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  • ゼロのアトリエ-32

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロのアトリエ-32

最終更新:2010年11月24日 18:25

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  • ゼロのアトリエ


倒れ伏した少女二人を、見つめるものが二人。
「わが娘がまさか、虚無の担い手とは…」
高貴さを身に纏った紳士が、深い動揺を強い意志で覆い隠して呟く。
倒れ伏したうちの一人、黒髪の少女の手を取り、『固定化』のルーンを唱え、発現する。
「財務監督官殿、これは…」
心配そうな声で話す老齢の剣士に、財務監督官と呼ばれた男は動揺のかけらさえも見せずに説明した。
「『固定化』の応用です。これで全てを…そう、全てをなかった事にできるでしょう」
そう言った彼の視線と、剣士の視線が絡まり合い、無限とも思えるほどの時が流れ…
やがて、剣士は黒髪の少女を背負うと、財務監督官の脇を通って、ゆっくりと歩き出した。
「ミセス・エスメラルダ」
その背中に、声がかかる。
「願わくは…願わくは、娘達の『虚無』の力が振るわれることの無い様、願っております」
エスメラルダは歩を止めることなく、確かな声で答えた。
「願わくは、娘達の生涯が平和のうちに過ぎ去るよう…」
大国の財務監督官と、外国の剣士。二人の生涯は二度と交わることなく過ぎ去ることになる。
だが、その娘達は。娘達の生涯は今まさに交錯し、物語の幕を開ける。
それは誰もが知り、誰も信じない。
ハルケギニアの正義、愛、友情…全てを表す、そんな物語。


ゼロのアトリエ 32 ~イーヴァルディの勇者~


南の森に逃げれば安全だ。タルブの村人誰もがそう考えていたが、その希望は儚くも打ち砕かれた。
略奪に乗り遅れたアルビオン兵が隊伍を組んで、南の森に向かうのを見たものがいたのだ。
村人は一気に恐慌状態となり、なりふりかまわず自分が安全と思う場所、自分だけが見つけていた最後の場所に向かう。
普段人の入らぬ森の中、村人達はたやすく互いを見失い、また、互いの立てる音に対して疑心暗鬼に陥り…
一人、また一人と孤立して、悲鳴だけを残して消息を絶つ。
混乱の中、家族とはぐれてしまったシエスタは、やはり自分が考えていた最後の隠れ場所…
祖母の使った廃屋へと足を向ける。確実に隠れられるという合理性よりも、
何だか安心できるという非合理の方が、今のシエスタには必要だったから。
「ここなら絶対大丈夫…大丈夫だから…」
自らに言い聞かせるようにそう呟いて、廃屋に足を踏み入れたシエスタが見たのは、あまりにも意外な客。
そこにいるはずのない人外の存在が、部屋の片隅に鎮座している。

「よう」
ヴィオラートの背にあるはずのデルフリンガーが、状況と比べるとあまりにも軽すぎる挨拶を発した。

「相棒を『忘れて』いくなんてひどいと思わねえか?」
ちっとも深刻に聞こえない、演技臭い調子でうそぶくデルフリンガーに、
シエスタは思わずいつもの調子で問いかける。
「あ、あの…ここで、何をしてらっしゃるんですか?まさか本当に、忘れられて…」
「あいつはよお、何考えてんだかわかんねえが、俺様を本気で忘れるほど間抜けだとも思えねえ」
「だから、何か意味があるんだろうよ。俺様が今ここにあることによ」
それだけ言うとデルフリンガーにしては珍しく、黙り込んだ。
シエスタはデルフリンガーと話したことで少し冷静になり、デルフリンガーの脇に座り込むと、
自分の果たすべき役割について思いを巡らせた。自分には魔法など使えないし、祖母のような強さもない。
ただ、メイドとして学院にいただけで、できることといえばヴィオラートに教わった錬金術、
それも何時間もかけてようやく魔法のケーキを作り出せるだけ。今ここでシエスタにできることは…多分ない。
大切な家族の命を守ることさえできない、無力な平民。それがシエスタの全てだ。

でも、こんな自分でも、デルフリンガーを確保して略奪から守ることぐらいはできるかもしれない。
ほんの少しの善意から、シエスタは何気なく、本当に何気なくデルフリンガーに手を伸ばし、掴む。
緊張が抜けていなかったのか、弾みで、勢いよくデルフリンガーが抜き放たれた瞬間――

