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牙狼~黄金の遣い魔
...いします。 牙狼~黄金の遣い魔 第1話 牙狼~黄金の遣い魔 第2話 牙狼~黄金の遣い魔 第3話(Aパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第3話(Bパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第4話(Aパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第4話(Bパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第4話(Cパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Aパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Bパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Cパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Dパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Aパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Bパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Cパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Dパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Eパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第7話(Aパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第7話(Bパート) 牙狼~黄金の遣い魔 第7話(Cパート) -
牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Cパート)
似たような造りのドアが続く廊下に、ルイズはうんざりした顔で立っていた。 キュルケとともに屋敷の中に突入したのだが、ふと目を話した隙に相方の姿を見失ってしまった。 若さとは無謀の代名詞である。多少心細くもあったが、一人逃げる気にもならず彼女は屋敷のあちこちを覗いてみた。この屋敷は奇妙な多層構造になっており、妙に現在位置がつかみにくい。どうやらあちこちに隠し部屋がもうけられているらしく、それが歩いた実感と外側から見た距離感の乖離を生じさせているらしい。 まあ、その隠し部屋とやらでナニが行なわれているか、おおよその予想はつくが。 元来ルイズは潔癖性であり、そうしたことどもに嫌悪の情を抱かずには居られない。次第に歩幅が広がり、しまいには駈ける位の早足で廊下を移動していた。 そして、次の曲がり角に来た瞬間。 「ぶっ!」 向こう側から歩いてきた誰かに、いきなりぶつかり彼女は床に引っくり返... -
牙狼~黄金の遣い魔 第4話(Cパート)
シエスタは、ひたすら前を向いて廊下を走っていた。 恐くて振り向けない。振り返り、迫り来るものを見てしまえば、きっと足がすくんでその場で崩れ落ちてしまうだろう。そうなれば、待っているのはあの女学生と同じ末路だ。 「―おおい!待てよ!待てったら!せっかくの俺の料理、喰わないでなんで逃げるんだよ?―」 聴きなじみのある、だけどそれゆえに今はたまらなく恐ろしい声が段々近づいて来る。 シエスタには、マルトーの変貌の理由が分からなかった。 確かにメイジに対して、あまり好意は抱いていなかった。だが逆に、闇雲に恐怖を覚える事無く対等に近い状態で接していたはずだ。 一流の料理人という立場が、それを可能にしていた。 食は王侯貴族すら支配する。 ソレが料理人の中での常識だった。 マルトーは、まさにソレを体現した存在ではなかったか? だが現実にメイジに対する不満を蓄積し、ついに外部へ弾き出す結... -
牙狼~黄金の遣い魔 第7話(Cパート)
まんじりともせず、ルイズは『魅惑の妖精亭』の店内で立ち尽くした。 闇に生き、闇に沈み、闇を切り裂く魔戒騎士と魔戒法師の闘い。 けして白日の下、明かされることのないソレは、何も知らない人々にとっては、恐れと疑惑しかもたらさないと鋼牙からは聞いていた。 だが、それをこんなに早くのうちに、しかも自分の眼前で示されるというのは正直予想外だった。 弟を殺されたことを糾弾する、マーシュの悲痛な表情がまぶたの下に浮かぶ。 確かに、誰かが討たなければ、ホラーに憑かれたギーシュは悲劇を繰り返していただろう。さらにその後起こった、魔法学院全体を巻き込んでしまった惨劇の光景も、脳裏に焼きついて離れない。 その事を考えれば、鋼牙が行なった事は正当である。 おそらく、彼自身もそう、公言してはばからないだろう。 だが、果たして自分が同じ境遇に立たされたとき、どのようになるか? マーシュやケティの親族... -
牙狼~黄金の遣い魔 第3話(Bパート)
第3話 決闘(Bパート) 「あのう……」 ようやく、目的の相手に会えた事に安堵しながら、シエスタは声をかけた。 アルヴィースの食堂。その片隅にある、普段は使われないテーブルである。食事は完全な時間制だが、お茶の類はメイドに注文すれば届けてくれる。食後はこうした場所に集まり、生徒達が歓談を楽しむ事が時たまあった。 そうした数人の男子生徒の中に、彼女の目的の人物―ギーシュ・ド・グラモンが居た。 普段は会話の中心になる事が多い彼ではあるが、今夜に限っては話の輪に加わらずジッとしていた。おそらく体調が悪いのだろうと、取り巻きの少年達は判断していた。 少年たちの歓談の内容はいつもと変わらない。誰と誰が付き合い始めた。どの学年のどの少女が素晴らしい。その少女とこんなやりとりをした。 だから、突然ギーシュに話し掛けたメイドに対しても、彼らはそんな眼で見た。 彼らは苦笑を交えながら言... -
牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Dパート)
夜風が頬を撫でる。 うっすらと漂っていたもやは晴れて、今は蒼の月だけが夜空にかかっていた。 シエスタは今、だだっ広いバルコニーの隅に立っていた。 元々は野外舞踏会用に作られた設備であり、最上階部分を利用して作られたそこはほぼ、敷地面積の半分に匹敵する。 その真ん中を蠢く影がいる。 豪奢な衣装に身を包んだソレは、名をジュール・ド・モットと言った。 仲間の貴族連中に接するときは、緩慢な微笑を浮かべる面長な容貌は、今は憤怒に歪んでいる。 屋敷の中を出口を求めて彷徨っているうちに、偶然遭遇した彼女はここまで追い立てられてしまった。 どうやら、一連の騒動の原因をシエスタであると間違って認識したらしい。今も、そのことを彼女に問い詰めている最中だった。 「お前が、お前が来た傍からおかしくなった!妙な賊に襲われるわ、傭兵どもは逃げるわ、メイドどもは全員姿は消すわ……貴様、一体何者だ?何の... -
牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Aパート)
光あるところに、漆黒の闇ありき。 古の時代より、人類は闇を恐れた。 しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、 人類は希望の光を得たのだ。 行け 疾風のごとく 宿命の戦士よ 異界の大地を 何故戦うのか それは剣に聞け か弱き命守るため 俺は駈け続ける 闇に生まれ 闇に忍び 闇を切り裂く 遥かな 運命の果て巡り合う 二人だから 行け!疾風の如く 魔戒の剣士よ 異界の双月の下 金色になれ 雄雄しき姿の 孤高の剣士よ 魂を込めた 正義の刃 叩きつけて 気高く吠えろ 牙狼! 第5話 虜囚 濃い緑の草いきれの中を、剥き出しの脚が駆けてゆく。 やせ衰えたソレは、枝や砂利に傷付けられてすでに血でまっ赤だった。 どれだけの間、駈けただろうか? 既に少女の中で時間の感覚は失せていた。 息継ぎをしようとしてできず、空えずきだけが胸の奥から絞り出されるよう... -
牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Cパート)
不意に名前を呼ばれて、デスクにつっぷしていたエレオノールは顔を上げた。 どうやら、疲れからいつの間にかうたた寝をしていたらしい。 「なに?」 デスクの面に当たっていた部分を、髪で隠すようにして振り向くと、職員が恐る恐る戸口から覗き込んでいた。 どうやら、外部から連絡があったらしい。恐縮し切った職員の話を聞いて、ようやく意識がはっきりした。 「バーガンティ伯爵が?」 予想外の名前を聞いて、彼女は目を瞬かせた。 エレオノールにも、一応婚姻の約束を交わした婚約者がいる。産まれた子が三人とも性別が女だったため、ヴァリエール家へ娘婿の形で入る事になるのだが、今職員から出た名前こそが、その婚約者のものだった。 「いったい、今時分からどうしたのかしら?」 普通ならば、仕事を終えた後に会う約束をするのだが、どうやらかなり急いているらしい。今すぐ会いたいとのことだった。 しばらく考え、エ... -
牙狼~黄金の遣い魔 第4話(Aパート)
~GARO 黄金の遣い魔~ 光あるところに、漆黒の闇ありき。 古の時代より、人類は闇を恐れた。 しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、 人類は希望の光を得たのだ。 行け 疾風のごとく 宿命の戦士よ 異界の大地を 何故戦うのか それは剣に聞け か弱き命守るため 俺は駈け続ける 闇に生まれ 闇に忍び 闇を切り裂く 遥かな 運命の果て巡り合う 二人だから 行け!疾風の如く 魔戒の剣士よ 異界の双月の下 金色になれ 雄雄しき姿の 孤高の剣士よ 魂を込めた 正義の刃 叩きつけて 気高く吠えろ 牙狼! 第4話 復讐 モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシが、彼ギーシュ・ド・グラモンにアプローチをかけられたのは、トリステイン魔法学院に入学して、一週間ほどたった頃だった。 それまでは、社交界などで同年代の相手と接することはあっても、せい... -
牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Eパート)
鋼牙たちが戦っている王立研究所=アカデミーより遠く離れた屋敷の屋根の上。 そこに、タバサと風韻竜イルククゥ=シルフィードは居た。 周囲には、奇妙な光景が展開していた。 ドーナツを思わせる、一抱えほどもある環状の物体がタバサの周囲に浮いていたのだ。物体の質感は、金属とも陶器とも取れる、今まで見たことが無いものだった。 ソレがハルケギニアには本来存在しない、特殊なセラミック素材でできていると理解できるものは誰も居ないだろう。オールド・オスマンの指導を受けた、彼女たち魔戒法師少女達の中でも理解できたのはタバサだけだ。 イットリウムを含む、銅酸化物系高温超伝道物質。 ソレがタバサがオスマンから受け取ったオーバーテクノロジーアイテムの正体だった。 銅酸化物より構成された、ベロブスカイト構造と呼ばれる結晶構造。 これを液体窒素温度まで冷却した場合、マイスナー効果と呼ばれる『電気抵抗がゼ... -
牙狼~黄金の遣い魔 第4話(Bパート)
「……ホラーではない。やはり、ただの人間か」 少女の眼前で、魔導火を灯した鋼牙は淡々とそれだけを告げた。 気絶から覚めた少女は、自分を取り囲む者達を見て、小さく鼻を鳴らした。 「殺すのなら、殺しなさいよ!もう、覚悟はできているわ」 「貴女ねえ」 それを聴いたルイズは、苛つきを隠そうとせず声を上げた。足を踏み鳴らしながら少女の前に出、指を突きつける。 「いきなりヒトのこと襲っておいて、その言い草はないでしょう?せめて、理由を言いなさいよ!モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ!」 それに対して、モンモランシーは「何を今更」と声を潜めて哂(わら)った。 「ギーシュを殺して、良くも大きな顔ができるわね?メイジ殺しの飼い犬を召喚して、悦に入ってるんじゃあないわよ。ゼロのルイズ!」 「あれは!」 あからさまな憎悪を突きつけられ、ルイズは絶句する。グッ!と奥歯... -
