あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「剣を探してハルケギニア」で検索した結果
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剣を探してハルケギニア
春の使い魔の儀式、トリステイン魔法学院において二年生に進級する際に行われる神聖な儀式だ。 カエルやモグラ、はてはサラマンダーやドラゴンまで召喚される中桃色の髪の少女、ルイズの呼び出した物は一際異彩を放っていた。 「なにこれ……剣……?」 ルイズの言う通り目の前にあるのは3振りの巨大な剣だった。一本は反りの入った片刃の剣、もう一本は金色に輝く真っ直ぐ刀身の伸びた神々しい剣、最後の一本はその三本の中でもさらに大きい銀色の剣。 「ど、どうすればいいのかしら…?」 ルイズが儀式の立会人のコルベールに相談しようとした矢先…… それは落ちてきた 円を描くように地面に刺さった三本の剣の真ん中に何かが落ちてきたのだ、それは地面に激突するとと轟音とともに大きな土煙をあげた。 「あいたたた……」 巻き上がる土煙の中から声が聞こえた。どうやら落ちて... -
ハルケギニアの狼
「るろうに剣心」から斉藤一で、全四話 ハルケギニアの狼-01 第一話 「狼とゼロ」 ハルケギニアの狼-02 第二話 「砕けぬ牙」 ハルケギニアの狼-03 第三話 「したたかな男」 ハルケギニアの狼-04 最終話 「悪・即・斬」 -
聖樹、ハルケギニアへ
ファイナルファンタジーVからエクスデスを召喚 聖樹、ハルケギニアへ-01 聖樹、ハルケギニアへ-02 聖樹、ハルケギニアへ-03 聖樹、ハルケギニアへ-04 聖樹、ハルケギニアへ-05 聖樹、ハルケギニアへ-06 聖樹、ハルケギニアへ-07 -
プレデター・ハルケギニア
「プレデター・コンクリートジャングル」(海外ゲーム)より、プレデターを召喚 プレデター・ハルケギニア-01 プレデター・ハルケギニア-02 プレデター・ハルケギニア-03 プレデター・ハルケギニア-04 プレデター・ハルケギニア-05 プレデター・ハルケギニア-06 プレデター・ハルケギニア-07 プレデター・ハルケギニア-08 プレデター・ハルケギニア-09 プレデター・ハルケギニア-10 プレデター・ハルケギニア-11 プレデター・ハルケギニア-12 プレデター・ハルケギニア-13 プレデター・ハルケギニア-14 プレデター・ハルケギニア-15 プレデター・ハルケギニア-16 プレデター・ハルケギニア-17 プレデター・ハルケギニア-18 プレデター・ハルケギニア-19 プレデター・ハルケギニア-20 プレデター・ハルケギニア-21 プ... -
ハルケギニアの鬼が島
東方Projectの伊吹萃香が召喚された話 ハルケギニアの鬼が島-1 ハルケギニアの鬼が島-2 ハルケギニアの鬼が島-3 -
ハルケギニアの伊達直人
ハルケギニアの伊達直人 寒さも強まり、一年が終わろうとしている時期に、ハルケギニアは平和な活気にあふれていた。 始祖の降臨祭……始祖ブリミルがこの地に降臨したことを祝い、一切の戦争も争いごともやめて祭りを楽しむのだ。 貴族も平民も、一年の無事を感謝し、新たな一年を祈って遊び、飲み、騒ぐ。 ここ、トリステインの首都トリスタニアでも年越しに向けてお祭り騒ぎが続いている。 しかし、中にはそうした俗世間のにぎわいとはうらはらな場所もあった。 トリスタニアのとある修道院。アルビオンのウェストウッド村でティファニアと住んでいた子供たちは、ティファニアが魔法学院にあがるときに彼女と別れてここに引き取られていた。 だが、修道院とは禁欲的な場所であるから子供たちの生活は決して楽しいものばかりではなかった。長いお祈りに、広い聖堂の掃除、それに勉強と、遊びたいさかりの子... -
約束の地ハルケギニア
「Riviera 〜約束の地リヴィエラ〜」から「エクセル」を召喚 約束の地ハルケギニア-01 約束の地ハルケギニア-02 -
ハルケギニア外伝 機忍・零
「未来忍者・慶雲機忍外伝」より白怒火を召喚 ハルケギニア外伝 機忍・零 第一話 「召喚」 ハルケギニア外伝 機忍・零 第二話 「契約」 -
世界最強コンビハルケギニアに立つ
「スプリガン」より暁巌とボー・ブランシェを召喚。 世界最強コンビハルケギニアに立つ-01 世界最強コンビハルケギニアに立つ-02 世界最強コンビハルケギニアに立つ-03 世界最強コンビハルケギニアに立つ-04 世界最強コンビハルケギニアに立つ-05 世界最強コンビハルケギニアに立つ-06 世界最強コンビハルケギニアに立つ-07 世界最強コンビハルケギニアに立つ-08 世界最強コンビハルケギニアに立つ-09 世界最強コンビハルケギニアに立つ-10 世界最強コンビハルケギニアに立つ-11 世界最強コンビハルケギニアに立つ-12 世界最強コンビハルケギニアに立つ-13 世界最強コンビハルケギニアに立つ-14 世界最強コンビハルケギニアに立つ-15 世界最強コンビハルケギニアに立つ-16 世界最強コンビハルケギニアに立つ-17 世界最強コンビハルケギニアに... -
S・A in ハルケギニア
『S・A』(スペシャル・エー)より滝島慧を召喚 S・A in ハルケギニア-01 -
ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア The Elder Scrolls IV オブリビオン より シロディール最後の皇帝マーティン・セプティムをシナリオクリア後から ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-01 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-02 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-03 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-04 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-05 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-06 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-07 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-08 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-09 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-10 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-11 ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-12 ジ・エル... -
ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ
「宇宙の騎士テッカマンブレード」のラダム樹 ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ-1 ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ-2 ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ-3 ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ-4 ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ-5 ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ-6 -
ゲーム帝国ハルケギニア出張版
エンターブレインのゲーム雑誌『ファミ通』に掲載されていた読者投稿ページ ゲーム帝国より ゲーム帝国 ハルケギニア出張版 第1回 ゲーム帝国 ハルケギニア出張版 第2回 -
ポケモン探検隊INハルケギニア
「ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊」より探検隊レイダースを召還 ポケモン探検隊INハルケギニア-01 ポケモン探検隊INハルケギニア-02 -
ボン太くん・イン・ハルケギニア
「フルメタル・パニック!」より、ボン太くんを召喚 ボン太くん・イン・ハルケギニア-01 ボン太くん・イン・ハルケギニア-02 -
NEVER~新たなる戦いinハルケギニア
仮面ライダーWより大道克己を召喚 NEVER~新たなる戦いinハルケギニア-01 NEVER~新たなる戦いinハルケギニア-02 NEVER~新たなる戦いinハルケギニア-03 NEVER~新たなる戦いinハルケギニア-04 -
プレデター・ハルケギニア-06
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア フーケの脱走から数日後、魔法学院はてんやわんやの騒ぎとなっていた。 それはフーケ脱走の報を聞いたからではない。 ゲルマニアを訪問していた王女アンリエッタがその帰りに急遽、魔法学院を訪問することとなったのだ。 教師も生徒もみな自分ができる限り身なりを整え、メイドたちも準備に追われ 調理場のコック達はできうる限りの最高の料理を用意しなければならなかった。 そしてそれはもちろんルイズも同じことであり自室で一人身なりを整えていた。 幼馴染でもあり親友でもあるアンリエッタの訪問であったがルイズの頭の中には常にあることが消えないでいた。 自身の召喚したあの亜人のことである。はっきり言って何一つ事態は進展していない。 フーケに深手を負わせ『破壊の銃』を持ち去ったのはおそらくあの亜人で間違いないだろう。 もしそのマジックアイテ... -
S・A in ハルケギニア-01
