ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3055 涙
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ankoss
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『涙』 5KB
受け売り×テンプレ ゆ虐レベルぬるいじめ
受け売り×テンプレ ゆ虐レベルぬるいじめ
ドアを開けて部屋の明かりを点けると、眠っていたらしいゆっくりれいむが、
「ゆっ…お、おねえさん…?」
私に気付いて、ぎこちなく声を出す。
「ゆっゆっ…ゆっくりしていって…ゆびぇっ!?」
ゆっくりの【挨拶】など聞きたくない。
「…だまれ」
私はれいむの【頬】をつねり上げる。
「うるさい音を立てないでくれる?」
―――
「感情を表現するために涙を流す生物って、人間だけなんだってね」
「悲しいとか、辛いとか、寂しいとか、嬉しいとか…そういうときに人間だけが涙を流すってこと?」
「そういうことかな。それで、面白い実験があるんだ」
「実験?」
「女性にね、悲しい映画を見て泣いてもらう。流れた涙を採取して試料に染みこませ、パチを作る」」
「面白い…というより変な実験ね」
「そのパッチをね、男性被験者の―もちろんこの被験者にはパッチの成分が何なのかは知らせていないよ―鼻の下に貼るんだ。そして脳の反応をMRIで見たり、脈拍や発汗を調べたりして、被験者の精神状態を観察する。そうしたらね、精神状態が鎮静化されることがわかったんだ」
「それって、どういうこと?」
「つまりね、弱者は涙を流すことで強者の興奮状態をしずめて、危機的な緊張状態を回避していたんじゃないか?という推論がなりたつんだ」
「ふーん、弱者ねえ…男性の涙ではそういう効果は出なかったの?」
「それは聞き忘れたな。ただ、汗ではそういう効果は観察されなかったそうなんだ。あくまで、涙にだけ効果が見られたそうだよ」
―――
私はれいむの【頬】をつねる指先に力を込めていく。
「…いたいよ…やめてねおねえさん…やめてね…」
「音を立てるな、だまれ、そう言った筈だよ」
ゆぴぃっ、奇妙な音を立てて、れいむが【口】を閉じる。
「だまれ…だまれ…」
私は徐々に、徐々に力を入れて指先をひねり上げる。
れいむは、人間の髪に似た【ぴこぴこ】と呼ばれる触腕で【口】を押さえている。
れいむの大きな【目】が歪む。
そこに【涙】が浮かんでくる。
―――
私が最初にゆっくりを見たのは、テレビのニュース番組だったと思う。
メディアを通して見るゆっくりと、ゆっくりと実際に接した時に感じる印象の違いは何だろうか?
「ゆっ…お、おねえさん…?」
私に気付いて、ぎこちなく声を出す。
「ゆっゆっ…ゆっくりしていって…ゆびぇっ!?」
ゆっくりの【挨拶】など聞きたくない。
「…だまれ」
私はれいむの【頬】をつねり上げる。
「うるさい音を立てないでくれる?」
―――
「感情を表現するために涙を流す生物って、人間だけなんだってね」
「悲しいとか、辛いとか、寂しいとか、嬉しいとか…そういうときに人間だけが涙を流すってこと?」
「そういうことかな。それで、面白い実験があるんだ」
「実験?」
「女性にね、悲しい映画を見て泣いてもらう。流れた涙を採取して試料に染みこませ、パチを作る」」
「面白い…というより変な実験ね」
「そのパッチをね、男性被験者の―もちろんこの被験者にはパッチの成分が何なのかは知らせていないよ―鼻の下に貼るんだ。そして脳の反応をMRIで見たり、脈拍や発汗を調べたりして、被験者の精神状態を観察する。そうしたらね、精神状態が鎮静化されることがわかったんだ」
「それって、どういうこと?」
「つまりね、弱者は涙を流すことで強者の興奮状態をしずめて、危機的な緊張状態を回避していたんじゃないか?という推論がなりたつんだ」
「ふーん、弱者ねえ…男性の涙ではそういう効果は出なかったの?」
「それは聞き忘れたな。ただ、汗ではそういう効果は観察されなかったそうなんだ。あくまで、涙にだけ効果が見られたそうだよ」
―――
私はれいむの【頬】をつねる指先に力を込めていく。
「…いたいよ…やめてねおねえさん…やめてね…」
「音を立てるな、だまれ、そう言った筈だよ」
ゆぴぃっ、奇妙な音を立てて、れいむが【口】を閉じる。
「だまれ…だまれ…」
私は徐々に、徐々に力を入れて指先をひねり上げる。
れいむは、人間の髪に似た【ぴこぴこ】と呼ばれる触腕で【口】を押さえている。
れいむの大きな【目】が歪む。
そこに【涙】が浮かんでくる。
―――
私が最初にゆっくりを見たのは、テレビのニュース番組だったと思う。
メディアを通して見るゆっくりと、ゆっくりと実際に接した時に感じる印象の違いは何だろうか?