牙狼~黄金の遣い魔 第3話(Aパート)
~GARO 黄金の遣い魔~ 光あるところに、漆黒の闇ありき。 古の時代より、人類は闇を恐れた。 しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、 人類は希望の光を得たのだ。 行け 疾風のごとく 宿命の戦士よ 異界の大地を 何故戦うのか それは剣に聞け か弱き命守るため 俺は駈け続ける 闇に生まれ 闇に忍び 闇を切り裂く 遥かな 運命の果て巡り合う 二人だから 行け!疾風の如く 魔戒の剣士よ 異界の双月の下 金色になれ 雄雄しき姿の 孤高の剣士よ 魂を込めた 正義の刃 叩きつけて 気高く吠えろ 牙狼! 第3話 決闘(Aパート) 朝もやの中、風を斬る音が響いている。 吹き荒れる嵐のように、押し寄せる波頭のように、短い気合と共に繰り出されるソレは、緩急をつけながら次第に激しさを増してゆく。 大気が切り裂かれ、一瞬生じた空... -
牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Bパート)
ジュール・ド・モットにとって、「己が貴族である」ということは「手に持っている林檎を放せば下へ落ちる」ということと同じくらい至極当然の事であった。 そこに平民が居ればすべからく皆が皆自分の快楽のために奉仕すべきであったし、平民の命を手折ることは、幼児がアリの巣に小石を詰めることくらい無自覚な行為であった。 同時に彼にとって、人間(あくまで貴族=人間だ。ここに平民は含まれていない)は自分に益をもたらすものともたらさないものに二分されていた。 例えどれほど身分が上であろうと、己の役に立つ者は評価されるし、反対に損害を生む者は謗(そし)られて当然だった。 そういう意味では、彼は別な意味で実力主義、かつ平等な精神の持ち主であると評価されるべきかもしれない。 例えば枢機卿であるマザリーニは典型的な後者であった。常日頃から彼のような貴族の行動を掣肘し、その力を削ぐよう主上に具申している。幸いに... -
牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Dパート)
「たぶん、ある」 鋼牙の行方を捜す方法があるという、タバサの自信に満ちた答えに、一行は眼をみはった。 「どういうこと?そんな魔法って、あったかしら?風の系統……うーん?」 頭上に巨大な疑問符を浮かべるキュルケに対して、タバサが懐から出したのは、件(くだん)のアルヴィーを用いた魔法の玩具だった。全員が鋼牙にねだった、硝子製の容器内に四季の風景を現した自動人形である。 タバサのソレは、窓を大きく取った居間に、親子三人が居るデザインのものだった。一日が過ぎ行く間に、夫や妻や幼いその娘が居間の中を動き回り、居間の窓からは季節の移り変わりが見ることができる。 平凡だけど、穏やかで、けして失いたくないと誰もが思うような風景画がそこにあった。 ソレを様々な感情が入り混じった表情で眺めながら、タバサはもう一つの手で懐を探った。 「それは、なにかしら?」 タバサが取り出した、汚い皮製袋を見て... -
牙狼~黄金の遣い魔 第7話(Aパート)
~GARO 黄金の遣い魔~ 光あるところに、漆黒の闇ありき。 古の時代より、人類は闇を恐れた。 しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、 人類は希望の光を得たのだ。 行け 疾風のごとく 宿命の戦士よ 異界の大地を 何故戦うのか それは剣に聞け か弱き命守るため 俺は駈け続ける 闇に生まれ 闇に忍び 闇を切り裂く 遥かな 運命の果て巡り合う 二人だから 行け!疾風の如く 魔戒の剣士よ 異界の双月の下 金色になれ 雄雄しき姿の 孤高の剣士よ 魂を込めた 正義の刃 叩きつけて 気高く吠えろ 牙狼! 第7話 銀装 夜の街中に、慌しい足音が響いていた。 白い石畳に反響するそれは、急に緩に、惑いながら迷いながら逃げている。 魔法の街灯に照らされるシルエットは、一人ではなく二人。 一方は背が高く、もう一方は対照的に低い。 背が高いほうは、... -
牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Aパート)
~GARO 黄金の遣い魔~ 光あるところに、漆黒の闇ありき。 古の時代より、人類は闇を恐れた。 しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、 人類は希望の光を得たのだ。 行け 疾風のごとく 宿命の戦士よ 異界の大地を 何故戦うのか それは剣に聞け か弱き命守るため 俺は駈け続ける 闇に生まれ 闇に忍び 闇を切り裂く 遥かな 運命の果て巡り合う 二人だから 行け!疾風の如く 魔戒の剣士よ 異界の双月の下 金色になれ 雄雄しき姿の 孤高の剣士よ 魂を込めた 正義の刃 叩きつけて 気高く吠えろ 牙狼! 第6話 封剣 闇の彼方から近づいて来る照明を、ジャン・コルベールはひどく厳しい表情で待ち続けた。 最初針の先ほどだったソレは次第に大きく膨れ上がり、ついには圧倒的な暴力となって地上に降り注いだ。 同時に凄まじい突風が吹き荒れ、身にまとうものを全身に張り... -
牙狼~黄金の遣い魔 第6話(Bパート)
一行がまず訪れたのは、下着を扱う店だった。基本的に鋼牙のまとっているコートやその下のスーツは、魔戒法師や番犬所によりあつらえられるものだ。従って普段その格好でいる限り、一般の店で購入する必要はない。とは言え下着の類まで必要ないわけではないのだ。 さすがに化繊はハルケギニアには存在せず、着心地その他から絹が一番とされる。どうやら近代ヨーロッパと同じく、ハルケギニア西方への養蚕技術の導入はずい分遅れたらしい。 シエスタら平民の衣服が木綿や麻なのはそのせいである。 実は、ハルケギニアの下着事情は我々の世界とは大きく異なっている。一版に思われているように、中世ヨーロッパと全く同じならば、男性は『ブライズ』と呼ばれるズボンのような下着と、『チャスズ』と呼ばれるタイツ様の下着を着用していたはずである。ちなみに『プライズ』の前面にはボタン等で留められる開口部分があり、一時期この部分を際立た... -