前ページS・A in ハルケギニア 1話 主は使い魔の実力を見抜けずに苦悩する 「ここはどこだ?」 滝島慧は気付くと、見知らぬ場所に座っていた。 辺りを見渡して見たら、いるのはピンクや赤や青と色とりどりの髪を持つ少年少女。 建物の様子と、周囲の人間の様子からここが外国である可能性が強いとは判断できるが、そもそもなぜ自分が 外国に居るのか理解出来ない。 (どういうことだ?確か俺は………) 滝島はつい先ほどの出来事を思い返す。 「やあ光。おはようございます」 「おう、滝島。おはよう。なあ……あれなんだろ?」 「えっ!?」 光が指を指すほうを見ると、そこには不思議な空間が広がっていた。 ブラックホールのほうなものだ。 そして他のSAメンバーの五人もその中心に立ってなにやら話していた。 「何なのかしら?」 「ね... -
約束の地ハルケギニア-02
前ページ約束の地ハルケギニア 「ところでその猫、あんたの使い魔って言ってたわね」 「え、一応そうなるかな」 時が経ち、辺りは既に夜になっていた。今話しているのは、ルイズの自室である。ハルケギニア魔法学院は、全寮制の学舎であるそうで、今いる部屋も寮の中の一角である。 ベッドや椅子、テーブル等、一通りの家具は備え付けられていた。その中でルイズは椅子に座り、エクセルは壁に寄り掛かっている。因みにロゼはテーブル向かいの椅子に寝そべっていた。 「背中のマントに、使い魔がいる……って事はあんた、メイジなの?」 ルイズは若干不機嫌そうにありながらも、その実興奮を隠し切れずに問い掛けた。もしメイジ、魔術士であれば、人を召喚した事実は変わらないものの、少なくとも何も出来ない平民ではなくなる。 「いや、僕は魔法は使えないよ――剣や鎌、杖とかを使って炎を出したり、氷を生み出したり雷を落... -
ハルケギニアの宇宙少年
ハルケギニアの宇宙少年 「なんなんだい、ありゃあ!?」 土くれのフーケこと、マチルダオブサウスゴータは素っ頓狂な声を上げた。 それもその筈、いざ宝物庫から目当ての品を盗み出そうとした途端に、てっきりただのハリボテと思っていた相手が動き出したのだから。 そう動くはずなのないのだ、何故なら…… 「ディティクトマジックで何の反応も無かったってのは、嘘だったってかい!」 或いはディティクトマジックに反応しない先住の魔法が掛かったマジックアイテムか? そうだとしたらもし奪い取ることが出来れば大層な値段になるだろう――そう思って、やめた。“破壊の杖”のようなものならまだしも、マチルダの最大出力を掛けて作り出したゴーレムに迫る大きさの巨大な人形。 こんな巨大なものを闇で流通させれば一発で足が付くに違いない。 「どっちにした... -
小ネタ-12
...法学院は今日も平和 剣を探してハルケギニア 其は華麗なるガンダールヴ ルイズパラドックス ハンマー サーヴァント 24の使い魔 じゅるり 正体不明の謎の使い魔 平民Aの使い魔 ひらけ! その蛙が何なのか 彼女の名は ぼくは天才だ! 黒いアレの山 野に咲く花のように 真実は、いつも一つ ママの使い魔 最先端ロボット科学の使い魔 政治屋 黒くて、でかくて、硬い使い魔 ゼロのプリンセスメーカー ゼロのFカップ 伝説の少年 100の使い魔 ゼロと云う名のワタリガラス 鋼鉄の巨人 無敵で不死身の使い魔 タバサの手記 平気で人を撃つ使い魔 零と黒 戦いは時空を越えて… 護り手たる使い魔 使い魔は高笑う 真夜中のルイズ リファインな使い魔 いちめんのつんでれ クレアアアアアアアの使い魔 負け使い魔 ショータイムだ、酔っ払うんじゃねーぞ I feel COKE! 悩みも苦しみも無い世界 ゼロ達の沈黙... -
ゲーム帝国ハルケギニア出張版-02
前ページゲーム帝国ハルケギニア出張版 ゲーム帝国 ハルケギニア出張版 第2回 落とし物を拾ってやったらなぜか決闘を申しこまれた。世も末である。 ヤツには罰として比類無きパニッシャーを派遣しておいたので悔い改めるであろう。 交流せよ ●人見知りなヤングメンよ。他者を怖れる若人よ。 交流せよ。袖触れ合うもなにかの縁である。 隣人と話し友と語らうのだ。 だから隣人と話すのかったりいでは無いと申すのだこのすっとこどっこい! ●・・・・・・・。 (ガリア 風雪) ●言ってる側からコレである。いい度胸、いわばナイス度胸である。 貴様は罰として母親に薬物投与したあと幽閉の刑。 ●きゅいーっ! (ガリア きゅいーっ!) 貴様は交流以前の問題である。デバックせよ。 ●恋は突然だし、すぐにあたしの体を炎のように燃やしてしまう... -
世界最強コンビハルケギニアに立つ-幕間
前ページ世界最強コンビハルケギニアに立つ チェルノボーグの監獄。 トリステイン城下でもっとも警備と監視が厳重とされる牢獄の中で、ロングビル――フーケがベッドに寝転がっている。 普段は二つの月が大地を照らしている時間帯であり、牢の中といえど少しは明るい。だが今日は月を雲が覆い隠しているらしく、フーケの周囲は暗い闇に支配されていた。 「まったく、か弱い女一人閉じ込めるのにこの物々しさはどうなのかしらね?」 周囲にあるのは粗末なベッドと木の机、そして木でできた食器のみ。そして壁や鉄格子には魔法障壁が張り巡らされている。 杖はとうの昔に取り上げられているとはいえ、杖があったところでどうにもならないだろうと思わせるほどに堅固な牢の中にフーケは居た。 「はぁ……」 ここに放り込まれてから何度目か、もはや数える気にならないほどに繰り返したため息をもう... -
SeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger‐14
前ページ次ページSeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger トリスタニア近くに降ろしているラグナロクのブリッジ。 『多なる者と、そこの単なる者があの者達を討ち滅ぼした時、残った力は確かにあちらの方へと飛んでいった』 此度はアニエスの姿で現界しているラグドリアンが指さす先は西北西の上方。 「……つまり、あの死者達を指輪を使って操っていた奴はやはりアルビオンに居るということか」 ブリッジから夕焼け空を見上げてスコールは呟く。 「それも、ここまで条件が揃うとなると恐らくは……クロムウェル……オリバー・クロムウェル正にその人物だろうな」 渋い顔でアニエスが引き継ぐ。 「いくら何でも、そうそう簡単に殴り込める場所ではない」 魔法は、どうにかなる。ジャンクションシステムを駆使すれば、使用属性の限られる系統魔法はいくらでも防ぎよう... -
プレデター・ハルケギニア-18
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア 壮絶なる捕獲劇の翌日、ルイズ、エレオノール等の乗った船は港を出港した。 亜人によって屠られた隊員たちと竜は海へと埋葬された。港を出る際に死体を持ち込んでは 何かとやっかいなことになりかねない。 そしてこの浮遊大陸で数百を超える人間を殺戮した人外の戦士は 今、船内の一室に拘束されていた。 両手足は強固な拘束具が付けられ、全身に身に付けていた武器の殆どは今、亜人の身からは外されている。 「これで、大体全部ね」 エレオノールが机の上に並べられた武器類を眺める。 肩に付けられたいた黒い筒状の武器。折りたたまれたグレイブ。 棒状のグリップに巨大な一枚刃が取り付けられた武器。形状としてはトンファーに似ているか。 三十セントほどに収縮された長槍。円周部分がギザギザのノコギリ状に削られた円盤。 ... -
ゲーム帝国ハルケギニア出張版-01
前ページ次ページゲーム帝国ハルケギニア出張版 ゲーム帝国 ハルケギニア出張版 第1回 悪魔のジジイと一杯やったあと千鳥足で歩いていたら目の前に鏡のようなモノが現れて 吸いこまれると見知らぬ場所に居た。はて、此処はどこであろうか? 級友を大切にせよ ●学校に通う少年少女よ。勤勉なるヤングメンよ。 級友を馬鹿にして見くだしてはならぬ。 級友が苦しんでいる時こそ励まし応援してやるのだ。 だからあの先公のハゲが増してるよなーでは無いと申すのだこのイカレポンチが! ●アンタ、誰よ? (トリステイン ルイ中略ル) ●拙者こそ帝国で一番多くの文章を書いている人物であり弊社であり拙者でありすなわち語り部。 貴様のもの言いは無礼な上に名前が長いので罰として本名中略の刑。ざまみよ。 ●サモンサーバントで平民を呼びだしてどうするの? (トリス... -
ハルケギニア外伝 機忍・零-01
前ページ次ページハルケギニア外伝 機忍・零 春に行われるトリステイン魔法学院の使い魔召喚の儀式、2年の進級試験でもあるこの儀式で唯一人、使い魔を未だ召喚出来 ていない少女がいた。 少女は貴族として生まれながらも今まで魔法を成功させた事が無かった。その為、儀式に臨んだのだが未だに成功(召喚)出来 ない事に苛立っていた、そんな彼女を煽るように級友達から嘲るような声が掛けられる。 しかし、少女…ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは悔しさや怒りといった感情を押し隠しながら、 再度呪文を唱える。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン! 我の運命に従いし、"使い魔"を召喚せよ!」 ハルケギニア外伝 機忍・零 「召喚」 ルイズが呪文を唱えて... -
ポケモン探検隊INハルケギニア-02
前ページポケモン探検隊INハルケギニア 「しゃ、喋った!?」 この野太い声は間違いなく目の前の怪物が放った物だ。 まだルーンを刻む前にもかかわらず言語を操るということはどうやら韻獣らしい。 これはかなりの当たりを引いたようだ。 「見ての通り、僕は人間さ。そう言う君たちは?言葉が喋れるほどの知能があるなら、勿論名前だってあるんだろう?」 本当は色々イメージして美しい名前を昨日から考えていたのだが、本名があるのならそっちの方がいいだろう。 大きな怪物は少し不機嫌そうに頭を掻きながら他の2人に何事か声を掛ける。 そちらも周囲を観察する目を此方に向けた。とりあえず、敵意はないようだ。 これはまさか他の2匹も韻獣なのか? 「ん、えーっと…俺はドサイドン」 「わたしはロズレイドよ」 「私はエルレイドです。あなたのお名前は?」 全員韻獣!さすが... -
プレデター・ハルケギニア-14
