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#navi(ゼロの斬鉄剣)
ゼロの斬鉄剣 5話 ―泣き虫(クライベイビィ)・ルイズ 後編―
早朝
いつもより若干早く目を覚ます五ェ門、ハシバミ草の効能のおかげで肌寒いものの
風邪は引かなかったようだ。
「さて、とりあえず洗濯をいたそう。」
さすがにルイズの洗濯物は無いので今日は五ェ門の胴衣のみだった
シエスタが五ェ門に声をかけたのは既に洗濯が終わり焚き火で干しているときのことであった
「おはようございます、ゴエモンさん。」
おお、と振り向く五ェ門
「おはよう。昨日は馳走を頂き感謝している。」
くすっと笑うシエスタ
「いいえ、まさかゴエモンさんの故郷と曽祖父の故郷が一緒だったなんて。」
なるほど、そういわれればこの黒い髪と黒い瞳、どおりで日本人を感じさせるわけだと五ェ門は納得する。
「ところで、今日はミス・ヴァリエールの洗濯物はないんですか?」
うっと顔が引きつる五ェ門
「ああ、面目の無い話だがルイズと喧嘩になってな・・・」
「まあ、どうしてですか?」
「話すのも恥ずかしい理由なのだ、捨て置いてくれまいか。」
心配そうに顔を歪めるシエスタ
「まあ、早く仲直りできるといいですね。」
「うむ、拙者の不注意でルイズを怒らせてしまったのであるからそういたすつもりだ。」
「がんばってくださいね、ゴエモンさん。」
シエスタは名残惜しそうに五ェ門の元を去る
そのころのルイズ
「おっほっほ、貴方の使い魔はこのキュルケ無しではいきてはゆけないのよ?」
「拙者、キュルケ殿にぞっこんでござる。」
「ゴエモン、私の靴をおなめ!」
ペロペロペロ
「やめてー!」
絶叫とともに目を覚ますルイズ
「はあ・・・はあ・・・最悪の目覚めだわ・・・」
部屋をみわたすルイズ
「ちょっとゴエ・・・・」
言いかけて昨日の出来事を思い出すルイズ
「(そうだったわ、ゴエモンは昨日私が・・・)」
ため息をつくルイズ
五ェ門が来てからというもの朝の決まった時間には起こしてくれていた。
しかし今朝は五ェ門はいない。
「(やっぱり、言いすぎだったのかしら・・・いや、いけないわ、いくら強いからって主人はあくまであたしなんだから!)」
気を引き締めるルイズ
扉をあけ、そそくさと食堂へ走るルイズ
入れ違いで五ェ門がルイズの扉を叩く
「(いない、か)」
そこへキュルケとタバサが現れる
「あらダーリン、おはよう」
「・・・・おはよう」
「うむ、二人ともおはよう、しかし何だそのだありんとは。」
くすっと笑うキュルケ
「それより昨日はごめんなさいね。」
おもったより素直な言葉を聞いた五ェ門
「もうよい、キュルケはもっと自分を大切にするんだな」
「あら、でもあきらめませんことよ?」
ニンマリわらうキュルケ
「(まったく、こりないな。)」
ふと、タバサがキュルケの前に
「タバサ、昨日の差し入れ、いたみいる。」
「いい・・・きにしないで。」
頬がわずかに赤らむタバサ
それをジト目で見るキュルケ
「あら、あたしの誘いを断った後でお二人は何かあったのかしら?」
ちょっとすねるキュルケ
「いや、いろいろあってハシバミ草の差し入れを頂いたのだ、これが美味でありがたかった。」
「・・・・ゴエモン、あなたハシバミ草たべれるんだ。」
「うむ、おかげで今朝は思いのほか目覚めはよかった」
驚く顔をするキュルケ
「そ、そう、じゃああたしたちは食堂いくから、またね~」
タバサをつれ食堂へ向かうキュルケ
「(あの二人はあんなに違う性格で仲がよいのだな。)」
