あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「サーヴァント」で検索した結果
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サーヴァント
...おい、いくらサモン・サーヴァントができないからって、剣なんか持って来るなよ!」 「剣を使い魔にするなんて前代未聞だよ!」 下劣な叫び声が広場を駆け巡った。 私は其の声に耳を傾ける。 使い魔、召喚、サモン・サーヴァント。 観衆の粗野な野次の中から、いくつかの特徴的な単語を拾い上げることができた。 どうやら何らかの呪法によって、あの少女にこの地に使い魔として召喚されたらしい。 野次を飛ばされた少女のほうに目を向けると、とうとう我慢できなかったのか、男性に怒り交じりに叫びだした。 「コルベール先生! やりなおしを要求します!」 「それはなりません。サモン・サーヴァントは神聖な儀式。やりなおしは認められません。 さあ、次はコントラクト・サーヴァントを」 コルベールと呼ばれた男は教師であったのか。それにしては体裁きに、... -
サーヴァント・ARMS
...ぞれ召喚 サーヴァント・ARMS-01:第1話 『遭遇』エンカウンター サーヴァント・ARMS-02:第2話 『異界』マジックワールド サーヴァント・ARMS-03:第3話 『授業』スクールレッスン サーヴァント・ARMS-04:第4話 『決闘』デュエル サーヴァント・ARMS-05:第5話 『任務』ミッション サーヴァント・ARMS-06:第6話 『芝居』フェイク サーヴァント・ARMS-07:第7話 『買物』ショッピング サーヴァント・ARMS-08:第8話 『舞踏』ダンスパーティ -
サーヴァント・オブ・ゼロ
...イリを召喚 サーヴァント・オブ・ゼロ 第1話「冥土のメイド、召喚さる」 サーヴァント・オブ・ゼロ 第2話「冥土のメイド、キスをする」 サーヴァント・オブ・ゼロ 第3話「冥土のメイド、助っ人に会う」 -
サモン・サーヴァントの恐怖
... サモン・サーヴァント。 トリステイン魔法学院の春の日の使い魔召喚の儀で、見習いのメイジが使い魔となる生物を召喚する神聖な儀式。 だが、一方的に呼び出し、使い魔を送り返す方法が無い以上、それは自分の都合のいい奴隷を創る事ではないのか・・・。 それまで私は、使い魔の召喚になんの疑問も抱いていなかった。 召喚された使い魔が暴れて怪我人が出た事は過去何度か起こったが、その程度で済んでいた。 だが、召喚された使い魔が人を殺す程凶暴だったら。 私たちの常識を超えるほどの化け物だったら・・・。 私の友人・・・いや、友人だった少女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが召喚 した化け物がまさにソレだった。 アレを見てしまった時、私は始めてサモン・サーヴァントというものに恐怖した。 サモン・サーヴァントの恐怖 ... -
デジモンサーヴァント
...喚 デジモンサーヴァント-01 第一節「ナイト・オブ・ザ・ミョズニトニルン」 デジモンサーヴァント-02 第二節「アイ・アム・ナッシングネス」 デジモンサーヴァント-03 第三節「デジタライジング」 -
デジモンサーヴァント-01
前ページ次ページデジモンサーヴァント 「はあはあ……」 俺は走る。 無我夢中で。 気がついたら、俺は何故かこの姿になっていた。 気がついたら、俺はリアルワールドにいた。 気がついたら、俺は見たことも無い機械を手に持ち、何故かそれの名前を知っていた。 人間たちが、俺を恐れている。 恐れていない人間たちは、他のデジモンたちと連携して、俺を捕まえようとする。 彼らは俺に呼びかける、「危害を加えるつもりは無い」と。 それを聞き、止まろうとして、突如として正面に現れた鏡のような物体に俺は突っ込んでしまった。 その日、一人の究極体が錯乱状態で都内を彷徨い、突如としてその姿を消した。 分かっているのは、我々の呼びかけに反応し、止まろうとしたことだけである。 俺がサイバードラモンと出会った方のデジタルワールドから来たのか、賢と出会った方のデジタルワールドか... -
サーヴァントワイバーン
...ンを召喚 サーヴァントワイバーン-01 -
サーヴァント・オブ・ゼロ-01
前ページ次ページサーヴァント・オブ・ゼロ 「つまり、この召喚ゲートに入り、召喚者の使用人となって修行して来い……御主人様は、そうおっしゃられたのですわね?」 「そういうこと。あ、戻れなくなる心配は無いから、安心して励んで来いだってさ」 「はあ……アイリの主は御主人様ただ一人なのに……でも、御主人様がそうお命じならばそれも仕方ないですわ……」 4年に一度、大陸の支配者たる女王を決める大闘技大会「クイーンズブレイド」が開催される名も無き大陸。 そしてその大陸の東に位置する、「沼地の魔女」の支配する沼地。 その一角で、光を発する鏡のようなものを前にして二人の少女が話しこんでいる。 一人はモノトーンの使用人衣装を身につけた赤いツインテール、もう一人はピンクの長髪を持ち、全身から粘液を滴らせている。 彼女たちの名はアイリとメローナ、大陸制覇の野望... -