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア すでに陽も高く登ったころ貴族派、『レコン・キスタ』の軍隊は王城へと到着していた。 到着したレコン・キスタの兵士たちが見たものは既に何者かに殲滅させられた 王軍の姿であった。彼らからすれば文字通り、闘わずしての勝利だ。 見るも無残な姿に虐殺された王軍の骸の中を歩く人影があった。 ワルドとフーケだ。 「あの後、王軍と一発やらかしたみたいね。あの化け物」 フーケが王軍の残骸を見回しながら言う。ワルドはそれには答えずに歩いていたが 不意に足を止めた。 「あら、麗しのウェールズ様じゃないの。なつかしいわね」 二人の目の前にはウェールズが目を虚ろに開いて事切れていた。 「何だか、あんたが殺した王子さまが一番原形留めてるわね」 フーケが笑いを含んだ声で言う。このウェールズだけ... -
プレデター・ハルケギニア-20
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア 激しい雨が船体を叩いていた。 先程から立ち込めていた暗雲は遂に雨雲へと姿を変えたのだ。 甲板の上を四人の隊員たちが歩く。 それぞれ違う方向を注意深く見回しながら。 他の隊員たちも同様の人数で編成され船内や貨物室を見回っている。 「いつでも動けるように準備をしておきなさい」 「はい……」 エレオノールが厳しい表情でテファに言い放つ。 彼女と村の子供たち、そしてルイズとエレオノールは亜人の武器が置いてある部屋で待機していた。 周りには彼女らの他に数人の隊員の姿が見える。 テファニアのすぐ隣に立つルイズは彼女の足が小さく震えていることに気づいていた。 彼女は血の滲むような訓練を受けた魔法衛士ではないのだ。不思議な力が使えるということ意外は 10代後半の少女に過ぎない。 「テファ... -
ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ-1
前ページ次ページハルケギニアの騎士テッカマンゼロ また、失敗してしまった。 これで何回目だろう。数えるのも嫌になってきた。 にっくきツェルプストーも使い魔の召喚に成功している。それもサラマンダー、見るからに立派な大物だ。 私はずっと頑張っているが、爆発が起きるばかりで何も出てこない。 教師のミスタ・コルベールはさっきから頻繁に時間を確認している。もしもこのまま何も召喚できなかったら、どうなるんだろう。 また、馬鹿にされるのは間違いない。いや、ひょっとしたら留年かもしれない。 そんなことになれば、まさに名門ヴァリエール家の恥さらしだ。 私は次に全てをかけるつもりで願いを込めて、召喚の呪文を叫んだ。 「宇宙の果てのどこかにいる私のしもべよ! 神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! わが導きに、応えなさい!」 またも爆発。 ... -
世界最強コンビハルケギニアに立つ-10
前ページ次ページ世界最強コンビハルケギニアに立つ 「さて、何から話そうか?」 壁にもたれかかる暁の前に四人の少年少女がいる。 ルイズ、タバサ、ギーシュ、キュルケの―― 「何であんたまでここにいるのよ!」 ごく自然に輪の中に加わっていた赤毛の少女の存在にようやく気付き、ルイズが吼えた。 「面白そうだからに決まってるじゃないの」 悪びれた様子もなく、余裕の表情でキュルケが答えを返す。 その態度を挑発と受け取ったのか、ルイズのこめかみに青筋が浮く。 「堅いこと言ってるとそれ以上背が伸びないし胸も大きくならないないわよ」 「背も胸も関係ないじゃない!」 どうもルイズにとっては背も胸も、魔法が使えないこと並に――下手すればそれ以上に――コンプレックスであるらしい。 顔を真っ赤にしてルイズがキュルケに食って掛かる。 ... -
聖樹、ハルケギニアへ-06
前ページ次ページ聖樹、ハルケギニアへ 聖樹、ハルケギニアへ―6 ヴェストリの広場での決闘後の夜。 ルイズは夕食を済ませて部屋に戻ってきた。 「あー・・・疲れた・・・」 「随分と早くに戻ってきたようだが、夕食はあまり食べなかったのか?」 ベッド兼ソファーに腰掛けたエクスデスは刃の付いた杖を手入れしながら問いかける・ マントを外したルイズは自分のベッドに倒れこみながら答える。 「別に急いでたわけでもあまり食べなかったわけでもないわよ ・・・誰かさんの所為で食べる暇がなかっただけ」 「それは大変だったな 誰に困らされたのかは知らんが」 「あんたよ!」 びしっとエクスデスを指差す。 決闘から戻った後、ルイズはエクスデスに部屋待機を命じていた。 そして自分は嫌な予感をしつつ食堂に夕食を採るため足を踏み入れたのだが・・・。 「来たぞ!」 ... -
聖樹、ハルケギニアへ-04
前ページ次ページ聖樹、ハルケギニアへ 聖樹、ハルケギニアへ―4 「・・・・ェクスデェス―――!!」 どばんと部屋のドアを開けルイズは自分の使い魔を探す。 だが目標は探すまでもなく、椅子に腰かけながら準備をしていた。 「息が切れているようだがどうかしたのか?」 「ぜぇ、だ、誰の所為だと、ぜぇ、思ってるのよ!」 「まずは落ち着くがいい」 とポットからグラスに水を注ぐとルイズに差し出す。 ルイズも椅子に腰掛けて水をゆっくりと飲み、もう一杯注いで貰うとさらにゆっくりと水を飲みほしてふぅっと息をついた。 「で、何かあったのではないのか?」 エクスデスの問いにはっと我に帰ったルイズ、まったりしている場合ではない。 グラスを持った手をドンとテーブルに振り下ろす。 「割れる」 「エクスデス!ご主人様の命令!決闘はやめなさい!」 ... -
