あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「使い魔の達人-10b」で検索した結果
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使い魔の達人-10b
前ページ次ページ使い魔の達人 「な、なによあれ…!」 ルイズは我が目を疑った。カズキがどこからともなく槍を出現させたかと思えば、物凄い勢いで火を噴きながら突進し、ゴーレムを貫いたのだ。 生憎ゴーレムに大したダメージは与えられず、それ自体もすぐに回復してしまったが…あんな武器、見たことも聞いたこともない! 「すごいわダーリン!…けれど、あんな槍、どこに隠し持ってたのかしら?」 キュルケの疑問にも、ルイズは頷く。 そうだ、どこから出した?カズキがこの場に持ってきた武器は、キュルケの名剣のみ。 それが折れてしまった今、カズキには武器は――そこまで考えて、ルイズはハッとした。 カズキは言っていた。‘剣より槍の方が使い慣れている’と。 そして、カズキの中に潜む、‘錬金術’の‘力’の存在……まさか、あれが? あんな凄い力を持ってて…何故今まで出さなかった?ギ... -
使い魔の達人-00
前ページ次ページ使い魔の達人 第零話 長いお別れ 「…考えたな」 月面――生物の存在を許さぬ死の世界。其処に二人の男が対峙している。 「命無き月(こ)の世界なら、エネルギードレインはまったく意味を成さない」 肉声を伝える空気すら存在しない空間だが、二人には意思の疎通が成し得た。 おそらくは其れが、死の世界での存在を許している特別な力でもあるのだろう。 「純粋に互いの実力の勝負。だが…」 一人は淡く光る蛍火の髪と、熱を帯びた赤銅の肌、筋肉で固めた2mを超える巨躯を有する、ネイティブアメリカンを思わせる衣服に身を包んだ益荒男。 その手には独特の形状をした斧が収まっている。 眼前に佇むもう一人へ向けて、言葉を続ける。 「勝っても負けてもお前はもう、生きて帰ることはできない ………その覚悟、一体どこから……?」 問われたもう一人。肌... -
使い魔の達人-14
前ページ使い魔の達人 ルイズの部屋を突然訪れてきた黒ずくめの少女。 その正体は何を隠そう、その日学院にやってきて、熱烈な歓迎を受けたばかりの、アンリエッタ王女その人だった。 アンリエッタは、膝をついたルイズを見て、感極まった表情を浮かべてルイズを抱きしめた。 「ああ、ルイズ、ルイズ、懐かしいルイズ!」 「姫殿下、いけません。こんな下賎な場所へ、お越しになられるなんて……」 抱きつかれながら、ルイズはかしこまった声で言った。 「ああ!ルイズ!ルイズ・フランソワーズ!そんな堅苦しい行儀はやめてちょうだい! あなたとわたくしはおともだち!おともだちじゃないの!」 「もったいないお言葉でございます。姫殿下」 態度を和らげるよう促すアンリエッタにしかし、ルイズは堅い口調のまま返す。 そんな二人の様子を、カズキはぼけっと眺めていた。 ... -
使い魔の達人-13
前ページ次ページ使い魔の達人 ルイズは夢を見ていた。 夢の舞台は、生まれ故郷であるラ・ヴァリエール領地内の、住み慣れた屋敷である。 そして、夢の中の幼いルイズは、屋敷の中庭を逃げ回っていた。植え込みの陰に隠れ、追っ手をやり過ごす。 「ルイズ、ルイズ!どこに行ったの?ルイズ!まだお説教は終わっていませんよ!」 厳しい母の声が響く。夢の中のルイズは、できのいい姉たちと魔法の成績を比べられ、物覚えが悪いと叱られていたのであった。 「ルイズお嬢様は難儀だねえ」 「まったくだ。上の二人のお嬢様は、あんなに魔法がおできになるっていうのに……」 植え込みに隠れていると、自分を探す召使のそんな声がルイズの耳に入った。 ルイズは悲しいやら悔しいやらで歯噛みをしたが、このままでは見つかると、そこから逃げ出した。 そのまま、幼いルイズの足は、彼女自... -
使い魔の達人-12
前ページ次ページ使い魔の達人 「オレは……」 魔法学院、学院長室。広く静かな室内で、オスマンから発せられた、カズキは人間か、という問い。 オスマンが過去に出会った男は、‘ホムンクルス’…人食いの怪物だった。 そして、その男と同じ‘錬金の戦士’を名乗った自分もまた、そうなのではないか?オスマンの疑念は、もっともである。 言いよどむカズキに、オスマンは続ける。 「我らの英雄を疑うのは、気が進まぬし、申し訳ないと思う。私には、君も彼と同様、人食いの化物とは到底思えん。 しかし、それでも……、彼のような例もあるのでは、な」 オスマンには、‘錬金術’のことは、ルイズ以上に話してしまっている。 ならば、あのことも話すべきなのかも知れない。 カズキは、意を決して口を開いた。 「すんません、オスマンさん。オレたち、嘘をつきました」 「ふむ…オレたち、とは?」... -
使い魔の達人-10a