ふと、五ェ門の脳裏に相棒二人の顔が浮かぶ
「(今頃ルパンと次元は何をしておるのだろうか。)」
ちょっとセンチになる五ェ門であった
食堂でさっさと食事を済ませたルイズ
「(なんでゴエモンは姿をあらわさないのかしら・・・・)」
あの律儀な五ェ門のことだから朝になればなんらかのアクションを起こすと思っていたが
微妙なすれ違いで肩透かしをくうルイズ
「いけない、今日の朝は秘薬に関する筆記試験だったわ!」
はっと気がつきそそくさといつもの教室へ向かうルイズ
「むう、試験中とは・・・」
今度こそルイズにきちんとお話しておこうとおもったのだが
いざ向かった教室には、「試験中につき立ち入りを禁ず」の張り紙
仕方が無く教室のエントランスにある椅子へ腰をかける
間もなく早く終わった生徒が何人か出てくる
「あ、あなたは・・。」
む?と顔を上げるゴエモン
「そなたは、昨日の・・・」
「モンモランシーですわ。」
「拙者は石川五ェ門と申す」
「あら、貴方のことはもう知ってるわ」
クスリと笑うモンモランシー
「昨日は、そのすまないことをした。」
首を振るモンモランシー
「あなたのせいではなくってよ。悪いのはギーシュなんですもの。」
すこし申し訳なさそうにする五ェ門
「あの後ね、私に謝ってきたわ。ひどい姿だったけど」
思い出すように笑うモンモランシー
「私、彼を許すことにしたわ」
ほう、と五ェ門
「だって、いつまで怒ってもしょうがないでしょ?それにあの日は私の香水をつけてくれたんだもの」
「(ううむ、拙者は香水は苦手なのだ。)」
と口には言わない五ェ門
「ただし、今後浮気は許さないっていう条件でね。」
ふっ、と五ェ門は笑う
「とにかく、彼は貴方にお詫びがしたいといっていたわ。」
「ほう、あれだけ痛めつけたのだから拙者をうらんでいるとおもったが。」
「あら、彼は仮にも誇り高き軍人貴族よ?第一そんなに狭量な男ならとっくに見捨てているわよ。」
ふふふと笑いながら五ェ門を見つめるモンモランシー
「私も貴方に感謝しているわ、ギーシュもちょっとはいい男になったし、浮気しないって誓ったし。」
「まあ、そういうことなら拙者からは仲良くやれというしかないな。」
「ふふ、ありがとう、じゃあ私はこれで失礼するわ。」
うむ、と五ェ門は頷きモンモランシーの後姿を見送る
――
「(ふう、やっと終わったわ~、魔法薬の試験はすこし苦手なのよね)」
まずまずの出来だと自負するルイズ
「(さて、ゴエモンはまっているかしらね?)」
そう扉をあけると
そこには楽しそうに談笑するモンモランシーと五ェ門の姿があった
にわかにルイズの怒りが沸点に達する
「な・・・なによ!なによなによなによ!キュルケの次はモンモン!?」
ギリギリと歯軋り
「なによなによ!あたしがおちこぼれだからって!使い魔にまでなめられるなんて!」
ボロボロと涙を流し始めるルイズ
モンモランシーを見送り扉に目をやると、そこには涙を流した鬼神が立っていた
「(何事が起きたのだ・・・)」
無言で五ェ門に近づくルイズ
「あんたなんて!あんたなんて!・・・ファイヤーボール!」
「むっ!」
バーン!
ギリギリで交わしたが至近距離の爆風を受ける五ェ門
先ほどまで座っていた椅子は粉々だ。
「くっ、待て!ルイズ!」
喚きながら走り去るルイズを追いかける五ェ門
ルイズは扉に鍵を閉め、ベッドにもぐりこむ
ドンドンと扉を叩く五ェ門
「うるさい!ゴエモンはどうせあたしのことばかにしてるんでしょ!」
涙声で叫ぶルイズ
埒が明かないと五ェ門は
「御免!」
キィン!キィン!