プレデター・ハルケギニア-09
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア ベッドの中でルイズは考えていた。ワルドと自分は親同士が決めた許婚だ。 何事もなければいずれ二人は結婚する事となる。それはわかっていたし、不満も無い。 勝手に親が決めた事、そういう気持ちが全く無いと言えば嘘になる。 しかし幼少の頃からワルドは憧れだったし、久しぶりに再会した彼も昔と変わらず、 いや、昔以上に魅力的だった。肩書きも魔法衛士隊の隊長と申し分ない物だ。 断るほうがどうかしている。 しかし、何か、よくはわからないが本当にこれでいいのか、そんな感情にも囚われるのだ。 それは彼女の一人の人間としての、あるいは女としての本能的な直感だったのかもしれない。 悶々と考え込んでいる内にルイズは眠りに落ちていた。 「夜明け前に着いたか。流石は韻竜だな」 亜人の腰の剣が喋る。夜明け前の薄暗さ... -
ハルケギニアの狼-01
前ページ次ページハルケギニアの狼 第一話 「狼とゼロ」 その男にとって、今目の前に広がる風景は全く奇怪なものであった。 つい先程まで彼は雪に囲まれた土地にいた筈である。 だが、今いる場所はそんな寒さの厳しい場所ではなく、暖かい陽気に包まれたどこぞの屋敷の庭のように思えた。 ちなみに彼の記憶にこのような場所は存在しない。 にもかかわらずその男は落ち着いた様子で目だけを動かす。 周りに同じ格好をした少年少女が大勢と、自分に警戒を露にしている人物を三人確認できた。 一人は頭部の寂しい中年の男性で、もう二人は遠巻きにこちらを観察している青い髪の少女と赤い髪の少女だとわかった。 周囲の確認を終えた男――斎藤一は、理由は不明だが自分がどこか外国の学校にいるものだと考えた。 もしそうだとしたら日本語は通用しないだろう。 未だに警戒している中年男性他二名を無... -
SeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger‐20
前ページ次ページSeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger この年、トリステイン、ゲルマニアの両国は、不況だった。 得るものの少なかった戦役によって財政は逼迫し、それが農民達へのしわ寄せとなって現れていたのだ。 上納分どころか、自分たちが食べる分でさえ確保が難しい状況にあって、領主達は税を納めろとしつこく詰め寄ってくる。 トリステイン、ラ・ヴァリエール公爵のように、公明克つ有能な領主等は逆に私財を切り崩して領民を餓えさせぬように施策を行ったが、大半の貴族達はそうした義務を忘れ、ただ権利のみを求めたため、多くの農民が食うに困る生活を送ることとなった。 そんな時期に、ゲルマニアの一角でその事件は起こった。 その家も多分に漏れず、税を納められない家だった。 取り立てに来た役人が、しきりに祖母を殴打し続けるのを... -
ハルケギニアの狼-03
前ページ次ページハルケギニアの狼 第三話 「したたかな男」 「土くれ」のフーケの捕獲と「破壊の杖」の奪還に立候補したルイズ、キュルケ、タバサの三人。 ロングビルの案内でフーケの潜伏先と思われる小屋へ向かう。 斎藤に行く気は全くなかったが、フーケが土のトライアングルだと聞くと何かを思いついたのか、付いて行くことを引き受けた。 件の小屋へ着き「破壊の杖」と対面するも、それは斎藤を含め、誰にもに全く見覚えのないものだった。 「破壊の杖」を見つけた喜びもつかの間、突然小屋の屋根を吹き飛んだ。 フーケのゴーレムが現れたのだ。 タバサの放った竜巻が直撃しても、キュルケの火球が直撃しても、ルイズの爆発が直撃してもゴーレムはびくともしない。 「無理よこんなの!」 「退却」 キュルケの声に呼応するように、タバサはシル... -
ハルケギニアの狼-04
前ページハルケギニアの狼 最終話 「悪・即・斬」 学院長からの頼みでルイズ達に同行してアルビオンへ向うことになった斎藤。 役立たずだと判断されたギーシュは、その場で医務室送りにされ、その代わりに斎藤の手下となったフーケを密かに尾行させていた。 ラ・ロシェールへ向かう道中で盗賊に襲われるも、これをワルドとともに撃破。 放っておいて良いというワルドを無視し、彼らを尋問した結果、仮面の男に雇われたという情報を得る。 斎藤の戦闘を見ていたルイズに何故刀が直っているのかを問いただそうとするが、ワルドに急ぐよう促され結局有耶無耶になってしまう。 「――つまり、明後日にならねばこの街を出ることは出来ないというコトだ」 ラ・ロシェールで一番上等な宿「女神の杵」の酒場で、乗船の交渉に行ってきたワルドがルイズ達にそう告げる。 ... -
黒王様ハルケギニアに降り立つ