牙狼~黄金の遣い魔 第7話(Bパート)
「ご、ご注文の品、お持ちしました」 ガチガチに固まった表情で、ルイズは客に相対した。ワインの瓶と陶器のグラスをテーブルに置く。目の前では、下卑た笑みを浮かべた男が、ニヤニヤとルイズを見ていた。 喧騒渦巻く『魅惑の妖精亭』。いまや宴はたけなわの状況だった。 当然、酔いも手伝い要求はエスカレートする。男はルイズの手をとり、グイ!と引っぱった。 「んじゃあまあ、注いでもらおうか」 「は、はいぃ?」 『魅惑の妖精亭』の他の女の子たちとは異なり、生活の苦労一つしていないルイズの指はまさに白魚のようで、その感触に男は二重の意味で酔いしれた。 撫で回される気色の悪さと、屈辱的な物言いに、ルイズの中で何かが切れそうになる。 大きく深呼吸して、気持ちを落ち着かせようとしたルイズは、男の指を振り払い、ワインの瓶を持ち上げた。 「で、ではお注ぎさせていただきますわ」 「ふん」 男の... -
牙狼~黄金の遣い魔 第1話
GARO~黄金の遣い魔 承前 闇の中、鈍い銀色の影が浮かび上がる。 両腕を前で交叉させた、髑髏のような異形は顎の部分をカタカタ上下させながら語り始めた。 『よう!ひさしぶりだな…なに?「誰だオマエは?」しょうがない奴だな。お前、初めてか?だったら力を抜け…違う違う!なに言わせるんだ!ったく…俺様の名は《ザルバ》!魔導輪の《ザルバ》だ。黄金騎士ガロこと冴島鋼牙と共に、魔獣ホラーを狩り続ける《友》…それが俺様の名前の由来だ。さて…』 魔導輪《ザルバ》は一息つくと、どこか遠い眼をした。 『今から俺様が語る物語は、《もしかしたら》の物語だ。荒唐無稽な夢物語かも知れないし、三千世界のどこか片隅で実際に起きたかもしれない…そんな可能性の物語を今から語ろう』 暗闇の中、ゆっくりと《ザルバ》が遠ざかり始める。 『そもそもは、俺様の相棒... -
長編(話数順)-03
... 55 (Sun) 牙狼~黄金の遣い魔 牙狼 GARO 冴島鋼牙 2007-12-16 21 34 50 (Sun) ディセプティコン・ゼロ トランスフォーマー (実写映画) ブラックアウト 2007-12-02 08 11 46 (Sun) ゼロのトランスフォーマー 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スタースクリーム 2008-02-06 11 44 19 (Wed) T-0 ターミネーター2 T-800 2009-01-01 17 21 23 (Thu) 悪魔も泣き出す使い魔 Devil May Cry ダンテ 2010-11-07 12 44 52 (Sun) ゼロの軌跡 英雄伝説6 空の軌跡 レンとパテル=マテル 2010-10-10 13 09 07 (Sun) 侍の使い魔 銀魂 坂田銀時 2010-11-07 20 57 10 (Sun) ゼロのMASTER M... -
一覧テスト02
...47 (Sat) 牙狼~黄金の遣い魔 牙狼 GARO 冴島鋼牙 2007-12-16 21 34 50 (Sun) Zero ed una bambola ゼロと人形 GUNSLINGER GIRL アンジェリカ 2010-10-10 13 36 55 (Sun) ゼロのぽややん ガンパレードマーチ 速水厚志(魔王版) 2009-11-03 00 17 47 (Tue) ゼロのガンパレード ガンパレードマーチ ブータ 2009-11-03 00 17 04 (Tue) ゼロのワタマン ガンパレードマーチ 岩田裕 2009-11-03 00 16 21 (Tue) 鬼哭街/Zero 鬼哭街 孔濤羅 2009-11-03 00 12 34 (Tue) 気さくな王女 鬼作 鬼作がパクった自転... -
牙狼~黄金の遣い魔 第2話
~GARO 黄金の遣い魔~ 光あるところに、漆黒の闇ありき。 古の時代より、人類は闇を恐れた。 しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、 人類は希望の光を得たのだ。 行け 疾風のごとく 宿命の戦士よ 異界の大地を 何故戦うのか それは剣に聞け か弱き命守るため 俺は駈け続ける 闇に生まれ 闇に忍び 闇を切り裂く 遥かな 運命の果て巡り合う 二人だから 行け!疾風の如く 魔戒の剣士よ 異界の双月の下 金色になれ 雄雄しき姿の 孤高の剣士よ 魂を込めた 正義の刃 叩きつけて 気高く吠えろ 牙狼! 第2話 双月 小さい頃の私は、両親の叱責に怯え、泣いてばかりいる子供だった。 優秀な二人の姉の成績と比較されて、物覚えが悪いと叱られた私には決まって行く場所があった。 ラ・ヴァリエール領の屋敷の中庭、その中央に満々と水をたたえる池... -
長編(完結)
長編(完結) 長編作品のうち、完結した作品のリストアップです。 ※話数順 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 話数 ゼロの黒魔道士 ファイナルファンタジー9 ビビ 全81+9+9話 ゼロのロリカード HELLSING アーカード(少女形態) 全64話+α ゼロの魔獣 魔獣戦線 天外真理阿 全38話 ゼロのアトリエ ヴィオラートのアトリエ ヴィオラート 全35話 薔薇乙女も使い魔 Rozen Maiden 桜田ジュンと真紅 全31話+α SeeD戦記・ハルケギニア lion heart with revenger ファイナルファンタジーⅧ スコール・レオンハート 全31話+α ゼロな提督 銀河英雄伝説 ヤン・ウェンリー 全31話 気さくな王女 鬼作 鬼作がパクった自転車+少女 全26話 ゴーストステップ・ゼロ トーキョーN◎VA D ヒュー・スペンサー 全25話 鮮... -
長編(話数順)
