あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「ルイズと剣狼伝説-2」で検索した結果
-
ルイズと剣狼伝説
...イズと剣狼伝説-1 ルイズと剣狼伝説-2 ルイズと剣狼伝説-3 ルイズと剣狼伝説-4 ルイズと剣狼伝説-5 ルイズと剣狼伝説-6 ルイズと剣狼伝説-7 ルイズと剣狼伝説-8 ルイズと剣狼伝説-9 ルイズと剣狼伝説-10 ルイズと剣狼伝説-11 ルイズと剣狼伝説番外 ルイズと剣狼伝説第二部-1 ルイズと剣狼伝説第二部-2 ルイズと剣狼伝説第二部-3 ルイズと剣狼伝説第二部-4 ルイズと剣狼伝説第二部-5 ルイズと剣狼伝説第二部-6 ルイズと剣狼伝説第二部-7 ルイズと剣狼伝説第二部-8 ルイズと剣狼伝説第二部-9 ルイズと剣狼伝説第二部-10 ルイズと剣狼伝説第二部-11 ルイズと剣狼伝説第二部-12 -
ルイズと剣狼伝説-2
「マスターよ、朝だ」 男がすやすやと眠る少女に語りかける、しかし少女は一寸も目に光がささらないようグッと閉じようとしといる とりあえず寝ている少女の毛布をはいだ 「な、なによ!なにごと!」 少女が驚きながら上体を起こす 「朝だから起こした」 「はぇ?そっそう・・・・ってあんた誰よ!」 寝ぼけた表情で男に怒鳴る少女、男が口を開く 「ロムだ」 第二話 少女の使い魔となった戦士 「ああ、昨日召喚した使い魔ね」 ロムを召喚した少女、ルイズはベットの上で上がり欠伸をひとつ、そして命令 「服」 ロムは椅子に掛かっている服を取りに行く、さらにルイズは命令する 「下着も取って」 「何処にある」 「そのクローゼットの下、引き出しに入っている」 言われるままに引き出しを明けて適当なのを取りだし制服と共に渡す するとルイズは... -
ルイズと剣狼伝説-10
「天空宙心拳!旋風蹴り!!」 ロムがゴーレムに向かって蹴りあげるしかし、腕のガードによって防がれそのまま吹き飛ばされてしまった 「ち、ならば!」 瞬時に体勢を整えると飛ばされた先にある木を蹴りあげさらに高く跳んだ 「はあ!稲妻蹴り!疾風突き!瞬殺拳!!」 そのまま懐に入り込み、止まらぬ連撃を与える するとゴーレムはたまらず倒れてしまった 「ロム!」 ルイズが叫ぶ 「凄い・・・・、流石ダーリン、ゴーレムなんかに遅れを取らないぐらい強いじゃない」 キュルケが感嘆する 「・・・・・・・・」 タバサはじっと闘いを観察していた (土埃が濃くて視界が悪い!奴はいつ立ち上が・・・・うお!!) ロムの正面に巨大な拳が向かってきた これを蹴りあげ、三角跳びで手の上に乗り、顔に向かって腕の上を走った 「天空宙心拳!旋風二段蹴り!!」 全身を回... -
ルイズと剣狼伝説-7
朝、目が覚めたキュルケは着替えを終えると鏡の前に座り、化粧を始める 今日は虚無の日、休日である 確実に誘惑するにはどんなメイクをしようかと、考えながら鼻唄をする 化粧を終え、自分の部屋を出て、ルイズの部屋のドアを開けたが空っぽであった 「相変わらず色気の無い部屋ね。それにしてもダーリンは何処へ行ったの?」 すると外からヒヒーンっという声が聞こえてきた 窓から覗くと二頭の馬とそれを引っ張る二人、ロムとルイズだ 「おっと!頬を舐めるのは止めてくれないか?そうだ、ははっ可愛いな」 「あんた馬に乗った事あるの?」 「いやないな。俺の世界には動物に変形できる者もいるが」 「なんでもありねあんたの世界は・・・・、さあ行くわよ」 二人は馬に股がり走って学院を後にした 「あの二人・・・・、街へ行くのね!こうしちゃいられないわ!」 キュルケはそう言って部屋... -
ルイズと剣狼伝説-1
「てんくうちゅうしんけん?何それ?」 ロム・ストールの発した聞いたことの無い単語を不思議に思うルイズ 「悪を断ち、弱きものを守る正義の拳法、俺は亡き父の遺言によりそれを用いて旅を続けていた」 「ふ~ん・・・、ってそんな話をしている暇はないわ!今すぐ契約するわよ!!」 「契約?何の?」 「主と使い魔の契約よ!今から貴方は私の使い魔になるのよ!」 ルイズは力みながら説明した 第1話 新たなる大地!その名はハルケギニア! 「つまり使い魔とは君たち魔法使いのしもべになること、俺は君に召喚されたから君の使い魔として契約をしなければならない」 「そうよ、物分かりが早くて助かるわ、では早速・・・・」「断る」 「んな!何を言っているの!貴方は私に」 「君達魔法使いが伝統に従うように俺には亡き父の遺言に従って悪を討つ旅を続ける義務がある。それを途中... -
ルイズと剣狼伝説-6
「マスター洗濯物をたたんだぞ」 「あらそう、じゃあ明日の着替えは椅子に置いて残りはクローゼットの中に入れて置いて。 後これは明日の分。それじゃ御休み」 そういうとルイズは枕に頭を置く ロムは部屋を出て一週間前、自分が召喚された広場へと向かう そして二つの月を見ながら念じ始める 「・・・・今日も駄目か。日が立てば何か変わると思っていたがそう甘くはいかないようだな・・・・。」 そう呟くと広場を後にし、扉を開く前に振り返りまた呟いた 「剣狼よ。我が声が聞こえているならば、今すぐ我が下に・・・・」 第四話 情熱と古剣と土くれと 「マスター朝だぞ」 ロムの呼び掛けにうっう~んっと小さな声を出し、ルイズが上半身を上げて背伸びして一言 「服」 ロムは服と下着を前に差し出し後に向く 「着せて」 そして目を反らしつつボタンを一つづつ掛け... -
