ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4491 鬼(き)ゆん
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『鬼(き)ゆん』 9KB
虐待 観察 駆除 野良ゆ 子ゆ 現代 虐待 観察 野良 初投稿です
虐待 観察 駆除 野良ゆ 子ゆ 現代 虐待 観察 野良 初投稿です
初投稿です。過去作とネタが被っていたらすみません。
設定に間違いがあったり、日本語がおかしかったりするかもしれません。
設定に間違いがあったり、日本語がおかしかったりするかもしれません。
鬼(き)ゆん
街の片隅を塒にしているゆっくりたちの中で奇妙な噂が流れているらしい。
この街には鬼の子ゆっくりがいる。
鬼の子ゆっくりは、見た目はとてもゆっくりした美ゆっくり、それも子供であること。同じ種で番になっている場合が多いこと。そして考えられないほど速く、鬼のような強さでゆっくりを気まぐれに襲うこと。
鬼の子ゆっくりは、見た目はとてもゆっくりした美ゆっくり、それも子供であること。同じ種で番になっている場合が多いこと。そして考えられないほど速く、鬼のような強さでゆっくりを気まぐれに襲うこと。
この界隈で最大規模の公園の群れでは、様々な議論がなされた。
虐待鬼威惨の奴隷に成り下がったげすゆっくりだ。だとか、
くそ人間をせいっさいするためにゆっくり進化して鬼の子になった。だとか、
幹部ぱちゅりーは、ゆっくりも人間も敵わない神の使いゆっくりなのだ。なんて宗教じみたことを唱えたりもしている。
くそ人間をせいっさいするためにゆっくり進化して鬼の子になった。だとか、
幹部ぱちゅりーは、ゆっくりも人間も敵わない神の使いゆっくりなのだ。なんて宗教じみたことを唱えたりもしている。
「そんなことずっときにしてもしょうがないのぜ!」
「鬼の子」の話で持ちきりだった群れを一喝したのは、長まりさだ。まりさは群れの若い頃から群れのゆっくりのまとめ役で、子ゆっくりの憧れの的だ。同い年のちぇんと協力してなんとかして子れみりゃを追い払うことに成功してからはみんなに頼られている実力派だ。
「おにといわれていようが、しょせんは子ゆっくりなのぜ!しらないおちびにきをつけていればもんだいないのぜ!!」
「「「ゆゆっ!それもそうだね!ゆっくりりかいしたよ!」」」
「きょうはもうおひさまさんがあかいのぜ!きょうははやめにかえって、あしたゆっくりかんがえるのぜ!」
「むきゅ。そうね。かりもみんなでがんばらなきゃいけないわ。それじゃあみんな、ゆっくりさよなら!」
「「「ゆっくりさよなら!!!」」」
「ふう…」
長まりさは、それぞれの家へ帰っていくゆっくりたちの後ろ姿を見つめながらため息を付いた。
近頃、この界隈のゆっくりがぽつりぽつりと殺されている。一斉駆除ではないが、何故か、確実に減っている。
勿論、この群れにはそうならないための掟がある。
勿論、この群れにはそうならないための掟がある。
人間には近付かないこと。
人間の家でおうち宣言をしないこと。
公園の花壇は触れちゃいけないこと。
人間の家でおうち宣言をしないこと。
公園の花壇は触れちゃいけないこと。
などなど。
人間の目につかないよう、たとえ人間に見つかってもすぐに逃げる。
そういった、前の代からの掟のおかげか、捨てられたゲス飼いゆっくりや何も知らず山から降りてきた野生ゆっくりばかりの無知な群れよりは、死亡率はいくらかマシだった。
しかし最近、若いゆっくりが死体で数多くみつかるようになった。
長まりさがそれに気がつき始めたちょうどその頃に鬼ゆんの噂が湧いて出てきた。
初めてその噂を耳にした時は、街に迷い込んできたきめぇ丸だとか胴付きふらんだとかの捕食種の類だろうと高をくくっていた。
初めてその噂を耳にした時は、街に迷い込んできたきめぇ丸だとか胴付きふらんだとかの捕食種の類だろうと高をくくっていた。
まりさは、れみりゃを追い払ったことがある。ちぇんと一緒なら鬼の子なんて目じゃないはずだ。まりさとちぇんがいる限り群れは大丈夫だろう。
このなんだかゆっくりできない雰囲気も、まりさがこうやって励ましていればきっとなくなるはずだ。
