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ゼロの使い魔ももえサイズ-1 - (2007/11/08 (木) 12:17:18) の編集履歴(バックアップ)
ついに登場! 大人気ピチピチ猟奇SS 「ゼロの使い魔ももえサイズ」
「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
トリステイン魔法学院の女生徒であるルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは威厳たっぷりに言ってみせたのだがこれが何十回目の事なのかは覚えていなかった。
しかし、始祖ブリミルは彼女を見捨てることはなかった。
「あーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」
上空で何かが光ったかと思うとルイズの元めがけて人が落ちてきたのだ。
「危ないっ!」
どしーんという大きな音がして周りには砂煙が舞っていた。
危険を感じたミスタ・コルベールはとっさのタックルでルイズはなんとか回避することができた。
「ふぅ………ここが私の通っている学校か。いつのまにか急に古風になっちゃって。」
彼女は肩にツメらしきものをつけて、紫色の装束に身を包み、
膝元には大きな鎖がつけられていて、足元には狂犬の首があった。
とにかく彼女がこの世界のものではないということだけは一目見てわかった。
「………あんた、誰?」
「私? 私の名前はももえ、死神ももえだよ。 あんたは?」
「変な名前ね……私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。ところであなた何者なの?」
「いやー どうやらここに悪魔がいっぱいいるって聞いて来たのはいいんだけどさー」
そう言ってももえは大きなカマを取り出した。
「一体そいつはどこにいるのかなーって」
そしてそのままカマを振り回し始めた。
「あわわわわ!!!! あああああ、危ないでしょ! そんなもの振り回しちゃ。」
ももえがカマを振り回すごとに風がびゅんびゅん鳴って周りの生徒たちはそれに慄くばかりであった。
「まあこうやってあぶり出しをすれば悪魔も出てくるんじゃないかなーってね。」
トリステイン魔法学院の女生徒であるルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは威厳たっぷりに言ってみせたのだがこれが何十回目の事なのかは覚えていなかった。
しかし、始祖ブリミルは彼女を見捨てることはなかった。
「あーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」
上空で何かが光ったかと思うとルイズの元めがけて人が落ちてきたのだ。
「危ないっ!」
どしーんという大きな音がして周りには砂煙が舞っていた。
危険を感じたミスタ・コルベールはとっさのタックルでルイズはなんとか回避することができた。
「ふぅ………ここが私の通っている学校か。いつのまにか急に古風になっちゃって。」
彼女は肩にツメらしきものをつけて、紫色の装束に身を包み、
膝元には大きな鎖がつけられていて、足元には狂犬の首があった。
とにかく彼女がこの世界のものではないということだけは一目見てわかった。
「………あんた、誰?」
「私? 私の名前はももえ、死神ももえだよ。 あんたは?」
「変な名前ね……私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。ところであなた何者なの?」
「いやー どうやらここに悪魔がいっぱいいるって聞いて来たのはいいんだけどさー」
そう言ってももえは大きなカマを取り出した。
「一体そいつはどこにいるのかなーって」
そしてそのままカマを振り回し始めた。
「あわわわわ!!!! あああああ、危ないでしょ! そんなもの振り回しちゃ。」
ももえがカマを振り回すごとに風がびゅんびゅん鳴って周りの生徒たちはそれに慄くばかりであった。
「まあこうやってあぶり出しをすれば悪魔も出てくるんじゃないかなーってね。」
???ものしり館???
