ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4619 ある群れの末路
最終更新:
ankoss
-
view
『ある群れの末路』 12KB
いじめ 観察 全滅 引越し 幻想郷 独自設定 タグが間違ってたらすいません
いじめ 観察 全滅 引越し 幻想郷 独自設定 タグが間違ってたらすいません
前作「anko4605 腐れ饅頭」に多くのポイントを入れて頂きありがとうございました。
また、感想スレに感想を書き込んで頂きありがとうございました。なるべく今後に活かすように精進いたします。
また、感想スレに感想を書き込んで頂きありがとうございました。なるべく今後に活かすように精進いたします。
ある群れの末路
『3・2・1・発破!』
ドドドドドトドーン!!!!!
やや篭った爆裂音が響き渡り、辺りにはもうもうと砂煙が立ち込める
ドドドドドトドーン!!!!!
やや篭った爆裂音が響き渡り、辺りにはもうもうと砂煙が立ち込める
『この様に爆発の札を要所要所に埋め込み時間差で爆発させれば、
多くの時間や大量の人手、高価な重機を使わずとも山を切り崩す事ができます。』
「「「「「おおー」」」」」
風が砂煙を払い、崩された土砂をあらわにする。
と、
「ん?」
「あれ・・・なんだ・・・?」
「え???」
「おい!だれか埋まってるぞ!」
「「「なんだって!!!」」」 「メディーック」「フザケンナ!」
多くの時間や大量の人手、高価な重機を使わずとも山を切り崩す事ができます。』
「「「「「おおー」」」」」
風が砂煙を払い、崩された土砂をあらわにする。
と、
「ん?」
「あれ・・・なんだ・・・?」
「え???」
「おい!だれか埋まってるぞ!」
「「「なんだって!!!」」」 「メディーック」「フザケンナ!」
その場に居た人達が慌てて土砂に駆け寄り土砂をよじ登ると、
「おい!しっかりしろ!」
「傷はあさ・・・って糞饅頭じゃねーか!」
「なんだと!」
「マジか!」
餡子にクリームとカスタードさらにチョコ、
土の匂いと甘い臭いが混じった空気が緊張感を解きほぐすように人々の顔から険が取れていった。
「脅かすな。」
「人間と糞饅頭の区別も付かないのかよ(笑)」
「遠目だから分からなかったんだよ(恥照)」
『えー、それでは、気を取り直して続いてはパワーシャベルとブルドーザーの実演になります。』
お互いの慌てっぷりを取り繕うように人々は笑いながらお互いを冷やかしていたが、
皆一様に同じ疑問を持っていた。
「おい!しっかりしろ!」
「傷はあさ・・・って糞饅頭じゃねーか!」
「なんだと!」
「マジか!」
餡子にクリームとカスタードさらにチョコ、
土の匂いと甘い臭いが混じった空気が緊張感を解きほぐすように人々の顔から険が取れていった。
「脅かすな。」
「人間と糞饅頭の区別も付かないのかよ(笑)」
「遠目だから分からなかったんだよ(恥照)」
『えー、それでは、気を取り直して続いてはパワーシャベルとブルドーザーの実演になります。』
お互いの慌てっぷりを取り繕うように人々は笑いながらお互いを冷やかしていたが、
皆一様に同じ疑問を持っていた。
(何でこんな所に糞饅頭の集団が居たんだ?)
