あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「ゼロと竜騎士-6」で検索した結果
-
ゼロと竜騎士
...ゼロと竜騎士-5 ゼロと竜騎士-6 ゼロと竜騎士-7 ゼロと竜騎士-8 ゼロと竜騎士-9 -
ゼロと竜騎士-6
ルイズがビュウを使い魔として召喚したことで、その周囲は大なり小なりの差異はあれこそ、それなりの変化というものに巻き込まれることになった。 一番代表的なのはタバサだろう。 主たるメイジにのみ忠実であるはずの使い魔が、主以外の存在、つまり竜騎士であるビュウに懐いてしまっているという現実は、きっとタバサにとって想定外の事態だったに相違ない。 その結果としてのタバサの変化というのは、普段無表情の鉄面皮で通している彼女が、ビュウと一緒の時には露骨に不機嫌そうな表情をしてみせるというものであった。 これをいい変化と言ってしまうのは、タバサにとっては甚だ不本意であろう。 しかし、それまでのタバサを知る彼女のクラスメートたちにしてみれば、それは間違いなくいい変化であるように思われた。 無口で無表情、感情なんてないかのように振舞っていたそれまでのタバサは、お... -
ゼロと竜騎士-9
キュルケ曰くの「作戦会議」はアルヴィーズの食堂で開かれた。 夕食前の時間であるせいか、ホールに人の姿は殆どない。 食堂を管理する使用人たちも、みな厨房に入ってるようだった。 テーブルクロスの交換にやってきた黒髪のメイドがルイズら一行に気づいてお茶を用意してくれたが、見当たる人影と言えばその程度だ。 ティーカップに注がれた紅茶で一息ついた後、最初にキュルケが言ったのはこんなことだった。 「ところで、競技会って実際なにをやらされるわけ?」 至極真面目な顔で言うキュルケに、呆れたのはルイズだ。 作戦会議なんてことを言い出すから何か考えがあるかと思えば、所詮こんなものか、と。 「学院長が仰ってたでしょ? 四系統魔法を象徴するような障害物を乗り越える、障害物競走よ」 「そんなことは分かってるわよ。私が言いたいのはね、ルイズ、その障害... -
ゼロと竜騎士-4
学院長の秘書であるミス・ロングビルがルイズの下を訪れたのは、医務室でもらった鎮痛剤を飲んでようやくウトウトし始めた頃のことだった。 コンコンという控えめなノックの後に入室してきた彼女の、「学院長がお呼びです。至急学院長室までいらして下さい」という言葉に、ルイズは来るべきものが遂に来た、とある種の覚悟を決めたものである。 ルイズが決めた覚悟とは、留年勧告に対してのものであった。 使い魔召喚の儀式の成否が進級できるか否かに関わっている以上、彼女がそういう覚悟を持ってしまうのも当然と言えば当然である。 しかし、覚悟を決めたと言っても所詮腹が据わったとかその程度のものでしかない。 腹が据わったところで、それだけのことで前向きになれるわけでもないのだ。 そんなわけで学院長室のドアをノックし、「入りたまえ」という言葉に従ってドアを開けたルイズの表情はと言えば... -
ゼロと竜騎士-5
――使い魔召喚の儀式、そして契約の儀式からもうすぐ一週間になる。 この間にルイズの生活はそれ以前と比べて大きく変わったとも言えるし、全く変わっていないとも言える。 魔法が使えないのは相変わらずだ。 二つの重要な儀式が成功したのだから、もしかしたら自分も魔法を使えるようになったのかもしれない――そんな風に考えて望んだミス・シュヴルーズの錬金の授業では、毎度の通り魔法を暴発させてしまった。 ミス・シュヴルーズは完全に目を回してしまい、クラスメイトたちからは何時も通り『ゼロのルイズ』と侮辱されたものだ。 そういった面では全く変わっていない。 大きく変わった点ももちろんある。 それは紆余曲折を経て契約した使い魔であるビュウと、それこそ四六時中一緒にいるようになったことだ。 お互いの年齢や性別を考えた結果、居室こそ別々に分かれてはいる。 ... -
ゼロと竜騎士-8