ルイズと剣狼伝説-8
「さすがは魔法学院本塔の壁ね・・・・。物理衝撃が弱点?あの禿のオッサン適当な事言って・・・・」 そういって巨大な2つの月の下で舌打ちをしたのは『土くれのフーケ』、今最もトリステインで有名な神出鬼没な怪盗である ちなみに土くれとは盗みの技からつけられたものであり、その一例にまず『錬金』によって扉や壁を土くれに変えて警備を無力化、 そして巨大ゴーレムによる力技で兵士達を蹴散らし白昼堂々とお宝を盗む 最後に犯行現場自分のサインを置いていく、こんな感じである そして今回もこのトリステイン魔法学院に安置されているマジック・アイテムを頂きに来たのであった 「せっかくここまで来たんだから何としてでも持ち帰りたい・・・・、ん?」 人の気配を感じたのかフーケは『レビテーション』を小さく唱え、宙を浮き静かに中庭の植え込みに消えた そして代わりに現れたのはルイズ、キュルケ、風竜に... -
ルイズと剣狼伝説第二部-8
「やったわ!勝ったわ!あたしたち!」 「ぼ、僕の『錬金』で・・・・、父上!ギーシュは勝ちましたよー!!」 目の前で燃え盛る炎の前で勝利を確信したキュルケとギーシュが喜び、手を取り合った 「じゃあこんな所長居は無用よ!私達も早く脱出」 「!危ない!」 「へっ?」 タバサの叫び声にキュルケとギーシュが達が振り向くと 「やってくれるやないかじゃりん子共・・・・」 炎の中から白い影・・・・、デビルサターン達が現れた 「でも残念やったな。ワイらそこらの奴等よりちょっぴり頑丈なんやなこれが」 「さあ、覚悟しな」 デビルサターン達がキュルケとギーシュを取り囲む キュルケは蒼白に近い顔で杖から炎を放とうとする しかし火がぽっ、と出ただけですぐに消えてしまった。 「あらあら、打ち止め?残念だったわねえ」 炎の向こうにフーケが立っている、髪はちりぢり... -
ルイズと剣狼伝説-11
学院長室でオスマンは戻った四人の報告を聞いていた 「ふむ・・・・、ミス・ロングビルが土くれのフーケじゃったとはな・・・・、美人だったのでなんの疑いもせずに採用してしまった」 「一体、どこで採用なられたのですか?」 コルベールが尋ねた 「街の居酒屋でな、彼女が給仕だった。その時、尻を撫でてしまって・・・・」 「・・・・もういいです」 「おほん、っでそんな経緯で彼女を秘書として雇ったのだ。今思うとあれもフーケが学院に入り込む為の手じゃったのじゃな。 しかししょうがないじゃろう!尻を触らせて貰って怒らないとはこっちに気が・・・・」 そんなことを顔を赤らめながら言っていると流石に生徒の冷たい視線に気付き、 一つ咳払いをして何時もの厳しい顔つきになる 「さてと、君たちはフーケを捕まえ、『巨人の剣』を取り返してきた。 フーケは城の衛士に引き渡した。これで一件... -
ルイズと剣狼伝説第二部-12
ワルドはロムを蛇の様な目で睨み付けた。 「貴様・・・・・・・・、どうやってあそこから・・・」 濁った声で呟くと、ロムより先に飛び出してきた、銀色の螺旋が付いた車に目が付いた。 「まさか・・・・・・、そこにあるマジック・アイテムが!?」 「オイラはマジック・アイテムなんて名前じゃないぞ!悪党!!」 車から声が発せられる。そして車体から腕が伸び、足が伸びると立ち上がり、土がついた銀色の螺旋の根本から赤いバイザーが表れた。 「オイラの名前はドリル!ロッド・ドリルだ!」 ドリルが怒鳴り声をあげると、ワルドは絶句した。 (ば、馬鹿な!仲間が居ただと!?このアルビオンに!?いやしかし、どうやってあの鎖を!?) ワルドが怪訝な顔で思考していると、ロムは目を見開き、口を開いた。 「ワルド!貴様よくもルイズを騙したな!」 礼拝堂に響き渡る声によって、思考から我に帰... -
ルイズと剣狼伝説-9
「『巨人の剣』が盗まれたそうじゃなコルベール君」 オールド・オスマンが髭を撫でながら何時もより低い声で言うとコルベールは禿からでる冷や汗をハンカチで拭き取った 「はい、犯人は今貴族の間で被害が多い『土くれのフーケ』だそうです。宝物庫の壁にそう刻まれていました」 「ふむ・・・・、で目撃者がいるそうじゃが」 「はい、二年生のミス・ツェルプトー、タバサ、それとミス・ヴァリエールです」 するとオスマンはピクッとした 「今なんと言った?」 「はい?二年生の」 「違う最後に言った生徒じゃ」 「ミス・ヴァリエールですか?」 「彼女の使い魔もその場に居たのか?」 「さあ?使い魔は目撃者に入りませんから」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 第5話 甦る天空よりの使者 「これが昨日の事件の目撃者三人です」 そう言ってコルベールが深刻な... -
ルイズと剣狼伝説-4
「ちょっと!あんた達何をやっているのよ!!」 もの珍しさに二人の周りを囲む人の壁から血相を抱えたルイズが出てくる 「ギーシュ!貴方何を考えているの!?貴族が平民に決闘を申し込むなんて!!」 「これはこれはミス・ヴァリエール、君の使い魔がとある二人の名誉を傷つけてね。それで僕が君の変わりに礼儀を教えようかと思ってさ」 「だからってそんなの!そいつは平民なのよ!」 決闘を申し込まれた男、ロムに杖を向けるルイズ 「そんなの関係ないさ。貴族と平民での間ではね」 第3話 ハルケギニアに巻き起こる拳 トリステイン魔法学院の図書館は食堂がある本塔の中にある。 おおよそ30メイルの高さの本棚が壁際に並んでいる様子は壮観だ。 ここには始祖ブリミアがハルケギニアに新天地を築いて以来の長き歴史が詰め込まれている。 そんな図書館の中には教師のみが閲覧... -