***************
人間の村にやや近い山中にゆっくりの群れがありました。
この群れは人間の群れにやや近い事もあって、
たびたび群れのゆっくりが人間に迷惑をかける事はあったが、
その報復に群れの駆除はされる事がなかった。
それは、人間の側から見て群れの位置が微妙に遠いと感じる所にあったからである。
この群れは人間の群れにやや近い事もあって、
たびたび群れのゆっくりが人間に迷惑をかける事はあったが、
その報復に群れの駆除はされる事がなかった。
それは、人間の側から見て群れの位置が微妙に遠いと感じる所にあったからである。
この群れはありきたりにゆっくりぱちゅりーが長としてそこそこの数のゆっくりを纏めていた。
色々掟はあったがすっきり制限は無かった。
ここは幻想郷の森、いつの間にかおちびちゃんが居なくなる事なんて当たり前だったからだ。
そのため適度に間引かれゆん口爆発は起こる事無く、適正数が保たれていた。
色々掟はあったがすっきり制限は無かった。
ここは幻想郷の森、いつの間にかおちびちゃんが居なくなる事なんて当たり前だったからだ。
そのため適度に間引かれゆん口爆発は起こる事無く、適正数が保たれていた。
そんな平和な日常の群れに、
ある日ドスまりさがやってきた。
ある日ドスまりさがやってきた。
ドスまりさは元は旅ゆっくりだった。
群れから群れへ気ままに旅するゆっくりの事で、
ゆっくりたちの噂話の発信源の一つだったりする。
(一番メジャーなのはあの・・・ウワ!ナニヲ(ry・・・)
群れから群れへ気ままに旅するゆっくりの事で、
ゆっくりたちの噂話の発信源の一つだったりする。
(一番メジャーなのはあの・・・ウワ!ナニヲ(ry・・・)
ドスは群れの前で身の上を話だした。
ある日森の中で目を覚ますとドスになっていた事。
もう森の中で身を隠す生活は無理になった事。
定住のためこの群れに入れてほしい事。
そう群れのゆっくり達の前で話すと、
長ぱちゅりーが判断する前に群れのゆっくり達がドスを歓迎しだした。
ドス信仰はゆっくりにとってゆっくりの拠り所となるものであるからだ。
『ドスはゆっくりをゆっくりさせてくれる守護ゆっくりである』
会った事が無くても「ドスはゆっくりできる」はゆっくりにとって常識であった。
群れのゆっくり達の歓迎の声は「長としてドスを群れに迎える」であったため、
長ぱちゅりーには不安もあったが、
多くのゆっくりの歓迎の声を押し留める事は出来ないと判断し、
長ぱちゅりーが補佐になる事を条件にドスに長の座を譲った。
ある日森の中で目を覚ますとドスになっていた事。
もう森の中で身を隠す生活は無理になった事。
定住のためこの群れに入れてほしい事。
そう群れのゆっくり達の前で話すと、
長ぱちゅりーが判断する前に群れのゆっくり達がドスを歓迎しだした。
ドス信仰はゆっくりにとってゆっくりの拠り所となるものであるからだ。
『ドスはゆっくりをゆっくりさせてくれる守護ゆっくりである』
会った事が無くても「ドスはゆっくりできる」はゆっくりにとって常識であった。
群れのゆっくり達の歓迎の声は「長としてドスを群れに迎える」であったため、
長ぱちゅりーには不安もあったが、
多くのゆっくりの歓迎の声を押し留める事は出来ないと判断し、
長ぱちゅりーが補佐になる事を条件にドスに長の座を譲った。
補佐になった元長ぱちゅりーと元旅ゆっくりのドスまりさは、
お互いの経験を生かし、それなりに上手く群れを運営していた。
お互いの経験を生かし、それなりに上手く群れを運営していた。
だが、亀裂が入るのは早かった。
今まで赤ゆや子ゆをさらっていた妖精たちは、ドスの存在を知ってから悪戯を止めた。
今まで食料にしていた動物たちは、ドスの存在を知ってから群れに近づくのを止めた。
今まで食料にしていた動物たちは、ドスの存在を知ってから群れに近づくのを止めた。
ドスが群れの脅威への抑止力となったのである。
群れに平和が訪れたように見えたが、
それに伴って今まで気にしていなかった問題が顕現し始めた。
ゆん口爆発である。
この群れはすっきり制限が無かったが、今まで色々な要因でゆっくりが居なくなっていたため群れの適正数が保たれていた。
しかし、ドスがその要因を抑止してしまったのである。
それに伴って今まで気にしていなかった問題が顕現し始めた。
ゆん口爆発である。
この群れはすっきり制限が無かったが、今まで色々な要因でゆっくりが居なくなっていたため群れの適正数が保たれていた。
しかし、ドスがその要因を抑止してしまったのである。
さらに、ドスの噂を聞いたゆっくり達が集まったのもゆん口爆発に拍車をかけていた。
補佐になった元長ぱちゅりーはすっきり制限を提案したが、
元旅ゆっくりのドスまりさはこれを拒否。
両者の言い分は群れ全体を巻き込んでの大問題となっていった。
元旅ゆっくりのドスまりさはこれを拒否。
両者の言い分は群れ全体を巻き込んでの大問題となっていった。