オスマンからの伝言を伝えてくれたロングビルは宝物庫に用事があるとかで、その場で別れた。 そのため一人で学院長室の向かったわけだが、学院長室の扉の前に立つビュウの雰囲気は重い。 (ルイズが揉め事を起こしたと聞いたけど、面倒なことになっていなければいいなぁ) そんな望みの薄い期待をし、オーク材の重厚な扉を押し開く。 大きく取られた窓から差し込む光によって室内は明るく、しかし流石魔法学院の長の執務室らしくインクと紙の匂いに満ちた部屋である。 ビュウがここに来るのはルイズと使い魔契約の儀式を行ったあのとき以来だ。 だがあの時とは、室内にいる面々の顔ぶれが大きく違う。 不機嫌そうに顔を歪めているルイズ。 その横で少し気まずそうに、ビュウに向かって「ゴメンッ」と片手を挙げているキュルケ。 我関せずな顔をしているタバサ。 そし... -
ゼロと竜騎士-1
(なんだか最近のカーナは、空気が良くない……) カーナ戦竜隊の隊長にしてオレルスの竜騎士、ビュウはそんなことを思いながらドラゴンたちの餌になる草を探しながら、城の近くの森を歩いていた。 オレルス救世軍として仲間たちを率い、アルタイルに潜むアレキサンダーを倒したあの戦いから早一年が経つ 。 ラッシュにトゥルース、ビッケバッケたちは、今は戦場を駆ける商人の後継者として各地を転々とし、あの頃 共に戦った他の仲間たちも今はそれぞれの故郷でそれぞれに頑張っている。 皆とは今でも手紙のやりとりがあってお互いの壮健を伝え合ってはいるが、ビュウはそうした仲間たちに、今 のカーナの微妙な空気を伝えることが出来なくて、鬱々としたものを胸に溜め込んでしまっていた。 今のカーナの微妙な空気というのは、その元を辿れば再建中のグランベロス帝国で起きたサスァ・パルパレオ ... -
ゼロと竜騎士-2
その翌朝、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの一日は強烈な鈍痛と共にやってきた。 窓の外は空に薄っすらと白みが差し始めたくらいで、まだ太陽が昇ってすらいない。 こんな時間に起きてしまって、馬鹿らしい。 「二度寝よ、二度寝しかないわ」 そう呟いてベッドに戻るも、ズキズキと痛む額のせいでとてもではないが寝てなんていられない。 なんで私の頭はこんなに痛いんだ? そもそも私、昨日ってどうやって眠ったんだっけ? 鈍痛に苛まれる胡乱な頭でそんなことを考え、ルイズはガバッとベッドから身を起こした。 「そうよ! 私、使い魔! ~~って!」 跳ね起きた衝撃が痺れる頭痛を増幅する。 ルイズは身を起こしたまま、今度は身体を「く」の字に追って悶絶した。 さておき――。 (そうだ、昨日は確か使い魔... -
ゼロと竜騎士-7
所は移って昼休みの食堂。 ルイズにしてみれば謎の納得とともに謎の行動に移ったキュルケではあるが、その顔は大真面目だった。 引きずられるように連れて来られた食堂で、今ルイズの目の前にはメガネを掛けたキュルケがうっふん、女教師風に佇んでいる。 「それではこれより、キュルケ先生が教える『ゼロから始める男の口説き方講座』を開講するわよ!」 その宣誓にルイズの頬が引きつった。 訂正しよう、そこまで真面目でもないかもしれない。 いやいや、キュルケにしたところで本人は真面目にやっているつもりなのだ。 ただ、ひたすら真面目なだけでは面白くないし、どうせなら自分も楽しみながらやろうと思っているだけである。 (落ち着け私、わざとやってるわけではないはずよ……!) ゼロの部分に過剰反応しながら、ふと隣を見ればいつの間にかルイズの隣にはタ... -
ゼロと竜騎士-3
「……忘れなさいよね」 キュルケの部屋で、そしてキュルケの胸に抱かれて約一時間、めそめそと泣き続けたルイズであったが、ようやく落ち着いて最初に口にした言葉がそれであった。 キュルケの部屋で一時間、一時間である。 朝食の時間もとっくに終わってしまっている。 それだけの時間をキュルケの胸で泣きはらし、目も鼻もすっかり真っ赤になっているのに、それでも強がりそっぽを向いてそんなことを言う様は、もうまるで子供だ。 延々と一時間近くもそんなルイズに付き添ってやっていたキュルケにしてみれば、今更そんな体面繕ったって、という感じではあるのだが、 (ま、それでこそルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールってもんよね) そんな風に思ってしまえるのだから、キュルケもキュルケである。 「はいはい、分かってるわよ。それよりほら、鼻真... -
ゼロの騎士
「ファイナルファンタジータクティクス」より、ラムザ・ベオルブ ゼロの騎士-01 ゼロの騎士-02 ゼロの騎士-03 ゼロの騎士-04 ゼロの騎士-05 ゼロの騎士-06 ゼロの騎士-07 -
