ゼロと聖石-15 - (2007/11/07 (水) 12:18:27) の1つ前との変更点
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#navi(ゼロと聖石)
タバサの行動は素早かった。
ウィンディアイシクルで面制圧をするように連打。
キュルケもそれに続いてバカスカと火球を放り込む。
ギーシュがワルキューレを作り出して接近戦対策をする。
シエスタは怯えながらその光景を眺めている。
私も新しく覚えた魔法で援護する。
「天空を満たす光、一条に集いて神の裁きとなれ! サンダガ!」
膨大なまでの雷が周囲を駆け巡り、あたりをなぎ払う。
煙が立ちこめたので、タバサが竜巻を起こして煙を払う。
跡形も残っていないかと思いきや、全てのチョコボがぴんぴんしていた。
「効いてない」
「効いてはいるんですが、火力不足です…」
「アレだけ撃ちこんで威力不足!?」
こっちが狼狽している間に、ワルキューレに向かってチョコボが突進。
くちばしがワルキューレの装甲を貫き、破砕する。
「―――全員、逃げるわよ!!」
その言葉を聞くまでも無く、一斉に行動を起こした。
森の中を駆け巡る。
後ろから来る怒涛の足音。
その足音に向かって私は錬金を放つ。
爆発にひるみながらもチョコボはこちらへと駆けてくる。
キュルケとタバサは、凄まじい速度でシルフィードに乗って逃げた。
ギーシュはワルキューレを囮に森の外へ。
私とシエスタはというと―――
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん! 無双稲妻突き!」
無双稲妻突きが襲い掛かり、倒れ伏すチョコボ。
それでも追いかけてくる奴等を錬金で足止め。
「もうすぐです、ルイズ様! あそこまで行けば安全です!!」
シエスタが指定する場所までとにかく走る。
途中、オークの悲鳴が聞こえたが気にしない。
そんなものに構っていたらこっちが死んでしまう。
正面に森の切れ目!
アレが目的地!
「シエスタ、つかまって! 一気に跳ぶわよ!」
距離的には若干不安あり。だけどここで成功させないと!
詠唱を一瞬で完了し、魔力のラインを目標地点に生成して流れに乗る。
次の瞬間には森の開けた場所、ちょっとした野原にたどり着く。
「ちょっと、ここだと危ないんじゃ!?」
「大丈夫です。チョコボは入ってこれません!」
確かにチョコボはこっちを遠巻きに見るだけで、入ってこようとしない。
その事実に心を許し、座り込んで深呼吸。
「―――ごほっ! こ、ここは!? まさか……!」
「思われている通り、ハシバミ草の群生地です」
凄まじいハシバミ臭。
は、鼻が曲る!
「チョコボはハシバミの匂いが大嫌いで、寄ってこないんです」
そりゃ私だって寄りたくない。
これだけのハシバミ草があって喜ぶのは雑貨屋位だ。
でも薬の調合で使うので、結構な量を袋に詰め込んだのは内緒だ。
無事に森を抜け出して、黒チョコボの追いつけない速度で飛び回ってるシルフィードに合図を送る。
着地地点にハシバミ草を撒き、黒チョコボを寄せ付けないようにする。
「それにしても、獰猛過ぎない? あのチョコボってやつ」
「縄張りに入り込んだのが失敗」
周囲に漂うハシバミ臭に顔をしかめながらキュルケがシルフィードを降りる。
タバサもそれに続く。心なしか表情が柔らかいような気がする。
むしろ深呼吸までしている。
「ひどい目に遭ったな、あんな獰猛な生き物だなんて」
全身を泥まみれにしながらギーシュが現われる。
やはりハシバミ臭に顔をしかめながら。
「あの子達は縄張りとよそ者に敏感だから」
「シエスタ、アレは一体何なの? 詳しく説明してくれない?」
シエスタは分かりましたと頷き、ハシバミの香油瓶を開けて森の中へ進みだした。
私達はその後をゆっくりと付いていった。
森の切れ目に一軒の小屋があり、小屋の周囲には柵が設置されていた。
まるでよそ者の侵入を拒んでいるように見える。
小屋に入る。
中には一人の男が座っており、こちらを一瞥した後口を開く。
「北かい?」
呟かれた言葉に、首を傾げる。
しかし、シエスタだけは首を振る。
「じゃあ、南かい?」
シエスタは首を振る。
「じゃあ、西かい?」
三度首を振る。
この場所に入るための暗号なのか?