しかし、現実問題として食料が少なくなってきている事実はドスまりさ達も認めていた。
そんな中とんでもない事件が起きた。
補佐になった元長ぱちゅりーの暗殺である。
ゆっくりのゆん生の中で特に大事な子作り問題に関わるすっきり制限は、
ゆっくりのゆっくりを否定するに等しい行為であり、
短絡なゆっくり達が行動に出るには十分な提案であった。
補佐になった元長ぱちゅりーの暗殺である。
ゆっくりのゆん生の中で特に大事な子作り問題に関わるすっきり制限は、
ゆっくりのゆっくりを否定するに等しい行為であり、
短絡なゆっくり達が行動に出るには十分な提案であった。
これにより群れの勢力は一気にドス派に傾き、
噂を聞いたゆっくり達がさらに集まってきた。
噂を聞いたゆっくり達がさらに集まってきた。
さらに悪化する食糧問題とゆん口問題そしておうち問題。
補佐になった元長ぱちゅりーが生きていても無法集団になるのは時間の問題かと思われた。
補佐になった元長ぱちゅりーが生きていても無法集団になるのは時間の問題かと思われた。
その時
ドスは決断した
そうだにんげんのむらにいこう
おやさいをわけてもらえばごはんのもんだいはかいけつだよ
おうちもわけてもらえばおうちのもんだいもかいけつだね
にんげんのおうちはひろくてりっぱだからおちびちゃんをたくさんつくってもだいじょうぶだし
ゆっくりしたかわいいおちびちゃんやゆっくりのゆっくりしたすがたをみれば
にんげんもゆっくりできるから
みんなしあわせになれるよ
おやさいをわけてもらえばごはんのもんだいはかいけつだよ
おうちもわけてもらえばおうちのもんだいもかいけつだね
にんげんのおうちはひろくてりっぱだからおちびちゃんをたくさんつくってもだいじょうぶだし
ゆっくりしたかわいいおちびちゃんやゆっくりのゆっくりしたすがたをみれば
にんげんもゆっくりできるから
みんなしあわせになれるよ
次の日
ドスは人間の村に行くことを群れのゆっくりに話した。
ドスが話した「人間の村に行けば全ての問題は解決する」は、
諸問題でギスギスしていた群れのゆっくり達に希望の光を灯した。
そして、群れの殆どのゆっくりがドスと共に人間の村に向かって行った。
この時、にんっしん等で動けないゆっくり達と、
賢いゆっくり達は理由をつけてこの時群れに残った。
ドスは人間の村に行くことを群れのゆっくりに話した。
ドスが話した「人間の村に行けば全ての問題は解決する」は、
諸問題でギスギスしていた群れのゆっくり達に希望の光を灯した。
そして、群れの殆どのゆっくりがドスと共に人間の村に向かって行った。
この時、にんっしん等で動けないゆっくり達と、
賢いゆっくり達は理由をつけてこの時群れに残った。
ドスが帰ってきた時、賢いゆっくりの予感は当たっていた。
人間の手によってドスだけは帰ってきた。
ずたずたの御飾りとぼろぼろのお下げとぐちゃぐちゃの顔の皮だけになってドスは帰ってきた。
人間の手によってドスだけは帰ってきた。
ずたずたの御飾りとぼろぼろのお下げとぐちゃぐちゃの顔の皮だけになってドスは帰ってきた。
人間達は
ずたずたの御飾りを手に
「人間の所へ来ればこの様になるぞ!」
ぼろぼろのお下げを手に
「人間はドスより強いぞ!」
ぐちゃぐちゃの顔の皮を手に
「人間に勝てる糞饅頭は居ないぞ!」
群れに残っていたゆっくり達に人間の強さ怖さ残酷さを刻み込む様に大声で群れ全体に知らしめていった。
ずたずたの御飾りを手に
「人間の所へ来ればこの様になるぞ!」
ぼろぼろのお下げを手に
「人間はドスより強いぞ!」
ぐちゃぐちゃの顔の皮を手に
「人間に勝てる糞饅頭は居ないぞ!」
群れに残っていたゆっくり達に人間の強さ怖さ残酷さを刻み込む様に大声で群れ全体に知らしめていった。
しばらくして
群れのあちらこちらでドスが殺されたショックから立ち直った(吐き死ななかった)ゆっくり達が動き出していた。
その行動の殆どが吐き死したゆっくりを片付ける事だったので、その動きは暗い影を帯びていた。
全体的にどんよりとした動きの群れの中で、慌ただしい動きがあった。
それは、れいむとまりさに対しぱちゅりーとありすが声を荒げて説得しているものだった。
(このれいむとまりさはドスが人間の村に向かっている時に群れに入りたいと言ってきたれいむとまりさである。)
群れのあちらこちらでドスが殺されたショックから立ち直った(吐き死ななかった)ゆっくり達が動き出していた。
その行動の殆どが吐き死したゆっくりを片付ける事だったので、その動きは暗い影を帯びていた。
全体的にどんよりとした動きの群れの中で、慌ただしい動きがあった。
それは、れいむとまりさに対しぱちゅりーとありすが声を荒げて説得しているものだった。
(このれいむとまりさはドスが人間の村に向かっている時に群れに入りたいと言ってきたれいむとまりさである。)
「れいむとまりさはこのむれにはいるのはやめるよ!!!」
「そうねまえにすんでたおうちにもどるほうがいいわね!」
「ちがうよ!!!
