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つかいま1/2
...と表記) つかいま1/2 第一話 使い魔が来た つかいま1/2 第ニ話 ルイズの秘密 つかいま1/2 第三話 男なんか大嫌い つかいま1/2 第四話 断じて認めん つかいま1/2 第五話 決闘! 乱馬対ギーシュ つかいま1/2 第六話 土くれのフーケ つかいま1/2 第七話 土くれを捜せ つかいま1/2 第八話 魔剣デルフリンガー つかいま1/2 第九話 ルイズと姫様 つかいま1/2 第十話 格闘! 舞踏会 つかいま1/2 第十一話 シエスタの危機 つかいま1/2 第十二話 人魚の肉 つかいま1/2 第十三話 港町ラ・ロシェール -
つかいま1/2 第五話 決闘! 乱馬対ギーシュ
「決闘だ!! おさげの男、貴様に決闘を申し込む!!」 突然現れたギーシュに、ルイズと乱馬は大混乱する。 「なっ……だから誤解っていうか、俺は男、じゃねぇ女で……! ええいややっこしいっ、水さえあればっ」 「わ、私のせい? えと、あの、ごめんランマ、いやだからギーシュ、これはね」 「ルイズ! そのよーなふしだらな男女交際、この僕が許さんっ!」 「黙れ変態! あんたが何股かけてモンモランシーを呆れさせてると思ってるのっ! しかも男女交際って、ギーシュがやってるのはストーキングと、おごりのデートと交換日記ぐらいじゃない」 「なになに? 決闘?」「げっ、ルイズの部屋に裸の男とギーシュがっ?!」「なにいっ!? 許しがたいぞっ」 「きゃっ、男の人の裸だわっ」「押すな押すな」「わいわい、がやがや」「おせんにキャラメルいかぁっすかー」 っっておい、いき... -
ゼロの黒魔道士-05
前ページ次ページゼロの黒魔道士 …ルイズおねえちゃんのために、がんばろうって思ってたんだ… …それなのに… 「…よろしい、ならば決闘だっ!!」 …どうしてこんなことになったのかなぁ…? 「え、え、け、決闘!?」 …使い魔って、ホントに大変だなぁ… ―ゼロの黒魔道士― ~第五幕~ローズ・オブ・ギーシュ …教室のお掃除も終わって(高いところは2人とも背が届かなかったから諦めたけど)、 また食堂に来たんだ…そしたら、ルイズおねえちゃんがこう言ったんだ… 「あ、朝は少なかったでしょうから、昼は厨房でまかないでももらって食べなさい!ちょっと、そこのメイド!」 「あ、はい!なんでございましょうか?」 …あ、シエスタだ…すごいなぁ…ずっと働いてるんだろうけど、笑顔のまんまだ… 「私の使い魔に厨房のまかないでも食べさせてあげなさい!…ビビ、ちゃんとお礼... -
zeropon!-05
前ページ次ページzeropon! 第五話 撃滅!青銅のギーシュ! 「な、なんだね君たちは!?」 じいっと、自分を見つめる幾つもの目がルイズの使い魔だと気づいたギーシュ。 「ふ、ふはは。なんだね?よ、よく見れば『ゼロ』、君の使い魔じゃあないか。さっさとこいつらと一緒に魔法の練習でも…」 「黙りなさい」 いつの間にかメデンがルイズの隣にいた。そして彼女もまたギーシュをまっすぐと見据えていた。 「…なん!き、貴様!貴族に対して…」 「黙れ、言ったのですこの『金髪豚野郎』」 メデンの言葉に周りが凍りつく。貴族に逆らう、平民がこれをやれば反逆とみなされその場で殺されても文句が言えないのだ。ましてや使い魔が、である。メデンの言葉に固まっていたギーシュは突然高笑いをあげた。 「く、くはははは、まったく『ゼロ』のルイズが呼んだだけあって、躾のなっていない使い魔だ... -
デュープリズムゼロ-05
前ページ次ページデュープリズムゼロ 第五話『ギーシュからの挑戦』 「ぶへぇ……この僕を足蹴にするとは…」 観衆の中、ミントの跳び蹴りによって無残にも食堂の端にまで吹っ飛ばされたギーシュがヨロヨロと起き上がり鼻血を拭ってミントを睨む… 「…君は確か…ゼロのルイズが召喚した平民の使い魔だったね。フフフ…成る程…流石は平民、 子女でありながら気品の欠片も無いまさに蛮行と呼ぶに相応しい振る舞いだ。」 だいぶミントの蹴りが答えているのだろう。ギーシュは足をガクガクと震わせながら精一杯の強がりと共に再び他の生徒達に囲まれた騒動の中心まで何とか歩いて来ると胸元から取り出した造花の薔薇の杖をミントに突きつける。 「このギーシュ・ド・グラモンいかに君が女性とて君の無礼な振るまい許すつもりは無い!!覚悟したまえ!!」 「シエスタ、大丈夫?あんた全然悪くな... -