黒王「ハイハイハイ。まーそういう訳で黒王なんですけどね、いやー、ほんと、がんばってまいりましょうさー行きましょー」 黒王「まー黒王としては? ドリフも発売されましたし、ついでにハルケギニアでもヒラコークオリティで世界中ムッチャクチャにしてたろかなーとか思ってるワケなんですけど」 ルイズ「・・・・・・何やってんのよサイト」 黒王(?)「ハァ? 今の私はサイトではあっりませーん。ドリフのカリスマ溢れる黒幕、こく☆おうだって言ってんだろが、この貧乳カービィ(CV釘宮)。」 黒王(?)「なにお前? ツンデレなの? 女王様なの? どっちかにしろよ。だいたいお前の胸が大きければ万事丸く収まるんだよ。なにそのまな板なめてんの?」 ルイズ「ハァー!? あんた、いい加減にしなさいよ!」 黒王(?)「もうやだツンデレめんどくさい。ハーレムエンド行かせろよ。戦国ランス見習えよ... -
世界最強コンビハルケギニアに立つ-08
前ページ次ページ世界最強コンビハルケギニアに立つ 「終わったぞ、お嬢さん」 暁は隣で呆然としているルイズの肩に手を置く。 ルイズやその他野次馬の生徒たちは何の言葉も発せず、唖然としてボーを見ている。 シエスタのほうは先程一足先に我に返り食堂のほうへ駆けていった。 おそらくはマルトーたちに報告しに行ったのだろう。 相当慌てていたようで、一度足をもつれさせて転んでいた。 ――平民が魔法を使わずに魔法にしかできないことをやってのける。 魔法が使える、すなわち平民にできないことができるということが貴族にとってのアイデンティティであると暁は考えている。 それが崩れるというのはどんな気分なのだろうか。 暁は自分が戦っても勝てる自信はある、ただボーのように『魔法じみた動き』はできない。 そういう意味ではこの場面はボーが戦うのが正しかったのだろう。... -
香霖堂日誌 ハルケギニアにて
今、僕は背もたれもない粗末な椅子に腰かけ本を読んでいる。 僕の今いる部屋、というよりは建物は小さな掘っ立て小屋だ。 地上高い塔の屋上に建てられているため時折強い風が吹いてこの粗末な作りの建物に風が入りこむ。 バタン!バタバタ! 扉が開けられ、風ではなく人が侵入してくる。その風よりも無粋な来訪者はピンク色の髪をした少女だ。 「何してんのよ、アンタはーーーー!!!!!!」 彼女は地面を踏み抜くんじゃないかと思うほど荒い歩き方で僕のもとまで来る。 そして小屋が震えるんじゃないかというほどの大音声を耳元で張り上げた。 そこまでしなくても聞こえる。うるさくてしょうがない。 「何を騒いでいるんだ、君は」 「何を?っじゃないわよ!品評会よ、品評会!!」 本当にうるさい少女だ。 しかしはて?品評会とはいったいなんだったか? 「アンタがいないせいで不参加になっちゃってとんだ恥さらし... -
SeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger‐10
前ページ次ページSeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger ガァーン! 重い炸裂音が響き渡り、弾丸を撃ち込まれた木がボロボロになった。 「はぁっ……!」 息継ぎを一つして呼吸を落ち着けたアニエスが銃身を下ろす。 「ビスマルクにも大分慣れたようだな」 「……これに比べればハルケギニアの銃など玩具だな」 手にしたそれを見つめ、ため息をつく。 ジョーカーにより改造を施されたアニエスの銃は、もはや元の姿など見る影もなくなっていた。 即応性を高めるために銃身など、射撃に直接影響する以外の部分を極力切りつめたのが、このビスマルクである。その結果、威力の割に振り回しやすい銃になったが、反動が大きく、使うにはかなりの体力が必要になってしまっている。 本来ならばもうワンランク上のエクゼターにすることも出来ていたはずだったのだが、... -
プレデター・ハルケギニア-10
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア 波止場へと降り立ったエレオノールが街へと下りてくる。 引き連れている魔法衛士は20人はいるか。 「何なんだ一体!?」 「さあ……ていうか何アレ?あんなにたくさん犬なんか連れて」 キュルケ達や街の人々が怪訝な眼差しで一行を見つめる。 見るとエレオノールたちは十匹ほどの犬を引き連れている。 やがてその一行はまだ血痕の生々しい宿屋の前で足を止めた。 「始めるわよ」 エレオノールの言葉に傍らの魔法衛士たちが頷く。 一人が鞄から槍の穂先のような金属片を取り出すと それを犬たちの鼻面の前にかざした。 その金属片がブルドンネで起こった殺人事件の現場に残されていた物だとは ラ・ロシェールの人々は知るはずも無かった。 犬を連れた隊員たちは街中に散らばって行った。 1時間... -
プレデター・ハルケギニア-05
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア 事件の翌日、学院長室には学院の教師一同、そしてキュルケ、タバサ、ルイズの 三人が集められていた。 「ふむ……諸君らもご存知の通り昨晩、我が学園に賊が侵入し『破壊の銃』を奪っていった。 勇敢にも賊と戦った生徒達の話、そしてあの巨大な土ゴーレムからして恐らくは、『土くれのフーケ』じゃろう」 オスマンが少し沈痛な面持ちで話す。 「あの……聞いてもいいですか?」 「ん?何かねミス・ヴァリエール」 「『破壊の銃』って……何ですか?」 ルイズがオスマンに尋ねる。 「……残念じゃが詳しいことは言えん。全く未知のマジックアイテムとだけ言っておこうかの」 「未知のマジックアイテム?」 「左様。どんなメイジであろうと使えやせん。もちろんフーケにもな。 しかし物珍しがって買う金持ちもいるやも知れん。何とかその前に取... -