れいむとまりさはこれからにんげんのところへいくよ!!!」
「ゆっくりしてないにんげんをゆっくりさせてあげにいくんだよ!!!」
「にんげんはぜんぜんゆっくりできないかわいそうないきものだからね!!!」
「むぎゅぅ!!!」
「あなたたちもみたでしょ!!!
ドスはころされてしまったのよ!!!
にんげんはどすよりつよいのよ!!!」
「それはドスがゆっくりしてないドスだったからだよ!!!」
「!!!」xたくさん
「れいむとまりさはゆっくりしたゆっくりだから、
れいむとまりさのゆっくりしたすがたをみればにんげんはぜったいゆっくりできるよ!!!」
「・・・・・・!!!」xたくさん
そう言うとれいむとまりさは人間の村の方へ向かって行った。
「そうねまえにすんでたおうちにもどるほうがいいわね!」
「ちがうよ!!!
れいむとまりさはこれからにんげんのところへいくよ!!!」
「ゆっくりしてないにんげんをゆっくりさせてあげにいくんだよ!!!」
「にんげんはぜんぜんゆっくりできないかわいそうないきものだからね!!!」
「むぎゅぅ!!!」
「あなたたちもみたでしょ!!!
ドスはころされてしまったのよ!!!
にんげんはどすよりつよいのよ!!!」
「それはドスがゆっくりしてないドスだったからだよ!!!」
「!!!」xたくさん
「れいむとまりさはゆっくりしたゆっくりだから、
れいむとまりさのゆっくりしたすがたをみればにんげんはぜったいゆっくりできるよ!!!」
「・・・・・・!!!」xたくさん
そう言うとれいむとまりさは人間の村の方へ向かって行った。
説得していたぱちゅりーとありすだけでなく、遠巻きに見ていた他のゆっくり達も、
れいむとまりさの姿が見えなくなるまで呆然としてしまっていた。
れいむとまりさの姿が見えなくなるまで呆然としてしまっていた。
れいむとまりさの姿が見えなくなってやっと我に返ったゆっくり達は、慌てに慌てた。
群れの長のどすが殺された事だけでも大事件なのに、
群れに入りに来たれいむとまりさが人間の所へ向かったからである。
ぱちゅりーとありすの制止を聞かずに人間の所へ行ったれいむとまりさが何をするか・・・
何をした所で人間を怒らせるだけだ。
群れのゆっくりではないと言っても言い訳にもならないだろう。
群れに入りに来たれいむとまりさが人間の所へ向かったからである。
ぱちゅりーとありすの制止を聞かずに人間の所へ行ったれいむとまりさが何をするか・・・
何をした所で人間を怒らせるだけだ。
群れのゆっくりではないと言っても言い訳にもならないだろう。
ならば・・・
ぱちゅりーは直ぐに隣のありすと遠巻きに見てたゆっくり達にお引越しの準備をするように伝えた。
あのれいむとまりさが人間を怒らせたら、今度こそ一斉駆除されるかもしれないと説明すると、
群れのゆっくり達は、すぐに慌ただしく荷物を纏めようと走りだしていた。
あのれいむとまりさが人間を怒らせたら、今度こそ一斉駆除されるかもしれないと説明すると、
群れのゆっくり達は、すぐに慌ただしく荷物を纏めようと走りだしていた。
「ぱちゅりーじゅんびできたわよ!!!」
「むきゅ、みんなゆっくりいそいでおひっこしよ!」
ぱちゅりー達は、いや、この群れの中で賢いゆっくり達は、焦っていた。
「むきゅ、みんなゆっくりいそいでおひっこしよ!」
ぱちゅりー達は、いや、この群れの中で賢いゆっくり達は、焦っていた。
急がなければ殺される。
人間が本気になればこの群れのゆっくりは全て殺されてしまう。
生き残る道は住み慣れたこの地を離れる事。
無理をしてでも逃げないと、