サーヴァント・ARMS-03
前ページ次ページサーヴァント・ARMS さて、学院と名前がつく以上、朝食の時間が終われば今度は授業である。 魔法学院の教室は小中高校のような長方形の構造ではなく、1列ごとに段がある大学の講義室に近い。 講義用の教卓と黒板が1番下の段で、階段の様に席が続いているのだ。 涼とルイズが教室に入っていくと、先に教室に来ていた生徒達が一斉に振り向き、そしてクスクスと笑い始める。 食事の時に分かれたキュルケも居た。周りを男子が取り囲んでいる。 容姿から簡単に想像がついたが、案の定クラスではアイドル扱いされているようだ。少し離れた席で腕組みして隼人が静かに座っている。 ………違う。居眠りしていた。 その後ろの席には黙って本を読んでいるタバサがいて、その隣に武士が居る。 サーヴァント・ARMS:第3話 『授業』スクールレッスン ... -
サーヴァント・ARMS-01
前ページ次ページサーヴァント・ARMS 「「何よ、これ?」」 「・・・・・・・・・」 トリステイン魔法学院―― その学院の生徒である3人の少女達が、使い魔召喚の儀式を成功させた時の最初の反応がこれである。 なお怪訝そうな声で仲良く同じ台詞を口にした2人の少女の間柄は、 先祖代々からの仇敵だったりするが、その辺りは割愛。 魔法が使えず『ゼロ』と揶揄されるピンク色の髪の少女が召喚したのは、 奇妙な格好(元の場所ではごくごく一般的な学生服なのだが)の気絶した、平民らしき黒髪の少年。 彼女1人なら、まだ周囲は納得したかもしれない。 しかし、他の2人の少女はトライアングルクラスの実力者でありながら、 それぞれ容姿は違っても同じような服装をした平民らしき少年を召喚してしまったのだから話は変わってくる。 3人中... -
サーヴァントワイバーン-01
前ページサーヴァントワイバーン 「ウソや……」 ここに至ってまだ、彼は現実を受け入れられないでいるようだった。 幾十の失敗を経て、トリステイン魔法学院の落ちこぼれ、ルイズの召喚魔法は成功した。 呼び出された使い魔は、人間の少年であった。齢は十かそこらであろう。 しかし顔立ち、身のこなしに、幼さは感じられなかった。体力と知力と技術と魂とを尽くした、“闘い”を知る者に特有の雰囲気があった。 「ウソや。ウソや。ウソや。ウソや」 といって、背の低い草の生えた平原に手をつき、呆然とそればかりを繰り返している今の彼には、大した凄みもない。 「魔法学院? 使い魔召喚? 荒唐無稽にもほどがあるわ!」 不意に爆発。八つ当たりの被害に遭ったのはマリコルヌ。ふくよかな両頬を引っ張られ、フガフガと涙目でもがいている。 「子供だな」 「ゼロのルイズが平民の子供を召喚した... -
ZERO BOY’Sサーヴァントセレクション
...ZERO BOY’Sサーヴァントセレクション-01 ZERO BOY’Sサーヴァントセレクション-02 ZERO BOY’Sサーヴァントセレクション-03 -
ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー
...ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-1 一部 『ジオンの残光』 ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-2 二部 『撤退!ウェールズ・フリート』 ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-2(2) ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-3 三部 『NEUE ZIEL(新しき理想)』 -
サーヴァント・ARMS-04
前ページ次ページサーヴァント・ARMS そもそものきっかけがあるとしたら、それは隼人が厨房で食事の世話になったお礼にケーキの配膳を手伝った事だろう。 短気ですぐ手が出るが、神宮隼人という少年は仲間思いで義に厚い人間だ。 だから寝床の世話になるからには不本意ながらも主人となったキュルケの身の回りの世話もするし、 食事の世話になった厨房で知り合ったシエスタという少女の手伝いも自分から申し出たのだ。 だがさっきも述べた通り、隼人は基本的に短気で、納得がいかないとすぐ噛み付くタイプだ。 だから親切心から拾った香水壜を持ち主だろう男子生徒に渡した事からその生徒が同級生と下級生の女の子と2股をかけていたことが発覚し、 その責任を生徒が隼人に押し付けようとした時も、隼人は容赦なく反論してみせたのである。 そしてそのまま双方引かず、今の『決闘... -
サーヴァント・ARMS-02
前ページ次ページサーヴァント・ARMS 「分かった。それなら俺はルイズの使い魔になろう」 使い魔として召喚された事についての説明を聞いた涼のルイズへの返答は、この簡潔な一言だった。 サーヴァント・ARMS:第2話 『異界』マジックワールド 話を聞けば、涼達3人ともここトリステイン魔法学院に運ばれる前に、既に目の前の少女達が契約の儀式を交わしてしまったそうだ。 その証拠として、3人それぞれの左腕に引っかき傷に似たルーンが刻まれている。 ARMSが復活している以上特定のもの――ジャバウォックの爪やナイトの『ミストルテインの槍』といったARMS殺し―― ――を除いて傷跡が残る事はありえないのだが、一向に消える事が無い以上、契約の印である特別なものとして認めざる負えないだろう。 なお涼の左腕に刻まれ... -