プレデター・ハルケギニア-23
前ページプレデター・ハルケギニア ルイズ達が立ち去った後の廊下。暗い廊下の所々から浸水した海水に水滴の落ちる音が響く。 不意にその廊下に大きな着水音が響いた。あの『破壊の銃』で天井から大穴が開いた箇所だ。 そしてその着水音の主はゆっくりと、そして力強い歩幅で水浸しの廊下を進んでいった。 歩くたびにその巨大な足に細い電流を纏わせながら。 ルイズ達が甲板に出ると途端に強い雨に打たれた。 荒れ狂った海原からは大波が打ち寄せルイズ達に飛沫が降りかかる。 「姉さま、どうすれば!?」 「今、竜を呼ぶわ!」 そう言うとエレオノールが指を咥え口笛を吹いた。 竜は亜人に屠られた他にももう一頭連れてきていた。 船から鎖に繋がれた竜は口笛の一つですぐさまやってくるはずだ。 後は魔法で鎖を外してやればいい。 口笛を吹いて数秒、羽音がした。この力強い羽... -
ジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア-53
前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア 53.護衛のアニエス 「えー、おほん。えへん。ごほん……」 何をすれば良いのか、そんなことは分かっている。でもできない。というよりしたくない。 エレオノールはルイズの使い魔によって回復した婚約者と、 両頬が赤くのびきっているルイズを前にして、わざとらしい咳払いを続ける。 ひとしきりその様を見たヴァレリーは、腹を抱えて笑いながら出て行った。 なんかあやまりたくない。自分が悪いとは分かっているが、 それであやまるのはどうなのだろうか。いや、 むしろあれはノックもせずに人の部屋を勝手に見たのが悪いのだから、 あやまる必要自体無いのではないか。 笑顔のカトレアがゆっくりと顔をエレオノールのそばによせる。 「姉さま。いいかげんにしないとやっぱりなしって言われるかもしれませんわ」... -
プレデター・ハルケギニア-19
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア 「あちゃあ、曇ってきたわねえ」 キュルケが空を仰ぎながら呟く。 先程から黒い雲が空を覆いつくし始め、今にも降り出しそうだ。 「はあ、そろそろ帰ろうかと思ってた所だってのに」 ギーシュが宿屋の壁に寄りかかりながら言う。 「私だってもう帰りたいわよ。いい男はぜーんぜん通らないし」 キュルケも肩をすくめて言う。その隣ではタバサが黙々と本を読みふけっている。 「あなただって退屈でしょう、タバサ?」 キュルケの言葉には応えずにタバサはページをめくる。 この少女にとっては本さえあればどこでも変わらないのかもしれない。 「降り出す前に中に入りましょう」 キュルケがもう一度肩をすくめて宿の中に入ろうとした時、ギーシュが小さく声を上げた。 「どうしたのよ」 「いや……... -
SeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger
『ファイナルファンタジーⅧ』よりスコール・レオンハート 第一部 Lion Heart with Revenger mission 00 「Eyes On Me」 mission 01 「Trust me」 mission 02 「Don t be Afraid」 mission 03 「Unrest」 mission 04 「Ride on」 intermission 01 「The Loser」 mission 05 「The Stage is Set」 mission 06 「The Landing」 mission 07 「Under Her Control」 mission 08 「A Sacrifice」 mission 09 「Find Your Way」 mission 10「Succession of Revenger」 intermis... -
約束の地ハルケギニア-01
前ページ次ページ約束の地ハルケギニア Chapter1 召喚 「ゴホ、ゴホッ………」 ルイズは、自らのサモン・サーヴァントによって生まれた爆発の煙に咳込みながらも、 今までとは違う感覚に確かな手応えを感じていた。 やがて煙が晴れ、爆発の中心に何かが見えてくる。級友達は既に召喚の儀式を終え、 各々立派と言える使い魔を召喚している。自分はどんな使い魔を召喚したのだろう……ルイズは祈りにも似た気持ちで、見えてくる「何か」を見つめていた。 「エクセル!起きなよ」 「ひゃっ!?」 完全に集中していたからだろうか、突然聞こえた声に、ルイズは思わず情けない声を発してしまう。 「喋った……って事は、まさか人?」 やがて煙が晴れ切る。回りでルイズのサモン・サーヴァントを見ていたクラスメートも、 ルイズが何を召喚したのだろうと、興味津々のようだ。それだけに、事態の理解も早い... - @wiki全体から「剣を探してハルケギニア」で調べる