ルイズと剣狼伝説-5
所変わって、ここは学院長室 オールド・オスマンの仕事場である そこに居たのは学院長オールド・オスマンと血相を抱えたコルベールであった 「それでコルベール君、これが君の疑問の答かね?」 「はい!これがミス・ヴァリエールの召喚した使い魔のルーン、そしてこれが・・・・」 コルベールは右手にスケッチを掲げ左手の指で古文に書かれたルーンを指す 「間違いありません!このルーンは始祖ブリミルの伝説の使い魔、『ガンダールヴ』のそれと同じです!!」 「ふむ・・・・」 オスマンは髭を撫でながら頷く 「確かにルーンは同じじゃ。ルーンが同じということは、ただの平民が『ガンダールヴ』になったということになるんじゃろうな」 「そういうことですな」 「しかし、それだけでそれは早計ではないかのう」 コルベールはさらに何か言いたそうな顔になる 「しかしそれが・・・・」 ... -
ルイズと剣狼伝説-3
食事を終えて教室に移動する 生徒達は各々横に自分の使い魔を置いて授業の準備をしている ルイズも机に座り準備を始めた シュヴルーズは生徒達にお復習のつもりで淡々と魔法の四元素説明していく そしてそれぞれの元素をマスターする事によってドットからライン、トライアングル、スクウェアとランクを上げていく事も、魔法が無い世界の住人であるロムも理解することが出来た 「ではこの魔法を実際に・・・・、ミス・ヴァリエール、貴方にやってもらいましょう」 「ふぇ?私ですか?」 ルイズが指名された途端、教室がざわめき始める。 (なんだ?急に部屋の空気が・・・・) ロムが疑問に思う頃にはルイズが席から立ち上がり教壇に向かおうとする 「ルイズやめて、お願い」 キュルケが青い顔をしてルイズに言う 「成功させれば文句無いでしょ」 「でも貴女はゼロ・・・・」 「皆... -
ルイズと剣狼伝説第二部-6
ここ『女神の杵』では、かつて貴族たちが集まり、陛下の閲兵を受けたという練兵場がある そこではある貴族達は己の誇りと名誉をかけて決闘を行っていたという話もある 今では物置場となり樽や空き箱が積まれかつての栄光を懐かしむように石でできた旗台が佇んでいる そこに二人の男がやって来た、ワルドとロムだ 二人は練兵場の真ん中に立つとそれぞれ20歩ほど離れて向かい合った 第8話 闘え!戦士の誇りと命の為に 「古き良き時代、王がまだ力を持ち貴族たちがそれに従った時代、貴族が貴族らしかった時代だ・・・・」 ワルドが旗立て台を眺めながら語り始めた 「名誉と誇りをかけて僕たち貴族は魔法を唱えあった」 ワルドは皮肉を含めた笑みを前を向いた 「でも実際はくだらない理由だったらしい。例えば、女を取り合ったりしてね」 ロムは腕を組んで話を聞いていた 「・・・少... -
ルイズと剣狼伝説第二部-9
「何だったんだろうなあの光は」 「さあな、ただ今わかるのはてめぇがやかましかった事だけだ」 「しょうがねえよ。ションベンに行こうと思ったらいきなり街が光ったんだぜ」 「だからって俺を起こす必要はねぇだろ」 巨大な樹の一本枝の先に、突き刺さる様に船が停まっている 船の甲板の上では二人の船員が言い争っている 二人の前にワルド達が現れた 「な、なんでぇおめぇら!」 「船長はいるか?」 「寝てるぜ。ようがあるなら明日の朝、改めて来るんだな」 男は酒瓶をラッパ飲みしながら、酔いで濁った目で答える ワルドは杖を引き抜いた 「僕は船長を呼べと言っている!」 「き、貴様!」 船員の一人は慌てて船長室に駆け込んで行き、しばらくするとその船長が現れた 「なんの御用ですかな?」 船長は胡散臭げにワルドを見つめた 「女王陛下の魔法衛士隊隊長、ワル... -
ルイズと剣狼伝説第二部-2
夜が明け日が昇り始めた 学院の奉公人達はまだ寝ているメイジ達より一足早く起きて掃除、朝食の準備をしている ふ~んふふふ~んと鼻歌をしながら、真っ白な皿を長い机に並べているのはシエスタだ 「ギブアップ、せ~い!」 一体何を歌っているのだろう そんな朝からご機嫌な真っ白なシエスタに1人の男が近づいていった 「おはよう、シエスタ」 「(その声は!)あっ、おはようございますロムさん・・・・ですよね?」 ロムと呼ばれた男の顔は炭を被ったように黒かった 「何か・・・・あったんですか?」 「ああ、マスターが何故か俺に爆発を」 第6話 それぞれの再会 「・・・・そういう理由であんたは使い魔をこんなのにした訳?」 「そうよ、しつけないといつ勘違いするかわからないから」 ルイズの説明を聞いた香水のモンモランシーはロムの顔を見て頷く ロムの... -
ルイズと剣狼伝説第二部-10