人間の言葉でおしゃべりをし、跳ね回り、笑い、美味しそうに食事をし、幸せそうに眠る。
テレビ画面の中で、雑誌の写真で、ネットの動画で。メディアを通して見るゆっくりは、実に生き生きとしている。
テレビ画面の中で、雑誌の写真で、ネットの動画で。メディアを通して見るゆっくりは、実に生き生きとしている。
ところが、ゆっくりと実際に接して受ける印象はこうだ―
この存在は、本当は生きていない。
われわれと同じような【言葉】を発し、【顔】には人間を模したような【表情】を浮かべる。
にもかかわらず、生命の持つ何か本質的なもの―「らしさ」が感じられないのだ。
ゆっくりという存在は、本当は生きていないのか。
―――
「僕はずっと考えていたんだ。君と一緒にいる時に感じるこの違和感は何だろう?って」
「…いきなりどうしたの?」
「いきなりじゃないよ、ずっと考えていたんだ。君はここにいるのに、まるで君はここにいないみたいだな、ってね。いつもそうなんだ。僕の気持ちだけが一方通行になっているのがわかる。僕は君を愛していたし、必要としていた。君もまたそうだと信じたかった。でもわかったんだよ。君は僕を必要としていないんだろうね。だから…」
「だから?」
「もう別れよう。今のうちならやり直すのはまだ難しくないはずだ。君も、僕も」
―――
れいむの大きな【目】から流れる大粒の【涙】。
顔を近づけて、私はれいむの【涙】のにおいを嗅ごうとする。
何も感じない。
人間の涙が持っている、人間の心に伝わる「何か」を含まないただの砂糖水。
この存在は、本当は生きていない。
われわれと同じような【言葉】を発し、【顔】には人間を模したような【表情】を浮かべる。
にもかかわらず、生命の持つ何か本質的なもの―「らしさ」が感じられないのだ。
ゆっくりという存在は、本当は生きていないのか。
―――
「僕はずっと考えていたんだ。君と一緒にいる時に感じるこの違和感は何だろう?って」
「…いきなりどうしたの?」
「いきなりじゃないよ、ずっと考えていたんだ。君はここにいるのに、まるで君はここにいないみたいだな、ってね。いつもそうなんだ。僕の気持ちだけが一方通行になっているのがわかる。僕は君を愛していたし、必要としていた。君もまたそうだと信じたかった。でもわかったんだよ。君は僕を必要としていないんだろうね。だから…」
「だから?」
「もう別れよう。今のうちならやり直すのはまだ難しくないはずだ。君も、僕も」
―――
れいむの大きな【目】から流れる大粒の【涙】。
顔を近づけて、私はれいむの【涙】のにおいを嗅ごうとする。
何も感じない。
人間の涙が持っている、人間の心に伝わる「何か」を含まないただの砂糖水。
気がつくと、私の指は私の目元を押さえている。
涙の流れない私の目。
涙の流れない私の目。
そこにあるはずの生命を感じようとして、さらに強く、私の指はれいむをつねり上げる。
―――
(おしまい)
(おしまい)
「おしまいじゃないでしょおおおおおお!?おとこにふられたからってれいむをいじめるのはおかしいでしょおおおおお?!!!!」
「あとこんかいのねたもとはう゛ぉいにっちのかがくしょだよ!ぽっどきゃすとのにがついつかのだよ!」
「あとこんかいのねたもとはう゛ぉいにっちのかがくしょだよ!ぽっどきゃすとのにがついつかのだよ!」
「さいごにあんこ2しゅうねんおめでとうございます!」