シエスタの左手が輝き、何かが…手の甲を覆っていた何かが吹き飛ぶ。
その下には、虚無のルーンが。虚無の使い魔たる証の、ガンダールヴのルーンが描かれていた。
柄の部分を、おそらくはあんぐりと開けて、デルフリンガーは思わず叫んだ。
「これは…そうか、『固定化』か!それに…もう一つ虚無の…」
デルフリンガーは少し間をおくと、ようやく思い当たってもう一度、叫ぶ。
「『忘却』だな!おでれーた!全部忘れてたってわけだ!」
ようやく本来の『使い手』を見つけたデルフリンガーはおおはしゃぎでシエスタを煽る。
「そうか、あいつはこれを見越してたってわけか!とんだ策士だ!いや、錬金術師か?どっちでもいいけどな!
嬢ちゃん!お前さんには戦う力がある!さあ、俺を使いな!ガンダールヴ!あいつらやっちまおうぜ!」
しかし。しかしシエスタはそれには答えず、デルフリンガーを抱えて、震え始めた。
「嬢ちゃん?」
「私…戦いなんてできません!な、何かの間違いなんです、こんな私が、伝説の使い魔だなんて…」
それだけ言うと、シエスタは廃屋の隅にちぢこまって、あたりの木片や枯れ草で自分を覆い始めた。
「そうか。手前が戦わねえってんなら仕方ねえ、このまま隠れるとするさ。何しろほれ、
いくら伝説って言っても俺様しょせん剣だからな。『使い手』様には逆らえんよな」


二人の会話はそこで途切れ、静まり返った廃屋に、外からの微かな音が容赦なく響き渡る。
幼い子供のかすかな悲鳴。どこかの民家が消失し、崩れ去る音。
アルビオン兵の下卑た歓声と、村人の慟哭。
何かを懇願する泣き声と、それに続く断末魔の叫び―――
「いや…いや…」
シエスタは悲惨な現実から逃げるように頭を振りながら、顔を伏せた。
廃屋の隅に丸まってすすり泣くシエスタに、デルフリンガーは淡々と、穏やかな声で語りかける。
「なあ嬢ちゃん。逃げたって変わんねえのさ。いや、逃げたら最悪の結果が出るのを待つだけになるぜ」
シエスタはゆっくりと顔を上げて、泣きはらした目をデルフリンガーに向けた。
「ぶっちゃけ、あいつらは村の奴らの命なんてどうも思ってねえからな。やべえって言やあ、村人全員だな。
最悪全滅だ。もちろん、嬢ちゃんも含めての話ね、これ」
シエスタの顔が、絶望に覆われて深く沈みこむ。しかし、デルフリンガーは構わずに先を続ける。
「そりゃ恐えよな、命張るんだからよ。できりゃ戦いたくねえってなあそりゃ真理だ」
シエスタは暗い顔をしたまま、しかし、デルフリンガーの話の続きを待って、わずかに顔を上げた。
「俺の昔の相棒だって、そりゃ逃げたこともあったよ。かなわねえ相手に考えもなく突っかかるなんざ、
馬鹿のする事だってさんざん愚痴こぼしてたのは俺自身だよ。逃げるのは、悪いことじゃねえと俺も思うよ」
デルフリンガーはそこで間をおくと、声のトーンを徐々に上げる。
「でもな。馬鹿がいねえと何も始まらんのさ。ただ強え奴が、好き勝手するだけになっちまう」
シエスタの顔が徐々に上を向いて、その瞳に、わずかな光がともりはじめた。
ついに大声になって、デルフリンガーは叫ぶ。
それは彼とその相棒が、場所を変え、時を変え、役者を変え…繰り返し見てきたこと。
長い時を過ごしたデルフリンガーが悟った、彼の真理。
「戦える奴の後ろには、いつだって守りたい奴がいるんだよ!」
「!」
「手前には、守りたい奴はいねえのか!?命賭けても守りてえ、命賭けるに値する、大切な奴は!
それとも、命を賭けるに値しねえか?手前の命の方が価値が高いか?手前の育った、村の全てよりよ!!」
その説教が。デルフリンガーの、全てを賭けた説得が、ようやくシエスタの心に変化をもたらした。
シエスタは立ち上がり、自分を覆っていたみじめな木片と枯れ草を振り払うと、凛とした顔で言い放つ。
「…私なら、勝てるんですね?祖母のように戦って、村を救えるんですね?」
「そうだ、戦に勝つのはあの錬金術師がやってくれる。でもな、今この村を守れるのは、手前ぇだけしかいねえ」
シエスタは決意を込めて立ち上がり、窓から漏れる怒号、叫び、悲鳴…全てを跳ね返すような強靭な声で誓う。
「村の全て…それで私は命を賭けます、賭けられます!」