... 55 (Sun) 牙狼~黄金の遣い魔 牙狼 GARO 冴島鋼牙 2007-12-16 21 34 50 (Sun) ディセプティコン・ゼロ トランスフォーマー (実写映画) ブラックアウト 2007-12-02 08 11 46 (Sun) ゼロのトランスフォーマー 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スタースクリーム 2008-02-06 11 44 19 (Wed) T-0 ターミネーター2 T-800 2009-01-01 17 21 23 (Thu) 悪魔も泣き出す使い魔 Devil May Cry ダンテ 2010-11-07 12 44 52 (Sun) ゼロの軌跡 英雄伝説6 空の軌跡 レンとパテル=マテル 2010-10-10 13 09 07 (Sun) 侍の使い魔 銀魂 坂田銀時 2010-11-07 20 57 10 (Sun) ゼロのMASTER M... -
長編(五十音順)
... 20 (Tue) 牙狼~黄金の遣い魔 牙狼 GARO 冴島鋼牙 2007-12-16 21 34 50 (Sun) Fatal fuly―Mark of the zero― 餓狼―Mark of the wolves― ロック・ハワード 2009-12-27 15 56 26 (Sun) 蒼狼の使い魔 GUNGRAVE OD 九頭文治 2009-10-27 23 31 27 (Tue) 死人の使い魔 GUNGRAVE O.D. ビヨンド・ザ・グレイヴ 2009-01-02 22 05 21 (Fri) Zero ed una bambola ゼロと人形 GUNSLINGER GIRL アンジェリカ 2010-10-10 13 36 55 (Sun) ZERO×SWORD GUN×SWORD ヴァン 2009-11-03 00 19 23 (Tue) ゼロのぽややん ガンパレー... -
ウルトラ5番目の使い魔
「ウルトラマンメビウスTV本編終了後の世界」から「ウルトラマンA」を召喚 第1話 合体変身!! ルイズと才人 第2話 黒衣の悪魔 第3話 見よ! 双月夜の大変身 第4話 奪われた『破壊の光』 第5話 大ピンチ!! ルイズを救え 第6話 双月夜の大決闘!! 第7話 降り立つ光の巨人 第8話 ダイナミック・ヒーロー! 第9話 WEKC結成!! 第10話 変身宇宙人の謎を解け!! 第11話 危機迫る!! トリステイン王国最後の日 第12話 WEKC初陣!! 第13話 落日の決闘!! 第14話 剣の誇り (前編) 第15話 剣の誇り (後編) 第16話 間幕、タバサの冒険 第一回、タバサと火竜山脈 (前編) 第17話 間幕、タバサの冒険 第一回、タバサと火竜山脈 (後編) 第18話 遠い星から来たお父さん (前編) ... -
黄金の使い魔-07..5-前編
前ページ次ページ黄金の使い魔 ルイズ達と街へ行った翌日 夜も更けた頃、静まり返った森を手を繋いだ二人の男女が歩いて行く 「あぁモンモランシー、どうしたんだい?急に森なんかに連れて来て・・・。 僕は訓練でへとへとだよ・・・。デートなら今劇場でおもしろい公演をしているよ。きっとこんな所より面白いさ」 「私は夜の森が好きよ?ギーシュは嫌い?」 「別に嫌いじゃないさ・・・。でもねぇ・・・」 周りには木々が広がるばかりである 楽しそうな劇場も、酒場はもちろん 目を楽しませる花園があるわけでもない しっ とモンモランシーは口に指を当てる それはさながら禁則事項です♪の朝比奈みくるの様であった 「耳を澄ませてみて」 森が緑の両手に夜露を受け止める音 木々の間を風が吹き抜ける音、虫達の羽音 夜空に歌う星々 耳... -
黄金の使い魔-07
前ページ次ページ黄金の使い魔 「今日は、虚無の曜日だし、ダーリンとデートでもしようかしら♪」 キュルケは自室で念入りにメイクをしながら一人呟く が、ふと窓の外を眺めると、門から2頭の馬が出て行くのが見えた 黄金の鎧とピンクの髪、見間違えようが無い 「何よ~出かけるの~?・・・・外で偶然出会ってってパターンもアリか・・・」 キュルケは少しほほ笑むと部屋を飛び出してタバサの部屋まで走る 「タバサ!出かけるわよ支度をして!!」 「虚無の曜日」 飛び込み様に叫ぶキュルケに、タバサは無表情で短く答える 「ダーリンがあのにっくいヴァリエールとでかけちゃったのよ!追いかけるにはあなたの使い魔じゃないと追いつかないの! あなただってダーリンに会いたいでしょ?」 本を閉じコクリと頷くとタバサは窓を開け口笛を吹き使い魔を呼んだ 大切な虚無の曜日だが... -
”舵輪(ヘルム)”の使い魔-01
前ページ次ページ”舵輪(ヘルム)”の使い魔 《その日 私の人生は終わりを告げた――》 「ねぇ、ルイズ。私が召喚したこのコ、とっても可愛いわよ」 モンモランシーが、ルイズに手の平に乗せた蛙を見せびらかす。 「きゃ、そんなもの、見せないでくれる!『洪水』のモンモランシー」 ルイズは軽く悲鳴を上げて、嫌がりながら言う。 「誰が『洪水』ですって!わたしは『香水』のモンモランシーよ!」 「あんた小さい頃、洪水みたいなおねしょしたって話じゃない。『洪水』の方がお似合いのよ」 ルイズは同じ歳の学友に軽口を叩く。 《直前まで―― そんな気配も なかったのだ》 「ルイズ。まだあなた、召喚が出来ていないの?」 キュルケがこれみよがしに大きな火トカゲの頭を撫でながら、ルイズを冷やかす。 「あんたなんかに負けない位、立派な使い魔を召喚してやるんだか... -
デュエルモンスターズZERO-04
「生徒の一人に邪教の信者がいるかもしれないじゃと?」 突如、ドアを豪快に開けて飛び込んできた教師、コルベールは息を荒くつきながら、学園長 オールド・オスマンに口泡を飛ばして陳情した。 「これをご覧ください。オールド・オスマン!」 コルベールが今朝方届いた巻物と自分のスケッチを見せる。 巻物には黄金の円で縁取りされ、中心に目玉を彫られた三角錐があった。 もう一方のスケッチにはルイズの召喚した円と長方形の物体、そして黄金錘が写されている。 「先にゲルマニアで起こった新興宗教『闇の救い』のシンボルです。先日、ミス・ヴァリエールが召喚した黄金の三角錐と非常によく似ています」 「確かにのう。教団自体は盗賊の襲撃に遭い、壊滅したと聞いておったが……」 「もし、本当に邪神や悪魔の宿った器ならゲートを通り、この地に現れたとしても……」 「……不思... -