空賊の船、いやアルビオン空軍本国艦隊本艦『イーグル』号は王党派残党とその大使達を乗せて浮遊大陸アルビオンの海岸線を雲に隠れるように航海した 三時間ばかり進んで行くと大陸に突き出た岬とその突端でそびえ立つ大きな城が見えた ウェールズは後甲板に立ったルイズ達にあれがニューカッスルの城だと説明した しかしイーグル号は真っ直ぐに進まず大陸の下側に潜り込むような進路を取った 「なぜ、下に潜るのですか」 ウェールズは城の遥か上空を指差した 遠く離れた岬の突端の上から巨大な船が降下する 「叛徒どもの、船だ」 本当に巨大としかいいようがない禍々しい巨艦であった 長さはイーグル号のおよそ二倍はある 帆を何枚とはためかせ、ニューカッスルに向けて並ん砲門を一斉に開いた 斉射の振動がイーグル号まで伝わってくる 砲弾は城に着弾し、城壁を砕き、小さな火災を発生させた ... -
ルイズと剣狼伝説第二部-11
翌朝、ルイズは部屋のベッドの中で目を覚ました。 ちゃんと眠れなかったのか頭が痛くて、視点が定まらない。 そして昨日の宴の事を思い出して憂鬱な気持ちになった。 今日、この城から死ぬ人達が出るのだ。 何故彼らは戦に出るのか、何故自ら死んでいくのか、そんな事を夜中ずっと考えて自分に問うが当然答えは出なかった。 コンコン、とノックの音が聞こえる。 ルイズがふやけた声で入室を許可するとワルドが入ってきた。 「おはよう、ルイズ」 旅を始めてから聞くようになった爽やかな声でワルドは言った。 ルイズも小さな声で返す。 「おはよう・・・・、ワルド」 ワルドがルイズに近づいて行く。 「元気が無いね、大丈夫かい?」 「大丈夫よ。昨日からの疲れがまだ抜けてないみたいだから。それに、昨日は色々考えながら寝たから」 ワルドはにこりと笑い、ルイズの両肩を叩いた。 ... -
ルイズと剣狼伝説第二部-4
朝霧の中、ルイズ、ギーシュ、ロムは出発前に馬に鞍をつけていた 「相棒、危なくなったら俺を使えよな。剣狼もいい剣だけどなぁ、俺だって負けてないんだぜ?」 「わかった、その時は宜しくなデルフリンガー」 腰に携えたデルフリンガーの要望にロムが答える そしてルイズが二人の顔を見る 「じゃあ出発するわよ。道案内は私がするんだから二人ともちゃんとついて来なさいよ」 「ああ」 ロムが頷く、しかしギーシュはというと何故か困ったような顔をしていた 「お願いがあるんだが・・・・」 「何?」 「僕の使い魔をつれていきたいんだ」 第7話 出発!嵐を切り裂く冒険 「君の使い魔?」 ロムが頭の上に疑問符を浮かべるような声で言う 「そういえばあんたの使い魔って今まで見たことがないわね。どこにいるの?」 ルイズはそういうと辺りをキョロキョロ見回した ... -
ルイズと剣狼伝説第二部-1
第二部 ルイズの夢の中の話から始まる ここはラ・ヴァリエールの領地、ルイズの故郷 中庭には迷宮のような植え込み その陰に小さな幼いルイズ 彼女は自分を叱る声に怯えていた 「ルイズ、ルイズ!どこへ行ったの?まだお説教は終わっていませんよ!」 声の主はルイズの母親である 幼いルイズは自分よりデキのいい姉たちを持っており、自分はと言うと物覚えが悪いとよく叱られていた 叱られる度に彼女は植え込みの中に隠れ、その下から聞こえる何も知らない召使い達の噂話に歯噛みしていた 召使い達は自分を見つける為に植え込みを探り始めた その度に彼女は逃げた 『秘密の場所』と呼んでいる中庭の池に ・・・・ここなら誰も来ない、私の唯一、安心のできる場所、私の場所 ・・・・何よお母様、いつも私を姉様達と比べて、私がどんな思いをして聞いているのかわかっているの?... -
ルイズと剣狼伝説第二部-3
2つの月が夜空で輝いている ルイズはというと部屋でブツブツ呟いていた 「全く、大切な式典の前にあんな騒ぎを起こすなんて・・・・、何をやってんのよあんたは!」 そして怒鳴る。怒鳴った先に居たのはあまり元気が無いロムである 「先生には使い魔の管理不全で怒られて他の皆から笑われちゃったのよ! あ~も~王女様の前であんな失態!ど~してくれるのよ!」 ルイズの脳裏には厳しい母親達が浮かんでいた もしこの事が耳に入ればどんなに恐ろしい事か 「あれはすまなかった。久々に友人に会えて嬉しくてな・・・・」 「そのちんちくりんな車が友達だなんてあんたの世界の住人はどうなっているのよ!」 「初めて来た時に言ったはずだ。俺達の世界の住人はマシン生命体といって・・・・」 二人が夕食を終えてから大体こんな感じの会話が続いていた 「妹が心配だからしばらく旅をさせて欲しい?... -
ルイズと剣狼伝説第二部-5
魔法学院を出てから半日、ワルドのグリフォンは疲れを見せずにはしりつづけていた 乗り手のようにタフな幻獣である 「もう少しペースを落とさないの?」 前に跨がるルイズがそう言うとワルドも後ろを向いた グリフォンの後ろでは馬が二頭、それぞれロムとギーシュが乗っていた ロムはまだ余裕の表情を見せていたがギーシュは馬にしがみつくようにへばっていた 「やれやれ、ラ・ロシェールの港町まで止まらず行きたいのだが・・・・」 「普通は馬で二日かかる距離なのよ」 「駄目なら置いてけばいいじゃないか」 「そういうわけにはいかないわよ」 「どうして?」 ワルドの問い掛けにルイズは困ったように言った 「だって・・・・二人とも仲間じゃない」 「やけに二人の肩を持つね。どちらが恋人かい?」 「こ、恋人なんかじゃないわ」 またルイズは後ろを向いてロムの顔を見る ... -
ルイズと剣狼伝説番外