ゼロと人形遣い
「からくりサーカス」より阿紫花 英良を召喚 ゼロと人形遣い-1 ゼロと人形遣い-2 ゼロと人形遣い-3 ゼロと人形遣い-4 ゼロと人形遣い-5 ゼロと人形遣い-6 ゼロと人形遣い-7 ゼロと人形遣い-8 ゼロと人形遣い-9 ゼロと人形遣い-10 -
ゼロと聖石
「ファイナルファンタジータクティクス」の聖石 参考リンク:ウィキペディア (Wikipedia) フリー百科事典 ファイナルファンタジータクティクスの項より ゼロと聖石-01 ゼロと聖石-02 ゼロと聖石-03 ゼロと聖石-04 ゼロと聖石-05 ゼロと聖石-06 ゼロと聖石-07 ゼロと聖石-08 ゼロと聖石-09 ゼロと聖石-10 ゼロと聖石-外伝 昼下がりの戦い ゼロと聖石-11 ゼロと聖石-12 ゼロと聖石-13 ゼロと聖石-14 ゼロと聖石-15 ゼロと聖石-16 ゼロと聖石-17 ゼロと聖石-18 ゼロと聖石-19 ゼロと聖石-20 ゼロと聖石-21 ゼロと聖石-22 ゼロと聖石-23 -
ゼロと波動
ストリートファイターⅢ RYU FINAL より豪鬼に勝った後日のリュウを召喚 ゼロと波動 第01話 ゼロと波動 第02話 ゼロと波動 第03話 ゼロと波動 第04話 ゼロと波動 第05話 ゼロと波動 第06話 ゼロと波動 第07話 ゼロと波動 第08話 ゼロと波動 第09話 ゼロと波動 第10話 ゼロと波動 第11話 ゼロと波動 BONUS STAGE① -
ゼロと魔王
魔界戦記ディスガイア(ファミ通文庫基準)より、ラハールを召喚 ゼロと魔王-01 ゼロと魔王-02 ゼロと魔王-03 ゼロと魔王-04 ゼロと魔王-05 ゼロと魔王-06 ゼロと魔王-07 ゼロと魔王-08 ゼロと魔王-09 ゼロと魔王-10 ゼロと魔王-11 ゼロと魔王-12 -
ゼロと疾風
GUILTY GEARシリーズよりチップ=ザナフを召喚 ゼロと疾風-01 ゼロと疾風-02 ゼロと疾風-03 ゼロと疾風-04 ゼロと疾風-05 ゼロと疾風-06 -
ゼロと獅子
ファイナルファンタジーⅧよりスコール・レオンハートを召喚 ゼロと獅子-01 1話 召喚された獅子 ゼロと獅子-02 ゼロと獅子-03 ゼロと獅子-04 ゼロと獅子-05 -
ゼロと雪姫
「オーバーマン キングゲイナー」のアナ・メダイユとリンク・リンス・リンナ ゼロと雪姫-1 ~ゼロの雪姫~ ゼロと雪姫-2 ~ルイズとアナ~ ゼロと雪姫-3 ~魔法が使えないって、本当かい?~ -
ゼロと損種実験体-19
前ページ次ページゼロと損種実験体 それを最初に発見したのが誰かなどタルブの村人たちにとって、どうでもいいことであった。 ラ・ロシェールの方角から聞こえた爆発音と燃え上がり山に激突し森に落ちるトリステイン艦。 それが、アルビオン軍によるトリステイン侵攻の始まりであるなどと知るはずもなく、村の上空に停泊した戦艦を不安に脅える眼で見ていた彼らは、そこから飛び立った火竜が村の家々に火炎の息を吐き出した時点で初めて悲鳴を上げて逃げ出した。 トリステインとアルビオンの間には不可侵条約が結ばれている。 しかし、アルビオンの側にとって、それは奇襲のために持ちかけたものでしかなかった。 一応、親善訪問に訪れたという名目で送り出してきた自分たちの船の一つを沈めて見せて、先に攻撃してきたのはトリステイン艦隊である。 こちらは応戦しているだけだなどと宣言し... -
ゼロと伍長
「パンプキンシザーズ」よりランデル・オーランド伍長を召喚 ゼロと伍長-前編 ゼロと伍長-後編 -
ゼロの大魔道士
「DRAGON QUEST―ダイの大冒険―」のポップ ゼロの大魔道士-1 ゼロの大魔道士-2 ゼロの大魔道士-3 ゼロの大魔道士-4 ゼロの大魔道士-5 ゼロの大魔道士-6 ゼロの大魔道士-7 ゼロの大魔道士-8 ゼロの大魔道士-9 -
ゼロと損種実験体
「強殖装甲ガイバー」からアプトムを召喚 ゼロと損種実験体-01 ゼロと損種実験体-02 ゼロと損種実験体-03 ゼロと損種実験体-04 ゼロと損種実験体-05 ゼロと損種実験体-06 ゼロと損種実験体-07 ゼロと損種実験体-08a ゼロと損種実験体-08b ゼロと損種実験体-09 ゼロと損種実験体-10 ゼロと損種実験体-11 ゼロと損種実験体-12 ゼロと損種実験体-13 ゼロと損種実験体-14 ゼロと損種実験体-15 ゼロと損種実験体-16 ゼロと損種実験体-17 ゼロと損種実験体-18 ゼロと損種実験体-19 ゼロと損種実験体-20 ゼロと損種実験体-21 ゼロと損種実験体-22 ゼロと損種実験体-23 -