ガラガラ・・・
扉を切り倒しルイズのそばへ
「ルイズ・・・」
「こないで!なんなのよ!ほっといてよ!」
子供のように泣きじゃくるルイズ
立ち去ろうとしない五ェ門に当たるルイズ
「ばか!ばか!みんなあたしを馬鹿にするんだ!」
叩かれ続ける五ェ門
バシ!バシ!
何度も五ェ門の体を殴るルイズ
「ひぐっ!なんで・・・なにもしてこないのよう!」
一切抵抗しない五ェ門の態度にますます惨めになっていくルイズ
「なきたければ泣け、当たりたければ当たるがよかろう。」
だんだん五ェ門を叩くルイズの力は弱くなる
ふと五ェ門がルイズの頭をなでる
「拙者は必死で努力し食らい付くルイズを認めている、見捨てるわけがなかろう。」
ぐしゃぐしゃになった顔を上げるルイズ。
「じゃあ、なんで・・・なんでキュルケやモンモランシーなんかと・・ぐす・・なかよくしてるのよ!」
五ェ門は昨日からの出来事をきちんと説明する
だんだんとルイズの顔から怒りが消えていく
「と、いうわけだ。別に拙者はルイズをないがしろにしたわけではない。」
それに、と五ェ門
「お主はもっと自分に自信をもつのだ・・・だが辛くなったとき、泣ける時に泣くがよい、世の中泣くことも叶わぬ事もあるのだからな。」
ルイズは大声で泣いた
「うわああああああん!」
ルイズが人の胸の中で泣くなんて何年振りの出来事だろうか。
慈愛に満ちた目でルイズを見る五ェ門
そうしてルイズが泣き疲れて寝るまで五ェ門は懐を貸すのであった。
ルイズと五ェ門がすこし近くなった、そんな日の出来事
つづく
後日談―
次の日、学院から通達があった
―エントランスの椅子と寮の部屋の扉を弁償してね(ハート)
オールド☆オスマン―
次の日、五ェ門はあまり睡眠を取れなかったが爆破された場所の掃除をしているのであった
#navi(ゼロの斬鉄剣)
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ゼロの斬鉄剣 5話 ―泣き虫(クライベイビィ)・ルイズ 後編―
早朝
いつもより若干早く目を覚ます五ェ門、ハシバミ草の効能のおかげで肌寒いものの
風邪は引かなかったようだ。
「さて、とりあえず洗濯をいたそう。」
さすがにルイズの洗濯物は無いので今日は五ェ門の胴衣のみだった
シエスタが五ェ門に声をかけたのは既に洗濯が終わり焚き火で干しているときのことであった
「おはようございます、ゴエモンさん。」
おお、と振り向く五ェ門
「おはよう。昨日は馳走を頂き感謝している。」
くすっと笑うシエスタ
「いいえ、まさかゴエモンさんの故郷と曽祖父の故郷が一緒だったなんて。」
なるほど、そういわれればこの黒い髪と黒い瞳、どおりで日本人を感じさせるわけだと五ェ門は納得する。
「ところで、今日はミス・ヴァリエールの洗濯物はないんですか?」
うっと顔が引きつる五ェ門
「ああ、面目の無い話だがルイズと喧嘩になってな・・・」
「まあ、どうしてですか?」
「話すのも恥ずかしい理由なのだ、捨て置いてくれまいか。」
心配そうに顔を歪めるシエスタ
「まあ、早く仲直りできるといいですね。」
「うむ、拙者の不注意でルイズを怒らせてしまったのであるからそういたすつもりだ。」
「がんばってくださいね、ゴエモンさん。」
シエスタは名残惜しそうに五ェ門の元を去る
そのころのルイズ
「おっほっほ、貴方の使い魔はこのキュルケ無しではいきてはゆけないのよ?」
「拙者、キュルケ殿にぞっこんでござる。」
「ゴエモン、私の靴をおなめ!」
ペロペロペロ
「やめてー!」
絶叫とともに目を覚ますルイズ
「はあ・・・はあ・・・最悪の目覚めだわ・・・」