前ページ次ページ使い魔の達人 森の中の開けた場所に、ポツンと建った炭焼き小屋。その近くにルイズとカズキ。 そして、少し離れた場所に、巨大な土ゴーレムが二人を見下ろすように立っていた。 「で、出た……!」 昨夜見たときよりも、よりくっきりとその姿が視界に飛び込んできた。身の丈は三十メイルほど。巨大な土人形だ。 どうやら周辺の土を使って作ったらしい。後方数メイルから、地面がごっそりと削られたようになっている。 すると、ゴーレムがのっそりと動き出した。腰を低く構えては、腕を振り上げる。 「きゃぁああああああ!!」 ルイズの悲鳴が響いた。次いで、ゴーレムはその腕を斜めに振り下ろす。拳の先は…! 「みんな、伏せろ!」 カズキが怒鳴った。ゴーレムの腕は、小屋の屋根を大きな音を発てて吹き飛ばしてしまった。 「……ゴーレム!」 キュルケの声が聞こえた。小屋... -
使い魔の達人-06
前ページ次ページ使い魔の達人 「あ、そうだ」 その日の授業も終わり、あとは夕食を取るというところ。ちなみに、昼の決闘騒ぎに関しては、 始業前に教師からルイズ、ギーシュ両名に厳重注意が言い渡されたのみに留まった。 そして授業後またしても、ひとまず着替えに戻ろうと部屋までの道を行く途中。 ルイズは、手をポンと打つと、ポケットからごそごそと何かを取り出した。果たしてそれは、カズキの携帯電話である。 「これ、なんか鏡がずっと黒いままなんだけど。どうしたのかしら?」 「うん?」 ルイズから受け取ると、電源ボタンを長押し…ははぁ、とカズキは唸った。 「電池切れだね。もう少し保つと思ったけど、早かったなぁ」 短い間だけ明るくなって、再び黒塗りに戻ったディスプレイを見て、一つ嘆息。ぱちんと折って、ポケットにしまった。 「あ!ご主人様のものを勝手に取るんじゃないわよ」... -
使い魔の達人-11
前ページ次ページ使い魔の達人 気絶したロングビル…『土くれ』のフーケから杖とナイフを奪い、逃げられぬよう小屋にあったロープでぐるぐる巻きにし終えれば、馬車まで運んで。 一行は森を後にし、一路、魔法学院を目指した。 「にしても、『破壊の聖石』を『破壊』するだなんて、ルイズの魔法には、ある意味で恐れ入ったわ。で、これ、どうすんの?」 馬車の荷台に座ったキュルケがぽつりと呟いた。その手の上で『破壊の聖石』こと、『核鉄』を弄んでいる。 そしてその『核鉄』は、表面がひび割れ、ところどころ欠けている、ボロボロの状態になっていた。 理由は言うまでもない、先刻のルイズの失敗魔法によるものである。 そしてその魔法を放った当人は、あ、と声にならない声を上げた。そういえば、これは魔法学院の宝物庫に眠る秘宝であり、 フーケに盗まれたものであり、今しがた奪還したものであり、これか... -
使い魔の達人-01
前ページ次ページ使い魔の達人 「宇宙の果ての何処かにいる、私の僕よ! 神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ!」 鈴のように良く通った、真摯な声が辺りに響く。しかしそれは、どこか逼迫したものも含んでいた。 「私は心より求め、訴えるわ! 我が導きに、応えなさい!」 それは、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの幾度目かの渾身の叫びであり、古より伝わるコモン・マジック、サモン・サーヴァントの詠唱であり、自らを救うための言葉であった。 刹那、爆発。突風が吹き荒れ、煙と土埃が舞った。 先程から続く結果に、周りで見ていた同級からお決まりの野次が飛んだ。 降りかかる其れも、突風で乱れる髪も気にせず、晴れぬ煙を見つめながら、お願い、とルイズは心の内で祈った。 ここ、トリステイン魔法学院において二年次進級の際に行う春の恒例行事、召喚の儀式で成功を収め... -
使い魔の達人-04
前ページ次ページ使い魔の達人 トリステイン魔法学院、その図書館。食堂のある本塔の中に在り、見上げるばかりに大きな本棚が、壁際にずらりと並ぶ。 此処には、始祖ブリミルがハルケギニアに新天地を築いて以来、およそ六千年の歴史が、詰め込まれている。 その中の、教師のみが閲覧を許される『フェニアのライブラリー』にて、昨日使い魔召喚の儀式でルイズらに立ち会っていた教師、コルベールが、浮遊の魔法を使い数々の書籍を漁っている。 昨日、ルイズが召喚した少年の左手に刻まれたルーン。淡く光るそれが、気になって仕方なかったのだ。 それについて、何か記録がないか調査いるうちに、ここまで来てしまった次第である。 黙々と続けるうち、コルベールはついに目的のものを探し当てた。 その書物には、ハルケギニアの文字で『始祖ブリミルの使い魔たち』と題されている。 書いて字のごとく、始祖ブリミル... -
使い魔の達人-02