ゼロと迷宮職人
ダンジョンメーカー 魔法のシャベルと小さな勇者 より、アレンを召喚 ゼロと迷宮職人-01 第一「階」 ダンジョン作れます ゼロと迷宮職人-02 第二「階」 これからのご主人様にはダンジョンがあります ゼロと迷宮職人-03 第三「階」 拳で、決着をつけましょう ゼロと迷宮職人-04 第四「階」 みんなでダンジョン行きましょう ゼロと迷宮職人-05 第五「階」 ぼくもはじめは怖かったです ゼロと迷宮職人-06 第六「階」 よろしく、デルフリンガー ゼロと迷宮職人-07 第七「階」 ぼくもご家族を助けるの手伝います! -
ゼロとヲタ少女
「らき☆すた」の世界に手違いでルイズが転移する話 ゼロとヲタ少女 01 ゼロとヲタ少女 02 ゼロとヲタ少女 03 ゼロとヲタ少女 04 -
ゼロと黒蛇
「BLACK BLOOD BROTHERS」より、カーサ(九龍転化前)を召喚 ゼロと黒蛇-01 -
一覧テスト01
長編(五十音順:’07/09以前更新) あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 その他 あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ルイズと再生の魔法使い アリアンロッドリプレイ・ルージュ トラン=セプター 2009-10-11 16 56 31 (Sun) 『虚無と金剛石~ゼロとダイアモンド~』 ウィザードリィ アラビク王子 2009-10-11 17 42 40 (Sun) ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ 宇宙の騎士テッカマンブレード ラダム樹 2009-10-15 22 07 39 (Thu) 使い魔は神様? 大神 アマテラス 2010-05-05 14 12 43 (Wed) ゼロと雪姫 オーバーマン キングゲイナー アナ・メダイユとリンク・リンス・リンナ... -
ゼロとアニキ
天元突破グレンラガン よりカミナを召喚 ゼロとアニキ-01 -
ゼロと波導の勇者
劇場版「ポケットモンスター」「ミュウと波導の勇者ルカリオ」のルカリオが召喚される話。 ゼロと波導の勇者 1 ゼロと波導の勇者 2 -
ゼロの騎士-01
前ページ次ページゼロの騎士 乱世は新しき王により静まり 偽りの教えを残し主の無き道をゆく 戦士は心震わし再び剣を手に取り胸に一つの石を抱いた 消えゆく記憶をその剣に刻み 鍛えた技をその石に託す 物語は剣より語られ石に継がれる 今、その物語を語ろう... 不意に目の前に現れた光により青年は目を覚ました ある理由により人里離れた山の中にいた男にとってその光はありえないものだ 咄嗟の反応で身構えるが目の前にある一枚の鏡に体が吸い込まれていく 「なっ、アルマっ!」 男は妹の名前を呼んだ あまりに唐突 名前を呼ばれ目を覚ました妹の前にはすでに兄の姿はなかった 「ラムザお兄ちゃん?」 アルマと呼ばれた少年の呼びかけは無情にも夜の闇の中に消えていった 所かわって快晴の空 雲雀が鳴く声が突然の爆発音... -
ゼロと魔獣のような悪魔
株式会社フライト・プランより PSゲーム「サモンナイト2」。 呼び出されるのは 敵方、大悪魔メルギトスの配下の悪魔ビーニャ。 ゼロと魔獣のような悪魔-00 ゼロと魔獣のような悪魔-01 ゼロと魔獣のような悪魔-02 ゼロと魔獣のような悪魔-03 -
誰がために
縦隊を組んで進むアルビオン軍、総勢七万。 その全容が見渡せる小高い丘の上に、二人の竜騎士がいた。 「醜いものだな」 ウェーブがかった髪の初老の竜騎士は、アルビオン軍を見つめてそう呟いた。 「見るがいい、奴らの瞳を。血に飢え殺戮の時を待ち望む狂人の瞳だ。 もはや奴らは己が誰のために戦っているのかすら覚えてはいまい。 戦争は人を狂わせる。しかし、戦士たるもの己がなにゆえに戦うのかを忘れてはならぬ。 それまで犠牲にしてきた者たちのためにもな……」 その傍らに立つ金髪の竜騎士、ジュリオ・チェザーレは大軍勢を見つめたまま、静かに頷いた。 竜を駆るものならば今やこのハルキゲニアに知らぬ者はいない、この初老の竜騎士は憧れの存在であった。 何者にも頼らず、自らの才覚と努力のみで最強の竜騎士と呼ばれるようになっただけでなく、 欲や保身... -