※あぶり出し 乾燥すると無色となる液体で文字や絵を紙などに書き、それに熱を加えてあぶることで成分に酸化などの化学変化をさせて見えなかった文字、絵を表示させるもの。
転じて、あるものの裏に隠れていた対象を、隠していたものから浮き上がらせるという比喩表現にも使われている。
※あぶり出し 乾燥すると無色となる液体で文字や絵を紙などに書き、それに熱を加えてあぶることで成分に酸化などの化学変化をさせて見えなかった文字、絵を表示させるもの。
転じて、あるものの裏に隠れていた対象を、隠していたものから浮き上がらせるという比喩表現にも使われている。
ももえは一心不乱にカマを振り回し続ける。
「きゃああああーーーーー!!!!!!」
「うわーーーーーーー!!!!!!」
「皆静まりなさい! それとミス・ヴァリエール、いい加減に彼女を取り押さえなさい!」
その状況をぼーっと眺めていたルイズだったがコルベールの一言によって現実に帰ると、とりあえずももえを取り押さえることにした。
「モモエ! とにかくその危険なものを振り回すのはやめなさい!」
ルイズは彼女の腰をつかんだ。彼女の露出させた腰はとてもつかみ心地がよくてそのままトリップしてしまいそうな―――
「いたーーーー!!!!」
あぶり出された悪魔が姿を現した。ももえにしか見えないのかと思っていたがルイズの目にもはっきりと確認することができた。
「あれが……悪魔。」
それは真っ黒な色をした一つ目で少し毛のようなものが数本生えていて、とても気色悪いシロモノであった。
「たぁッ」
それを見たももえは躊躇することなく悪魔めがけてカマを横に振った。
最もその一瞬の間に悪魔は姿を消し、代わりに取り付かれていたサラマンダーが顔を出した瞬間―――
ドシュッ
サラマンダーの首が宙を舞った。そしてその首は地面に落ちることなくどこかへ行ってしまった。
「あ、あんたなんて事を…………」
ルイズはももえを指差しながら、体を震わせてサラマンダーの持ち主に必死にアピールしていた。
目線で「私はやってない。悪いのはこの女よ。」とアピールしていたのだが、
「大丈夫だった、フレイム?」
サラマンダーの使い魔の持ち主はももえに近づいて頭をなで始めたのだ。
『ももえのカマで斬られた者の存在はこの世から存在が抹消されてしまう。
そして存在保存の法則により、その存在はももえが肩代わりすることになるのだ!』
とりあえずももえはサラマンダーらしく持ち主である彼女めがけて火を噴いてみた。
「ごーっ」
その威力はすさまじく、彼女を黒焦げにさせた。
「あの………大丈夫かしら、キュルケ?」
ルイズがおそるおそる聞いてみるとキュルケは笑顔で
「ぜんぜん平気よ、むしろ涼しいぐらいだわ。」
と答えたのであった。
「きゃああああーーーーー!!!!!!」
「うわーーーーーーー!!!!!!」
「皆静まりなさい! それとミス・ヴァリエール、いい加減に彼女を取り押さえなさい!」
その状況をぼーっと眺めていたルイズだったがコルベールの一言によって現実に帰ると、とりあえずももえを取り押さえることにした。
「モモエ! とにかくその危険なものを振り回すのはやめなさい!」
ルイズは彼女の腰をつかんだ。彼女の露出させた腰はとてもつかみ心地がよくてそのままトリップしてしまいそうな―――
「いたーーーー!!!!」
あぶり出された悪魔が姿を現した。ももえにしか見えないのかと思っていたがルイズの目にもはっきりと確認することができた。
「あれが……悪魔。」
それは真っ黒な色をした一つ目で少し毛のようなものが数本生えていて、とても気色悪いシロモノであった。
「たぁッ」
それを見たももえは躊躇することなく悪魔めがけてカマを横に振った。
最もその一瞬の間に悪魔は姿を消し、代わりに取り付かれていたサラマンダーが顔を出した瞬間―――
ドシュッ
サラマンダーの首が宙を舞った。そしてその首は地面に落ちることなくどこかへ行ってしまった。
「あ、あんたなんて事を…………」