そんなことを考えながらおうちへ戻っていった。
翌日の朝。
長まりさはいつものように相棒のちぇんと何匹かのゆっくりを連れて狩りに出ていた。
「ゆゆ…さいきん、こうえんにはえてるにがにがさんしかたべていないのぜ…」
「みんなおにのこがこわいんだねー、わかるよー…」
「みんなおにのこがこわいんだねー、わかるよー…」
鬼ゆんの噂が立ってから、誰も公園の外に出たがらなくなった。公園は割と広く、雑草もある程度生えているが、群れを上げて毎日公園内だけで狩りをしたら当然採れる雑草も少なくなる。
「ゆぅ…まりさは、ちぇんといっしょにとおくへかりへいきたいのぜ!」
「…わ…わからないよー!ちぇんもおにのこがこわいんだねー、わかってねー!!」
「でもこのままじゃごはんさんがたりなくなるのぜ!それにまりさたちならきっとだいじょうぶなのぜ!!」
「…わ…わからないよー!ちぇんもおにのこがこわいんだねー、わかってねー!!」
「でもこのままじゃごはんさんがたりなくなるのぜ!それにまりさたちならきっとだいじょうぶなのぜ!!」
近くのゴミ捨て場は、「鬼ゆん」以前は一番大きな狩場だったのだが最近は誰も近づけないでいた。あそこならたくっさんの食料を、それも比較的状態の良いものを一挙に手に入れられる可能性もある。
「ちぇん、まりさとならだいじょうぶなのぜ。れみりゃもいっしょにたおしたのぜ。ふたりならおちびくらいのおおきさのおにのこなんてらくっしょうっ!なのぜ!」
「…わかったよー。じゅんびしてくるからまっててねー。」
「ほかになんゆんかつれていくのぜ!まってるのぜー!」
「…わかったよー。じゅんびしてくるからまっててねー。」
「ほかになんゆんかつれていくのぜ!まってるのぜー!」
15分ほどして、ちぇんの他にも群れの中でも腕っ節に自信のあるゆっくり何匹かを引き連れて長まりさは公園を出た。
申し訳程度の隊列らしきものを組んで、警戒しながら進んでいく。20分ほどかけて、ゴミ捨て場が見えてきた。
「ゆっ!ついたのぜ…。ちぇんとまりさがごはんさんをさがすから、みんなはにんげんがこないかみはっているのぜ…」
まりさは帽子からコンビニ袋を2枚取り出し、ちぇんに1枚渡した。
まりさは帽子からコンビニ袋を2枚取り出し、ちぇんに1枚渡した。
「「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」」
さすがは群れで選りすぐりの精鋭達だ。人間を見つけ、いざとなったら身を呈して仲間を助けようという眼差しが長まりさには嬉しかった。
「ゆーしょ、ゆーしょ…ゆっ…!これはあまあまさんなのぜ……ついてるのぜ!」
「こっちにはいっぱいごはんさんがあったよー!」
「こっちにはいっぱいごはんさんがあったよー!」
狩りは大成功だと言っていいだろう。そうこうしているうちに、違う群れのゆっくりたちが狩りにやってきたようだ。遠くから、道を交互に跳ねてくるゆっくりたちがゴミの山から見えた。
「ゆっ…ちがうむれがきたのぜ。まりさたちはそろそろたいっさんするのぜ!!」
「「「「ゆっくりりかい…ゆゆ!?」」」」
近い。
ゴミの山から小さく見えていた、こちらへ向かって跳ねてきていたゆっくりがもう長まりさたちのすぐ近くにいる。
遠くから見えていたのでわからなかったが、子ゆっくりくらいのれいむだ。
二匹の子れいむは、ニコニコとした笑顔で、見張りまりさを見つめていた。
見張りの一人のまりさが、おずおずと話しかけた。
「ゆ…ゆっくりしていってね…?」
端正で、とってもゆっくりした顔だ。二匹の子れいむはニコニコ顔を崩さずただ黙っていた。
困った見張りまりさが指示を仰ぐべく、ゴミ山の上の長まりさを見上げようとしたその時、長まりさの横でコンビニ袋をくわえていたちぇんが「浮き上がった」。
「おっ…お…おそらをとんでるんだねー!とんでるみたいじゃなくてとんでるんだねー!!わかるよー!!!」
本当に、ちぇんがプカプカととんでいる。ちぇんのまわりには何も見えない。糸も、地面も、何も。
ちぇんだけが空に静止して、パニックやら歓喜やらよくわからない感情表現を振りまいている。
ちぇんだけが空に静止して、パニックやら歓喜やらよくわからない感情表現を振りまいている。
なんの前触れもなく、翼を手に入れたというのか?