番外編 「お嬢様」から「王女様」へ ここはトリステインの宮殿の中にある中庭、高名な庭師が整えた美しい場所 風に優しく吹かれた木々が囁き、最後の楽園かと思わせるような場所 その中でほんの少しの静かな時を過ごしている少女がいる この国の王女、アンリエッタ姫である 彼女はゲルマニアとの同盟を結ぶ為の遠征を始める前に、短い休日をこの場所で過ごしていた 空は青く、小鳥が歌うように鳴くこの場所は心を安らかせるには最適だった しかしそれでも彼女の心は曇ったままであった 今、ハルケギニアの政治情勢は最悪に近い状態である ハルケギニアの始祖ブリミルが与えたと言われる三本の王権を持つ国、『白の国』アルビオンの貴族達は クーデターを起こして王を倒し、やがてハルケギニアをも統一するという野望を掲げていた それに対抗する為にトリステインの女王、マリアンヌは愛娘... -
ルイズと剣狼伝説第二部-7
「どうやら無事に向かった見たいね。じゃあ私達もおっぱしめますわよ」 キュルケが髪をかき揚げながら勇むとギーシュは薔薇を顔の前に掲げ、タバサは眼鏡を掛け直した 「ギーシュ、厨房に油の入った鍋があったでしょ。それをあんたのゴーレムで取りに行ってくれない?」 「御安い御用だ」 ギーシュが薔薇の造花を振ると花弁が舞い彼のゴーレム、『ワルキューレ』が現れた ワルキューレは厨房に向けてピョコピョコと走って行く その途中に傭兵達が放った矢が刺さり、のけ反ったがなんとか無事にたどり着いた ワルキューレが鍋を掴んだ 「じゃあそれを入り口に向けて投げて?」 キュルケが化粧をしながら呟いた 「こんな時に化粧をするのか君は」 ギーシュは呆れたながらもワルキューレに鍋を投げさせた キュルケが杖を掴んで立ち上がる 「だって歌劇の始まりよ?主演女優がすっぴんじゃ・・・... -
長編(五十音順)-07
ま行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 真白なる使い魔 舞乙HiME 嵐 マシロ君 2009-10-11 14 03 12 (Sun) ゼロ・HiME 舞 HiME 運命系統樹 修羅 藤乃静留 2009-10-23 23 20 55 (Fri) ゼロの魔王伝 魔王伝 浪蘭幻十 2019-12-10 19 41 54 (Tue) 虚無界行 魔界行 南雲秋人 2010-11-06 23 41 31 (Sat) 超魔王(?)使い魔 魔界戦記ディスガイア ラハール 2007-07-21 17 35 48 (Sat) ゼロディス 魔界戦記ディスガイア エトナ 2008-10-21 13 53 59 (Tue) ゼロと魔王 魔界戦記ディスガイア ラハール(ファミ通文庫基準) 2012-03-21 17 05 30 (Wed) 使い魔はPSI能力者 MOTHER3 リュカ 20... -
ルイズと忍たま
「忍たま乱太郎」の乱太郎・きり丸・しんべえが召喚される話。 ルイズと忍たま-1 ルイズと忍たま-2 ルイズと忍たま-3 ルイズと忍たま-4 ルイズと忍たま-5 -
ルイズと夜闇の魔法使い
召喚キャラは「ナイトウィザード」から柊蓮司と志宝エリス 基本TRPG「ナイトウィザード」の各種設定をふまえて ただし宝玉の少女の件に関してはアニメ版準拠 シェローティアの空砦は起こらない エル=ネイシアについては起こるかもしれない 下二つについて、一応分類として「セブン=フォートレス」のものなので除外 ルイズと夜闇の魔法使い-01 ルイズと夜闇の魔法使い-02 ルイズと夜闇の魔法使い-03 ルイズと夜闇の魔法使い-04 ルイズと夜闇の魔法使い-05 ルイズと夜闇の魔法使い-06 ルイズと夜闇の魔法使い-07 ルイズと夜闇の魔法使い-08 ルイズと夜闇の魔法使い-09 ルイズと夜闇の魔法使い-10a ルイズと夜闇の魔法使い-10b ルイズと夜闇の魔法使い-11 ルイズと夜闇の魔法使い-12 ルイズと夜闇の魔法使い-13 ルイズと夜闇の魔法使... -
ルイズと無重力巫女さん
東方Projectの博麗霊夢が召喚された話 ルイズと無重力巫女さん-01 ルイズと無重力巫女さん-02 ルイズと無重力巫女さん-03 ルイズと無重力巫女さん-04 ルイズと無重力巫女さん-05 ルイズと無重力巫女さん-06 ルイズと無重力巫女さん-07 ルイズと無重力巫女さん-08 ルイズと無重力巫女さん-09 ルイズと無重力巫女さん-10 ルイズと無重力巫女さん-11 ルイズと無重力巫女さん-12 ルイズと無重力巫女さん-13 ルイズと無重力巫女さん-14 ルイズと無重力巫女さん-15 ルイズと無重力巫女さん-16 ルイズと無重力巫女さん-17 ルイズと無重力巫女さん-18 ルイズと無重力巫女さん-19 ルイズと無重力巫女さん-20 ルイズと無重力巫女さん-21 ルイズと無重力巫女さん-22 ルイズと無重力巫女さん-23 ルイズと無... -
ルイズと彼女と運命の糸
元ネタは『サガ2秘宝伝説GOD』からエスパーガール ルイズと彼女と運命の糸 前編 ルイズと彼女と運命の糸 後編 -
ルイズと忍たま-2
ここは一体? の段 ルイズはうつむいた。よりによって人間を呼び出してしまうなんて。自分が呼び出した三人を眺めてまたうつむく。 三人組は揃って同じ服装をしていた。頭巾のようなものをかぶっている。 メイジではない、おそらく農作業でもしている平民だろう。 きり丸「どこだここ?」 乱太郎「さっきまで校庭で遊んでたんだけど」 しんべえ「ねぇ乱太郎、きり丸ここどこなの。変な服着た人がいっぱいいるよ」 (何が変な服よあんた達の方がよっぽど変じゃない) 「キャー、ルイズあなた幸せ者よ。だって三回もキスできるんだから」後ろから冷やかしが聞こえる。ルイズは振り向いてきっと睨みつけた。普段から仲が悪いようだ。 ちょっと待って、今なんて言った?えっ、三人と?一人じゃないの? 助けを求めるようにコルベールを見たがコルベールは黙って頷いた。仕方ない。 ルイズはつかつかと... -