シエスタは廃屋に駆け込んだ時とは様変わりした足取りで扉の前に立つと、デルフリンガーを一閃し、
閉じられた扉を切り放った。外に出て、素早く辺りを見回す。
一、二、三…ちらりと確認しただけで、森の中に十を超えるアルビオン兵が見える。
シエスタは怯え、思わず震えを抑えきれなくなるが…村の人の、家族の、そして…祖母の笑顔を想い、
その震えを無理矢理に押さえ込むと、動揺を隠した声でデルフリンガーに尋ねた。
「デルフリンガーさん。信じて…いいんですね?」
「おう、俺にまかせときな。何しろほれ、俺様伝説だしな。最初はほれ…あいつらなんてどうでえ?」
その先には、『戦利品』片手に談笑しているアルビオン兵三人が見える。
「三人…いえ、その、最初はもっとその…お手軽なところから行ったほうがいいんじゃないかと…」
伝説といえど、さすがに三人のメイジを相手にするのはきついんじゃなかろうか?
シエスタの不安を、デルフリンガーは軽く笑い飛ばすと、自信を持って予言した。
「でえーじょうぶだって。何、お前さんなら一瞬でカタぁつけられるぜ?ほれ、あるだろ?
ガキの頃憧れてたあの技やらその技やらなんかよ?」
「…使えるんですか?」
憧れて見ていただけなのに、この剣は、シエスタにもその技が使えると言ってのけたのだ。
「え?ああ、そうだぜ、どんな技でも、俺様が使えるように補助してやるぜ?」
実は、デルフリンガーは適当に、シエスタに自信を付けさせようとほらを吹いただけなのだが…
その嘘が、シエスタに絶対的な自信を与えた。あの技が…自分に使えるなら。

祖母の技が使えるのなら、兵士の十や二十はものの数ではない。


「…おい、嬢ちゃん?」
シエスタの異変に気付いたデルフリンガーは、思わずそう問うたが…
その時既に、シエスタはデルフリンガーを上段に構え、人間を超越した迅さで駆け出していた。

アルビオン兵三人は、そんなシエスタを見ても真剣に反応せず、ただの村娘と侮り、
適当に魔法を詠唱して黙らせようとした。
しかし。その魔法は全てシエスタの構えた剣に打ち消される。
そこまで来て彼らは初めて不可解な顔を浮かべ、次いで真剣さを取り戻して距離をとろうと試みたが…
全ては手遅れだった。

見える。三人をつなぐ線、全てをなぎ倒す多対一の間合い…
「メル…ブリッツ!」
まさに迅雷、そう表現するしかない剣閃が通り抜けた後に。
あわれなアルビオン兵三人が、同時にくず折れる。
太陽は既に傾き始め、森の中は午後の日差しに覆われていた。

その森を見下ろす岩棚に、ただじっと辺りを見やる人影が二つ。
アルビオン軍から隠れながら移動を続け、今ようやくタルブに到着したルイズとヴィオラートがいた。
「ねえ、ヴィオラート。こんな所で何をしようって言うの?」
「まだ…もう少し。ルイズちゃんが全てを決める時が、必ず来るから」
何度も繰り返されたヴィオラートの曖昧な説明にルイズは不承不承頷き、
即席のテーブルに置かれた『始祖のオルゴール』と『カリヨンオルゴル』を撫で回す。
その二人はただそこで、その時が来るのを待ちつづける。