「じゃあ、東だな?」
「はい、その通りです」
やっとシエスタが口を開く。
その言葉に口に笑みを浮かべる男。
「ようこそ、冒険者の楽園タルブ村に。久しぶりだな、シエスタ」
「ええ、おじさんこそ。奥さんは元気ですか?」
今のやり取りで理解した。
ここが、シエスタの故郷なんだと。
入ってきた方向と反対側の扉を開くと、村が姿を見せていた。
いや、村という規模じゃないだろう。
これはもう町だ。
あちこちに冒険者風の男達が歩き回り、それを相手に商売する村の人たち。
トリスタニアより広い大通りには、馬車が三台は余裕で通れる。
そして、軒先につながれているチョコボたち。
「こ、ここだけ異世界な気がするんだけど…」
「同感」
「というかあんな獰猛なのがいても問題ないのか!?」
「ええ、人になれたチョコボはおとなしいので」
その言葉にギーシュは首を捻りながら着いてくる。
村の外れにたどり着き、シエスタが振り返る。
「ここが、私の家です。話はこの中で」
シエスタが扉を開け、中に入る。
私達もそれに続く。
「ただいま、父さん、母さん!」
それを出迎える一本の剣。
シエスタは白刃取りで受け止め、投げ返す。
奥にいた人影がそれを掴み、腰の鞘に収める。
「お帰り、シエスタ。帰省はまだ先じゃなかったか?」
「いえ、今日はちょっとした用事で帰ってきただけです」
シエスタが何も見ないでデルフを抜き、上からの槍による刺突を防ぐ。
上から刺突を仕掛けてきた人物は、そのまま奥の人影の隣に降り立つ。
「今日はお客さんもいるのね? 奉公先の貴族様?」
「そう、私が使えている人たちです」
突然現われた火の玉をデルフで払って消す。
何だこの家は。
魔窟かどこかの暗殺機関か?
「お姉ちゃんが帰ってきたー!!」
「こら、いきなり鬼火を使わないの!」
シエスタが奥から現われた子供達の攻撃をいなしながら笑っている。
ちょっと待て、無数の拳とかあからさまに財布盗もうとしてたりおかしいぞ。
ああ、なんか悪霊まで飛び出してるし。
そんな混沌とした中、奥の人影が動き、こちらに向かってくる。
「はじめまして、シエスタの父です」
「シエスタの母です、歓迎します」
シエスタの父曰く、タルブ村にはこんな風習が有る。
『デュライ家の人間に自分にあった職を見出してもらう』という。
発祥はシエスタのお爺さんで、その人が星占いでその人の運命を見て、アドバイスするというものだ。
しかし、ほかの占い師と違ったのは……
「こういった、ニンジャとか風水士といった変わった職業―――ジョブをアドバイスできたと」
「正確に言うと、私は占星術師だったがニンジャもやってみようと思ってな」
デュライ家を継ぐものは占星術師として力を受ける。
ちょっとした勘と星を見る力が備わるんだとか。
「シエスタは剣聖というジョブを受けながら、占星術師の資格を持っています」
「極めていないので、大それたことは出来ませんが………」
話を進めていくうちに分かったことは、
デュライ家の人間にしか白魔道士といったメイジ系ジョブになることが出来ず、その他の人は戦士系のジョブに導かれる。
チョコボはシエスタのお爺さんに当たる人が乗ってきたものだそうだ。
そのうち卵が孵り、変異種で赤や黒が生まれたとのこと。
「最初のうちは森の一角で飼っていたんだが、いつの間にか逃げ出してな」
「早い話が管理不足です」
まったくだ。
そのせいで私達は死にかけたのだ。
とりあえずの対策として、森の外周にハシバミ草を植え、出ないようにしているとのこと。
あの強烈な匂いが、チョコボを囲う檻という訳だ。
これだけ聞けば対策も出てくる。
要はハシバミが嫌いなのだ。
「シエスタ、町の人と一緒にハシバミ草を大量に用意して。皆も手伝って」
ここからが、私たちの反撃だ。
マントを翻し、シエスタの家を出た。
おまけ タバサの受難
シエスタの家に着く。
一連の歓迎には驚いたが、やはりこの親あってのシエスタと実感した。
と、そこで見てはいけないものを見てしまった。
青白い炎、昔話に聞いたオニビという人の魂が炎になった存在を連想してしまった。
いや、アレはメイジ系列の力で作られた、ただの火の玉だ!