ドスを惨たらしく殺す人間の手にかかれば、
こんな群れすぐに全滅してしまうだろう。
人間が本気になればこの群れのゆっくりは全て殺されてしまう。
生き残る道は住み慣れたこの地を離れる事。
無理をしてでも逃げないと、
ドスを惨たらしく殺す人間の手にかかれば、
こんな群れすぐに全滅してしまうだろう。
ぱちゅりー達は持てるだけの食料を持って人間の村から離れるだけの当ての無い旅路に直ぐに出発した。
群れの跡地に残るゆっくりと食料の問題でひと悶着あったが、
置いていく食料(日持ちのしない物) > 持っていく食料(保存に適した物)
と、配分したので、その量の多さに残るゆっくりも騒ぎ暴れる事無く大人しく黙って見送った。
置いていく食料(日持ちのしない物) > 持っていく食料(保存に適した物)
と、配分したので、その量の多さに残るゆっくりも騒ぎ暴れる事無く大人しく黙って見送った。
お引越し組みの道中は比較的安全だった。
なぜなら、ドスが死んだ事がまだ知れ渡っていなかったからである。
しかし、死亡フラグの塊のゆっくりである
赤ゆ、子ゆだけに留まらず、逃避行という状況で落ち着きの無くなった成体ゆっくりも死んでいった。
あるゆっくりは草に隠れた段差から転げ落ちて死に、
またあるゆっくりは落ち葉に隠れた沼田場に迷い込んで溶けて死に、
フラグ回収とばかりに、妖精や妖怪が作って忘れてしまった罠にかかって死んだり、
毒キノコや毒草の毒で死に、果ては食虫植物に食べられて死んでいった。
お引越し組みはその数を20程までに減らしていった。
なぜなら、ドスが死んだ事がまだ知れ渡っていなかったからである。
しかし、死亡フラグの塊のゆっくりである
赤ゆ、子ゆだけに留まらず、逃避行という状況で落ち着きの無くなった成体ゆっくりも死んでいった。
あるゆっくりは草に隠れた段差から転げ落ちて死に、
またあるゆっくりは落ち葉に隠れた沼田場に迷い込んで溶けて死に、
フラグ回収とばかりに、妖精や妖怪が作って忘れてしまった罠にかかって死んだり、
毒キノコや毒草の毒で死に、果ては食虫植物に食べられて死んでいった。
お引越し組みはその数を20程までに減らしていった。
やがて、小さな山二つ半ほどを十日かけて移動したお引越し組みのゆっくり達は、
三つ目の小山の頂上を越えようとしていた。
三つ目の小山の頂上を越えようとしていた。
ここをこえればゆっくれぷれいすがある
ここをこえればゆっくれぷれいすがある
ここをこえればゆっくれぷれいすがある
ここをこえればゆっくれぷれいすがある
ここをこえればゆっくれぷれいすがある
そう自分たちに言い聞かせながら三つ目の小山を・・・登りきった。
そして、お引越し組みの目に飛び込んできたのは、
そして、お引越し組みの目に飛び込んできたのは、
世界の果てだった
そう表現するほか無いぐらい、行き止まりだった。
山は頂上近くまで切り崩された断崖絶壁をさらし、
その向こうには何も無く、土が剥き出しの更地が広がっていた。
まるでワンホールのケーキを半分に切って横から見たように、
前と後ろ(?)で姿形が全然違う山だった。
山は頂上近くまで切り崩された断崖絶壁をさらし、
その向こうには何も無く、土が剥き出しの更地が広がっていた。
まるでワンホールのケーキを半分に切って横から見たように、
前と後ろ(?)で姿形が全然違う山だった。
「みんないきどまりだよ!!!」
「みんなゆっくりとまってね!!!」
「なにがあったの???」
一様に混乱はしていたが、後ろから来るものに押されて落ちるものは出なかった。
「おやまがここでおわってるんだよ!!!」