Persona 0-05
前ページ次ページPersona 0 Persona 0 第五話 まっすぐにギーシュに向かって杖を突きつけルイズはそう宣言する。 ギーシュはもはや瀕死、だがルイズにはもうペルソナの魔法を使うだけの精神力は残されていなかった。 使えるのは系統魔法、いや系統魔法ですらない失敗魔法だけ。 対して、盾のなかでギーシュは苦しそうに喘いでいるがそれを構える戦乙女は未だ健在。 その青銅の剣の一撃はペルソナでガード出来ない今の状態では当たり所によっては十分致命傷に成り得る。 敵に対峙した状態でルイズはふと考える。 なぜこんなに傷だらけになり、友人と己の命を天秤に掛けてまでこんな場所で決闘まがいのことをしているのか? 心の奥を探ってみれば答えはすぐに見つかった。 「助けられるの私たちしかいないじゃない」 ただの女たらしのクラスメートだが、なにも死... -
ゼロの氷竜-15
前ページ次ページゼロの氷竜 ゼロの氷竜 十五話 ルイズは、自らの使い魔に質したいことがいくつもあった。 なぜ決闘を後押しするようなことをいったのか。 見物人を退けた意図はいかなるものか。 手の怪我は大丈夫なのか。 不安げな表情を浮かべたまま、主は使い魔の名を呼ぶ。 「ブラムド……」 あとの言葉は、ブラムドの人差し指に阻まれる。 眉根の皺を深くしながら、ルイズはブラムドの顔を見上げた。 視線の先で、思わせぶりに周囲を見渡すブラムドの瞳がある。 そっと、ルイズの肩に手が乗せられた。 「あとでも、いいでしょ?」 ルイズの不安をはらうように、キュルケは微笑みながらそれだけを言った。 わずかに、ルイズの肩から力が抜ける。 その様子を見たシエスタは、驚きを隠せなかった。 なぜならその相手は、今までルイズが毛嫌いしていたキュルケであったから。 つい先刻... -
狂蛇の使い魔-05
前ページ次ページ狂蛇の使い魔 第五話 浅倉が広場を後にした、ちょうどその頃。 本塔最上階の学院長室では、魔法によって映し出された広場の光景に、二人の人物が見入っていた。 「オスマン殿、やはり彼は……」 「……概ね間違いはないじゃろう。」 一人は、サモン・サーヴァントの際にルイズたちの監督をしていた、禿げた頭が特徴のコルベールという男。 もう一人、コルベールにオスマンと呼ばれたその人物は、白い髪に白い口髭の年老いた男。 彼こそが、この学院の学院長である。 そんな二人が、なぜこんなことをしているのか。 それは、ギーシュと浅倉が決闘を始める少し前。 コルベールが慌てて学院長室に入ってきたのが始まりである。 コルベールが手にしていたのは、珍しい形のルーンが描かれた一枚のスケッチ。 サモン・サーヴァントの... -
使い魔のゼロ 第五話
第五話 体開く戦士 ルイズが広場にたどり着いたとき、彼女の目に飛び込んできたのは 無謀にもワルキューレの群れへ突っ込んでゆくゼロの姿だった。 そのときの気持ちは将来消えずに残るだろうというほどの後悔、罪悪感、絶望であった。 自分で呼び出した使い魔、これから先長い時間をともに過ごすパートナーである彼を自らが突き放した。 そしてその結果、ゼロは青銅の人形達の槍に串刺しとなるのだ。 が、それはルイズの描いた彼女のこれまでの経験と常識の描いた想像でしかなかった。 現実に破壊され地面に転がっていたのはワルキューレのほうだった。 そして次の数瞬には全てのワルキューレが両断されていた。 よく見ると今破壊したもの以外にもいくつかの残骸が転がっている。 自分が来る前にすでに戦いは始まっていたようだった。 ワルキューレを失ったギーシュにゼロが近づき彼の杖... -
使い魔の達人-05
前ページ次ページ使い魔の達人 「ふん。使い魔風情が、この僕に謝れ…だと?」 ある春の日の昼下がり。トリステイン魔法学院内、ヴェストリの広場。 人垣の中で、カズキはギーシュに指を突きつけながら、頷いた。 「ああ。お前だけじゃない。この場で今、ルイズを『ゼロ』って言ったやつ。ルイズを笑ったやつ。ルイズに謝れ」 辺りを睨め付けながら、そう続ける。当のルイズは、わけがわからなくなった。 「ちょ、ちょっとあんた!自分が何言ってるのかわかってんの!?」 ルイズは詰め寄った。カズキは良いから、とそれを制した。何が良いからよ。ルイズは混乱した。 確かに『ゼロ』と蔑まれるのは悔しい。悔しいがしかし、その同情だけでここまでのことをやらかすなんて、まず思わない。 「ふん、実に主人思いの使い魔じゃないか。良かったなルイズ」 鼻を鳴らしてギーシュが言う。 「さて使い魔君... -