ルイズはももえを指差しながら、体を震わせてサラマンダーの持ち主に必死にアピールしていた。
目線で「私はやってない。悪いのはこの女よ。」とアピールしていたのだが、
「大丈夫だった、フレイム?」
サラマンダーの使い魔の持ち主はももえに近づいて頭をなで始めたのだ。
『ももえのカマで斬られた者の存在はこの世から存在が抹消されてしまう。
そして存在保存の法則により、その存在はももえが肩代わりすることになるのだ!』
とりあえずももえはサラマンダーらしく持ち主である彼女めがけて火を噴いてみた。
「ごーっ」
その威力はすさまじく、彼女を黒焦げにさせた。
「あの………大丈夫かしら、キュルケ?」
ルイズがおそるおそる聞いてみるとキュルケは笑顔で
「ぜんぜん平気よ、むしろ涼しいぐらいだわ。」
と答えたのであった。
「ミス・ヴァリエール、早くこの彼女とコントラクト・サーヴァントの儀式の契約をしなさい。」
「ええっ!?」
きまりとはいえ、彼女はかなりいやな顔をした。武器を持っているとはいえこんな娘と契約を結ぶのはごめんだ。危険すぎる。
「ミスタ・コルベールやり直しを
「ごーっ」
フレイムの能力を使ったももえの火が彼女を襲った。ついでに彼女は周りめがけて意味もなく火を噴き始めた。
後ろのほうで「何やってんだよ、キュルケ。自分の使い魔なんだからちゃんとしとけよ。」とか、
「ごめんごめん。この子、かわいくてちょっとやんちゃだから。」
とか言ってキャッキャウフフな世界が繰り広げられていたのだがルイズは無視することにした。
ルイズは自慢の髪が黒焦げにされて腹が立ったが、これ以上何かすると持っているカマで切られるかもしれないから何も言うことができなかった。
「やり直しは認められない。 もしこの召喚の儀式が不成功ならば君は留年だ。」
「ダブり!?」
その言葉にももえはいち早く反応した。明らかにルイズに留年を期待している視線を注いでいたがルイズはそれに屈することなく彼女を使い魔にすることで妥協することにした。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ……」
ルイズはももえに唇を合わせてとっとと契約の儀式を終わらせた。
しばらくするとももえの体が光りだし、体に使い魔のルーンが刻まれた。
「ふむ………これは珍しいルーンだね。」
そう言ってコルベールはももえに刻まれたルーンを熱心にスケッチしていたが、ももえの頭の中ではせっかく自分に留年仲間が出来ると思っていた期待が外れたのとファーストキスを黒焦げでアフロになったままの女の子に奪われたショックでかなり落ち込んでいた。
「はぁ………」
ルイズの部屋に戻っても、ももえは体育坐りの姿勢で落ち込んだままだった。ルイズはそんな彼女をあの手この手で慰めなければならなかった。
「はぁ………」
「ったく、いい加減にしなさいよ! いつまでそうやって落ち込んでるのよ!」
数時間後、ルイズはとうとうキレてしまった。
そしてどうでもよくなってきて適当にその辺で寝かせてやろうと思っていたのだが―――
「サイズラッガー!」
突如立ち上がったももえはいきなり持っていたカマをブーメランのように投げつけた。
「ええっ!?」
きまりとはいえ、彼女はかなりいやな顔をした。武器を持っているとはいえこんな娘と契約を結ぶのはごめんだ。危険すぎる。
「ミスタ・コルベールやり直しを
「ごーっ」
フレイムの能力を使ったももえの火が彼女を襲った。ついでに彼女は周りめがけて意味もなく火を噴き始めた。
後ろのほうで「何やってんだよ、キュルケ。自分の使い魔なんだからちゃんとしとけよ。」とか、
「ごめんごめん。この子、かわいくてちょっとやんちゃだから。」
とか言ってキャッキャウフフな世界が繰り広げられていたのだがルイズは無視することにした。
ルイズは自慢の髪が黒焦げにされて腹が立ったが、これ以上何かすると持っているカマで切られるかもしれないから何も言うことができなかった。