前ページ次ページ使い魔の達人 「それじゃあ、こいつの食事は今言ったとおりでよろしく」 「へぇ、わかりました」 トリステイン学院、『アルヴィーズの食堂』裏の厨房。 そこでルイズは、先刻使い魔にしたばかりの少年を指し、その食事の面倒を料理人に言いつけた。 ちなみにカズキは、物珍しそうに辺りをキョロキョロ見回している。 見慣れぬ、本物のファンタジーの土地で、少年の好奇心が疼き出したようだ。 そんな彼を、言いつけられた料理人は悲哀に満ちた眼差しを向け、可哀想に、と心中で呟いた。 今しがた言い付かったメニューは、とても人を人扱いしたものではない。彼はこれから、畜生レベルの生活を余儀なくされるのだ。 厨房で働く自分たちでももう少し待遇が良いというのに、貴族に召喚されたというだけで、生活のレベルを強制的に落とされる。 それが不憫でならなかった。が、貴族に逆らえばどうな... -
使い魔の達人-05
前ページ次ページ使い魔の達人 「ふん。使い魔風情が、この僕に謝れ…だと?」 ある春の日の昼下がり。トリステイン魔法学院内、ヴェストリの広場。 人垣の中で、カズキはギーシュに指を突きつけながら、頷いた。 「ああ。お前だけじゃない。この場で今、ルイズを『ゼロ』って言ったやつ。ルイズを笑ったやつ。ルイズに謝れ」 辺りを睨め付けながら、そう続ける。当のルイズは、わけがわからなくなった。 「ちょ、ちょっとあんた!自分が何言ってるのかわかってんの!?」 ルイズは詰め寄った。カズキは良いから、とそれを制した。何が良いからよ。ルイズは混乱した。 確かに『ゼロ』と蔑まれるのは悔しい。悔しいがしかし、その同情だけでここまでのことをやらかすなんて、まず思わない。 「ふん、実に主人思いの使い魔じゃないか。良かったなルイズ」 鼻を鳴らしてギーシュが言う。 「さて使い魔君... -
使い魔の達人-03
前ページ次ページ使い魔の達人 「来るぞカズキ!手を放すな!」 ――夏の洋上。対ヴィクター、最終決戦。 アレクサンドリアの残した研究成果では、完全に化物となったヴィクターを再人間化するには、今一歩出力が足りなかった。 怒れる魔人は、同じが如き境遇で、しかしそれでもなお向かってくる男に、強力な一撃を見舞おうとする。 槍を掴む手に、力が込められるのがわかった。 「キミと私は一心同体、キミが死ぬ時が、私が死ぬ時だ!」 黒髪の女子、斗貴子が叫ぶ。ここから先は、どちらかが倒れるまでの死闘となる。 そう、だから―― 「―――え?」 「ゴメン、斗貴子さん」 繋いだその手を、解き放す。 「その約束、守れない」 ゆっくりと、暗い海へと降下する斗貴子を見て、別れの言葉を告げた。 「本当に、ゴメン」 「――――――――カズキッ... -
使い魔の達人-07
前ページ次ページ使い魔の達人 ルイズとカズキは図書館での調べ物をやめ、ルイズの自室にて二人、顔をつき合わせていた。 ルイズの魔法を失敗させない為にはどうすれば良いか、二人して頭を悩ませるのである。 ルイズの室内の本棚には、図書館に行く必要がないほど、魔法に類する書物が収められていた。 どれも幾度なく開かれ、頁の端が欠けるほど読み込まれている。 カズキは文字はわからなくとも、それらに目を通すだけでルイズのこれまでの努力が伺えた。 さらに聞けば、ルイズは思いつく限りの方法は既に試み、様々な助言を得てもなお、結局は爆発を起こしてしまうのだと言う。 「どうしたもんかなぁ」 先刻の一件で少しばかり気が楽になったのであろうカズキ。今は、ルイズのことに集中できていた。 「そんな真剣に考えなくても良いわよ。どうせあんたに、どうにかできることじゃないし」 結局魔法を... -
使い魔の達人-08
前ページ次ページ使い魔の達人 「それにしても、武器なんて持ち歩いて良いの?」 王都トリスタニア、ブリドンネ街。武器屋までの道すがら、カズキは前を歩くルイズに尋ねた。 「はぁ?平民が護衛役をするのに武器を携帯しなくて、どうやって主人を危険から守るのよ」 「いや、オレの居たトコじゃ、武器や凶器は持ってるだけで犯罪者だからさ。実際持ち歩いてたら危ないじゃん」 「ふぅん。あんたんとこはそうなってたの。ま、メイジがいない世界じゃそうよね。 でもこっちじゃ、治安を守るのも基本メイジの勤めだもの。武器を持った平民ごとき、物の数じゃないわ」 それじゃ持ってても、あまり意味がないような気もするな、とカズキは思うだけで、口には出さなかった。 「オレは?」 「自惚れないの。そりゃあんた、この間ギーシュとの決闘で勝ってたけれど、ギーシュごときと衛士を一緒にしないことね。 あんた... -
使い魔の達人-09
前ページ次ページ使い魔の達人 事件後、話を聞いて飛び起きた教師に、事のあらましを話したルイズたち。 明日宝物庫にて事件の詳細を、オールド・オスマン以下教師陣に説明するということで、その場は解散の運びとなった。 「それにしても、驚いちゃったわね。まさか街で噂の盗賊が、この魔法学院を狙うだなんて」 キュルケはそう言うと、カズキに思わず逃げてしまったことを詫びてきたが、カズキは、気にしないで、と返した。 そのおかげで、キュルケはさらにカズキのことを好きになってしまった。 「ふん、ツェルプストーの女もだらしのないことね。たかがゴーレムごときに、恐れをなして逃げ出すだなんて」 が、そこを見逃さないのがヴァリエールのルイズである。わたしは逃げなかったわ、と胸を張って言った。 しかし、キュルケも負けてはいない。 「あら、あなただって結局タバサに助けられてるじゃない。... -