ゼロと帽子と本の使い魔
「ヤミと帽子と本の旅人」のコゲが召喚される話 ゼロと帽子と本の使い魔01 ゼロと帽子と本の使い魔02 -
ゼロと聖石-11
前ページ次ページゼロと聖石 聖堂。 テンプルとも言うニューカッスル城のそこは、城にふさわしい規模を誇っていた。 絢爛豪華に造られた其処は、アルビオンにおける生誕から葬儀まで喜びと悲しみを見届けた場所。 ここだけ空気が澄んでいる気がする。 同時に死者の臭いも感じることが出来る不思議な空間だ。 そんな神聖な場所の祭壇前にウェールズ皇子が祈りを捧げていた。 私もそれに習い、始祖に祈りを捧げる。 祈るのは私にとっての平穏な日常。 ちょうど、あの時のやさしい夢。 全員がほほえましく笑いながら過ごしたあの夢を。 不意に、ウェールズ皇子が立ち上がり、指から指輪を抜いた。 それを私に握らせ、 「これを、アンに。これを渡せば分かってくれるはずだから」 泣きそうな私を叱責し、その指輪を懐に収める。 必ず、アンリエッタ様に、何があっても渡そう。そ... -
ゼロとヲタ少女 01
前ページ次ページゼロとヲタ少女 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!!」 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの詠唱に応え、眼前に 鏡のような門が開いた。彼女の魔法は成功したのである。後はこの門をくぐり、召喚に 応じた使い魔が現れるのを待つのみ。ルイズは期待に満ちた目で門を見つめる。周囲の 生徒と教師も、彼女が初めて成功させた魔法の結果が出るのを固唾を飲んで見守ってい る。 待つ。変化なし。 まだ待つ。さらに変化なし。 まだまだ待つ。やはり変化なし。 まだまだまだ…。 「あーもう! さっさと出てきなさい!!」 いつまで経っても出てこない使い魔にルイズは癇癪を起こし、つかつかと門に歩み寄 っていく。門を覗き込も... -
ゼロな提督-27 c
前ページ次ページゼロな提督 ラ・ロシェールから遠く離れた空に、アルビオン艦隊が滞空していた。戦列艦だけでな く、地上へ降下し占領活動を行う地上部隊を乗せたガレオン船などの輸送艦も列をなして いる。 旗艦『レキシントン』号にも竜騎士20騎と多数の陸戦隊が待機している。が、ラ・ロ シェールやトリスタニアのような大きな街を占領するとなると、相応の人数がいる。それ ら全てを戦列艦に載せる事は出来ない。なので輸送船が上空で待機していた。 旗艦の艦橋にはワルドの報告を受けるボーウッドがいる。 「アンリエッタ姫への治療は終わりました。ですが傷による錯乱が激しいため、現在は『眠 りの雲』で休んで頂いております」 「そうか、ご苦労だった」 報告を受けるボーウッド艦長の隣には、艦隊司令長官及び貴族議会議員である政治家、 そして真っ青な顔で汗を拭くのに忙しいサー... -
ゼロと聖石-17
前ページ次ページゼロと聖石 話は酒場での結果報告より遡る。 仕事も終わり、意気揚々と帰還している最中だった。 森の中に石造りの建物があった。 部屋が一つだけの簡素な造り。 中には朽ち果てた船が一隻。 大きさから見て二人から三人乗りの船だろう。 船体に刻まれていた文字はエンタープライズ、船の名前だろう。 しかし、ギーシュが触るだけで船体が軋み、所によって割れる。 これが、未知の技術で作られていることはすぐにわかった。 なぜなら、風石が無い上によくわからない棒が付いている。 極めつけは中に積んであった黒い塊。 『魔力変換式空冷エンジン・銀鍵守護機関過渡期Ver.Dr.West』 とりあえず、名前とかそういったものには一切触れないで置こう。 なんだか検閲されそうだし。 よく解らないが、そういったと... -
ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~
