるため、
生徒に危害を加えるようなこともない。
清掃効果としてはまずまずの成果を挙げている。
当然賢いゆっくりは捕まらない様にしているが、アホなゆっくりのほうが圧倒的に多い。
何より、勝手に増えるので毎回大量に捕獲される。
「はい、今日も沢山集まりましたねーでは、ゆゆこに食べさせてあげましょう」
「「「「はーい」」」」
「こぼね♪こぼね♪」
「ゆゆこはかわいいねー」
「ゆぎゃぁぁぁぁ!ばでぃざをだべるなぁぁぁぁ!!」
「こほね♪こほね♪」
集められたゆっくりは汚い物からゆゆこに与えられる。
ゆゆこの可愛さに生徒は癒される、これも「ユトリ教育」の一環である。
ゆゆこの面倒を学校で見ることで生き物を大切にする心を学ぶのだ。
綺麗な物は加工所に引き取られ換金、集まったお金は寄付される。
学校によってはゆっくりを過剰なほどに愛護していたり、
性教育に胴付を使って問題になった所もあるが、この学校は成功している良い例だろう。
今日も学校には生徒の楽しそうな笑い声と、ゆゆこの「こぼね♪」が聞こえる。
完
第四章
「針治療」
『針治療 怪我、病気、性格なんでも治療します』
そう書かれた一軒の診療所。
ここは針治療専門、それもゆっくりのだ。
ゆっくりは思い込みの生き物と言われている。
まあ実際は生き物かどうかも怪しいものだが、ゆっくりは思い込みが激しい。
どうやって生きているのかも解らない、解っていない不思議饅頭に針治療が有効かどうか?
ゆっくりにツボの様なものがあるかは知らないが、
少なくてもこの「針治療」ではツボは用いない、東洋医学の神秘とかそういう物もない。
では、どうやって治療しているのか?
それは先ほど話した「激しい思い込み」である。
ゆっくりの思い込み、それは時に己の体に影響を及ぼすほどのものである。
「病は気から」とか「精神力」と言う言葉があるが、
まさにゆっくりはそれを自ら体現したような存在である。
そう、この「針治療」はまさにそれを利用しているのである。
ゆっくりの体は全身神経のようなもの、ゆえに無駄に痛がりだったりするのだ。
気にしてなければ何とでもない様なのだが、気にしだすと無駄に痛がる。
針を刺せば当然それを意識して痛がるのだ。
しかし、医師はこう告げる。
「これは治療だよ、簡単に言うと君の病気(もしくは怪我)を治すためにやっているんだよ」
この言葉を真に受けたゆっくりは、思い込みの力を発揮し必死に体を治そうとする。
これだけ痛い思いをしているんだから、治らないはずはないと自分に言い聞かせるのだ。
それと同時に次々増やされる針、早く治さなければまた痛い目に合わされる。
その思いが自然治癒能力を急激に加速させるのだ。
まあ、偉そうな事を述べているが要はゆっくり任せなのだ。
では、性格はどの様に治すのか?
「では、このでい…れいむちゃんのゲス治療でよろしいのですね?」
「そういってるザマしょ、まったくこれだから庶民は面倒でこまるんザマス!」
「……わかりました、ではさっそく診察を開始します。」
「ゆゆっ!きたないてで、でいぶをさわらないでねじじい!」
「そうザマス!変な病気でも移されたら大変ザマス!」
「……あーストレス貯まる」
「何か言いましたか?」
「…いえ、なにも」
ペットは飼い主に似ると言うが、まさにそれを地で行ってる依頼主。
それでも飼ゆがゲスになったという自覚はあるようだ。
男はゲスれいむをケースに入れたまま、診察室に運ぶ。
「きたないへやだね!びょうきになったらせきにんをとってもらうよ!
それとはやくあまあまもってきてね!まったくきがきかないよ!!」
「………ゲスと認定、これより治療を開始します。」
「ゆゆっ!げすっていったの?れいむはげすじゃないよ!!ひどくきずついたよ!
しゃざいをようきゅうするよ!」
男はれいむの声に耳も貸さず、淡々と治療の準備を整える。
長さの異なった針、その中から使うものを慎重に選び出す。
怪我や病気の治療ではゆっくりの皮膚、つまり皮に針を刺すのだが今回は違う。
「俺の針に神が宿る……いくぞ!」
「なにいってるの?ばかなの?しぬの?!」
「はっ!」プスッ!
「ゆゆゆゆっ?!」
「……………ユピィィィィィィーーーーーーーーーー」コリコリコリコリコリコリ!
性格は思い込みでは治せない。
むしろ思い込みでそうなったのだ、ではどうするのか?