「こら、いきなり鬼火を使わないの!」
ってオニビなのアレ!?
そんなあっさり肯定しないでシエスタ!
体が勝手に震えだす。
これは恐怖?
いや、怯えてなんかいない!
ただ昔話が懐かしくてちょっとだけ震えている、それだけ!
「刀に宿りし幾千の、亡霊の呼びて、いざ抜かん! 村正!」
子供が、東方にあるといわれるカタナを掲げ、叫ぶ。
瞬間、カタナから大量の瘴気があふれ、人の顔を象った何かがあふれ出す。
認めよう。
アレは幽霊だ。
その光景を見ないように後ろを向き、怨嗟を聞かないように耳をふさいで耐えるのだった。
「どうしたのタバサ、後ろ振り向いちゃって?」
あーあーきこえないきこえない。
なにもみえないきこえないー。
#navi(ゼロと聖石)
#navi(ゼロと聖石)
タバサの行動は素早かった。
ウィンディアイシクルで面制圧をするように連打。
キュルケもそれに続いてバカスカと火球を放り込む。
ギーシュがワルキューレを作り出して接近戦対策をする。
シエスタは怯えながらその光景を眺めている。
私も新しく覚えた魔法で援護する。
「天空を満たす光、一条に集いて神の裁きとなれ! サンダガ!」
膨大なまでの雷が周囲を駆け巡り、あたりをなぎ払う。
煙が立ちこめたので、タバサが竜巻を起こして煙を払う。
跡形も残っていないかと思いきや、全てのチョコボがぴんぴんしていた。
「効いてない」
「効いてはいるんですが、火力不足です…」
「アレだけ撃ちこんで威力不足!?」
こっちが狼狽している間に、ワルキューレに向かってチョコボが突進。
くちばしがワルキューレの装甲を貫き、破砕する。
「―――全員、逃げるわよ!!」
その言葉を聞くまでも無く、一斉に行動を起こした。
森の中を駆け巡る。
後ろから来る怒涛の足音。
その足音に向かって私は錬金を放つ。
爆発にひるみながらもチョコボはこちらへと駆けてくる。
キュルケとタバサは、凄まじい速度でシルフィードに乗って逃げた。
ギーシュはワルキューレを囮に森の外へ。
私とシエスタはというと―――
「大気満たす力震え、我が腕をして閃光とならん! 無双稲妻突き!」
無双稲妻突きが襲い掛かり、倒れ伏すチョコボ。
それでも追いかけてくる奴等を錬金で足止め。
「もうすぐです、ルイズ様! あそこまで行けば安全です!!」
シエスタが指定する場所までとにかく走る。
途中、オークの悲鳴が聞こえたが気にしない。
そんなものに構っていたらこっちが死んでしまう。
正面に森の切れ目!
アレが目的地!