ZERO BOY’Sサーヴァントセレクション-01
前ページ次ページZERO BOY’Sサーヴァントセレクション 「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ。神聖で美しくそして強力な使い魔よ。私は心より求め訴えるわ。我が導きに応えなさいっ!!」 その詠唱の後に発生したのは、大柄な男子生徒を10メイル以上吹き飛ばすような強力な爆発だった。 「ゲホゲホ……」 何とか立ち上がって煙を払うルイズのピンクの長髪は少々煤けていた。うっすら涙ぐむ鳶色の瞳が爆発後に立ち上る爆煙を睨みつけている。 しかしそこに2つの人影があった。 「……人影!?」 そこに倒れていた1人は、薄茶色の神で白と薄紫を基調とした水兵服風の衣服(ただし下は膝が露出するほど短いスカートだったが)を纏った、ルイズと同年代の人間。 そしてもう1人は、ルイズよりずっと小柄な体、薄桃色のネグリジェ、薄緑色の髪には大きな鈴のような見た事の無い髪飾り、そして何より可憐... -
サーヴァント・ARMS-05
前ページ次ページサーヴァント・ARMS 隼人とギーシュが決闘を行ってから数日後の事。 武士が日課となった隼人達との厨房での食事を終えて、一足先に食事を終えたタバサと合流したその時。 どこからとも無くタバサの元にフクロウが舞い降りた。その足には手紙。 そのフクロウを見た瞬間心なしかタバサの雰囲気が幾許か冷たくなり、授業の為教室へ向かう生徒達の流れに逆らって歩いて行ってしまう。 慌てて武士が追いかけると、生徒用の馬小屋にタバサは居た。 授業に出ないで1人でどこかに行こうとしていると悟って慌てて止める。 「ちょっと、どこ行こうとしてるのさ!?」 「あなたは関わらなくて良い事。1週間はかかる」 何だか嫌な予感がする。もしかしてこの子、1人で危険な事をしに行くつもりじゃ? 「だ、ダメだよ!君みたいな女の子を1人でそんな長い間ほっとく訳には行かな... -
サーヴァント・オブ・ゼロ-02
前ページ次ページサーヴァント・オブ・ゼロ サーヴァント・オブ・ゼロ 第2話「冥土のメイド、キスをする」 ルイズは覚悟を決めた。 目の前には触れると生命力を吸収されてしまう自らが呼び出した使い魔が倒れている。 正直あの感触は2度とご免こうむりたいが、チェンジは出来ないし、諦めればよくて留年、悪ければ退学が待っている。 そのような事態ばかりは、名門・ヴァリエール家の名にかけて絶対に避けなければならない。 大丈夫、とにかくキスさえしてしまえばいいんだから、こうなったら床に這いつくばってでも、必ずや成し遂げてみせる。 お父様、ちいねえさま、どうかルイズに力を貸してください――― 「う、ううん……」 と、場に変化が起こった。(周りの人魂の言葉が正しければ)気絶していたメイド?が目を覚ましたのだ。 (おおっ、アイリ様がお目覚... -
サーヴァント・ARMS-07
前ページ次ページサーヴァント・ARMS 一芝居うった日から3日後の事。 村の広場では今、アイーシャとヨシアの結婚式が行われ、明るい雰囲気に包まれていた。 恵達の目論見通り、手を組んで武士の扮したガーゴイルもどきを追い払ったあの日から、お互いに和解するに至ったのである。 村人が翼人達の『巣』のあるライカ欅を切らず、村の作物を提供する代わりに翼人は村人の手伝いをする。 そういう条件付ながら、ついに2組は友好関係を結ぶ事になったのである。 そしてその立役者でもあり恋人同士でもあるアイーシャとヨシアの結婚式にぜひ出て欲しいと2人に言われた武士達は、まだ村に残っていたのだった。 もちろん、追い払う必要が無くなったのだから討伐の必要は無い。 それに命令を下す立場のイザベラ自身が実際に仲良くなった村人と翼人の様子を目の当たりにした以上、納得せざる負えない。 最初... -
サーヴァント・ARMS-08
前ページサーヴァント・ARMS 今、一体何が起こった? 上半身を丸ごと吹き飛ばされた、自分が生み出した巨大なゴーレム・・・の残骸が崩れ落ちていくのを唖然として見上げながら。 ―――『土くれ』のフーケは、誰でもいいから教えて欲しいと、そう思った。 ある教師から聞き出した情報によれば、今回自分が狙っていたお宝のある宝物庫は物理的な衝撃に弱いらしく。 壁自体はかなり分厚いが、結局良い方法も思いつかなかったので強攻策で30メイルはあるゴーレムで壁をぶち壊そうとしたのがついさっき。 しかしかなり頑丈な壁で中々破れない、それどころかヒビ一つ入る気配の無い壁に業を煮やしかけたその時――― 彼方から飛来してくる光弾に気付いたのは僥倖だった。 あのまま咄嗟に飛び降りて『レビテーション』をかけてなかったら、きっとゴーレムごと自分も消し飛んでいたに違いない。... -
サーヴァント・ARMS-06