部屋をみわたすルイズ
「ちょっとゴエ・・・・」
言いかけて昨日の出来事を思い出すルイズ
「(そうだったわ、ゴエモンは昨日私が・・・)」
ため息をつくルイズ
五ェ門が来てからというもの朝の決まった時間には起こしてくれていた。
しかし今朝は五ェ門はいない。
「(やっぱり、言いすぎだったのかしら・・・いや、いけないわ、いくら強いからって主人はあくまであたしなんだから!)」
気を引き締めるルイズ
扉をあけ、そそくさと食堂へ走るルイズ
入れ違いで五ェ門がルイズの扉を叩く
「(いない、か)」
そこへキュルケとタバサが現れる
「あらダーリン、おはよう」
「・・・・おはよう」
「うむ、二人ともおはよう、しかし何だそのだありんとは。」
くすっと笑うキュルケ
「それより昨日はごめんなさいね。」
おもったより素直な言葉を聞いた五ェ門
「もうよい、キュルケはもっと自分を大切にするんだな」
「あら、でもあきらめませんことよ?」
ニンマリわらうキュルケ
「(まったく、こりないな。)」
ふと、タバサがキュルケの前に
「タバサ、昨日の差し入れ、いたみいる。」
「いい・・・きにしないで。」
頬がわずかに赤らむタバサ
それをジト目で見るキュルケ
「あら、あたしの誘いを断った後でお二人は何かあったのかしら?」
ちょっとすねるキュルケ
「いや、いろいろあってハシバミ草の差し入れを頂いたのだ、これが美味でありがたかった。」
「・・・・ゴエモン、あなたハシバミ草たべれるんだ。」
「うむ、おかげで今朝は思いのほか目覚めはよかった」
驚く顔をするキュルケ
「そ、そう、じゃああたしたちは食堂いくから、またね~」
タバサをつれ食堂へ向かうキュルケ
「(あの二人はあんなに違う性格で仲がよいのだな。)」
ふと、五ェ門の脳裏に相棒二人の顔が浮かぶ
「(今頃ルパンと次元は何をしておるのだろうか。)」
ちょっとセンチになる五ェ門であった
食堂でさっさと食事を済ませたルイズ
「(なんでゴエモンは姿をあらわさないのかしら・・・・)」
あの律儀な五ェ門のことだから朝になればなんらかのアクションを起こすと思っていたが
微妙なすれ違いで肩透かしをくうルイズ
「いけない、今日の朝は秘薬に関する筆記試験だったわ!」
はっと気がつきそそくさといつもの教室へ向かうルイズ
「むう、試験中とは・・・」
今度こそルイズにきちんとお話しておこうとおもったのだが
いざ向かった教室には、「試験中につき立ち入りを禁ず」の張り紙
仕方が無く教室のエントランスにある椅子へ腰をかける
間もなく早く終わった生徒が何人か出てくる
「あ、あなたは・・。」
む?と顔を上げるゴエモン
「そなたは、昨日の・・・」
「モンモランシーですわ。」
「拙者は石川五ェ門と申す」
「あら、貴方のことはもう知ってるわ」
クスリと笑うモンモランシー
「昨日は、そのすまないことをした。」
首を振るモンモランシー
「あなたのせいではなくってよ。悪いのはギーシュなんですもの。」
すこし申し訳なさそうにする五ェ門
「あの後ね、私に謝ってきたわ。ひどい姿だったけど」
思い出すように笑うモンモランシー
「私、彼を許すことにしたわ」
ほう、と五ェ門
「だって、いつまで怒ってもしょうがないでしょ?それにあの日は私の香水をつけてくれたんだもの」
「(ううむ、拙者は香水は苦手なのだ。)」
と口には言わない五ェ門
「ただし、今後浮気は許さないっていう条件でね。」
ふっ、と五ェ門は笑う
「とにかく、彼は貴方にお詫びがしたいといっていたわ。」
「ほう、あれだけ痛めつけたのだから拙者をうらんでいるとおもったが。」