黄金の使い魔-08
前ページ黄金の使い魔 アイオリアはジュール・ド・モット伯爵の邸宅の前に立っていた 隣には自分を兄と慕う少女が居る 事の始まりは少し時間を遡る、朝の日課 シエスタとの洗濯の時間に いつになっても現れないシエスタに、病気にでもなったのかと心配したアイオリアが 他のメイドに尋ねた所、貴族に妾として買われていった事が発覚 兄様が行くなら私も、と聞かない少女を連れ いざシエスタを取り戻さんとやってきた訳である ちなみに主人であるルイズはこの事を知らない モット伯の邸宅には門には門番が、敷地内には見回りの平民兵士が相当数おり 恐らく邸内にも相当数詰めていると思われる 下級貴族も雇われている事だろう 「さて、今から邸内に向かう訳だが彼等は雇われているだけだ、怪我人は出したくない」 「私が囮に」 「怪我人は出したくないと言... -
使い魔のカービィ
「星のカービィ」(アニメ版)のカービィ 使い魔のカービィ 第01話 使い魔のカービィ 第02話 使い魔のカービィ 第03話 使い魔のカービィ 第04話 使い魔のカービィ 第05話 使い魔のカービィ 第06話 使い魔のカービィ 第07話 使い魔のカービィ 第08話 使い魔のカービィ 第08.5話 使い魔のカービィ 第09話 使い魔のカービィ 第10話(前編)/(後編) 使い魔のカービィ 第11話 使い魔のカービィ 第12話 -
デュエルモンスターズZERO-06
遠見の鏡に決闘者 ルイズが映っている。 彼女が失血し地面に倒れると同時、赤い髪を持つ生徒と黒い髪のメイドの少女がルイズを介抱しどこぞへ連れて行くのが見えた。 おそらく医務室へと連れて行かれるのだろう。 オスマンはため息をついて杖を振った。 鏡が跡形もなく空に溶けて消えてゆく。 鏡が消えると同時、教師 コルベールが鬼気迫る表情で学園長に詰め寄る。 「見ましたか? オールド・オスマン」 「見たとも。ミスタ・コルベール」 「でしたら……!」 「彼女らしい、清純な『白フリル』じゃ。あとでモートソグニルに頼んで……っあだ!!」 「真面目にやってください! オールド・オスマン! ミス・ヴァリエールは悪魔を召喚しました。彼女をこのままにしておくのは危険すぎます!」 額にたんこぶをこさえながら、オスマンは自分のあごひげをしごいた。 「... -
黄金の使い魔-05-前篇
前ページ次ページ黄金の使い魔 ようやく掃除が終わり二人は食道へ向かう 朝食時に言った通り、ルイズの隣にはもう1つ席が設けられ 他の貴族達と同じ食事が並んでいる 「いい!?これが当たり前だと思わないでよね!特例中の特例なんだから!!」 「そうか、感謝する」とわしわしとルイズの頭をなでるアイオリア 「わ、、わわ、、わかればいいのよ!」 なんという立場の逆転、これではどちらが使い魔かわからない でも嫌な気はしないので、今回は大目に見てあげるんだから!掃除の手伝いのご褒美をあげただけなんだから!と自分を納得させる 黙々と食事をする二人 ただ違う点があるとすれば落ち着いて食べているアイオリアと アイオリアの方をキョロキョロ見ながら食べているルイズ と言った点だろうか 実はアイオリアの方を見ている少女がもう一人居るのであるが、それは後ほど触れる事にしよう... -
黄金の使い魔-05-後篇
前ページ次ページ黄金の使い魔 ヴェストリ広場 “風”と“火”の塔の間に在る、西向きの中庭で、日中も殆ど日が差さない。悪巫山戯には最適の場所 普段は大して人気も無いその場所は今、ギーシュと平民の決闘という名の一方的なリンチを見る為の生徒で溢れ返っていた 「諸君、決闘だ!貴族に対する無礼を犯した平民は、今!このギーシュ・ド・グラモンによって裁かれるだろう!・・・薔薇の葬列に送られてね・・・!!」 薔薇を掲げながら高らかに宣言するギーシュ (き・・・決まった!!!!) ワッと盛り上がる観衆 そんな生徒達の列にキュルケとタバサが居る、それも最前列である 「それにしても珍しいわねタバサ、あなたがこういう事に興味を持つなんて」 表情を変えないタバサだが、目線を追ってみるとどうやら目的はアイオリアの様だ "雪風"の二つ名を持... -
小ネタ-02
か行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ ルイズと不思議な魔法の本 カードキャプターさくら ケルベロス ゼロと捕獲者 カードキャプターさくら さくら ゼロヒーロー カードヒーロー ジャレス(+α) 虚無使いと少年 帰ってきたウルトラマン 帰ってきたウルトラマン世界にルイズが転移 ゼロのススメVoltex 覚悟のススメ 葉隠散 零の使い魔 覚悟のススメ 葉隠覚悟 その者 青き衣をまといて 風の谷のナウシカ ナウシカ 魔法学院のコワイうわさ 花子さんがきた!! 学校のコワイうわさ 花子さんがきた!! ごわごわ ROOTS OF THE FUNG 仮面ライダーキバ サガーク 灰色の悪夢 仮面ライダー555 北崎/ドラゴンオルフェノク ゼロの破壊者 仮面ライダーディケイド ディケイドライバー Kタバサ 仮面ライダー電王 キンタロス ゼロの使い魔~オデレタロス参上!!~ 仮面ライダー電王... -
長編(五十音順)-03
さ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 虚無の使い魔と煉獄の虚神 円環少女 グレン・アザレイ 2009-01-01 17 29 32 (Thu) PSYFER THE BLAZE サイファー 炎修太 2010-11-07 00 27 24 (Sun) 機械仕掛けの使い魔 サイボーグクロちゃん クロ 2012-02-08 20 35 19 (Wed) 化け猫の使い魔 サイボーグクロちゃん マタタビ 2007-08-02 17 10 42 (Thu) サイボーグ 0009 サイボーグ009 島村ジョー 2010-09-14 18 18 56 (Tue) 使い魔は妖魔か或いは人間か サガ フロンティア アセルス 2014-07-12 00 04 04 (Sat) 時の使い魔 サガ フロンティア 時の君 2010-08-12 13 26 39 (Thu) ゼロの使い魔・ブ... -