前ページ次ページサーヴァント・ARMS 翼人を一応退けた武士達は、村長の屋敷で夕食をご馳走された。 その中心に居るのは武士である。ほぼ単独で空を飛び先住魔法を操る翼人達を村人の目の前で倒して見せたからだ。 村人達はご馳走やワインを次々勧めたりして恐縮する武に構わず大いにもてなしていたが、武士がメイジではないと知ると全員が驚愕した。 ARMSについては、間に入った恵がマジックアイテムの一種という事で通してそれ以上の質問は封じさせた。 村人達もお上の人間の言う事にあれこれ口出しして怒りを買うのを恐れたのか、それ以上の質問はしなくなった。 とにかく彼らにとっては、迷惑な翼人をどうにかしてくれればそれでいいのだろう。 一方タバサ、イザベラ、恵の3人は蚊帳の外に居たが、それでもそれなりにもてなされてはいた。 しかし、これに大いに不満を抱いていたのはイザベラである。 ... -
デジモンサーヴァント-02
前ページ次ページデジモンサーヴァント 第二節「アイ・アム・ナッシングネス」 夜が明け、ルイズの部屋にも朝日が差し込む。 学院内の探検を終え、室内で静かにしていたアルファモンが眺める中、ルイズは目を覚ました。 アルファモンを召喚したことで機嫌がいいのか、なんとも爽やかに目覚めた。 「おはよー、アルファモン」 「おはよう、ルイズ。意外と早起きだな」 「そう?」 ルイズの場合、早起きが習慣になっているだけだが、それがアルファモンには若干新鮮に見えた。 そして、アルファモンは何故か本棚に目をやり、次に何か言いたげな目でルイズを見る。 それを察したのか、ルイズはこう言った。 「本を読みたいの?」 「駄目か?」 「イイに決まってるじゃない! どれにするの?」 ルイズは本棚から数冊取り出し、アルファモンに手渡す。 本の表紙に書かれた... -
サーヴァント・オブ・ゼロ-03
前ページサーヴァント・オブ・ゼロ ……ん、ここは何処だ? 確か俺は普通にベッドで寝たはず。いきなり何でこんな何も無いところにいるんだ? 「毎日日付が変わるごとに存在の力が回復しそうな感じの青年……御主人様が言ってたのはキミだね?」 そんな宝具持ってないって……いやいや、俺も何乗ってんだ。 声を掛けられ振り返った先には、全身真っピンクの少女――いや、アレは確実に人間じゃないだろ。何かねばねばした物が垂れてるし――がいた。 何だ、新手のエロゲ?露出度高いってレベルじゃないぞ、むしろ全裸でいたほうがマシじゃね? 「時間が無いから手短に話すね。今からしばらくの間、キミにはある女の子、ボクの同僚なんだけどね。彼女をサポートしてほしいんだ」 いきなり何なんだ。見ず知らずの女の子に変な頼み事をされる。 そんな漫画みたいなことをまさか俺... -
デジモンサーヴァント-03
前ページデジモンサーヴァント 第三節「デジタライジング」 時は、十数分前まで遡る。 まだ右手が麻痺しているアルファモンのことを心配しながら、ルイズは昼食を食べていた。 一方、数名の男子生徒が談笑していた。 何のことは無い、ギーシュが誰と付き合っているかで話し合っているだけ。 当のギーシュは、巧妙にはぐらかす。 が、タイミングよく、彼のポケットから香水の入ったビンが落ちた。 そして運悪くシエスタがそれを拾ってしまう。 「あの、これ、落としました?」 シエスタが聞くが、もちろんギーシュは無視する。 しかし、結局他の男子生徒たちがそれを見て、「モンモランシーが作った香水じゃないか」と騒ぎ出し、原作どおりに二股がバレた。 原作とは違い火攻めと水攻めを食らって、瀕死になるギーシュ。 「さようなら、ギーシュ様……」 「さよなら! ギ... -
ZERO BOY’Sサーヴァントセレクション-02
前ページ次ページZERO BOY’Sサーヴァントセレクション 「それじゃ改めてよろしく、アキミ、ユズ」 「よろしくお願いします!」 「……は、はい……」 「そうそう、私はまだ自己紹介してなかったわね。私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。……まあ、さっきみたいに『姉様』とか『お姉ちゃん』って呼ばれるのはちょっと嬉しいかしら。私3姉妹の末っ子だったから」 「そうだったんですか」 「そういえば、アキミは4人兄妹の3番目だったわよね? ユズへの自己紹介も兼ねてちょっと話してくれる?」 「あ、はい。まず1番上が春人兄様。お仕事で留守がちだった父様や母様の代わりにボク達3人の面倒を見てくれたとっても優しい兄様で、ボク大好きなんです! 2番目が千夏姉様。世話焼きだけど不器用なんですよね……。元気がよくって運動が得意です。千夏姉様ももう何でそうなのかわか... -
ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-1