「あら、彼は仮にも誇り高き軍人貴族よ?第一そんなに狭量な男ならとっくに見捨てているわよ。」
ふふふと笑いながら五ェ門を見つめるモンモランシー
「私も貴方に感謝しているわ、ギーシュもちょっとはいい男になったし、浮気しないって誓ったし。」
「まあ、そういうことなら拙者からは仲良くやれというしかないな。」
「ふふ、ありがとう、じゃあ私はこれで失礼するわ。」
うむ、と五ェ門は頷きモンモランシーの後姿を見送る
――
「(ふう、やっと終わったわ~、魔法薬の試験はすこし苦手なのよね)」
まずまずの出来だと自負するルイズ
「(さて、ゴエモンはまっているかしらね?)」
そう扉をあけると
そこには楽しそうに談笑するモンモランシーと五ェ門の姿があった
にわかにルイズの怒りが沸点に達する
「な・・・なによ!なによなによなによ!キュルケの次はモンモン!?」
ギリギリと歯軋り
「なによなによ!あたしがおちこぼれだからって!使い魔にまでなめられるなんて!」
ボロボロと涙を流し始めるルイズ
モンモランシーを見送り扉に目をやると、そこには涙を流した鬼神が立っていた
「(何事が起きたのだ・・・)」
無言で五ェ門に近づくルイズ
「あんたなんて!あんたなんて!・・・ファイヤーボール!」
「むっ!」
バーン!
ギリギリで交わしたが至近距離の爆風を受ける五ェ門
先ほどまで座っていた椅子は粉々だ。
「くっ、待て!ルイズ!」
喚きながら走り去るルイズを追いかける五ェ門
ルイズは扉に鍵を閉め、ベッドにもぐりこむ
ドンドンと扉を叩く五ェ門
「うるさい!ゴエモンはどうせあたしのことばかにしてるんでしょ!」
涙声で叫ぶルイズ
埒が明かないと五ェ門は
「御免!」
キィン!キィン!
ガラガラ・・・
扉を切り倒しルイズのそばへ
「ルイズ・・・」
「こないで!なんなのよ!ほっといてよ!」
子供のように泣きじゃくるルイズ
立ち去ろうとしない五ェ門に当たるルイズ
「ばか!ばか!みんなあたしを馬鹿にするんだ!」
叩かれ続ける五ェ門
バシ!バシ!
何度も五ェ門の体を殴るルイズ
「ひぐっ!なんで・・・なにもしてこないのよう!」
一切抵抗しない五ェ門の態度にますます惨めになっていくルイズ
「なきたければ泣け、当たりたければ当たるがよかろう。」
だんだん五ェ門を叩くルイズの力は弱くなる
ふと五ェ門がルイズの頭をなでる
「拙者は必死で努力し食らい付くルイズを認めている、見捨てるわけがなかろう。」
ぐしゃぐしゃになった顔を上げるルイズ。
「じゃあ、なんで・・・なんでキュルケやモンモランシーなんかと・・ぐす・・なかよくしてるのよ!」
五ェ門は昨日からの出来事をきちんと説明する
だんだんとルイズの顔から怒りが消えていく
「と、いうわけだ。別に拙者はルイズをないがしろにしたわけではない。」
それに、と五ェ門
「お主はもっと自分に自信をもつのだ・・・だが辛くなったとき、泣ける時に泣くがよい、世の中泣くことも叶わぬ事もあるのだからな。」
ルイズは大声で泣いた
「うわああああああん!」
ルイズが人の胸の中で泣くなんて何年振りの出来事だろうか。
慈愛に満ちた目でルイズを見る五ェ門
そうしてルイズが泣き疲れて寝るまで五ェ門は懐を貸すのであった。
ルイズと五ェ門がすこし近くなった、そんな日の出来事
つづく
後日談―
次の日、学院から通達があった
―エントランスの椅子と寮の部屋の扉を弁償してね(ハート)
オールド☆オスマン―
次の日、五ェ門はあまり睡眠を取れなかったが爆破された場所の掃除をしているのであった
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