使い魔の達人
「武装錬金」より、「武藤カズキ」を召喚。 第零話 長いお別れ 第一話 新しい世界 第二話 イントロダクト・サーヴァント 第三話 ゼロのルイズ 第四話 使い魔カズキ 第五話 VS.ギーシュ 第六話 カウントダウン 第七話 王都トリスタニア 第八話 土くれのフーケ 第九話 破壊の聖石 第十話 掌握、決意、そして咆哮 上 下 第十一話 三本腕の悪魔 第十二話 ゼロの使い魔 第十三話 KNOCK KNOCK ... 第十四話 王女の依頼 -
使い魔の夢
「仮面ライダー555」の乾巧が召喚される話 使い魔の夢-1 使い魔の夢-2 使い魔の夢-3 使い魔の夢-4 使い魔の夢-5 使い魔の夢-6 使い魔の夢-7 使い魔の夢-8 使い魔の夢-9 使い魔の夢-10 使い魔の夢-11 使い魔の夢-12 使い魔の夢-13 使い魔の夢-14 -
使い魔の炎
「烈火の炎」より花菱烈火を召喚 これは、もし姫と出会う直前、公園にゲートが開いてたら?っていう 話 使い魔の炎-01 使い魔の炎-02 使い魔の炎-03 使い魔の炎-04 使い魔の炎-05 使い魔の炎-06 使い魔の炎-07 使い魔の炎-07.5 使い魔の炎-08 使い魔の炎-09 使い魔の炎-10 -
使い魔のゼロ
「ロックマンゼロ」のゼロ 使い魔のゼロ 第一話 使い魔のゼロ 第二話 使い魔のゼロ 第三話 使い魔のゼロ 第四話 使い魔のゼロ 第五話 使い魔のゼロ 第六話 使い魔のゼロ 第七話 使い魔のゼロ 第八話 使い魔のゼロ 第九話 使い魔のゼロ 外伝 第ゼロ話 使い魔のゼロ 番外編 使い魔のゼロ 番外編 ゼロのアドベント(召還)バイフロスト先生編 -
使い魔の逆襲
「ポケットモンスター・ミュウツーの逆襲」のミュウツーが召喚される話。 使い魔の逆襲 1 使い魔の逆襲 2 使い魔の逆襲 3 使い魔の逆襲 4 使い魔の逆襲 5 使い魔の逆襲 6 使い魔の逆襲 7 使い魔の逆襲外伝 -
ゼロの使い魔人
東京魔人學園伝奇シリーズから、『陽の黄龍の器』こと、 緋勇龍麻 ゼロの使い魔人-01 ゼロの使い魔人-02 ゼロの使い魔人-03 ゼロの使い魔人-04 ゼロの使い魔人-05 ゼロの使い魔人-06 ゼロの使い魔人-07 ゼロの使い魔人-08 ゼロの使い魔人-09 ゼロの使い魔人-10 ゼロの使い魔人-11 -
使い魔のカービィ
「星のカービィ」(アニメ版)のカービィ 使い魔のカービィ 第01話 使い魔のカービィ 第02話 使い魔のカービィ 第03話 使い魔のカービィ 第04話 使い魔のカービィ 第05話 使い魔のカービィ 第06話 使い魔のカービィ 第07話 使い魔のカービィ 第08話 使い魔のカービィ 第08.5話 使い魔のカービィ 第09話 使い魔のカービィ 第10話(前編)/(後編) 使い魔のカービィ 第11話 使い魔のカービィ 第12話 -
使い魔の中の使い魔
「ドラゴンクエスト」より、竜王を召喚 使い魔の中の使い魔-01 使い魔の中の使い魔-02 -
使い魔の逆襲 6
場所は変わり、ここは本塔の最上階にある学院長室。 そこにはトリステイン魔法学院の現学院長を務める、シンプルな味だが人気の高いオールド・ファッション・・・ 訂正、白い口ひげと白髪が仙人のような印象を与えるオールド・オスマン氏が暇を持て余していた。 「昨日の使い魔召喚の儀式は大変じゃったのう。1人を除いて全員が見たこともない使い魔を召喚してしまうし、ミス・ヴァリエールの使い魔は学院を半壊させるしのー」 「オスマン先生、それと私のお尻をお触りになるのはどういう関係があるのでしょうか?」 部屋の隅に置かれた机で、この世界には存在しないはずのボールペンを走らせていた秘書が、いつの間にか彼女のお尻を触っていたオスマン氏の手を捕まえつつ言った。 オスマン氏の年齢は百、二百、三百、いやそれ以上とも言われているが、意外とお茶目な面が多いのだ。 「今後、こんなこと... -
使い魔の逆襲 2
あーたーらしーいあーさがk(ry 早朝、先に目を覚ましたのはミュウツーであった。 ミュウツーは目覚めると軽く身体を動かし、カーテンと窓を開け、着替えを用意し、隅にまとめてあった衣服を宙に浮かべると、洗濯をするため外へと飛んだ。 昨日気絶したルイズを部屋へと運ぶ際に、赤い髪の女性に使い魔の仕事とは何かを聞いていたのだ。 無論キュルケは嘘偽りなくその内容をミュウツーに教えていた。 「・・・これで良いのだろうか」 産まれて初めてしてみた洗濯が終わり、洗いたての洗濯物を高速で回転させながら脱水させつつ、ふと空を見上げてた。 昨晩、目覚める気配のないルイズを見るのに飽きた時にも空を見上げ、月が二つ輝いていたのを思い出していた。 「・・・ここはどこだ」 部屋に戻って来ても、ルイズはまだ眠っていた。 洗濯物をそれぞれの引き... -