「戦国ランス」から「ランス、シィル・プライン、上杉謙信」を召喚 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-01 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-02 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-03 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-04 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-05 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-06 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-07 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-08 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-09 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-10 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-11 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-12 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-13 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-14 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-15 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-16 ランス外伝~ゼロと鬼畜な使い魔~-17 -
ゼロと聖石-19
前ページ次ページゼロと聖石 空を占拠したアルビオンの軍艦から降りてくる兵隊。 大よそ五千の軍勢は大体半分に別れ、片方はラ・ロシェールに、もう片方はタルブ村に向かってくる。 上空、黒チョコボから見た規模で、6:4くらいの割合。 それに対して、タルブ村周辺に並ぶ志願軍、約五百人。 百人ぐらいが外の冒険者で協力してくれた人たち。 それらを勘定に加え、大雑把に計算しても大体四倍の戦力差。 この戦いは、いかに技術を生かして戦うかが最大の焦点だ。 そのつもりで皆準備を進めている。 会戦まであと一時間位。 組み上げられる足場、そこに並ぶタルブ村の弓使いたち。 ルーンソードを持って並ぶ、ナイトの洗礼を受けた人たち。 道具袋に剣や槍を詰め、投擲準備に入る忍者達。 入念に準備運動するモンクたちに、刀を構える侍。 非戦闘員の避難も終わり、村から人が消える... -
ゼロとヲタ少女 04
前ページゼロとヲタ少女 居候であるルイズの一日はこなたを起こす事から始まる。 本とフィギュアとDVDが所狭しと置かれた部屋のベッドで、こなたは熟睡中であった。構わずに布団を剥がす。 「起きなさい、学校に行くんでしょ」 「………あと五分~…」 ベタな返答をして再び布団を被ろうとするこなた。ルイズは懐から杖を取り出す。 「黄昏よりも昏きもの、血の流れより紅きもの―――」 「…んぎゃあぁ!? それは止めてー!!」 パソコンに杖を向けて朗々と呪文を詠唱するルイズを見たこなたが、血相を変えて飛び起きた。 すっかり眠気が吹き飛んでしまったこなたがルイズに非難の目を向ける。パソコンの喪失は彼女にとって死活問題だからである。 「ホントに飛び起きたわね。おはようコナタ」 「…ルイズさ~ん、その起こし方はシャレになってないような気が…。... -
ゼロの双騎士-01
前ページ次ページゼロの双騎士 「覚悟しろ…!!!」 殺気に満ちた目を向けられ、男は自嘲の笑みを浮かべた。 数え切れぬほどの敵を殺し、親友の覇道成就に力を尽くした。 親友の頼みに応えてかつての味方を敵とした。 愛する女性のために、親友の遺志を継ぐために、数え切れぬほど殺した。 敵から裏切り者と蔑まれ、味方からもかつての仇と憎まれ、それでも親友と愛する女性のために。 斬り、突き、薙ぎ払い、焼き。 手に馴染んだ愛剣は、人魔問わず大量の血を吸っている。 「グッバイ、ヨヨ…」 役目は果たした。 ヨヨを残していくのは心苦しいが、憎悪を一身に背負った私を殺そうと言うなら甘んじて受けよう。 私が全ての憎しみを背負おう。 私が死ぬことで将兵や民の憎しみが少しでも晴れれば、新生カーナ王国の統治は大分容易になるはずだ。 「死ね、パル... -