一覧テスト01
長編(五十音順:’07/09以前更新) あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 その他 あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ルイズと再生の魔法使い アリアンロッドリプレイ・ルージュ トラン=セプター 2009-10-11 16 56 31 (Sun) 『虚無と金剛石~ゼロとダイアモンド~』 ウィザードリィ アラビク王子 2009-10-11 17 42 40 (Sun) ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ 宇宙の騎士テッカマンブレード ラダム樹 2009-10-15 22 07 39 (Thu) 使い魔は神様? 大神 アマテラス 2010-05-05 14 12 43 (Wed) ゼロと雪姫 オーバーマン キングゲイナー アナ・メダイユとリンク・リンス・リンナ... -
ルイズとヤンの人情紙吹雪
注)本SSは『HELLSINGのキャラがルイズに召喚されました』スレに掲載された作品です。 「HELLSING」のヤン・バレンタインを召喚 ルイズとヤンの人情紙吹雪-01 ルイズとヤンの人情紙吹雪-02 ルイズとヤンの人情紙吹雪-03 ルイズとヤンの人情紙吹雪-04 ルイズとヤンの人情紙吹雪-05 ルイズとヤンの人情紙吹雪-06 ルイズとヤンの人情紙吹雪-07 ルイズとヤンの人情紙吹雪-08 ルイズとヤンの人情紙吹雪-09 ルイズとヤンの人情紙吹雪-10 -
ゼロのルイズと魔物の勇者
「ドラゴンクエストモンスターズ+」よりスラおを召喚。 ゼロのルイズと魔物の勇者-01 ゼロのルイズと魔物の勇者-02 ゼロのルイズと魔物の勇者-03 ゼロのルイズと魔物の勇者-04 ゼロのルイズと魔物の勇者-05 ゼロのルイズと魔物の勇者-06 ゼロのルイズと魔物の勇者-07 ゼロのルイズと魔物の勇者-08 ゼロのルイズと魔物の勇者-09 -
ゼロのルイズとオラクルレイ
魔法少女おりこ☆マギカ 外編 より 美国織莉子を召喚 ゼロのルイズとオラクルレイ 01 ゼロのルイズとオラクルレイ 02 ゼロのルイズとオラクルレイ 03 -
ルイズと再生の魔法使い
「アリアンロッドリプレイ・ルージュ」よりトラン=セプターが召喚される話 ルイズと再生の魔法使い・プロローグ -
ルイズと無重力巫女さん-25
前ページ次ページルイズと無重力巫女さん レコン・キスタの奇襲にニューカッスル城は混乱の渦中に叩き落とされた。 容赦ない砲撃に城壁はおろかその周囲にいた者達が巻き込まれた。 破壊された城壁の下敷きになる者や吹き飛ばされ壁に叩き付けられた者までいる。 もはやニューカッスル城には安全な場所と無傷な場所は存在しない。 レコン・キスタからの砲撃はまるで積み木の城を一気に崩すかのようにニューカッスル城を破壊していく。 その内大砲から発射された砲弾の一つが掘っ立て小屋の火薬貯蔵庫に直撃し、貯め込んでいた黒色火薬が大爆発を起こした。 明日の決戦にと急ごしらえで作られた貯蔵庫は、皮肉にもその火薬を持っていた王族派の者達に牙をむいた。 たちまちニューカッスル城の各所から煙と炎が上がり、遠慮無くニューカッスル城を赤色に染め上げていく。 時を見計らって城内に入ってきたレコン・... -
零狼伝説
召喚と契約を行なった日から、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールにいくつかの変化があらわれた。 と言っても別に系統魔法や先住魔法が使えるようになったというわけではない。 契約とともに彼女におとずれた変化とは、彼女にいくばくかの知識と『力』がもたらされたということだ。 それが使い魔と主の交感によるものか、あるいはもっと別の要素によるものかは不明だったが、問題はそんなことではなかった。 念願の『力』を得たこと――それこそが重要だった。 契約前に「なにが悲しくてこんな生き物ですらないただの古びた巻物を使い魔にしなければいけないのか」と思い、 そのような運命を課した教師を、始祖を、世界を恨んだが、それももはや完全に過去のつまらぬ思い出である。 この『力』は魔法のような広い応用性こそ持たないものの、それでも『力』には違いない。 渇望してやまなかった... -
ルイズと無重力巫女さん-26
前ページ次ページルイズと無重力巫女さん 平日ならば王宮で仕事をしている貴族や上流階級の商人をよく見かけるトリステインの王宮はいつもと違っていた。 王宮の門の前には当直の魔法衛士隊の隊員達が幻獣に跨り闊歩しており、いつもはこれ程厳重な警備ではない。 数日前からトリスタニアに住む人々の間ではこれは戦争の前兆かも知れないと囁き合っていた。 その話は三日前に隣国であるアルビオンを制圧した貴族派『レコン・キスタ』の存在もあって、現実味を帯びている。 王宮の上空を幻獣、船を問わず飛行禁止命令が出されたり、検問のチェックも激しくなったりすれば尚更である。 トリステイン軍のこの様な異常な行動に市民は恐怖し、いずれ来る戦火に今から怯えていた。 そんな状況であったから、王宮の上に立派な竜籠が現れたとき、警備の魔法衛士隊の隊員達は色めきたった。 三隊ある魔法衛士隊の内一... -