使い魔の逆襲 1
どこかの水の中、辺りに空気の泡が浮かんでは消えてゆく。 どうやらこれは『彼』が見ている夢の様だ。 ―― ここはどこだ? 私は誰だ? ―― 『彼』が静かにそう呟いた。 ―― 私は記憶に無いこの世界をいつも夢見ていた ―― 辺りを水草が揺らめいている。 ふと、その間を誰かが通り抜けていった。 ―― ん?お前は誰だ? 待ってくれ! ―― 『彼』は急いてその誰かを追いかけ、水の中から飛び出した。 その誰かは一直線に山の向こうへ飛んで行き、『彼』の視界から消えていった。 ―― 私は あの誰かが飛び立って行ったあの世界を 忘れない ―― 再び泡が辺りを覆い、『彼』は夢から目覚めた。 『彼』は何かの液体に満たされた試験管の様なガラスケースの中で、身体中を何かのケーブルで繋がれ、赤ん坊の様に浮かんでいた。 ... -
使い魔の夢-10
『サモン・サーヴァント』で呼び出され、 『コントラクト・サーヴァント』によってルイズの使い魔となった乾巧の朝は早い。 水汲み場で洗面器に水を汲む。ルイズの顔を洗う為のものだ。 ルイズを朝起こすためにも日が昇ってすぐに水汲み場にダッシュし、駆け足で戻らなければならない。 東京にいた時は早起きなんて滅多にしなかったし、水汲みするなんて機会はまずなかった。 こんなシンドイ事、よく我慢して毎日続けているものだと自分でも思う。 こういったことを考えられるようになったのも 異世界に飛ばされたという環境に慣れて余裕が出来たからなんだろうか。 それにそうだな、この分だと今日は何事もなく終われそうだか…… その時、背後から突風が襲ってきた! 反応するも時既に遅く、大きく吹っ飛ぶ巧。 (こいつは……) 何度も喰らってきたのでもう覚え... -
とある使い魔の一方通行
とある魔術の禁書目録 より、一方さんこと一方通行を召喚 とある使い魔の一方通行-01 とある使い魔の一方通行-02 とある使い魔の一方通行-03 とある使い魔の一方通行-04 -
使い魔の炎-04
前ページ次ページ使い魔の炎 「レッカ!」 ルイズは駆け寄って、烈火の体を揺さぶった。 死んではいないようだ。 「ぐー…」 鼾が聞こえる。眠っているようだ。 「なんだ…」 ルイズは、ため息をついた。 「ルイズ。彼は一体何者なんだ? この僕の『ワルキューレ』を倒すなんて…」 ギーシュがルイズに話しかける。 「ただの平民…でしょ?」 「いや、僕に聞かれても… それに、彼は体から炎だしたぞ? そんな人間がいるなんて、伝説でも聞いたことがない」 「ふんだ。アンタのゴーレムが弱かっただけじゃないの? それじゃ、私行くわ」 「ち、ちょっと待ってくれルイズ!」 「なによ、まだ何かあるの?」 「その、悪かった…君の言うことも、君の使い魔が言ったことももっともだ。 平民に八つ当たりするのも、笑いながら無力の人間を足蹴にするのも、貴族... -
使い魔のハリセンボン
ルイズは困惑していた 春の進級試験、使い魔召喚の儀式にて 周囲や彼女自身の予想を裏切って、彼女は意外なほどあっさりと召喚を成功させた そしてルイズは困惑していた 目の前の召喚された使い魔となる生物を見て ソレに不満があったわけではない、目の前に居るそれは召喚の成功の証 自分の魔法の初めての成功の証であり、ルイズの心は未だ踊りだしたいくらいの歓喜に震えている しかし・・・ルイズは不満こそ無いものの、不安に支配されかけていた それは小さかった 自分の膝の高さくらいの小さな人型、そしてとても華奢に思える細さだった そしてその顔は一言で言うならば・・・そう、『虚無』だ その眼は空洞だった、覗くと吸い込まれてしまいそうな暗闇を秘めた空洞 一切の光も意思も見られない空洞・・・まさしく『虚無』と言い表すに相応しい眼だった だが何より不安を感じて... -
使い魔の炎-10
前ページ使い魔の炎 ワルドとの決闘に敗れた日の夜、烈火は客室のベランダで物思いにふけっていた。 部屋には烈火ただひとり。 ギーシュやキュルケたちは下で酒を飲んでいる。 ベランダから、空に浮かぶふたつの大きな月を眺める。 …自分がいることは、ルイズにとっては迷惑なのかもしれない。 烈火はそう考え始めていた。 決闘のとき、ワルドに言われた言葉を反芻する。 君では、ルイズを守れない。 烈火は唇を噛みしめた。 それでも、烈火はルイズのそばにいたかった。 しかし、烈火の心はすでに決まっていた。 主君を守るのが忍者の役目。 役目が果たせない忍者など、必要ないのだ。 だから、自分はルイズを絶対に守る。彼女がこの大事な任務を果たすまでは。 そしてそのあとはー 「レッカ、こんなとこで何してんのよ?」 不意に声をかけられた... -
使い魔のカービィ 01