ゼロと電流-07a
前ページ次ページゼロと電流 「幕間~ガリアの王女~」 ガリア王都リュティスの東端にそびえる巨大かつ壮麗な宮殿ヴェルサルテイル。 さらにその中心グラン・トロワ。 ガリア王族が住み暮らす宮殿と、その中心かつガリアの政治中枢でもあるグラン・トロワ。 そこから少し離れた位置に存在する小宮殿プチ・トロワへ、一人のメイジが姿を見せた。 美男子ではあるが骨細ではない。騎士としての力強さすら感じさせるその姿は、彼の実力そのままを現していた。 彼の名はバッソ・カステルモール。ガリア東薔薇騎士団の若き花壇騎士である。 彼は今、ガリア王女イザベラへの報告を携えて現れたところだった。 「報告いたします」 王女への礼を作法通りに済ませ、カステルモールは報告書を手に取った。 報告と言っても、殆どはわかり切ったことの再確認に過ぎ... -
ゼロと運命の剣-01
前ページ次ページゼロと運命の剣 その少女の魔法は例外なく爆発する。例外がないということはつまり今回も、だ。 しかし少女の瞳はあきらめていない。今度こそ成功したと言う実感が(例えそれが数秒後に消えるものだとしても)あったし、それが気のせいだと思いたくはなかった。 そしてその声は、聞こえた。 『おいそこの女、我の声が聞こえるか』 「成功した!」 少女は煙の中を駆け出した。念願の使い魔だ。契約さえ済めば、これでゼロと馬鹿にされる事もなくなる。 しかし少女の希望は、一瞬の後に疑問に変わり、直後に落胆に変わる事になる。 「…………剣?」 そこにあったのは、確かに剣であった。大地に突き立っている。 やや刀身の長く、刃が広い長剣で、柄に奇妙な装飾がついていた。あまり実用的な剣とも思えないし、それにしては装飾が真新しいわけでもない、古... -
ゼロと雪姫-2
前ページ次ページゼロと雪姫 アナ・メダイユはウルグスクをおさめるメダイユ侯の末娘。八歳で、好奇心旺盛。地元ではおてんば姫として知られている。 しかし、時には知的な一面を見せ、その言葉の前には大人はひれ伏し、家名に恥じぬ、指導者の才を持っていた。 とある理由でエクソダス請負人ゲイン・ビジョウと出会う。これがきっかけで〈哀れな人質〉という名目で、〈ヤーパンの天井〉に参加。東の国ヤーパンを目指しエクソダスしていた。 ところが、異世界ハルケギニアの少女、ルイズに呼び出され、彼女の生活は一転する事になる。 ~ルイズとアナ~ サモン・サーヴァンの翌朝、アナは大きな目をパチリと開ける。体を起こし、両目を小さな手で擦り、辺りを見回す。 「ここはどこ?」 覚めきっていない、ぼんやりとした頭でアナは人の気配を感じて、横を顔を向ける。そこにはピンク色の長い髪... -
ゼロと桃色の魔法使い
「魔法戦隊マジレンジャー」から、小津芳香(マジピンク) ゼロと桃色の魔法使い-01 -
長編(五十音順)-06
は行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ルイズと博士と時々ダディ BIOSHOCK ビッグダディと無線機 2009-10-11 13 54 41 (Sun) 絶望の街の魔王、降臨 BIOHAZARD3 LAST ESCAPE ジル・ヴァレンタイン 2009-09-18 12 03 39 (Fri) バイ 0 ハザード バイオハザード4 レオン・S・ケネディ 2007-08-08 20 08 02 (Wed) BIOHAZARD CODE Zero バイオハザード6 レオン・S・ケネディ 2016-03-05 01 42 10 (Sat) ZEROMEGA BIOMEGA(バイオメガ) 丁 五宇、ヒノト・タイラ他 2008-12-20 10 06 53 (Sat) 音速の使い魔 覇王大系リューナイト アデュー・ウォルサム 2008-02-13 16 30 10 (W... -
ゼロとヲタ少女 02