暗の使い魔-05
前ページ次ページ暗の使い魔 教室の修繕が終わり、使い魔と別れたルイズは、ややあってアルヴィーズの食堂にて食事を取っていた。 今のこの時間、生徒達のほぼ全員はアウストリの広場に集まり、使い魔との交流を図っている。 食堂に残っている生徒はまちまちであった。 そんな空間で、ルイズは先程の官兵衛とのやりとりを思い出しながら、一人寂しく食事を口に運ぶ。 「はぁ……」 ひとりでに、ため息が漏れる。 先程は、官兵衛の言い方が酷かったとはいえ、彼を思いっきりひっぱたいて去ってしまった。 思えば、官兵衛は官兵衛なりに自分を励まそうとしてくれたのだろう。 自分なんてなんの役にも立たない。そう言ったルイズにそうでもない、と答えてくれた。 それでも、瓦礫撤去を引き合いに出した言い様は流石に許せなかったが。 おかげで大分感情的になって、あんなことをしてしまった。 ルイズは今になっ... -
薔薇乙女も使い魔 5-2
back/ 薔薇乙女も使い魔menu/ next 「それで、結論を言ってくれんかの。ミスタ・コルベール」 所変わって、ここは本塔最上階の学院長室。ミスタ・コルベールが泡を飛ばしながら図 書館での調査結果を報告していた。 「あの少年はガンダールヴです!これが大事じゃなくて、なんなんですか!オールド・オスマン!」 「ふむ、確かにルーンが同じじゃ。だが、これだけでガンダールヴと決めつけるのは早計かもしれん。 それと、人形の方はどうじゃった?」 コルベールはいくつかの分厚い書物を開いて、調べた結果を示した。 「ご覧の通り、ゴーレムやガーゴイルを専門とするメイジについて様々な名簿や記録を調 べました。しかし、どこにもローゼンメイデンの名はありません。高名な土のメイジも調 べましたが、同じです。 加えて、あのような精巧な、生きている... -
ゼロと迷宮職人-05
前ページ次ページゼロと迷宮職人 ゼロと迷宮職人 第五「階」 ぼくもはじめは怖かったです /1/ 二度目の実戦を終えたルイズとギーシュは、アレンに傷の手当てを受けていた。手当てといっても 包帯を巻くわけではない。 「ひとりをかいふくー、ひとりをかいふくー」 アレンの言葉と共に五芒星の形をした光が二人に降り注ぐ。 「……おお、痛みが引いていく。水系統……じゃ、ないね。どーみても」 「そうなのよね……って、アレン! 杖、杖!」 「あ」 慌てて杖を持つアレンにギーシュは苦笑する。 「僕の前では構わないけど、やはりほかの人がいる場合は杖を持つ癖を着けた方がいいね」 「ギーシュ、あんた……」 「そーいうもの、なんだろ? ダンジョンの事も含めて、アレンの事をことさら吹聴する気はないさ」 「ありがとうございます」 ... -
疾走する魔術師のパラベラム-05
前ページ次ページ疾走する魔術師のパラベラム 第五章 それが恋だと気づくのに 0 ガンダールヴ/ [Gandalfr]――勇猛果敢な神の盾と伝えられる始祖ブリミルの使い魔。詠唱の時間、主人を守るために特化したとされる。あらゆる武器を扱ったと謳われ、左手に大剣を、右手に長槍を掴み戦ったという。 1 片付いた教室を後にして、食堂に向かう。昼食には間に合うだろう。 シエスタも給仕の仕事があるため、ルイズと一緒に向かう。ルイズはシエスタに椅子を引いてもらった。 「それでは私は失礼します」 「ええ、助かったわ」 シエスタがぺこりと頭を下げ、厨房へと消えていった。 ルイズは少し寂しく感じるが、食欲を満たすことに専念し始める。 久しぶりに体を使ったので、お腹が減ったのだ。 今朝とは違い、料理人たちが技の限りを尽くした豪華... -
戴天神城アースガルズッ!-5