「シエスタ、つかまって! 一気に跳ぶわよ!」
距離的には若干不安あり。だけどここで成功させないと!
詠唱を一瞬で完了し、魔力のラインを目標地点に生成して流れに乗る。
次の瞬間には森の開けた場所、ちょっとした野原にたどり着く。
「ちょっと、ここだと危ないんじゃ!?」
「大丈夫です。チョコボは入ってこれません!」
確かにチョコボはこっちを遠巻きに見るだけで、入ってこようとしない。
その事実に心を許し、座り込んで深呼吸。
「―――ごほっ! こ、ここは!? まさか……!」
「思われている通り、ハシバミ草の群生地です」
凄まじいハシバミ臭。
は、鼻が曲る!
「チョコボはハシバミの匂いが大嫌いで、寄ってこないんです」
そりゃ私だって寄りたくない。
これだけのハシバミ草があって喜ぶのは雑貨屋位だ。
でも薬の調合で使うので、結構な量を袋に詰め込んだのは内緒だ。
無事に森を抜け出して、黒チョコボの追いつけない速度で飛び回ってるシルフィードに合図を送る。
着地地点にハシバミ草を撒き、黒チョコボを寄せ付けないようにする。
「それにしても、獰猛過ぎない? あのチョコボってやつ」
「縄張りに入り込んだのが失敗」
周囲に漂うハシバミ臭に顔をしかめながらキュルケがシルフィードを降りる。
タバサもそれに続く。心なしか表情が柔らかいような気がする。
むしろ深呼吸までしている。
「ひどい目に遭ったな、あんな獰猛な生き物だなんて」
全身を泥まみれにしながらギーシュが現われる。
やはりハシバミ臭に顔をしかめながら。
「あの子達は縄張りとよそ者に敏感だから」
「シエスタ、アレは一体何なの? 詳しく説明してくれない?」
シエスタは分かりましたと頷き、ハシバミの香油瓶を開けて森の中へ進みだした。
私達はその後をゆっくりと付いていった。
森の切れ目に一軒の小屋があり、小屋の周囲には柵が設置されていた。
まるでよそ者の侵入を拒んでいるように見える。
小屋に入る。
中には一人の男が座っており、こちらを一瞥した後口を開く。
「北かい?」
呟かれた言葉に、首を傾げる。
しかし、シエスタだけは首を振る。
「じゃあ、南かい?」
シエスタは首を振る。
「じゃあ、西かい?」
三度首を振る。
この場所に入るための暗号なのか?
「じゃあ、東だな?」
「はい、その通りです」
やっとシエスタが口を開く。
その言葉に口に笑みを浮かべる男。
「ようこそ、冒険者の楽園タルブ村に。久しぶりだな、シエスタ」
「ええ、おじさんこそ。奥さんは元気ですか?」
今のやり取りで理解した。
ここが、シエスタの故郷なんだと。
入ってきた方向と反対側の扉を開くと、村が姿を見せていた。
いや、村という規模じゃないだろう。
これはもう町だ。
あちこちに冒険者風の男達が歩き回り、それを相手に商売する村の人たち。
トリスタニアより広い大通りには、馬車が三台は余裕で通れる。
そして、軒先につながれているチョコボたち。
「こ、ここだけ異世界な気がするんだけど…」
「同感」
「というかあんな獰猛なのがいても問題ないのか!?」
「ええ、人になれたチョコボはおとなしいので」
その言葉にギーシュは首を捻りながら着いてくる。
村の外れにたどり着き、シエスタが振り返る。
「ここが、私の家です。話はこの中で」
シエスタが扉を開け、中に入る。
私達もそれに続く。
「ただいま、父さん、母さん!」
それを出迎える一本の剣。
シエスタは白刃取りで受け止め、投げ返す。
奥にいた人影がそれを掴み、腰の鞘に収める。
「お帰り、シエスタ。帰省はまだ先じゃなかったか?」
「いえ、今日はちょっとした用事で帰ってきただけです」
シエスタが何も見ないでデルフを抜き、上からの槍による刺突を防ぐ。
上から刺突を仕掛けてきた人物は、そのまま奥の人影の隣に降り立つ。
「今日はお客さんもいるのね? 奉公先の貴族様?」
「そう、私が使えている人たちです」
突然現われた火の玉をデルフで払って消す。
何だこの家は。
魔窟かどこかの暗殺機関か?