『ジオンの残光』 サモン・サーヴァントを行ったルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、この上なく困惑していた。 数度の爆発を経て召喚に成功したものの、現れた物は、この世界にある物とはかけ離れた物だったからだ。 「なに…?これ」 目の前に現れたのは80メイルはあろうかという巨大な緑色の物体。 だが、その巨体の半分以上を焼け焦がせ異臭を放ち、所々からは火花が巻き上がっている。 「これ…ゴーレム?」 脚は付いていない。ならば飛ぶのかとも思ったが、全く動く気配は無い。 初めはその巨体に驚いていた他の生徒達も、動かない物を召喚したルイズを笑い始めた。 「さすが『ゼロ』だな!壊れたゴーレムを召喚するなんて!」 「ミスタ・コルベール…あの!もう一度召喚させてください!」 「それはダメだ。ミス・ヴァリエール。春の使い魔召喚の儀式は神聖なものだ。好む好まざる... -
ZERO BOY’Sサーヴァントセレクション-03
前ページZERO BOY’Sサーヴァントセレクション トリステイン魔法学院の食堂は広く、余裕で100人以上座れる面積がある。 「うわあ! 凄い広いね、ルイズ姉様!」 「……ゆず、こんなに広い食堂見た事が無いです……」 「ここはアルヴィーズの食堂って言ってね、貴族しか入れない館よ。平民は入れないけど、アキミ達は私の使い魔だから特別よ」 「ルイズお姉ちゃん、アルヴィーズって何ですか……?」 「小人の名前よ。周りに小人の像がたくさん並んでるでしょ? あれ夜になると踊るらしいわよ」 「そうなんだ……。ボク達の学校にも何とかっていう昔お家のお仕事をしながら勉強してた偉い人の像があって、それが夜になると歩くって噂があったんだけど、おんなじなのかなあ?」 「……ちょっと違う気がするけど……」 「ルイズお姉ちゃん達はここでご飯を食べるんですけど、ゆず達どこで食べればいいんで... -
無から来た使い魔-1
... ルイズはサモン・サーヴァントの呪文を唱えると、白く光る鏡のような形をしたゲートが現れた。 …ただし2メイルほどの高さで、しかも横になった状態である。 しかしルイズは初めて魔法が成功したことに、喜びを感じていた。 「やった! わたしはもう「ゼロ」じゃないわ!」 しかし現実は無常であった。 「ふにゃ…ふにゃ!?」 ドン! ゲートから現れた…いや落ちてきたのは、どう見ても幻獣などの類ではなく人間であった。 時は少し(?)戻る 何とかネオエクスデスを倒し、クリスタルも無の力、クリスタルのかけらに残った力、そして光の四戦士達の心が合わさることによって、 世界とクリスタルは再生され彼らも、今は亡き暁の四戦士とタイクーン王の力によって呼び出されたバル城の飛竜によって再生された世界へ帰れるはずであった。しかし、 「もうだめだ…眠いよ・・・」 ... -
13日の虚無の曜日 第一話
...行っていた『サモン・サーヴァント』。 それを見様見真似で、試していたのだ。 彼女を知る人間がいても、その行動に意味を見出すことはできない。 それは正しく気紛れであり、失敗することは 彼女の頭の中でもわかっていることだった。 だが僅かにある期待と渇望が、『サモン・サーヴァント』をやめる意志を妨げた。 この気紛れは、決してマチルダや孤児たちと過ごす時間が退屈だったのではなく、 いたずらに魔法を試みているわけでもなかった。彼女には一つの願いがあった。 「もう一度…!」 少女は懸命に『サモン・サーヴァント』を行う。 自身を守ってくれる強靭な使い魔、 そしてマチルダや孤児を守ってくれる使い魔を彼女は欲した。 それは自分の身を守ってくれたマチルダへの恩返しのためであり、 孤児たちを戦禍から守る、孤児たちの恒久的平和のためであり... -
無から来た使い魔-2
...ズは、コントラクト・サーヴァントを行うため呪文を唱えながらバッツへ顔を近づける。 「い~い? ただの冒険者が貴族にこんな事されるのは、一生ないのだから・・・」 「へ? なんで君は呪文唱えながら顔を近づけてくるのデスカ?」 「お~いルイズ、今度もそのきれいな盾に、キスするなよ~」 「き、キスぅ?」 どうすればいいか混乱しているバッツにある生徒の言った「キス」という単語でさらに混乱が増し周りにとっては喜劇ルイズにとって悲劇が起こる。 スッ ビシィ! バッツは侍を極めた証であるしらはどりをルイズの頭に決めそのままモンクを極めた技カウンターを手に持ったチキンナイフで決めた! 「やばい! …ってあれ? こいつ切れ味が…貰った時くらいまで落ちてる!?」 「なにするのよ! 痛いじゃないの! 貴族に対してこんなことしてただで済むと思ってないでしょうね!」 「え? ああ、これ... -
GOTHIC DELUSION ZERO01
...召喚の魔法『サモン・サーヴァント』の呪文を唱え、杖を振ると目の前に小さな爆発が起きる。 だが、もくもくと上がる煙が消え去っても、そこには何も無かった。 「また失敗かよ!!」 「何回目だっけ?」 「さあ?もう10回は軽く超えるんじゃないの?」 周りの級友たちの声がルイズの耳へと入る度に、彼女は腹を立て、ムキになって呪文を唱える。 そしてまた爆発を起こし、その回数だけを重ねていく。 そんなことの繰り返しに、周りの級友たちも流石に煽りだけではなく、本気の抗議の声を浴びせかける。 「いい加減にしろ!!」 「一体、何時までやってんだ!!」 「もう止めちまえ!!」 他の級友たちは既に使い魔を召喚し終え、契約まで済んでいた。 未だに召喚すら出来ていないのはルイズただ一人だけであった。 学院の教師の一人でこの場を監督しているコルベールはそんなルイズを... -
ゼロの真実(?)