第5話:「ワイルドワイルド・マジックスクール」 ヴェストリの広場。極めて限定的に定義するならば、ささやかな決闘場。 人だかりが遠巻きに囲む円の中心に、少女と少年が立っていた。少女の背には巨大なゴーレムとひとりのメイドが存在していた。少女が守るべきものが存在していた。 少女、ルイズは動かなかった。風に折れぬ旗基のように、すらりと伸ばした背中からは何かが立ち昇っているようでもあった。すくなくともこの年頃の少女が纏ってよい志思ではない。 彼女の引き結んだ唇が時折ぴくりと震え、笑みを形作ろうとする。寸での所まで出掛かったそれを飲み込んで、彼女は杖を構えた。 ルイズはこの瞬間を与えてくれた全てに感謝していた。シエスタに感謝した。アースガルズに感謝した。もしかするとギーシュにすら感謝していたのかもしれない。 示せているのだ。己の存在を。自分自身で自覚した... -
ゼロの使い魔は魔法使い(童貞)-01
前ページ次ページゼロの使い魔は魔法使い(童貞) 「あんたわかってるの!? 相手は貴族なのよ、平民が勝てるわけないじゃない!」 「しかし……自分で蒔いた種は自分で摘まねばなりません。どうかわかって下せぇ……」 「あっ、あんたね……」 ルイズは使い魔である彼の強情さにたじたじになってしまう。彼はこう続けた。 「お嬢さん……ここは逃げてください。」 「でも……」 「魔法を使います」 遂にルイズの使い魔である彼の口からその言葉が発せられた。 それを聞いたルイズは彼に言われたとおりの事を行った。 「みんな逃げて!! でないとみんな死んじゃうわよ!!」 そう言ってルイズ達は皆この場から逃げる事にした。そして今、ここにいるのは決闘相手であるギーシュ・ド・グラモンとルイズの使い魔であるエイジだけである。 「そんなに魔法を使うのが嫌なのかね。全くもっ... -
暗の使い魔‐15
前ページ次ページ暗の使い魔 翌朝。朝もやの中、ルイズと官兵衛そしてギーシュは、馬の背に荷物と鞍をくくりつけていた。 その片手間に、これからの旅路について話し合う。 ちなみに官兵衛の乗る馬は、二人の馬に比べて一回りほど大きく立派なものが用意されていた。 官兵衛の引き摺る鉄球は、並みの男では持ち上げる事すら敵わない。 そんな鉄球をくくりつけられた官兵衛が騎乗するとなると、馬も通常のものでは満足に長距離を走る事は出来なかった。 「お願いがあるんだが……」 準備の途中、ギーシュが困ったように二人に言葉を投げかけた。どうした、と官兵衛が振り返る。 「僕の使い魔を連れて行きたいんだ」 「お前さんの使い魔?」 官兵衛が怪訝な顔で答えた。 「連れて行きたいなら行きゃあいい。どこにいるんだ?」 官兵衛があたりを見回す。しかしそれらしい影はどこにも見当たらない。 ギーシュ... -
ベルセルク・ゼロ-06
前ページ次ページベルセルク・ゼロ トリステイン魔法学院の学院長を務める『偉大なる』オールド・オスマンは学務長室に備え付けられえたデスクに肘をついて、ひとつ、大きく欠伸をついた。 長く伸びた自身の髭を指でいじる。 「ふ~む、退屈じゃのう…何か刺激的なことがおこらんかのう…このまま退屈が続いてはすぐに呆けてしまうわい」 年齢不詳の(少なくとも百歳は軽く超えていると思われる)御大は再び出てきた欠伸をかみ殺しつつ、そんなことをのたまった。 そんなオスマンの願いが天に届いたのかは知らないが、学務長室にドアを激しくノックする音が響いた。 オスマンは髭をいじる手をおろすと居住まいを正し、そこはかとなく偉大なオーラを放ち始めた。 「入りなさい」 オスマンの許しを得てドアが開かれる。 そこにいたのはルイズ達のサモン・サーヴァントの監督を務めた教師、... -
神聖マルコメ帝国-5
俺、なんでこんなもん必死に書いてんだろ? ナオンと……である。略し過ぎ? 『神聖マルコメ帝国AZ(あのゼロ)』 第五話 MG部隊設立 前回のあらまし:ルイズの誇るワルドによって、ファーザーたちは安全に晒されていたが、 ワルドはブタッキー(中森)だったので、ファーザーたちは危機に晒された。 港町ラ・ロシェールに到着して二日目。明日の朝にはアルビオン行きのフネが出る。 ファーザーは中森に決闘を申し込もうとして、取り巻きのナオンたちに、よってたかって殺された。 なぜか僕、マリコルヌも一緒に。ああ、何だか危ない被虐趣味に目覚めそうだ。 「おのれ―――、あのブタのばけもん、ブタッキーめがー!! なぜわしの前途には、いつも男と犬の魔手が伸びているんじゃよ―――!!」 「……男と犬?」 ファーザーの妄言は、いつも何... -
Persona 0-15