「お姉ちゃんが帰ってきたー!!」
「こら、いきなり鬼火を使わないの!」
シエスタが奥から現われた子供達の攻撃をいなしながら笑っている。
ちょっと待て、無数の拳とかあからさまに財布盗もうとしてたりおかしいぞ。
ああ、なんか悪霊まで飛び出してるし。
そんな混沌とした中、奥の人影が動き、こちらに向かってくる。
「はじめまして、シエスタの父です」
「シエスタの母です、歓迎します」
シエスタの父曰く、タルブ村にはこんな風習が有る。
『デュライ家の人間に自分にあった職を見出してもらう』という。
発祥はシエスタのお爺さんで、その人が星占いでその人の運命を見て、アドバイスするというものだ。
しかし、ほかの占い師と違ったのは……
「こういった、ニンジャとか風水士といった変わった職業―――ジョブをアドバイスできたと」
「正確に言うと、私は占星術師だったがニンジャもやってみようと思ってな」
デュライ家を継ぐものは占星術師として力を受ける。
ちょっとした勘と星を見る力が備わるんだとか。
「シエスタは剣聖というジョブを受けながら、占星術師の資格を持っています」
「極めていないので、大それたことは出来ませんが………」
話を進めていくうちに分かったことは、
デュライ家の人間にしか白魔道士といったメイジ系ジョブになることが出来ず、その他の人は戦士系のジョブに導かれる。
チョコボはシエスタのお爺さんに当たる人が乗ってきたものだそうだ。
そのうち卵が孵り、変異種で赤や黒が生まれたとのこと。
「最初のうちは森の一角で飼っていたんだが、いつの間にか逃げ出してな」
「早い話が管理不足です」
まったくだ。
そのせいで私達は死にかけたのだ。
とりあえずの対策として、森の外周にハシバミ草を植え、出ないようにしているとのこと。
あの強烈な匂いが、チョコボを囲う檻という訳だ。
これだけ聞けば対策も出てくる。
要はハシバミが嫌いなのだ。
「シエスタ、町の人と一緒にハシバミ草を大量に用意して。皆も手伝って」
ここからが、私たちの反撃だ。
マントを翻し、シエスタの家を出た。
おまけ タバサの受難
シエスタの家に着く。
一連の歓迎には驚いたが、やはりこの親あってのシエスタと実感した。
と、そこで見てはいけないものを見てしまった。
青白い炎、昔話に聞いたオニビという人の魂が炎になった存在を連想してしまった。
いや、アレはメイジ系列の力で作られた、ただの火の玉だ!
「こら、いきなり鬼火を使わないの!」
ってオニビなのアレ!?
そんなあっさり肯定しないでシエスタ!
体が勝手に震えだす。
これは恐怖?
いや、怯えてなんかいない!
ただ昔話が懐かしくてちょっとだけ震えている、それだけ!
「刀に宿りし幾千の、亡霊の呼びて、いざ抜かん! 村正!」
子供が、東方にあるといわれるカタナを掲げ、叫ぶ。
瞬間、カタナから大量の瘴気があふれ、人の顔を象った何かがあふれ出す。
認めよう。
アレは幽霊だ。
その光景を見ないように後ろを向き、怨嗟を聞かないように耳をふさいで耐えるのだった。
「どうしたのタバサ、後ろ振り向いちゃって?」
あーあーきこえないきこえない。
なにもみえないきこえないー。
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