...イズは何度かサモン・サーヴァントに失敗してから使い魔の召喚に成功したことになっている。 だが、実際にはサモン・サーヴァントは一回も失敗していないのだ。 これは、歴史の表舞台には出てこなかった真実の、ほんの一部分である。 Take.1 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」 ルイズの一回目のサモン・サーヴァントの呪文が広場に響くと同時に爆音が鳴り響き、爆煙が立ち込める。 立ち込める爆煙の中に一匹の生物がいた。 それは1.5メイルほどの大きさの巨大なカマキリだった。ちなみにアニメ版の設定では赤いものを見ると興奮する。 しかし、こいつは召喚に成功したことに気づかれる前に爆煙に紛れてどこかへと逃げてしまったために、ルイズの一回目は失敗したことになっている... -
ルイズのおとーさん-1
...たちによる「サモン・サーヴァント」が行われていました。 今後の魔法使いとしての一生を決めるといっても過言ではない重要な儀式なのでした。 生徒たちの殆どが成功を収め「コントラクト・サーヴァント」 も済ませることが出来ていました。一人の例外を除いて・・・・ 一人の例外とは桃色の髪をした少女の事でしたが、この少女」同じ事を何十回となく繰り返しているのです。 詠唱→爆発→失敗→詠唱→爆発→失敗→詠唱→爆発→失敗→詠唱→爆発→失敗・・・・ 「目の前繰り広げられるある少女の行動にそろそろ飽きてきていた。」 これは、一人の例外を除いた生徒・教師全員の心理とも言うべきものでした。最初の頃は嘲笑や冷やかし等を送っていましたが回を重ねるごとに流石に黙ってしまったのでした 頭が涼しげな中年の教師らしき男性が少女に声をかけます 「ミス・ヴァリエール、そろそろ日も暮... -
ベルセルク・ゼロ-01
...の歌の名は『サモン・サーヴァント』。己が使い魔となる生物を召喚する呪文。 『トリステイン魔法学院』に所属する学生は二年生に進級する際、皆例外なくこの儀式を執り行う。 トリステイン魔法学院―――この『ハルケギニア』と呼ばれる世界に存在する大国の一つ、トリステインに作られた魔法使い養成機関である。 この学校において、今年二年生進級する生徒たちはこの儀式で召喚された使い魔によって自分の『魔法属性』を決定し、それぞれの専門課程へと進むのだ。 そして今日、その儀式を行うため今年二年生に進級する生徒たちは学院からおよそ2000メイル程離れた草原へと集められていた。 集められた生徒たちは円を描くように立っており、その円の中央で歌う桃色の髪をした少女を見つめていた。 少女の名はルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 『可愛らしい』... -
カラッポの使い魔/カラッポの使い魔‐2
...した呪文は『サモン・サーヴァント』といって使い魔を呼び出す呪文です。 春の使い魔召喚の儀式は『サモン・サーヴァント』で呼び出した使い魔候補と 『コントラクト・サーヴァント』によって契約することで正式に使い魔と言うことになります。」 「春の使い魔召喚の儀式?」 「春の使い魔召喚の儀式というのは、トリステイン魔法学園の伝統でしてね。 二年生に進級する際、『使い魔』を召喚し、それによって今後の属性を・・・・」 其処まで言って気が付いた 目をやれば、彼を召喚した少女は今、気を失い倒れている 「済みません、私は彼女を医務室へ連れて行かねばなりません。」 男はその言葉を聞き、申し出た 「俺が連れていきますよ。どうも、俺を召喚したのはこの子みたいですから。」 この言葉にはコルベールが驚いた 「私は何も言っていないはずですが。」 男は笑って ... -
100の使い魔
... サモン・サーヴァントがようやく成功し、歓喜に満ち溢れていたルイズは自分が召喚した それ を見て表情を曇らせた。 「ミスタ・コルベール!やり直しをさせて下さい!!」 「だめです。儀式は神聖なものです」 「でっ、でも! あれ どうみても生き物じゃありません!」 「早くコントラクト・サーヴァントを行いなさい。そうでなければ進級できませんよ」 「そんな・・・」 我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 五つの力を司るペンタゴン この者に祝福を与え、我の使い魔となせ ルイズは召喚した それ に対して契約を行った。 それ は人よりもはるかに大きく、四角く、白かった。 それ は人ではなかった。触れてみるとひんやりとしていた。 それ は人を多く収容できるほどの空洞と屋根を持っていた。 ... -
ゼロの大魔道士-4
... コントラクト・サーヴァント――術者と受術者の間にルーンを刻むことによって主従契約を生み出す魔法である。 始祖ブリミルが生み出したとされるこの魔法はメイジであれば大抵のものが扱える。 いわゆる初級魔法に分類されるこの魔法は、ある種の強制力を持つ。 ルーンを刻まれ、使い魔とされた生物は主人に対するある程度の忠誠心を代表とする色んな能力が強制的に付加されてしまうのだ。 さて、ここで話は本題に戻る。 前述の通りシャナクは呪いを解除する魔法だ。 そしてコントラクト・サーヴァントは魔法ではあるが、その効力上呪いといっても差し支えはないものだろう。 つまり、シャナクはコントラクト・サーヴァントに対して十分効力を発揮すると言っても良いのである。 (くっ!? 思ったより強固な…っ!) 話を聞く限りでは初級魔法のようだから解除も簡単だろうと臨んだポップだった... -
ゼロの姫様