前ページ次ページゼロとヲタ少女 夜、いつものようにネットゲームに興じていたこなたの部屋に突如として出現した鏡 のようなものが現れ、女の子が飛び出してきて自分と激突するという異常事態に遭遇し たこなたは、ルイズと名乗った女の子を連れて、父である泉そうじろうへ相談するべく 部屋を出た。そうじろうは招いた覚えのないルイズの存在とその格好をいぶかしんだが、 ルイズは美少女なので相好を崩して応対した。こなたは父親の様子を生温かく見つめ、 耳打ちする。そのままルイズを置き去りにして密談を始めた。最初は大人しくしていた ルイズだったが、自分を無視して密談されて面白いはずもなく、無礼を怒鳴りつけよう とした矢先に密談は終了し、おもむろにそうじろうはルイズに向けて宣言した。 「あなたは異世界から来たんですよ!!」 「な、なんだってー!?」 そうじろうの叫びに... -
ゼロと聖石-01
前ページ次ページゼロと聖石 私が召喚したものはたった一つの石だった。 周囲からは『ゼロ』と囃し立てられ、私が再召喚の申請をしても監督の教師はそれを認めなかった。 契約の儀式を済ませると、その石に一つの模様が刻まれる。 ルーン文字とは違うその模様が、私の人生に影響を与えるなんて今の時点の私にはわからなかった。 私は悔しくて、悔しくて、涙で枕を濡らした。 私をゼロと罵る声が。 今まで応援してくれた先生の期待を裏切ってしまったこと。 なによりも、魔法が使えないこと。 それら全てが悲しくて、涙を流した。 石が、光を放った。 寝てしまったのか、目を覚ますとそこは廃墟だった。 いや、魔法陣の中に入った記憶がある。 つまりここは現実、感覚も全てはっきりしている。 ポケットの... -
ゼロと聖石-12
前ページ次ページゼロと聖石 倒れこんだ状態でハイポーションを使う。 とりあえずは応急処置といった感じか。 同じく倒れこんでいるシエスタにはエクスポーション。 元から体力の桁が違うのだ、材料費が高く回復量も高いものを使うのが道理だ。 それでも完全に回復していないところが怖い、というか化物ですか? さようならエクスポーション。作成費金貨三枚、貴方のことは忘れない。 同じく倒れこんでいるウェールズ皇子の容態を調べる。 リレイズの発動まで後三十秒弱。 これは、皇子がアンリエッタ様に再び会えるように掛けたおまじない。 今ここで使わせるわけにはいかない。 万が一のために用意しておいたフェニックスの尾。 鳥形使い魔の抜け落ちた羽をベースに薬を混ぜて作った気付け薬。 細かく砕いて水と共に飲み込ませる。しめて金貨十枚なり。 即効性が売りの薬だ。効果はすぐに現われ... -
ゼロと疾風-02
前ページ次ページゼロと疾風 ゼロと疾風 ルイズの壁 朝になるといろいろなものが動き出す。 その動きをチップは感じ取り眼を覚ました。 チップは大きなあくびをして、頭をかいた。 「さて、ルイズを起こしにいくか」 昨日はあんなこと言ったが、チップはルイズを起こすことにした。 部屋に着いたが、ルイズはまだ眠っている。 とりあえず、毛布をはいだ。 「な,何!!というかあんた誰よ」 「チップだ!せっかく起こしに来てやったのに、なんだ?その態度」 「あ・・・昨日召喚したんだっけ、忘れてた」 「忘れんな。それに、みんなもう起き始めているぜ」 ルイズは起き上がると、チップに命令をした。 「服」 「自分でとれ」 そう言うとチップは部屋の外に出て行った。 「外で待っているから、早く出てこい」 廊下に出ると結構な人間が行き来しているのがチップの眼に入っ... -
ゼロと雪姫-1
前ページ次ページゼロと雪姫 ゼロの雪姫 「宇宙の果てのどこかにいる私の下僕よ!強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ!我が導きに答えなさい!」 少女が詠唱を終えて杖を振ると爆発が起きて煙が舞い上がる。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは何十回やったかも覚えてない『サモン・サーヴァント』はまたも失敗かと誰もが思った。 が、そうでは無かった。 煙からルイズの元に何かが走って来た。 身体の大きさはリンゴ2つ分、白と黒が混じった体毛に長い尻尾を持ったリスの様なイタチの様な生き物だった。 ルイズは足下に寄ってきたその生き物を両手で優しく掴み、ひょいっと自分の顔の近くまで持ってきた 「やっ、やったわ!初めて魔法を成功させた!」 ルイズは涙と声を出して喜んだ。 自分がイメージして... - @wiki全体から「ゼロと竜騎士-6」で調べる