誰かが発した一言で、横へ横へと広がりながら、
切り崩された山頂付近に並ぶ形に落ち着いた。
「みんなゆっくりとまってね!!!」
「なにがあったの???」
一様に混乱はしていたが、後ろから来るものに押されて落ちるものは出なかった。
「おやまがここでおわってるんだよ!!!」
誰かが発した一言で、横へ横へと広がりながら、
切り崩された山頂付近に並ぶ形に落ち着いた。
困惑から疲労困憊そして落胆から不安へ
後ろ姿を見ているだけでもそれが分かるほど
お引越し組みのゆっくり達の雰囲気の変化は大きかった。
後ろ姿を見ているだけでもそれが分かるほど
お引越し組みのゆっくり達の雰囲気の変化は大きかった。
『3』
誰も何も言わない。
此処まで生き残った賢さから引き返してもゆっくり出来ない事が分かっていたから。
『2』
誰も何も言えない。
世界の果てのような光景を見て、頑張っていた気力が萎えてしまい、
切り崩された山の絶壁を迂回しようという体力がもう無い事が分かっていたから。
『1』
震えているものが居た。
おそらく涙を堪えているのだろう。
やがてゆっくり達の大号泣の大合唱が始まるだろう。
しかし、ゆっくりには悲劇に浸る事さえ許されない。
『発破!』
ドドドドドトドーン!!!!!
やや篭った爆裂音が響き渡り、容赦無く死神の鎌が振り下ろされた。
誰も何も言わない。
此処まで生き残った賢さから引き返してもゆっくり出来ない事が分かっていたから。
『2』
誰も何も言えない。
世界の果てのような光景を見て、頑張っていた気力が萎えてしまい、
切り崩された山の絶壁を迂回しようという体力がもう無い事が分かっていたから。
『1』
震えているものが居た。
おそらく涙を堪えているのだろう。
やがてゆっくり達の大号泣の大合唱が始まるだろう。
しかし、ゆっくりには悲劇に浸る事さえ許されない。
『発破!』
ドドドドドトドーン!!!!!
やや篭った爆裂音が響き渡り、容赦無く死神の鎌が振り下ろされた。
「「「「「おそらをとんでるみたい!!!」」」」」
大きな音と大きな揺れと共に、山が消えた。
辺りにはもうもうと砂煙が立ち込めている。
何処からとも無く大きな声が響き渡った。
『この様に爆発の札を要所要所に埋め込み時間差で爆裂させれば、
多くの時間や大量の人手、高価な重機を使わずとも山を切り崩す事ができます。』
「「「「「おおー」」」」」
風が砂煙を払い、崩された土砂をあらわにする。
そこには死屍累々たるお引越し組みのゆっくり達の成れの果てがあった。
どのゆっくりも土砂にまみれ大きく皮が裂けていた。
即死のゆっくりも居たが、かろうじて息のあるゆっくりも居た・・・が、
人間達は土砂に巻き込まれたものがゆっくりだと分かると、
土砂と共にパワーシャベルやブルドーザーで片付けていった。
辺りにはもうもうと砂煙が立ち込めている。
何処からとも無く大きな声が響き渡った。
『この様に爆発の札を要所要所に埋め込み時間差で爆裂させれば、
多くの時間や大量の人手、高価な重機を使わずとも山を切り崩す事ができます。』
「「「「「おおー」」」」」
風が砂煙を払い、崩された土砂をあらわにする。
そこには死屍累々たるお引越し組みのゆっくり達の成れの果てがあった。
どのゆっくりも土砂にまみれ大きく皮が裂けていた。
即死のゆっくりも居たが、かろうじて息のあるゆっくりも居た・・・が、
人間達は土砂に巻き込まれたものがゆっくりだと分かると、
土砂と共にパワーシャベルやブルドーザーで片付けていった。
ざんねん!新たなる新天地を求めてお引越しをしたゆっくり達の旅路は、ここで終わってしまった!