前ページ次ページPersona 0 ペルソナ0第十五話 「これでいいんだね?」 泣きながらギーシュは唇を離した。 その口の端から零れるのはサファイアのような蒼い輝きを湛えた液体だった。 誰が知ろう。 それが一瓶で立派な家が一軒建つほどの価格の、水の秘薬だと言うことに。 「いい、なんとか一命は取り留めた」 そう言って杖を掲げるタバサの額にはうっすらと脂汗が滲んでいる、慣れない〈治癒〉の魔法は、タバサから容赦なく精神力と体力を削り取っていた。 「しかし危険な状態には変わりがない、すぐに医務室に運ぶ必要がある」 「それじゃああたしが行ってくるわ!」 そう言ってキュルケが杖を一振りするとコルベールの体が浮かび上がった。 コルベールの体が地面から離れるか離れないかと言うその刹那、瞬きほどの時間に何かが変わった。 「何っ!?」 時が粘り... -
るろうに使い魔-05
前ページ次ページるろうに使い魔 「しかし、まさかこんな結末になるとは……」 「本当…そうですよね…」 ここは、トリステイン学院校長室。 その部屋で、ここの学院長でもあるオールド・オスマンが、深刻な顔つきで顎髭を撫でていた。 隣には、ルイズ達のサモン・サーヴァントを務めたコルベールが、これまた愕然とした表情をしている。 「お主は見えたかの、あの剣と最後の動き」 「いえ全く。正直言って、私があの場でも反応できたかどうか…」 二人が話し合っているのは、先程のギーシュとの決闘の件だ。 数分程前、秘書のミス・ロングビルが、慌てた様子で扉を叩いてきた。 何でも、生徒達が決闘と騒ぎ立てており、どうにも止められる状況では無いらしい。そのため、『眠りの鐘』の使用許可を求めてのことだったが、それをオスマンは制止した。 ただ単に、そんなことのために秘宝を引... -
使い魔を使う使い魔-05
……早いもので、レッドがルイズの使い魔として召喚されてから一週間が経過した。 あの、ギーシュと決闘を交わした日からすると既に二日がたっている。 使い魔としてのレッドの名は、その二日のうちに学院内の貴族、平民の間に瞬く間に広がっていた。 五話 噂を聞いた貴族達の中で、レッドの評価は様々なものだった。 ギーシュを倒した使い魔。平民の癖に強く、不気味な存在と見てまったく近寄らないもの。 彼らが特に不気味と感じたのは、単純に誇張の強まった噂のせいだけではない。 何を話しかけようともまるで反応を示さない人形のような意思表示。はたから見ているだけで、 ルイズとの関係性を主従かと疑いたくなるほど勝手な、レッドの捻くれたように見える人間性が原因だった。 レッドの話のさい、生徒達の間ではよく本の虫こと『雪風』の女の... -
ゼロの黒魔道士-39
前ページ次ページゼロの黒魔道士 雲が後ろに走っていく。木々のざわめきが一際大きい。 「相棒、相棒ぉ~!めずらしく勇ましく積極的じゃねぇの?」 左手に握ったデルフがカラカラと笑うように言う。 「戦争は……嫌だから!」 チョコボから落ちないように、手綱を握る右手に、より一層力がこもった。 「ま、それにゃ同意だな。決闘ならともかく、戦争にゃ美学が少なすぎらぁ」 「……それは、なんか違うと思うけど?」 美学とか、そういう問題じゃないと思う。 なんか、うまく言えないけど……嫌なんだ。誰かが死ぬのを、黙って見てるなんて。 「ま、いいじゃねぇの!相棒がやる気なら全力サポートすっぜ?で、どうする?」 「……どうしよう」 大砲の音とともにトリステインの飛空挺が沈んでいく。 空は爆音と煙であふれていた。どうすれば、これを止められるんだろう…… 「いや早ぇな!?」 チョ... -
ゼロの軌跡-15
前ページ次ページゼロの軌跡 「蠅の王の息吹は満ちて風雷の呼び声とならん!ラグナブラスト!」 「<パテル=マテル>!ダブルバスターキャノン!」 ルイズとレンは敵陣に吶喊し鬼人のような働きを示した。 <パテル=マテル>は傷ついていても、その動きは常に比して劣ってはいなかった。近付こうとしたものは一人の例外もなく鉄の巨体に跳ね飛ばされることになった。 魔法が着弾するたびに機体は軋み、部品が弾け飛んだがそれでも振るう拳に衰えを見せることはなかった。 <パテル=マテル>が動けばルイズの小さな体に大きなGがかかった。しかし、ルイズの敵兵を見据える目が決して閉じられることはなく、<パテル=マテル>に下す指示は機敏にして正確だった。 レンの行使したアーツは敵兵の多くを捻じ伏せ、その彼らは潰れた蛙のように地面に這い蹲ることになった。その間も彼女が振るう... -
夜刃の使い魔 第五夜