その答えはこれ。
皮ではなく、餡に針を指す。
正確には中枢餡と呼ばれるものを刺激して、正確を治そうというものだった。
当然それなりのリスクもある、中枢餡を破壊されればゆっくりは死んでしまうからだ。
詳しいことは解明されていないが、「中枢餡」と呼ばれるものはゆっくりの核となるもの。
人間で言えば、心臓や脳に針を刺すような危険な行為だ。
中枢餡の位置、大きさを正確に把握しそこに針を打ち込む。
当然傷つけすぎず、程よく刺激しなくてはならない。
針を刺されたれいむは白目をむき、口からだらしなくよだれをたらし、苦悶の表情を浮かべる。
「はーすっきり……じゃなかった成功したかな?」
「ガガガガガガ」
「………」
治療を終えたれいむを飼い主の元に戻す。
当然診察室に持ち込んだ時のように、ケースに入れて連れて行く。
ちなみに診察室は防音加工されており、一切の音漏れはない。
ゆっくりの悲鳴を聞いた飼い主に治療を邪魔されないためだ。
……虐待のためではない、はずだ。
「れいむちゃん、大丈夫ザマスか?ゆっくりしていってね!ザマス」
「…………ガガガ…ユックリシテイッテネ!」
「あと2回ほどでゲス治療は終ります、次はれいむちゃんの体力回復のために一週間後でお願いします。」
「………」
「どうかしましたか?」
「…なんでもないザマス!本当に良くなるんザマしょうね?」
「………大丈夫ですよ」
「気になる間ね」
「はっはっはっ大丈夫ですよ。」
「………」
「…………ガガガ…………ギギギギ………」
依頼主を玄関まで見送る男。
「ありがとうございました。」
「次は一週間後ね?フン!まったく、とんだボッタクリザマスね!」
「お大事に…」
依頼主は嫌味を言うと、高そうな車に乗り込む。
「………ギギギ……」
心なしか、れいむを入れたケースが振動している気もするが、そんな事もないだろう。
一息ついて男は診療所に戻る。
「………何か間違ったかな?」
完
第五章
「ハイテンション2」
暗い部屋にスポットライトが照らされる。
一人の筋骨隆々な男が競泳用水着のビキニパンツを着て正座している。
部屋全体が明るくなると男の周囲に十数匹のゆっくりが居た。
ゆっくり達は突然の変化に目を白黒させている。
ドンドンドンドンドスドスドスドスドドドドドドンドン♪
静かだった部屋に軽快な音楽が流れる、曲は「U-Rock」の「KILLER YUN」だ。
「ぼおくらはゆっくりとともだちぃぃぃ♪だからころすぅぅぅぅ♪」
曲にあわせ適当な歌詞を口ずさみゆっくりを潰していく。
鍛え抜かれた肉体は美しく、そしてたくましい。
「なんなのこれはぁぁぁぁぁぁ?!」バキッ!
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」グチョッ!
「わがらないよぉぉぉぉ!!」ベキッ!
男の動きは洗練されていた。
軽快なステップから繰り出される肉体技。
格闘技とダンスと球技を取り入れたような動作。
パンパな映画なら足元にも及ばない、華麗なアクション。
悲鳴も、叫びも、破裂音も、すべてがBGMにあわせて鳴り響く
完成されたゆ殺で見ている者を魅了する。
「きみのこころぉにかがやきをぉぉぉん♪ぼおぉくのこかんにゆっくりをおぉぉぉぉ♪」
「おがあちゃん!!」グチョッ!
「じにだぐないよぉぉぉ!!」ブチッ!
「おぞらをぉぉ!」ブリッ!
そう歌うと、周囲に居た逃げ遅れの子ゆっくりを握りつぶしながらパンツの中に捻り込む。
所々に変態的な動作も見られる素晴らしいまでの暴走だ。
彼なら恐竜にでも立ち向かえそうなくらいだ。
ドンドンドドドドド………………ドン♪
「ゆぐばぁぁぁぁぁぁぁ!!」
曲が終わると同時に、最後のゆっくりを仕留める。
完璧なまでの演技だ。
「これが今回の優勝者だそうだ、同士よ」
「……なんていうか、すごいな」
「嫉妬でQN!QN!してしまうぞ、同士よ」
「…あんた以上のHENTAIが居ることに驚いたよ」
「こうしてはいられん!修行に行くぞ!同士よ!!」
「勝手に一人で行って来てくれ」
「どぼじでぞんなごど言うのおぉぉぉぉぉぉl!!!」
完
これくらい固めた方が良いんでしょうか?
ただ、これだとUP出来るまでに時間がかかります。
書きあがる時間が鈍いのですみません。
いつネタが尽きるか分かりませんが、その時までお付き合い願います。
過去に書いたもの
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ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2
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