***************
「で、これがあの発破に巻き込まれたゆっくりの集団の真相って訳か・・・」
「はい、そうですそうです。」ヒュンヒュンヒュンヒュン
「っていうかなんかSS風になってるし(苦笑)」
「おお、演出演出(照)」
「信憑性は、確かなんだろうけど・・・」
「隣村がドスまりさの襲撃を受けたのは人間の皆さんご存知のはず、
わたしはドスの帽子とお下げと皮を持っていったおにいさん達の後に付いて行き、
群れのその後を記事にするつもりでそのまま付いて行きました。
その辺りからは自分で見た事、聞いた事を書き、
ドスが村を襲う前の話は、元のおうちに戻ったゆっくり達の取材から書き起こしました。」
「それで・・・演出が入ってSS風になった・・・のか。」
「おお、反省反省(恥)」
「ところで、群れに残った奴らはどうなった?」
「あるものは妖精に遊び尽くされて死に、あるものは野生動物に食い尽くされて死に、
あるものは餓死し、あるものは腐った物を食べて全部出して死に、あるものはカビに侵されて死に、
結局、群れのあった土地に生きたゆっくりは居なくなりました。」
「ふーん。」
ペラッ ペラッ ペラッ
「しかし読みにくいな(苦笑)」
「おお、ひどいひどい。」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン
「・・・」
「・・・」ヒュンヒュンヒュンヒュン
「ふむ・・・まあいいだろう。
このネタうちが買おう。」
「おお!まいどまいど!」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン
「はい、そうですそうです。」ヒュンヒュンヒュンヒュン
「っていうかなんかSS風になってるし(苦笑)」
「おお、演出演出(照)」
「信憑性は、確かなんだろうけど・・・」
「隣村がドスまりさの襲撃を受けたのは人間の皆さんご存知のはず、
わたしはドスの帽子とお下げと皮を持っていったおにいさん達の後に付いて行き、
群れのその後を記事にするつもりでそのまま付いて行きました。
その辺りからは自分で見た事、聞いた事を書き、
ドスが村を襲う前の話は、元のおうちに戻ったゆっくり達の取材から書き起こしました。」
「それで・・・演出が入ってSS風になった・・・のか。」
「おお、反省反省(恥)」
「ところで、群れに残った奴らはどうなった?」
「あるものは妖精に遊び尽くされて死に、あるものは野生動物に食い尽くされて死に、
あるものは餓死し、あるものは腐った物を食べて全部出して死に、あるものはカビに侵されて死に、
結局、群れのあった土地に生きたゆっくりは居なくなりました。」
「ふーん。」
ペラッ ペラッ ペラッ
「しかし読みにくいな(苦笑)」
「おお、ひどいひどい。」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン
「・・・」
「・・・」ヒュンヒュンヒュンヒュン
「ふむ・・・まあいいだろう。
このネタうちが買おう。」
「おお!まいどまいど!」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュン
後書き()
サブタイトル「きめぇ丸レポート」 (調子に乗ってスイマセン)
サブタイトル「きめぇ丸レポート」 (調子に乗ってスイマセン)
前作「腐れ饅頭」の裏話として書き始めました。
れいむとまりさが立ち寄った群れの末路の話です。
前作とセットで考えていたので今回も最初の段階から詰め込み過ぎでした。
感想スレで「読み難い」というレスが多くありましたので、
今回は全体を大きく書き直し、ゆっくりの台詞を極力排した形にしてみました。
第三者(観察者・きめぇ丸)視点に絞って書いたつもりですが、
前作と違う形の読み難さがありましたらこれも演出と思って許してください。
れいむとまりさが立ち寄った群れの末路の話です。
前作とセットで考えていたので今回も最初の段階から詰め込み過ぎでした。
感想スレで「読み難い」というレスが多くありましたので、
今回は全体を大きく書き直し、ゆっくりの台詞を極力排した形にしてみました。
第三者(観察者・きめぇ丸)視点に絞って書いたつもりですが、
前作と違う形の読み難さがありましたらこれも演出と思って許してください。
最後までお読み頂きありがとうございました