夜刃の使い魔 第五夜『四夜の行間。そして決闘へ』 「で、どうしてそれが食堂で給仕の真似をしてる事に繋がるのよ?」 ホークアイからの話を聞いたルイズの反応は、至極尤もだった。 (異世界云々の部分は、ホークアイがルイズへ話す必要性無しと判断した為単に交流の一切無い遠い国程度の無いように変えられている) 確かに、学園にとどまるという流れは理解できるが、それ以後が語られていない。 「それにオールド・オスマンが何でアンタの願いを聞くの?理由が無いじゃない!」 「それは・・・まぁ、秘密だ」 「何よそれ!?」 確かにルイズの言うとおり、生徒の呼び出した使い魔に対して学長が全面的に責任を取るというのは、少々内容的に極論といえる。 そもそも使い魔召喚の儀はメイジと使い魔同士の契約だ。 他人の口出しすべき物では、本来は無い。 ・・・実は学長... -
ルイズと無重力巫女さん-78
前ページ次ページルイズと無重力巫女さん ルイズは生まれてこの方十六年、これ程厄介なサプライズを体験したことは無かった。 自分や姉、そして家族の誕生日会などでは、嬉しくも恥ずかしいと感じたサプライズなイベントを経験してきている。 サーカスの一座が芸を見せてくれたり、御呼ばれされた手品師が誕生日プレゼントを消したり増やしてくれたりと、その方法も様々… 時には恥ずかしい思いをしたし、嬉しいと感じた事もあった。今となっては、絵画にして額縁に飾っておきたい思い出達。 けれども、今この場で―――最前線と化したタルブ村の外れで体験したサプライズは、ルイズにとって厄介であった。 それ自体は決して迷惑ではない。何せ、過程はどうあれ結果的には思わぬ助太刀になったのだから。 問題はそのサプライズを送ってきた四人の男女の内の一人で、恐らく残りの三人をここまで引... -
ウルトラ5番目の使い魔-05
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第五話 大ピンチ!! ルイズを救え 大蛍超獣ホタルンガ 登場! 「ルイズ!! くっそぉ!!」 超獣ホタルンガの発光体の中に取り込まれてしまったルイズを見て、才人は背中のデルフリンガーを抜くと走り出した。 剣を抜いたとたん、彼の左手のルーンが輝きだし体が信じられないほど軽くなっていく。 「ダーリン!? 無茶よ!!」 「……もう止められない、飛んで」 シルフィードがキュルケとタバサを乗せて飛び立った。 フーケのゴーレムに翼に傷を負わされているはずだが、それでもさすがに風竜の飛翔能力は高かった。 ホタルンガの正面では、オスマンとコルベールが幾つかの詠唱時間の短い呪文でうまいぐあいに右に左にと注意を引いている。 もしどちらか一人に注意が集中したら、あっというまにあの溶解霧で溶かされてしまう... -
ゼロの騎士-05
前ページ次ページゼロの騎士 「使い魔っていうのは色んな種類がいるんだね、見たこともない動物がいるよ」 「使い魔召喚はハルケギニア全土から呼び出すからね、むしろあなたみたいに人間を呼び出すってことの方が珍しいの」 「へぇー」 「しかもこんなかっこいい人が召喚されるなんてねぇ、ダーリン?」 ルイズとラムザが会話をしているとキュルケがいきなりラムザの腕にしがみついてきた 「あ、あんたなにしてんのよツェルプストー!?」 「えっと、ダーリンってゆうのは僕のことかな?」 突然の事に戸惑うルイズとラムザ 「えぇ、あなた以外にいないわ、さっきの決闘見てたのよ、ダーリン」 「いや、まいったなこれは…」 苦笑するラムザ 「ちょっとなに無視してるのよ! ラムザから離れなさいよ!」 ラムザの腕からキュル... -
封仙娘娘異世界編 零の雷 第五章 その一
第五章 大地を乱す龍の影 その一 一 伯爵家での騒動より一日経過。 つまり翌日の夜。ルイズの自室。 「聞いたわよぉ。大活躍だったそうじゃない」 ――突然、キュルケが踏み込んできた。ノックも無しに。 「何でお前がそのことを知ってる」 「――て言うか、何勝手に部屋に入ってんのよ!!」 などと立て続けに突っ込まれても、キュルケは平然としたものだ。 「ま、色々とね」 どちらの答えにもなっていない。 誰から聞いたのかは分からないが、あまり言いふらされて欲しい話題ではないのだが。 「――で、結局そのホーインテキ? とか言うのはどうしたの?」 「……どこまで知ってるんだお前」 「色々と、よ」 答えになっているような、なっていないような。 「で、どうしたの?」 「破壊したよ」 殷雷は嘘をついた。本当は学院内の林に埋めたのだが、それを教えればまた厄介なこ... -