...く。 サモン・サーヴァントの呪文を唱えたルイズの起こした爆煙の晴れた後、そこに へたり込んでいたのは、ルイズの幼馴染にしてトリステイン王国王女、アンリエ ッタ姫その人だった。 「・・・姫様?」 「・・・ルイズ?本当に貴女なの?でもなぜ私はこんな所に?」 状況が飲み込めず当惑する二人。 「・・・おいおい、姫様召喚しちまったぜ」 「って言うか、これ王女誘拐にならないか?」 「・・・打ち首ねこれは・・・合掌」 「お家おとり潰しは堅いでしょう」 見ていた連中から同情と諦めの声が上がる。 あわてたのはルイズだ。 「ミ・ミ・ミ・ミスタ・コルベール!ややややり直しを要求します!って言うか やり直します!お願いします、やり直させてください!」 真っ青になり、コルベールの胸元に掴みかかると、絞め殺さんばかりの勢いで... -
ゼロの最初の人-03
...よもやコントラクト・サーヴァントの呪文を忘れてしまったわけではないでしょう?」 「あ! いや! それは大丈夫です! ……でも…………」 なの、その、と言って口籠ってしまったルイズ。その様子を見たコルベールはなぜだろうかと考えたが、すぐに合点が行った。 このルイズという少女、ラ・ヴァリエール家という王国内でも三本の指に入る大貴族の三女でありながら、今まで一度として魔法を成功させたことがなかったと聞く。 ここ、トリステイン王国では貴族とは、それすなわち魔法を使える者。それを使役し平民を守り統治する者。貴族は魔法は貴族としてのステータスシンボルどころか、貴族であるという最低条件といっても過言ではない。 そんな環境の中で、魔法が使えないということは何を意味するのだろうか。当然、周りの貴族、さらに平民からさえ貴族と認められず、嘲笑され。――それは一少女が受けるには大きすぎるも... -
疾走する魔術師のパラベラム-02
...たよ。コントラクト・サーヴァントはもう済ましたか?」 「いえ、まだです」 そうだ。まだコントラクト・サーヴァントを行わなくてはならない。 ――少し期待していたものとは、違うけど私は使い魔を召喚できたんだ。私は、魔法を使うことができたんだ! 同級生の眼鏡の子が召喚したような風竜やツェルプストーが召喚したようなサラマンダーを望んでいなかったと言えば嘘になる。 しかし、これは『コレ』でアリだ。むしろ見方を変えればアタリとも言える。まさに前代未聞の使い魔。うん、悪くない。 2 ――ん? 何かが頭の中で警鐘を鳴らしている。何が危険だというのか? 使い魔の召喚についに成功し、これで『ゼロ』の二つ名からも―― 「・・・・・・」 そうだった。ルイズの二つ名は『ゼロ』。魔法率0%。今は違うが。 しかし、魔法が失敗するという特徴と... -
使い魔は妖魔か或いは人間か01
...の儀式。 サモン・サーヴァントを行っていた。 爆発が起きる毎に同級生が嘲り笑い、少女に対する中傷を浴びせる。 その声が聞こえる度に、杖を持つ手が震える。 「また爆発かよ、流石『ゼロ』だな」 煩い── 「何度やっても『ゼロ』、時間の無駄」 黙れ── 「家柄だけが取柄の『ゼロ』の癖に」 見返してやる──! 「成功するわけないよ、『ゼロ』なんだから」 そんな事認めたくない──! 少女の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 彼女の人生は血が滲むほど努力で築かれてきた。 座学なら学院でも常にトップだし、魔法の練習も誰よりもした。 しかし、練習は一切身を結ばなかった。 起きるのは爆発のみ。 系統どころか子供でもできるコモンマジックすら成功しない。 生まれて16年間、一度も魔法が成功したことはない。 だか... -
ゼロウォーズ02
...えた。 「サモン・サーヴァントで呼び出したの。 そしてコントラクトサーヴァントで、アンタは私の使い魔になったの。」 兵真はルイズが何を言っているのか一瞬判らなかったが、過去の先例に倣い理解しようとした。 (多分…『サモン・サーヴァント』=ゲート開放?なら、『コントラクトサーヴァント』=【ナイツ】?…… ということは、コイツは【ゲートマスター】ってこと?帰るにしてもコイツ次第か・・・〔使い魔〕になるしかないかな) 「ルイズ、使い魔って何やれば良いの?」 ルイズは少し驚いた。性格も口も悪い兵真から、 自分の名前を呼ばれるとは想像していなかったからだ(後々直す予定なので)。 使い魔は主人の目となり、耳となる能力の事や、主人に代わり秘薬を取って来たりとか、 主人を守るとか……いろいろ考えた結果、これしか出てこなかった。 「アンタは、洗濯。掃除。その他雑用」 ... -
ゼロの戦闘妖精-01
...した。それもサモン・サーヴァントで。 召喚出来たのは 犬猫や蛇 蛙等の様な「小物」ではない。 視野から はみ出さんばかりの巨体、何らかの力を秘めた姿。 今までに聞いたことの無い唸り声を 絶え間なく上げ続けている。 強い、間違いなく強い! でも、「コレ」は一体 ナニ? 夕暮れの薄闇に浮かぶシルエットは ドラゴンを連想させた。「地に伏した飛竜」といえば 比較的近いかもしれない。 長く伸びた首と胴体 そして翼に至るまで、今までに見たことが無いような曲線で構成され 禍々しくも美しい。しかも 並のサイズではない。 鋭く立ち上がった風切羽?の高さだけでも クラスメイトが召喚した風竜の背丈と同じ位だろう。翼の幅は その倍、嘴?から尻?までなら 三倍はあるだろう。 その身体に鱗や羽毛は無く、金属とも木材・石材等とも判断できない何かで造られている。 そう これは生物ではない。... -
〇な使い魔