前ページ次ページ使い魔のカービィ 「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! 我が導きに、応えなさい!!」 杖を振り下ろすと、爆音と共に光が炸裂した。 彼女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、昇級をかけた使い魔召喚の儀を行っていた。 が、さっきから巻き起こるのはお得意の爆発という名の失敗魔法ばかり。 何度この行程を繰り返して来たか、だんだん数えることさえ面倒になってきいた。 周りの生徒達も彼女の失敗にはもう飽き飽きしたのか、自分の喚んだ使い魔達を愛でている。 (私だって、あの位……いや、あれ以上に立派なの喚んでやるんだから……!!) もう一度気合いを入れ、再び杖を構える。 と、その時、ルイズの瞳に煙の向こうの何かが映った。 まさかと思... -
使い魔のカービィ 02
前ページ次ページ使い魔のカービィ ――カービィがルイズに召喚されたその夜。 1人と1体はルイズの部屋に帰ってきた。 カービィを喚び出すまでにかなりの魔力を使ったルイズは既にヘトヘトで、部屋にはいるとすぐにベッドへダイブした。 一方のカービィは、窓から2つの月を眺めはしゃいでいる。 (そんなに月が珍しいのかしら?) ベッドの上でそんなことをぼんやり考えながら、ルイズはカービィの事へと思考を切り換えた。 思い返せば、カービィがどういう種族の使い魔なのかという基本的な事さえわかっていない。 ルイズは魔法が使えない分、周囲の生徒達よりも勉強し、それなりの知識は頭に入っている。 しかし、カービィは彼女が知っている種族のどれにも当てはまらないのだ。 モグラでも、竜でも、サラマンダーでも、ゴーレムでも、オークでもない。 一見しただけでも、カービ... -
使い魔の夢-1
数十回目の失敗を経て光のゲートを潜り抜けてきたのは 「あんた誰?」 「お前こそ何なんだよ?」 車輪付きの鉄の馬に跨り、丸い兜を着けた若者だった。 使い魔の夢 ルイズは一目で理解した。この男は平民だ。 都上りしたての田舎者がするように周りをキョロキョロ。 風変わりな格好をしてはいるが 何処かの騎士様の真似事でもしていたのだろうか。 それにしても上に立つべき貴族の品性も教養の欠片も見当たらない。 こいつはハズレ。 「で、これは何、変わった形の馬ね?」 僅かな期待を胸に、男の跨っている馬に目を向ける。 生物だったらこの田舎者じゃなくてもこれと『契約』すればいい。 「バイクだ、馬じゃない」 「バイク?」 「こいつは生き物じゃない、乗り物だ」 車輪付きの鉄でできた木馬。生き物じゃない。... -
使い魔のごとく!
「ハヤテのごとく」の綾崎ハヤテが召喚される話 使い魔のごとく!-1 -
使い魔の炎-01
前ページ次ページ使い魔の炎 「あんた誰?」 抜けるような青空をバックに少女が烈火に問いかけた。 知らない顔だ。年は烈火とそう変わらないだろう。 「誰って…俺の名前は、花菱烈火だけど」 「変な名前。どこの平民?」 平民?なに言ってんだコイツは。 周りを見回すと、彼女と同じような服装をした少年少女たちたくさんいた。皆、例外なく棒のようなものを持っている。 「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするの?」 「さすがゼロのルイズだ!」 誰かが言うと、 「ちょ、ちょっと間違っただけよ!」 と目の前の少女が怒鳴った。 この子は、どうもルイズという名前らしい。 烈火は足りない頭で必死に考えた。 ここはどこなんだ!? こんな場所は日本にはない。それに、烈火の周りにいる少年たちの顔立ちは日本人のそれとはかけ離れている... -
使い魔の夢-11
「品評会? 」 隠してあったバイクを言われるがまま走らせながら巧は聞き返した。 「そ、春に召喚した使い魔達のお披露目がもうじき行われるのよ」 ヘルメットを被って巧の後ろにしがみ付いているルイズが答えた。 「品評会では使い魔は必ず何か一つ芸を見せないといけないの。 サラマンダーなら火を噴いてみたり、風竜なら空を飛んで見せたりとかね」 その品評会で使い魔は何か隠し芸でもする必要があるのか、ルイズの使い魔は自分だ。つまりは…… 「冗談じゃねぇ。俺は芸なんてもってないし、大体、そんな見世物みたいな真似できるか」 「そういうと思ってたけど、嫌でもやってもらうわ。品評会を欠場するなんてこの上ない大恥よ。 あんたのご主人様は私、その私に恥をかかせたらどういうことになるかわかってるんでしょうね!?」 ルイズはそう言って、巧の腰を強く締め付けた。 ... -
使い魔の逆襲 5