ウルトラマンゼロの使い魔-050
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第五十話「白炎の超獣地獄」 ミサイル超獣ベロクロン 一角超獣バキシム 蛾超獣ドラゴリー 登場 年末のウィンの月の第一週、マンの曜日に、アルビオン大陸がもっともハルケギニア大陸と接近する。 その日に、トリステイン・ゲルマニア連合軍がいよいよアルビオンへ向けて出撃をするのだ。 既に魔法学院の男子生徒は軒並みトリステイン軍に従軍し、学院にいるのは一部教師と女子生徒、 ルイズの使い魔の才人という状態。 その才人とルイズもまた、連合軍出撃の日に学院から出立する予定だ。タルブ村から持ち帰り、 コルベールに修復してもらったゼロ戦で艦隊と合流することになっている。 が、しかし……その寸前となったところで、またしても彼らに侵略者の魔の手が襲い掛かる。 ... -
ウルトラ5番目の使い魔、第三部-44
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第44話 再来の捕食王 超巨大天体生物 ディグローブ 高次元捕食体 ボガールモンス 高次元捕食王 アークボガール 登場! ロマリア・ガリア軍がトリステインに進撃を開始し、かつてない動乱を迎えつつあるハルケギニア。 トリステインに大挙して侵入したガリア・ロマリア連合軍。彼らはトリステイン軍が最初から防衛戦をおこなうつもりがなかったことで、道中の町や村を占領しつつ、無傷のまま侵攻を続けた。 侵攻開始から五日。戦争が始まったというのに、一部の事故を除いては犠牲者は出ていない。これは、ロマリアが「トリステインを真の信仰の元へと解放する」ことを大義名分として、暴行や略奪を厳禁していたからだ。 しかしトリスタニアに集まる者には、異端者アンリエッタ女王に加担するものとして容赦ない攻撃が加えられるに違いない。 全世界が... -
ウルトラ5番目の使い魔、第二部-15
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 十五話 悪夢との決闘 異形進化怪獣 エボリュウ 登場! 豪雨の降りしきる闇夜のトリスタニアで、戦いは始まった。 夢よもう一度と、国家転覆を企てる不平貴族の一団による反抗を阻止しようとする王軍は、 アニエス率いる銃士隊を中心にして一斉摘発に乗り出したのだ。 「王家直属銃士隊である。リグヨン子爵、国家反逆の容疑で逮捕します」 次々と有無を言わさず屋敷に突入して、隊士たちは次々と反逆計画に加担した貴族たちを 捕獲していった。 けれど、貴族たちは皆メイジであり、さらに反逆計画に備えて傭兵を従えていたものも 大勢いたために、おめおめと捕縛されようとはしなかった。 「おのれ小ざかしい平民どもめ、貴族の力を見るがいい」 屋敷の中で銃士隊と貴族、傭兵の戦いが繰り広げられる。... -
ウルトラマンゼロの使い魔-005
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第五話「魔法学院の青い石(前編)」 磁力怪獣アントラー 登場 トリステイン王国の首都、トリスタニアをクール星人やピット星人などの宇宙人連合が襲撃した事件によって、 侵略者を圧倒的な力で蹴散らしトリスタニアを救ったウルトラマンゼロの名前は一気にトリステインはおろか ハルケギニア中に広まった。実際に彼に救われたトリスタニアの民は、ゼロを「始祖ブリミルが遣わした平和の使者」 と呼んで感謝し、隠れて崇拝する者まで出ていた。 また、トリステイン王宮は怪獣、そして宇宙人の脅威を直に見せつけられて危機感を覚えたことで、 それまで遅々として進まなかった対策会議が急ピッチで進み出した。宇宙人により大打撃を食らった王国軍も、 一日も早い建て直しが進められることとなった... -
TALES OF ZERO-05a