使い魔は黄金の剣
なるほど、確かにこの世で最も神聖で美しいといえるだろう。 とても強力そうという印象もある。 私のイメージとは違ったが、「この世で最も神聖で美しい、強力な使い魔」という条件には叶っている。 だけど……だけど! なんで私が召喚した使い魔がただの『剣』なのよ~~~~~!? 「おい、ルイズが剣を召喚したぞ!」 「召喚? どうせ街で買ったのを埋めてただけじゃないのか」 「ははは、なるほど。そういう事か」 あいつら~~……! よし顔は覚えた。 あとで爆破ね。 まあ、いくら私でも前もってこんな剣を前もって手に入れるなんて無理だけど。 先ほども言ったが、私が唱えた呪文のイメージに、この剣はピッタリと当てはまるのだ。 柄に埋め込まれた幾つもの美しい宝石、巨大な刀身、細やかな細工。 そして何よりも、なんとこの剣、全体が黄金色に輝いているのだ。 黄金で作られた大剣。 ... -
三重の異界の使い魔たち-01
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~プロローグ~ 半島状の大陸からなり、大きく5つの王国が存在する土地、ハルケギニア。 その西部に位置する、旧き時代からの伝統を重んじる王国、トリステイン。 この国の貴族の中でも筆頭とされるヴァリエール公爵家の三女、ルイズ・ フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、今人生の転機とも いうべき儀式の最中にあった。 ここはトリステイン魔法学院。その名の通り、魔法を使えるメイジ、即ち 選ばれた力を持つ存在たる貴族たちに、魔法の術を学ばせる場所。 そして今日という日は、そのメイジのパートナーである、使い魔召喚の儀式 の日だった。 「ミスタ・グラモン、前へ!」 「はい!」 引率の教師コルベールに、クラスメイトの名が次々と呼ばれていく。 それとともにルイズの鼓動も早まっていく。 ... -
ゼロのトモダチ
『お聞きください この割れんばかりの歓声! ハルケギニア史上初となる トリステイン-アルビオンの親善試合 国立トリステインスタジアムは熱狂で満ち溢れております! それもそのハズ! 今日 スタジアムには我等の小さな女神が戻ってきたのです!! 背番号10 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!!』 スタジアムの熱気を全身に浴びながら、桃色髪の少女がフィールドを駆ける。 小さな体躯を懸命に動かし、稲妻のようなスピードで突き進む。 (このフィールドに 私は戻って来た・・・) 「えっ」 「なにィ!?」 『ああーっとォ!? これは ルイズ選手の18番・イリュージョンフェイント!! アルビオンのディフェンスラインを華麗に抜き去り 早くもキーパーと1対1・・・ いや違う! アルビオン司... -
小ネタ
小ネタ 短編・一発ネタなど。 ※召喚される側の原作のあいうえお順となっています あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 その他 ??? あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 記憶の残滓 R-TYPE TACTICS 暴走戦艦コンバイラ(提督) 虚無の雀士 スーチーゼロ Special ・ Remix アイドル雀士 スーチーパイ スーチースティック 妖精からの伝言 アイドルマスター XENOGLOSSIA 風が揺らす翼と冠 悪魔狩り ウリエル あしたのルイズ あしたのジョー 丹下段平 一撃必殺の使い魔 あなうめくん ハラワタマン 暴れん坊使い魔 暴れん坊将軍 徳田新之助 不屈の使い魔~Love Hunter~ あやかしびと 愛野狩人 ゲヘナ・ゼロ アラビアン・ダーク・ファンタジーTRPG ゲヘナ シェヘラザード 人を超えた使... -
長編(話数順)-02
長編(ページ数順05~14P) ※総ページ数をカウント(例:第○話が前後編なら2ページ分、外伝や幕間も加算) 長編(話数順01~04P)へ 長編(話数順15P~)へ 10~14P 05~09P 10~14P 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 超魔王(?)使い魔 魔界戦記ディスガイア ラハール 2007-07-21 17 35 48 (Sat) ゼロの皇帝 ロマンシング サ・ガ2 最終皇帝 2009-10-03 22 10 54 (Sat) 0G 影技-シャドウスキル G・カイン・ファランクス 2009-10-03 21 26 29 (Sat) 使い魔の夢 仮面ライダー555 乾巧 2007-08-30 01 45 09 (Thu) 竜が堕ちゆく先は ドラッグ オン ドラグーン アンヘル 2007-08-29 23 27 27 (Wed) 使い魔の... -
使い魔は鉄拳王-02
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 いきなり老人が叫び、ルイズ達は耳を塞ぎました。 叫んだ後、老人は周りの異変に気付きました。それは何処かの病院のような施設に自分が居る事です。 ふむ、誰か親切な者がわしをここに運んだのだな。一様、礼はしておくか。 老人の前に、ピンクの髪の少女が居る。 「娘、お前が、わしを手当てしてくれたのか?」 老人は尋ねました。ルイズは耳の無事を確認した後に老人に怒鳴ります。 「ちょっと!あんた、私の鼓膜を破る気!?」 目の前の少女は怒っているようだ、たぶん、わしの寝言がうるさかったのだろう。 しかし、この娘は日本人ではないな、あの頭が寂しい男に医師らしき男も日本人に見えんな? 「娘よ、すまんな。」 老人の謝罪にルイズは落ち着きました。とりあえず自分が呼び出した事など色々教えておかなくては。 「あなたを呼び出したのは私よ!それに傷は高価な... -
人を超えた使い魔