「説明しなさい!何よその格好は!」 「このメイド服のことか?これはシエスタという少女が貸してくれたものだ」 「それを何で普通に着てるのよ!」 厨房から運ばれてくるケーキを次々と皿へ飛ばしつつ、ミュウツーはルイズの質問に淡々と答えていた。 話を聞いていると、ミュウツーはどうやら、 『メイドの仕事をするにはメイド服を着なければならない!』 と、シエスタに思い込まされたようであった。 「・・・何でアンタはメイドの真似事をしてるのよ」 「何か問題でも?」 「・・・もういいわ、終わったら帰ってきなさいよ」 「わかった」 流石に叫び疲れたらしく、ルイズは一人食堂を出ていった。 「カーゲーカゲカゲカゲッカゲー♪」 一方、先程までミュウツーと一緒にいたフレイムもケーキを運ぶのを手伝っていた。 無論、メイド... -
使い魔のカービィ 03
前ページ次ページ使い魔のカービィ トリステイン魔法学院に召喚された使い魔達の初めての朝は早い。 主人と一緒に起床し、朝の散歩と洒落込む者。 逆に主人と一緒に眠りこける者。 主人よりも早く起き、主人を起こす者。 使い魔達は、それぞれがそれぞれの『召喚されてから初めての朝』という時間を過ごしている。 そしてルイズの使い魔として召喚されたカービィも、そんな時間を過ごす使い魔達の1匹だった。 「ぽょ~……」 ムクリと起き上がると、目をうっすらと開ける。 しかし、未だに夢と現実の間で船を漕いでるカービィの目に映ったのは、自分が見慣れている自宅の白い天井だった。 横を見ると、これまた見慣れた鳥の同居人が眠っていたいる。 羽の色がピンクになっているが、カービィには些細なことだ。 寝ぼけ眼のままベッドから下り、まずは家の窓を開けようとフラフラ歩く。... -
ゼロの使い魔人-10
前ページ次ページゼロの使い魔人 『土くれ』のフーケ……。 今やトリステインに住まう貴族達の間では、畏怖と憤激を込めてその名を囁 かれるメイジの盗賊である。 正体は元より、性別も経歴も不明。 その手口としては、強力な『錬金』の魔術を駆使し、防犯対策として予め施さ れた『固定化』の魔術……経年劣化ないし酸化や腐敗による物体の破損を防止 する特性を持つ……をも無力化せしめ、それが掛かった壁や扉を只の土へと還 し侵入するという物であり、其れゆえの二つ名である。 そして一度、目的の場へと侵入すれば各々の貴族等が所蔵する至宝や逸品の悉く を掠め取り、盗み出すのみならず、時には下手な城郭程の高さを持つ巨大ゴーレム を伴い目的の物を強奪し、駈け付けた治安組織の追っ手をも軽くあしらい、蹴散ら してのけるという傍若無人ぶりを阻む者は無く、被害者の数と被害総額は日々、 右肩... -
使い魔の中の使い魔-01
「…あんた誰?」 ルイズが召喚した生物は、竜を模した杖を持った亜人のメイジだった。まがまがしい青色の体、赤い宝石のついた首飾り、よく分からない感じの髪形。 亜人というよりは、人型の悪魔といった感じだろうか。 「なんじゃ?相手の名を尋ねるときは、まず自分から名乗るべきだろうに。それに、この竜王にあんたとは、言ってくれるではないか」 「何よ!これから私の僕になる使い魔候補の癖に偉そうに!」 「無理をするな、娘よ。足元が震えておるぞ。」 「ご、ご主人様になんてこと言ってんのよ!」 傲慢かつ尊大な竜王に気圧されてしまうルイズだが、なんとか強気に答えた。 「…まあいいわ。早速私と契約してもらいましょうか」 「契約?一体何を言っておるのだ?」 「こ、こうすんのよ…」 少し赤面しながらルイズは手に持った杖を竜王の前で振り何らかの呪文を唱え始める 「我が名は... -
使い魔の逆襲 3
食堂に向かう間、ルイズは考え事をしていた。 いくらツーが強力な力を持つ怪物でも、使い魔は使い魔、主従関係だけはしっかりとさせたい。 そう考えていたのだ。 最も、頼んでもいないのに洗濯や着替えなどをしてくれている辺り、すでに主従関係はしっかりとしていると思うのだが。 それでもルイズは朝食の待遇を決定していた。 この時、ルイズが考えを変えたり、食事を提供したりしなければ、 ギーシュとの決闘は避けられたのかもしれなかった。 学年別に分けられたテーブルにはローソクが立てられ、花が飾られ、果物が盛られたかごが乗っている。 『アルヴィーズの食堂』と呼ばれるここは、まさに貴族のための食堂であった。 当然それぞれの席に置かれた朝食も豪華な料理が並んでいた。 ルイズは自分の席へ座ると、辺りを見渡しているミュウツーを呼んだ。 「ご主人、何か... -
使い魔の炎-07
前ページ次ページ使い魔の炎 「ゴーレム!」 キュルケの叫びで、最初に冷静さを取り戻したのはタバサだった。呪文を唱える。 巨大な竜巻がゴーレムの体にぶつかるが、ゴーレムはびくともしない。 キュルケも杖を振り、ゴーレムを炎で包み込んだ。 しかし、ゴーレムはまったく意に介さない。 「無理よこんなの!」 「退却」 タバサが呟くと、ふたりは一目散に逃げ出した。 烈火も逃げようと後に続こうとしたが、思わず足を止めた。 ゴーレムめがけ、呪文を唱えようとする君主。 その姿を烈火は確認したのである。 烈火はゴーレムを挟んでルイズと対称となるような位置で足を止め、必死に叫んだ。 「姫、逃げろ! いくら何でも相手が悪すぎる!!」 ルイズは恐怖を振り払うように目を見開いていった。 「イヤよ! コイツを倒せば、誰も私のことを『ゼロ』なんて言わなくなる... -