ルイズと博士と時々ダディ -03
前ページ次ページルイズと博士と時々ダディ 「・・・イズ、ルイズ!もう七時半よ、起きなさい!」 「うーん・・・クックベリーパイの大群が・・・」 箱から聞こえてくる遠くの女性か、近くにいる愛嬌はあるが化け物じみた男性にモーニングコールをされるのならあなたはどちらを選ぶだろうか? ちなみに今ベッドで寝ている少女は前者を選んだ。 一向に起きる気配を見せないが。 「仕方ないわね・・・ダディ聞こえているのならルイズを起こして」 「~~~~(了解)」 軽く返事をするとダディはルイズを抱き上げて揺さぶった。 娘を腕に抱えて子守をする父親の様に、というほどやさしくは無かったが・・・ 「むう・・・何なのよ、ってうきゃああああ!!??」 ダディを見るなり盛大に奇声を上げて飛び起きる。 確かに目が覚めていきなりダディがこっちを見ていたら誰だって驚に違いない。... -
ルイズとハート様
「あれは平民、にしてはむやみとデカイな」 「傭兵にもどこかの蛮族にも見えるが…大きすぎるぞ」 「巨人か?あれは」 ゼロのルイズと呼ばれ続けた少女、 「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」が召喚の儀式の日に 幾度と無く巻き起こした爆発と立ち上る煙の中から現れたもの、 それはスキンヘッドで肥満体でどう考えても美しいとか 神聖とかいう言葉からはかなりかけ離れた、しかもサモン・サーヴァントなど せずとも休日の夜のバーにいけば高確率で発見できるようなオヤジである。 半裸なのとただひたすらにデカイという点を除いては。 「あんた、誰…っていうか人なの?」 「ん?私は死んだはずでは…」 男は周囲を見回しては自分の体をぺちぺちと叩き、実に不思議そうにした後、 傍で男の巨体と見苦しさにポカンとしているルイズに状況を尋ねる。 ル... -
ルイズと幽香(未定)4
ルイズと幽香は他者と一歩送れて朝食の席を立つ。 これから、幽香を入れての、初めての授業である。 「・・・むきゅー。この本、興味深いわ。ここの世界の魔法も会得して、 絶対に魔理沙をぎゃふんと言わせてやるわ」 第4話 こんどこそ すごい 本領発揮 他の生徒から数分遅れてルイズと幽香が教室に入る。 すると、赤い髪をしたスタイル抜群の女性がルイズの姿を認めると、近づいてくる。 「あらルイズ、おはよう」 「・・・おはよう、キュルケ」 ルイズは心底嫌な顔を、キュルケは悪戯を楽しむような顔をしている。 「この人が貴方の召喚した使い魔?」 「そうよ、幽香こそ「使い魔じゃないわ。あくまでルイズとは対等のつもりよ」ってちょっと」 キュルケの質問に、ルイズが自慢げに答えようとしたところ、幽香の口から驚きの言葉が漏れた。 「ち、ちょ... -
ルイズと不思議な魔法の本
ルイズと不思議な魔法の本 トリステイン魔法学院に一人、嫌われ者の教師がいる。 教師と言うのは大概嫌われるものだが、しかしそのなかでも特筆に価するほど彼が嫌われているのは口を開けば「風」の系統の自慢しかしないからだ。 なにかあれば、やれ「風はすべてを吹き飛ばす」だの「最強の系統は風だ!」と授業そっちのけでのたまい、あまつさえそれが行き過ぎて生徒に怪我を負わせかねない行いをしたことすらある。 だが、今そんな彼のことを熱い瞳で見つめるものがあった。 キラキラと輝く、まさしく師を仰ぎ見るかのような視線の主は言うまでもなく某「ゼロ」のメイジである。 いや、それは正しくない。 彼女はこの人間としてどうかと思う教師に師事して以来、「ゼロ」の二つ名を返上したのだから。 「それではミスヴァリエール、君に問おう。最強の系統とは何かね?」 ギトーにとっても... -
ルイズと夜闇の魔法使い-24
前ページ次ページルイズと夜闇の魔法使い ほぼ一日中グリフォンを走らせていたこともあり、ルイズ達は陽が沈みきった頃合に港町ラ・ローシェルに辿り着くことができた。 幻獣を世話できる貴族御用達の宿で手続きを済ませると、三人はアルビオン行きの船を都合するべく『桟橋』へと向かう。 『桟橋』の窓口でワルドがその旨を伝えると、返ってきた答えはこうだった。 「……船が出せないだと?」 ワルドが眼を細めてそう言うと、いかにも事務職らしい、細表の男は僅かに怯えた表情を見せた。 「は、はい。少々事情がありまして」 「スヴェルの夜だというのだろう? その分の料金は上乗せする。言い値でも構わん。今すぐ出せるフネを手配してくれ」 凄むようにデスクを指で叩き、ワルドが促した。 しかし男は首を左右に振ると、申し訳なさそうに口を開いた。 「いえ、それとは別に事情がありまして。と... -
ゼロのルイズと魔物の勇者-06