前ページ次ページTALES OF ZERO 第五話 人と翼人と異邦人とハーフエルフ 翌日の早朝…ガリア王国アルデラ地方エギンハイム村 まだ鶏も鳴かないこの朝早くから、ぞろぞろと森へ入っていく男達の集団があった 彼等が向かう先は… 「おい、皆…準備は良いか!!」 男達のリーダー格である、体格の良い男が皆に掛け声をあげる 彼の名はサム…この村の村長の息子で、村一番の力の持ち主だ 「おお、今日という今日はもう我慢ならねぇ!!」 「俺達は待った…領主様が王宮に騎士を派遣するよう頼むってのを!!」 「だけど、肝心の騎士は全然来ない…領主様も騎士もあてになんねぇ!!」 「このままじゃ、俺達は飢え死にだ…やるしかねぇんだ!!」 そうだそうだ、と屈強な男達は口々に叫ぶ 何ヶ月も待たされ続けた彼等は、自分達だけで翼人退治をしようとしていたのだ 「よーし、その... -
ゼロの黒魔道士-59
前ページ次ページゼロの黒魔道士 まだ、混乱しちゃってるのかなぁと、そうほっぺたをつねりたかった。 「偽者? なるほど――よく似ているが、そちらこそ偽者ではないかな?」 「確かに似ている。だが、こうも不細工だったかなぁ、僕は」 片方は、青い船乗りさんの服に身を包んで。 もう片方は、赤いダンスパーティーに出るような服で。 どちらも全く同じ顔、同じ声、同じウェールズ王子だったんだ…… 「ウェールズ王子が――二人!?」 ルイズおねえちゃんも混乱している。 仕方が無いと思うんだ。 混乱しないわけがない、よね…… 「偽者だよ……片方は」 それは、間違いない。 まさか双子だった、なんてことなら話は別だけど…… 「相棒、そりゃいいんだけどよー?どっちがその偽者なんでぇ?」 デルフが聞く。 ボクがいた世界にも、『エピタフ』って敵がいたっけ。 あいつも... -
魔導書が使い魔-07a
前ページ次ページ魔導書が使い魔 その者は追う――追うたびに血が吹き上がる。 その者は斬る――斬るたびに肉が飛び散る。 その者は燃やす――燃やすたびに灰が風に乗る。 その者は戦う――戦うたびに傷が増える。 その者は憎む――憎むたびに己が削れていった。 その者は復讐者(アヴェンジャー)である。 始まりは奇妙な本との出合い。 その時間には死んでいるはずの愛すべき者と過ごした熱い夜。 それが――彼が深遠へと足を踏み出す切欠だった。 ただひたすらに追って、追い詰め、斬って、燃やして、戦って、憎んで憎んで 憎んで――憎悪と闘争の日々を過ごす。 彼は憎む――愛すべき者を殺した男を。 彼は憎む――愛すべき者を模った老人を。 彼は憎む――愛すべき者を汚した魔術師を。 激怒で憤怒で憎悪で怨嗟で烈火で業火で焼き尽くすためだけに。 才無き身を酷使し、脆弱な精... -
ウルトラマンゼロの使い魔-051
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第五十一話「脅威のカブトザキラー」 異次元人ヤプール人 ミサイル超獣ベロクロン 一角超獣バキシム 蛾超獣ドラゴリー 火炎超獣ファイヤーモンス 異次元超人カブトザキラー 登場 超獣。その呼称をつけられた怪獣群が最初に現行地球人に観測されたのは、西暦1972年のことである。 その年、地球に突如として異次元人ヤプール人が侵略を仕掛けてきた。 ヤプール人は、それまでの侵略宇宙人とは比較にならないほどの驚異的な力を持った侵略者であった。 侵略の武力として怪獣を送り込むのは他の異星人もよく使う手段なのだが、ヤプール人は自分たちの怪獣に 独特の改造を施して、最早全く別の生物に変えたものを手駒としていたのだ。その、地球人に 「怪獣を超えた怪獣」と... -
ウルトラマンゼロの使い魔-059
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第五十九話「果てしなき復讐」 対話宇宙人メトロン星人 洗脳宇宙人ヴァリエル星人 登場 教会にメトロン星人が持ち込んだ畳の上で、タバサ、シルフィードとメトロン星人、リュシーが ちゃぶ台を囲んでいる。 現在のリュシーは、昼間の彼女とはまるで別人というほどに纏う空気が違った。昼の彼女は、 春の陽気のような穏やかで優しい雰囲気であったが、今タバサたちの目の前に座っているリュシーは、 真冬に吹き荒れる吹雪よりも冷え切っている、まともな人間のものとは思えない恐ろしい様相であった。 およそ聖職者の放つ気配とは思えない。 この百八十度の変貌は、一体どういうことなのか。リュシー自身の口から、真相が語られる。 「もうお気づきでしょう。本当のわたくしは、心の... - @wiki全体から「つかいま1/2 第五話 決闘! 乱馬対ギーシュ」で調べる