マチルダ・オブ・サウスゴータが森の中で目にしたものは、
左手を光らせた剣士が、一人、また一人とアルビオン兵を屠る姿だった。
(お友達は、左手にルーンが…)
平民、黒髪、そして左手に描かれたルーン。
こんな偶然があるものか、助けようと思っていた平民の中にティファニアの『お友達』がいて、
その『お友達』が目にも止まらぬ速さでメイジたちを倒し続けて…
シエスタの動きを追ったマチルダの視界の隅に、銃を構える兵士の姿が映る。
貴族のプライドを捨ててでもシエスタを仕留めるつもりか。…今さら。
マチルダは反射的に『錬金』を唱え、シエスタを狙う銃を土くれに変成させた。
「ミス…?」
シエスタは訝しげに振り返り、その瞳にかつての知己『ミス・ロングビル』の姿を映す。
フーケ騒動の後、いつのまにか消えていた…
後になって噂を聞いただけのシエスタにはそうとしか感じられなかった『ミス・ロングビル』が、
何故こんな所で錬金を唱えているのだろうか?
「ああもう!もっと派手に登場するつもりが…習慣ってのは怖いもんだね」
マチルダはそれだけ言って、シエスタの死角をカバーするように背を合わせた。
「とりあえず、今は味方だ!いいね!」
「はい!」
たしかに、シエスタも「フーケ」の噂は聞いたが、
シエスタにとって、それはまるで絵空事のような出来事であった。
シエスタが接したのは、『ミス・ロングビル』の姿だけ。「フーケ」を確認した事は、一度もない。
だから、シエスタはフーケに対してのわだかまりを全く持っておらず、
持っていなかったので、あっさりと共闘に同意した。
最強の前衛、ガンダールヴの力を限界以上に引き出したシエスタと、
それを補佐する後衛、まがりなりにもトライアングルのマチルダ・オブ・サウスゴータ。
二人はがっちりと絡み合い、タルブの森を駆ける。
その前には常に敵を捉え、捉えられた敵は数瞬を置かずに倒れ伏し、
シエスタを捉えようとした兵器は一瞬にして土くれへと変わる。


一人を墜とす度にその精度は完成形を超え、やがてそれは事実上の戦線となってアルビオン兵を食い止める。
散り散りになっていた村人たちが、始めは恐る恐る、やがて堂々とシエスタの後に集い出した。

「いいぞ!いいぞ相棒!そう!その調子だ!思い出したぜ!」
村を守りたい。自分の血が沸き立つのを感じる。
「俺の知ってる『ガンダールヴ』もそうやって力を溜めてた!いいか相棒!」
左手の虚無のルーンが、歓喜に打ち震えるように輝きを増した。
「『ガンダールヴ』の強さは心の震えで決まる!怒り!悲しみ!愛!喜び!」
まるで生まれる前から知っていたように、体が動く。
「なんだっていい!とにかく心を震わせな、俺のガンダールヴ!」
習った事のない…受け継がなかったはずの剣技が、シエスタを導き。
「忘れるな!戦うのは俺じゃねえ!俺はただの道具に過ぎねえ!」
封印された、いや、使われなかった血の記憶が解き放たれる。
「戦うのはお前だ!ガンダールヴ!お前の心の震えが、俺を振る!」
森の木々の間を抜けて、空に、巨大なグリフォンが舞い上がった。
ワルドより下賜された…ワルドのグリフォンに乗った兵士が、空からの奇襲を試みたのだ。
だが。この期に及んで彼は、貴族と平民という概念に囚われていたのであろう。
平民は貴族にかなわない…その根拠のない傲慢な判断が致命的ミスとなった。
シエスタを敵と認めていれば、正面から突っ込むという愚策をとることはなかったろうに。

シエスタは横薙ぎに剣を構え、遥か過去の記憶を呼び覚ます。
祖母がシエスタの前で一度だけ見せた必殺剣。いつか使えたらいいと、幼き心に刻み込んだ憧憬。

剣聖グレイデルグが編み出せし究極の剣技、その子孫の血の中に眠る―――


「アイン、ツェル…カンプ!!」


交錯。
そして。

巨大なグリフォンが、轟音と共にシエスタの背後に墜落した。
木々を巻き込み、無謀なる騎乗者と共に迎えたその最後の戦いはあまりにも哀れで、滑稽で、

そして、美しかった。


その光景を目の当たりにした村人たちの間に、ある一つの幻想が浮かぶ。
誰もが知り、そして誰もが信じない。ありえないはずの奇跡。

「……イーヴァルディ……」
誰かが、そう囁いた。
「イーヴァルディの、勇者だ」
そう呟いた。

幻想は燎原の炎となり、それを信じたい者達の間を駆け巡る。
新たなるイーヴァルディの伝説が、生まれようとしていた。

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