「やり直しは認められない。 もしこの召喚の儀式が不成功ならば君は留年だ。」
「ダブり!?」
その言葉にももえはいち早く反応した。明らかにルイズに留年を期待している視線を注いでいたがルイズはそれに屈することなく彼女を使い魔にすることで妥協することにした。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ……」
ルイズはももえに唇を合わせてとっとと契約の儀式を終わらせた。
しばらくするとももえの体が光りだし、体に使い魔のルーンが刻まれた。
「ふむ………これは珍しいルーンだね。」
そう言ってコルベールはももえに刻まれたルーンを熱心にスケッチしていたが、ももえの頭の中ではせっかく自分に留年仲間が出来ると思っていた期待が外れたのとファーストキスを黒焦げでアフロになったままの女の子に奪われたショックでかなり落ち込んでいた。
「はぁ………」
ルイズの部屋に戻っても、ももえは体育坐りの姿勢で落ち込んだままだった。ルイズはそんな彼女をあの手この手で慰めなければならなかった。
「はぁ………」
「ったく、いい加減にしなさいよ! いつまでそうやって落ち込んでるのよ!」
数時間後、ルイズはとうとうキレてしまった。
そしてどうでもよくなってきて適当にその辺で寝かせてやろうと思っていたのだが―――
「サイズラッガー!」
突如立ち上がったももえはいきなり持っていたカマをブーメランのように投げつけた。
???ものしり館???
※サイズラッガー
死神ももえの必殺技。カマを回転させながら相手に投げつける事が出来る。
この世界でガンダールヴの能力を手に入れた彼女だが元々カマを120パーセント以上も活用しているのであまり意味は無い。
※サイズラッガー
死神ももえの必殺技。カマを回転させながら相手に投げつける事が出来る。
この世界でガンダールヴの能力を手に入れた彼女だが元々カマを120パーセント以上も活用しているのであまり意味は無い。
ルイズは思わずそれをよけた。そしてカマは窓を破ってそのまま地面へと向かい―――
「ギャッ」
生徒の誰かが真っ二つに切られたのだがルイズはそれが誰なのかわからなかった。
「あ、私ダブりじゃなくなってる。」
どうやら斬られた生徒は上級生だったようだ。その事実に気づいたももえは嬉しくなって思わず部屋の中で小躍りした。
ルイズは見知らぬ上級生に対して冥福を祈ったのであった。
「ところでなんで急に元気になったの?」
「いや、ちょっとむしゃくしゃしてたから。まーでも元の学年に戻ったからどうでもいいや。」
ルイズは始祖ブリミルが自らを見捨てたのではなく試練を課したのだということに気づいた。
こうしてルイズと使い魔だという事実をよくわかっていないももえの生活が始まったのである。
『ももえのカマで斬られた者の存在はももえが肩代わり
上級生を斬ったのでダブりであったももえは本来の学年に戻ります。』
「ギャッ」
生徒の誰かが真っ二つに切られたのだがルイズはそれが誰なのかわからなかった。
「あ、私ダブりじゃなくなってる。」
どうやら斬られた生徒は上級生だったようだ。その事実に気づいたももえは嬉しくなって思わず部屋の中で小躍りした。
ルイズは見知らぬ上級生に対して冥福を祈ったのであった。
「ところでなんで急に元気になったの?」
「いや、ちょっとむしゃくしゃしてたから。まーでも元の学年に戻ったからどうでもいいや。」
ルイズは始祖ブリミルが自らを見捨てたのではなく試練を課したのだということに気づいた。
こうしてルイズと使い魔だという事実をよくわかっていないももえの生活が始まったのである。
『ももえのカマで斬られた者の存在はももえが肩代わり
上級生を斬ったのでダブりであったももえは本来の学年に戻ります。』
※おわり これまでのご愛読、ご支援ありがとうございました。
※次回から始まる「ゼロの使い魔死神フレイム二年生ももえサイズ」に乞うご期待!!!
※次回から始まる「ゼロの使い魔死神フレイム二年生ももえサイズ」に乞うご期待!!!