...はもう一度、サモン・サーヴァントを行えるように説得すればいいのよね。この使い魔(仮)はゴーレム。つまり、生きていない。 「……あのー」 新しい使い魔を召喚するためには前の使い魔が死ななきゃいけないけど、これはそもそも生きてないわ。 「……すいません」 ならば、これは単なる失敗。サモン・サーヴァントは失敗したのよ。つまり、もう一度サモン・サーヴァントを行えるって事よね! よし、これで行くわよ! 「お、お願いします。気付いて下さい~」 「さっきからうるさいわよ! 一体なんなの……よ?」 あれ? 気がつくと回りのみんなが下がって杖を構えている。青い髪の娘なんかは後ろに氷の槍まで待機させてるし。 「いったい、どうしたのかしら?」 「そ、それが僕にも分からなくて……」 「「うーん……」」 とここで気付いた。今、私は誰と話しているのだろう? 声はすぐ隣からし... -
使い魔エイト
... 1*サモン・サーヴァントだいせいこう! 2*エイト、つかいまのしごとをする -
からくりサーカス・ゼロ 開幕
...生徒たちは『サモン・サーヴァント』を唱え、呼び出した使い魔と契約していく。 誰かが使い魔を呼び出すたびに、歓声が中庭に響く。そんな中で、一人俯いている少女がいた。 (どど、どうしよう……昨日あんなこと言わなければ良かった……) 既に涙目の少女の名は、ルイズ・フランソワーズ。魔法の才能に乏しい貴族の少女であった。 昨日、同級生にからかわれたときに、ルイズは思わず心にもないことを口走ってしまい、いまさらながら後悔に駆られていた。 『私、サモン・サーヴァントは自信があるの。見てなさい、とびきりの使い魔を召喚してやるわ!』 昨日、自分が吐いた捨て台詞が頭に浮かぶ。本当は召喚の魔法に自信などカケラもない。ただの強がりであった。 そんなルイズをよそに召喚の儀式はちゃくちゃくと進んでいく。 「さて、次は……ミス・ヴァリエール。君の番で... -
ゼロの大魔道士-2
...ていた。 サモン・サーヴァント。 それが本日行われるメインイベントにしてメイジの今後が決まるといっても過言ではない儀式だった。 召喚の魔法を唱え、ゲートから現れた生物を使い魔にする。 言葉にすれば僅かこれだけの作業である。 だが、たったそれだけの作業がルイズにとっては重大だった。 無能、落ちこぼれ、劣等生、そしてゼロ。 それがルイズの評価にして絶対の事実だった。 魔法が使えない。 ただその一点が彼女を苛み、心の奥底で淀みとなって沈殿し続けていたのである。 (絶対、絶対成功させて見せる!) メイジの力を見るにはその使い魔を見よと言う。 つまり、ここで絶大な能力を持った使い魔を召喚することが出来れば自分の評価はガラリと変わるのだ。 仮に平凡な能力しか持たない生物を召喚したとしても、召喚自体は成功なのだからそれはそれで自信の源にすることが出来る。 召... -
双月の女神 序章2
...召喚の魔法『サモン・サーヴァント』を幾度も失敗させ、爆発現象を起こし、周囲の同期の生徒達の笑いものになっている。 それでも、彼女は諦めなかった。 自身の「ゼロ」を否定し、乗り越えるために、今一度『サモン・サーヴァント』の呪文を唱える。 「宇宙の果てのどこかにいるわたしの下僕よッ。神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ! わたしは心より求め、訴えるわ……我が導きに、答えなさいッ!!」 その呪文に応え、現れる鏡にも似た次元の扉。 そこまでは今までとさして変わることはない。また爆発を起こし、失敗するだろう。 周囲の生徒達はそう思っていた。 しかし――― 『私に呼びかける者へ、問います。』 「えっ!?」 「な、なんだ!?」 「声!?」 「嘘だろう!?」 「まさか、精霊かなにか!?」 「『ゼロ』のルイズが!?」 「ありえないわ!」 ... -
ゼロの大魔道士-3
...らこの少年もサモン・サーヴァントによって現れたようですな」 「え?」 「ミス・ヴァリエール、この少年とコントラクト・サーヴァントを」 「へ、え? えええええ!?」 ルイズは驚いた。 このハゲ教師はいきなり何を言い出すのか。 そもそも、自分が召喚したのはあの神々しい竜である。 間違ってもマヌケ面を晒して気絶している平民ではないはずだ。 「召喚した生物とコントラクト・サーヴァントを行うのが今日の目的です。であるからして」 「ちょ、ちょっと待ってください! 私が召喚したのはあの竜で…!」 「ですが、逃げられてしまったでしょう?」 「う…」 容赦のないコルベールの一言にルイズはグウの音も出ない。 だが、コルベールとしてはこの場における一番の打開策を出したつもりだった。 確かに竜は逃げ出してしまったが、少年も召喚によって... -
赤目の使い魔-03
...。あんたは『サモン・サーヴァント』で使い魔として召喚されちゃったんだから」 「……へ?」 サモン・サーヴァント?使い魔?召喚? 聴きなれない言葉の羅列に、クリストファーの思考は一旦ストップする。 ルイズは、深く溜息をついた。 「…じゃ、『サモン・サーヴァント』から説明するわ…」 ● ● ● 「『サモン・サーヴァント』っていうのは召喚の魔法の事、ハルケギニアの生き物を呼び出して使い魔にするのよ。まぁ、普通は動物とか幻獣なんだけどね」 魔法。 何十年と生きてきた彼は、その言葉を幾度と無く聴いてきた。 しかし、彼の知る限りそれらは往々にして創作の中の話であった。 まぁ、彼の存在自体は魔法のようなものであるが、それは基本的には錬金術と呼ばれている。 改めて、目の前の少女の格好を見る。 白いブラウスの... - @wiki全体から「サーヴァント」で調べる