使い魔の名は
……やった! やったやったやった! で・き・た! 目の前に現れた獣を見て、ルイズは震えながら、心の中でガッツポーズを決めた。 魔法の使えないメイジ。 人呼んでゼロのルイズと嘲笑される存在。 それが今までの自分だった。 でも、これからは違う。 何故ならば、こんなすごそうな幻獣を召喚したのだから。 最初は大きな狐かと思ったが、ようく見るとその獣はルイズの知るいかなる獣とも似ていない。 図鑑にも、こんな幻獣は載っていなかった。 きっとすごいレアものか、遠い国に生息するものだ。 それにしても、変わっている。 全身は真っ白で、体のサイズそのものは大きな狐か犬という感じなのだが、長い尻尾が九本もはえており、それがゆらゆらと動くさまはすごく絵になっていた。 幻獣は何かひどく驚いているようで、ルイズやコルベール、それに景... -
使い魔のゼロ 第二話
第二話 洗濯する戦士 ルイズはこの使い魔のことが気に入らなかった。名前もそうだし、部屋に帰って話を聞いても 魔法とは何だ? ネオアルカディアは? 何でこんなに自然が? エリアゼロはどうなったのか?(ここでゼロという単語が出てきてもっといやになった) と相変わらず訳の分からないことを言い出し、 しまいには自分は違う世界から来て、そこには月もひとつしかないとか言い出した。 「もういいわ、あんたが頭のおかしい魔法も知らない田舎ものの平民だってことは分かったから。」 「平民?俺は人間じゃない、レプリロイドだ」 さすがにうんざりしてきた。魔法にけちをつけまわりの草木にけちをつけ月の数にけちをつけ、さらにゼロという名前で、 おまけに人間ということにまでけちをつけるのかこいつは。 「なにいってんのあんた。鏡見たこと無いの?いくら頭がおかしくてもそれ... -
使い魔のカービィ 10 後編
前ページ次ページ使い魔のカービィ 「カービィ! 吸い込みよ!」 「ぽよっ!」 ルイズの指示でカービィが口を開ける。 直後強風が吹き、辺りの物を吸い込み始めた。 デルフは最初何が起こっているか理解できなかっが、カービィの口に吸い込まれていることに気が付いた。 そして悟ったのだ、『食われる』と。 「うわっ、ちょっ、おまっ、や、止めろ!! 食うな!! 食うなよ!!」 必死になって叫ぶがもう遅い。 哀れデルフはカービィの口の中へ吸い込まれていった。 「ギィヤアアアアアアアアアアァァァッッッ!!!」 夢に出そうなほど恐ろしい断末魔を残して…… 「………エグいですね」 「やっぱり普通の剣にすればよかったかしら……」 デルフの叫びを聞き、少し気分が悪くったルイズとシエスタであった。 そんな2人を後目に、デルフを吸い込んだカービィ... -
使い魔のカービィ 06
前ページ次ページ使い魔のカービィ 教室の掃除を漸く終わらせたルイズとカービィは、昼食を取りに本塔へ向かっていた。 シエスタは昼食の準備のため途中で掃除を抜けてしまったが、殆ど終わらせてくれたので、思いの外早く済んだのだ。 もちろん、目覚めてからはカービィもゴミ捨てを手伝った。 粗大ゴミと化したイスを運んだり、ルイズやシエスタが届かなかった窓を拭いたり。 自主的に手伝いをするカービィに、ルイズはやっぱりカービィを喚んで良かったと改めて実感したのだった。 因みにカービィが窓を拭くため飛び上がった時、飛べることを知って狂喜乱舞していたという。 閑話休題。 食堂へ辿り着いたルイズ達は、早速昼食に―― 「まて!」 ――しようと思った矢先、マリコルヌを中心とした数人の生徒がルイズとカービィを取り囲んだ。 「何よ、風邪っぴき。用があるなら早くして?」... -
ゼロの使い魔-闇の七人
「The Elder Scrolls IV OBLIVION」(海外ゲーム)より、アルゴニアンと闇の一党を召喚 ゼロの使い魔-闇の七人-1 ゼロの使い魔-闇の七人-2 -
使い魔の夢-7
本塔最上階にある学院長室にて、 トリステイン魔法学院の最高権力者であるオールド・オスマンは溜息をついていた。 「あんのコッパゲめ、こんな紙切れ一つで済ませ追って」 溜息の原因はコッパゲ、ではなくコルベールの提出した一通の報告書。 報告書に書かれていたのは 昨日行われた春の使い魔召喚の際にミス・ヴァリエールの召喚した青年の事。 彼女とその青年が『契約』を交わした証明として現われた特殊なルーン文字の事。 そのルーン文字が始祖ブリミルの使い魔『ガンダールヴ』の物であるらしい事。 正直オスマンにとっては、長々と書かれているルーン文字の下りはどうでもよかった。 変人奇人と評されるコルベールの事だ、何かの見間違いに違いないだろう。 気になったのはおまけ程度に添えてあった『ディテクト・マジック』の結果。 微弱ではあったが青年から感じ... - @wiki全体から「使い魔の達人-10b」で調べる