前ページ次ページゼロのルイズと魔物の勇者 「ふむ・・・まさかミス・ロングビルが土くれのフーケじゃったとはな・・・。美人だったもので、何の疑いもせずに秘書に採用してしまった」 学院長室で、オスマンは三人の報告を聞く。 ロングビルとは、町の居酒屋で出会ったらしい。 尻を触っても怒らないから採用してしまったのだとか。 何とも人騒がせなじじいである。 「さてと、君達はよくぞフーケを捕まえ、『破壊の杖』を取り返してきた」 ルイズもタバサも活躍した。キュルケは微妙に眉を歪ませる。 「フーケは、城の衛士に引き渡した。そして『破壊の杖』は、無事に宝物庫に収まった。一件落着じゃ」 そして、オスマンは三人に『シュヴァリエ』の爵位申請をしたと言った。 ルイズとキュルケは満面の笑みを浮かべ、喜ぶ。 タバサは既に『シュヴァリエ』の爵位を持っていたらしい。 そして、先ほどまで喜ん... -
ルイズと博士と時々ダディ -01
前ページ次ページルイズと博士と時々ダディ 周りを見渡せば、かつての栄光と繁栄の面影。 外を見れば、ガラス越しに遊泳する魚たち。 上を見上げると、60年代アメリカを彷彿とさせるネオン。 そして足元を見ると人間の死体……その傍らに注射器を持った少女 さらにそれを見守る潜水服を着た大男。 一見すれば誰もが口をそろえて、奇妙な光景だと言えるだろう。 しかし、この海底都市『ラプチャー』ではほとんどの見知った光景だろう。 だが今回の話の舞台は、ここではない。地上でもなければこの惑星ですらない、 遠い異世界の話。 ゼロの使い魔 ルイズと博士と時々ダディ~プロローグ~ 「Mr. Bubbles!ほら見て、天使だわ!」 先ほどの少女がこちらを呼んでいる。 「何をしているの、ぐずぐずしないで!」 彼女はリトルシスター、この荒廃し... -
ルイズと無重力巫女さん-02
前ページ次ページルイズと無重力巫女さん ここは何処だろうか?真っ暗だ… 何にもわからないし、考えたくても頭が痛い。 確かなんだっけ?使い魔がなんたら神聖な儀式がこうだらで呼ばれて… とりあえず一刻も早く幻想郷に帰らないと焦って…なんか一人で暴れてた様な気がするわね。 でも苦労して手に入れたお茶も飲みたいし、なにより私がいなくなった代わりにあの八雲紫が頑張っているだろう。 急いで帰らないと何を要求されるかわからない。 良くて酒宴、悪くて家の食べ物だ… 今家にはあまり食べ物がない、これ以上減らされたらお茶と水で生活しなければならない。 あぁでも、ここは何処だろう。 せめて光があればわかるのに。 「うくっ……ひくっ……………ひくっ……。」 ふと、何処からかすすり泣く声が聞こえてきて、前から光がさした。 私、博麗霊夢がこのハルケギ... -
ルイズと無重力巫女さん-27
前ページ次ページルイズと無重力巫女さん トリステイン魔法学院はあいかわらず平和であった。 王都では多くの人々が戦争が起こるとか言ってやいのやいのと騒いではいるがここでは大した騒ぎにはなっていない。 あるとすれば、何人かの男子生徒達が談笑のネタとして話してるぐらいだ。 戦争が起これば自分の父や兄達が手柄をあげるとか、軍には行って敵を倒しやるぞ。といったものである。 トリステインの貴族の男子達は大きくなったら軍に入り、数々の手柄をあげたいという夢を大抵の者が持っている。 そんな事を話している彼らを見て、そのガールフレンドや親しい関係を持っている女子生徒達は顔を曇らせるのだ。 と、まぁ…とりあえずは魔法学院の生徒達は今の状況を充分に楽しんでいるのである。 実際に戦争が起こるかもしれない。というのは別にして。 そして、魔法学院の女子寮塔の部屋で暮らして... -
ルイズと博士と時々ダディ -02
前ページ次ページルイズと博士と時々ダディ ここで一つ君に尋ねよう。 人は、己が額に汗した対価を享受し得ないのだろうか? 然り、とゲルマニアの者は言う。それは貧者の許に帰すると。 然り、とロマリアの者は言う。それは神の許に帰すると。 然り、とガリアの者は言う。それは全体の許に帰するのだと。 わしはそうした答えを拒み、代わりに選んだ。 異なる道を、有り得ぬものを・・・ トリステイン魔法学院を。 「独裁者の真似事はやめて下さいオールドオスマン」 眼鏡をかけた秘書らしき女性が、書類の山と共に老人にツッコミを入れる。 「ミス・ロングビル、こんな老い先短い年寄りの一人遊びを邪魔せんでも…」 「駄目です、溜まりに溜まった仕事を今日こそ片付けて頂きます」 お母様、今日もトリステイン魔法学院は平和です。 ... -
長編(話数順)-03
長編(ページ数順15P~) ※総ページ数をカウント(例:第○話が前後編なら2ページ分、外伝や幕間も加算) 長編(話数順01~04P)へ 長編(話数順05~14P)へ 80P~ 60~79P 50~59P 40~49P 35~39P 30~34P 25~29P 20~24P 15~19P 80P~ 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 マジシャン ザ ルイズ Magic the Gathering(マジック・ザ・ギャザリング) ウルザ 2010-11-06 23 52 26 (Sat) ソーサリー・ゼロ ゲームブック「ソーサリー」 主人公「君」 2014-01-14 22 18 54 (Tue) ウルトラ5番目の使い魔 ウルトラマンシリーズ ウルトラマンA 2020-08-13 22 58 15 (Thu) ゼロの黒魔道士 ファイナルファンタジー9 ... - @wiki全体から「ルイズと剣狼伝説-2」で調べる