「フフフ……。ここに聖誕せしアルビオン共和国の始まりの時を、君達の命で飾ってもらおう」 私達の目の前にいるのは、レコン・キスタの手先だったワルドと建物いっぱいの貴族派兵士達。後ろを振り返ってみてもワルドがいないだけで状況は同じ。私達は完全に包囲されていた。 「贖罪せよ、貴様の命で」 「彼女」がそう唱えると、私達を囲むように雷撃が放たれて、頼りないながらも突破口が開かれた。 「ルイズ、ギーシュ、キュルケ、タバサ。すぐにこの建物から出ろ」 「何言ってるの! あんた1人置いて私達だけ逃げるなんて、そんな事できるわけないじゃない!」 「いいからすぐに出ろ」 無茶にも程がある。いくら強くたってこれだけの人数相手じゃどうにもならない。だからって……、いくら主人を守るのが使い魔の役目でも、こんな事望んでないわよ! 「早く」 タバサが私の袖を引く。なおも留まろうと... -
創世の使い魔-02
前ページ次ページ創世の使い魔 創世の使い魔 第2章 ―召喚― 「やった……」 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは歓喜のあまり声を上げた。 トリステイン魔法学校の恒例行事、晴れて二年生になった者達が行う『使い魔召喚の儀』。 サモン・サーヴァントに失敗すること数えて十七回、その度に爆発を振りまいた所為で 体が少し埃まみれになっている事すら今の彼女には眼中にない。 「とうとうやったわ!」 万感を込めた叫びと共に、淑女あるまじきガッツポーズ。 普段のルイズならば思ってもしないであろうそのしぐさも、今の彼女には自重という言葉すら浮かばない。 誰かが叫んだ「ぜ、ゼロのルイズが成功させやがった!」と言う言葉も、右から左に聞き流していた。 それほどまでに彼女は――いわゆる、最高にハイという奴だった。 太陽光を燦然... -
機械仕掛けの使い魔-第15話
前ページ次ページ機械仕掛けの使い魔 機械仕掛けの使い魔 第15話 フーケのアジトから戻った一行は、バイスの亡骸をひとまず厩に隠し、学院長室に向かった。クロ曰く、その方が都合がいい、らしい。 「よくぞ戻った。して、フーケと破壊のゴーレム、不可思議の箱はどうなったのじゃ?」 学院長室には、オールド・オスマンとコルベールの2人。部屋に入って来た面々を安堵の表情で迎え入れたが、すぐに顔を引き締め、事の顛末について説明を求めた。 「結論から言えば、破壊のゴーレム、不可思議の箱の奪還は成功。内、破壊のゴーレムは現在、一般生徒や教職員に見つからぬよう、厩に隠してあります。 ですが、フーケは取り逃しましたわ。」 エレオノールが一歩前に出、淡々と述べる。 「ふむ、フーケは逃げおおせたか…。姿は、見たかの?」 「いえ、我々が到着した頃には、アジ... -
魔法の国、向日葵の少女
今、一瞬だが確かに見えた。煙の中に何かの影。それはつまり、その中に何かがいるという事。すなわち… 「やっと、やっと成功したわ!」 歓喜を爆発させ、ルイズが叫ぶ。失敗し続ける事…えー何回だ?まぁとにかく3桁突破してしばらくたってようやく成功したのだ。 カウンターがあれば255でストップしているところである。いやはや全く無理も無い話しである。というか延期させろコルベール。 期待と不安をない交ぜにした目でルイズは未だ煙に包まれた、自分の使い魔が召喚されたであろう一点を見つめる。 やがて、うっすらと煙が薄れてゆき、それがだんだん姿を現す。 およそ1リートだろうか?すらりと直線的に伸びたその姿はすごく健康的で、鮮やかな緑に目が奪われる。 そしてその頂上にある黄色くて丸い、まるでとても美しい向日葵のような… ような… 「え?」 ... -
ゼロの君
夜。トリステイン魔法学院の女子寮の一室にルイズはベッドの縁に腰掛けていた。 窓は開け放たれ、柔らかい月光が差し込んでいる。 心地よい夜風が頬を撫で、風にそよぐ草木のざわめきが耳に心地よい。 ルイズはおもむろに立ち上がり、何時までも自分を無視する男に指を突き付けて、声高らかに宣言した。 「私の名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。貴方のご主人様よ!」 「フウッ、それは、何度も、聞いた。フウッ」 「じゃあ、キチンと返事しなさいよ!」 漸く返事をした使い魔にルイズは激昂する。 そんなルイズの前で影が揺らめいている。部屋を照らすランプは魔法の道具であり、光が揺らぐことはあり得ない。 影が揺らいでいる原因は、ルイズを怒らせた使い魔が規則正しく立ったりしゃがんだりを繰り返しているからであった。 男は白を基調と... -
双月のカプリツィーオ
「……旗色、悪ぃな。クソが……!」 追い詰められていた。 ウェールズが刺され、ルイズが追い詰められたところへ割って入ったカルメロ。 人狼の能力とガンダールヴのルーンの力で、ワルドを圧倒してはいたものの―― ライトニング・クラウドの直撃と、『偏在』の魔法による5人のワルドの波状攻撃。 雷撃による動きの鈍りと、ワルド5人の連携により、最大の持ち味である俊敏性とトリッキーさを封じられ、苦戦しているのである。 「落ち着け相棒! 魔法は俺が引き受けてやるから。 とにかく今は5対1って状況がいけねぇんだよ……まず、1人目をしとめることに専念しろ!」 手の中のデルフリンガーが、カルメロを諌める。 いつもの幻覚ではなく、現実に喋るということで買った剣ではあったが、なんだかんだで使ってしまっている長剣。 鉈やチェーンソーほど、使いでがあるというわけではないが――魔法... -
神の左手は黄金の腕-05
前ページ神の左手は黄金の腕 そこは屋敷の庭じゃなかった。 自慢の池もボートもそこにはありはしない。 あるのは割れんばかりの拍手と喝采、大声援。 舞台を取り囲むように満員の入場者が彼等に注目する。 ステージがあるべき場所は視界が開ける程に広く、一面に緑色が広がる。 そこに集うのは十数人の鋼鉄の選手達。 その中に、見知った彼の姿があった。 ……いや、違う。 こんなにも嬉しそうなゴールドアームの表情は知らない。 沸き立つオイルが体中を巡り、彼の全身に力が漲っていく。 向かい合う赤いユニフォームの選手に何事か叫びながら彼の脚が高々と上がる。 稲光にも似た閃光を放つ渾身の直球。 それは振り抜かれたバットさえも溶解させた。 キャッチャーのミットにボールが納まった瞬間、 観客からボールの熱にも負けぬ大歓声が上がった。 同様に私の心にも熱い何かが迸る... - @wiki全体から「牙狼~黄金の遣い魔 第5話(Cパート)」で調べる