唐突に起こる様々な謎の現象に長まりさの思考はショート寸前だったが、ふと気づくとまた二匹、ニコニコ顔の子れいむが増えている。
…これはまさか………お
…これはまさか………お
パンッ
地面に黒い染みが現れた。ちぇんが消えた代わりに。
急に匂い立つ死臭でやっと思考が追いついてきた。ちぇんが消えた。これはゆっくりが死んだ臭いだ。染みの中心にあるのはちぇんの耳だ。あれはちぇんのだ。あれは元ちぇんだ。ちぇんが死んだ。ゆっくり出来ない何かに殺された。美ゆっくり。同種の番。異常な速さ。
「お…おにのこだあああああああああああああああ!!!!」
長まりさの叫びを皮切りに、見張りまりさたちは散り散りに逃げ出した。
子れいむたちは、信じられない速さで見張りまりさたちを追い、のしかかったり、体当たりをして壁に飛ばしたり、子ゆっくり、いや、ゆっくりとは思えない強さで、次々と餡子の染みを量産した。
見張りまりさたちを殲滅した計4匹のニコニコ顔のれいむは、ゆっくりと振り返り、ゴミ山の上でしーしーを垂れ流している長まりさを見つめた。
「ひぃっひぃぃいいいいいいいいっゆっゆ”っゆ”る”ぢでええええええ!!!!!!」
……
『やっぱ便利だよコレ』
40代ぐらいの男が感心した顔で車の助手席に乗り込んだ。
それとは対照的に、若い男は気恥ずかしそうな顔をしてシートベルトをしめた。
それとは対照的に、若い男は気恥ずかしそうな顔をしてシートベルトをしめた。
『いや~便利なのは便利っすけど…』
『なんだ?』
『その、デザインが…なんか子供っぽいっていうか…』
『仕事だ、仕事』
『なんだ?』
『その、デザインが…なんか子供っぽいっていうか…』
『仕事だ、仕事』
若い男は苦笑いしながら、アクセルを踏んだ。
加工所の新開発【ゆっくりシューズ】は、当初は子供向けに開発されたものだ。
つま先にはゆっくりの顔がプリントされており、甲の部分には髪とお飾りがきちんと縫い付けられている。
つま先にはゆっくりの顔がプリントされており、甲の部分には髪とお飾りがきちんと縫い付けられている。
愛嬌たっぷりのにっこりれいむがプロトタイプで、売れ行き次第できりっとまりさ・とかいはありすと売り出すつもりだったらしいが、想定外の事態が発生した。
野良ゆっくりが、シューズにプリントされたゆっくりを本物と見間違い、人間の子供に被害を及ぼす事件が起きた。事件といっても、れいぱーありすに精子餡をぶっかけられたり独身まりさにニヤニヤ顔ですーりすーりされたりといったものだが。
どうやら、靴のゆっくりはゆっくり基準でとても美ゆっくりらしい。
どうやら、靴のゆっくりはゆっくり基準でとても美ゆっくりらしい。
怪我などの恐れはないが、子供の情操教育上よろしくないとして一時は開発中止となったが、ある一点、有用な特徴があった。
それは擦り寄ってくるゆっくりたちが、人間を認識していないという点だ。尻尾か何かだとでも思っているのだろうか。とにかく、「綺麗なおかざりをしたゆっくりしたゆっくり」としか見えていないらしい。
これに加工所は目をつけた。
加工所の回収班や駆除員に大人用サイズを支給したところ、駆除の能率が10%ほどだが良くなった。
人間を認識しないため、ぎりぎりまで近づいてもゆっくりは気づかないのだ。
人間を認識しないため、ぎりぎりまで近づいてもゆっくりは気づかないのだ。
この特性がネットで小さな評判を集め、今でも業務用として細々と売れているそうだ。
『えーと、あそこにいたってことは……』
『近くに公園ありますね、多分そのあたりに群れがあるのか、もしくはつい最近出来たのか…?近隣からの駆除依頼、最近はなかったみたいですが…』
『お、さすがは元・虐待鬼威惨だ。餡子の匂いでも嗅ぎわけてるのか?』
『近くに公園ありますね、多分そのあたりに群れがあるのか、もしくはつい最近出来たのか…?近隣からの駆除依頼、最近はなかったみたいですが…』
『お、さすがは元・虐待鬼威惨だ。餡子の匂いでも嗅ぎわけてるのか?』
中年の男は煙草に火を着けて笑う。
『元じゃなくて現役です。それに俺タバコ苦手だって言ってるじゃないですか』
『ふーん、俺の頃は鬼威惨ならモヒカンは当たり前、タバコも定番虐待アイテムの一つだったもんだが…』
『え!?係長って虐待鬼威惨だったんすか!?』
『家族には愛で派で通ってるから言わないでくれ』
『ふーん、俺の頃は鬼威惨ならモヒカンは当たり前、タバコも定番虐待アイテムの一つだったもんだが…』
『え!?係長って虐待鬼威惨だったんすか!?』
『家族には愛で派で通ってるから言わないでくれ』
『…家族って、係長、胴付きさくやと住んでるんですよね?』
『だから、さくやには内緒にしてくれって言ってるんだ』
『だから、さくやには内緒にしてくれって言ってるんだ』
『…いや、そろそろ係長もゆっくりじゃない嫁さんを…』
『お?ケンカすっか?お?泣くぞ?いいのか?40半ばのおっさん泣かせていいと思ってんのか?』
『お?ケンカすっか?お?泣くぞ?いいのか?40半ばのおっさん泣かせていいと思ってんのか?』
『……。』
公園に向けて走る【加工所】の文字が書かれた車には、れいむのニコニコ顔が明るくプリントされていた。
おしまい
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ごく最近ゆ虐というジャンルに触れて、これは面白いなあと思って沢山作品を読んでいたんですが、書くとなると凄く難しいですね。
重ね重ね、設定の違いとかあったらすみません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。