ARDF(えーあーるでぃーえふ)って何ですか?


ARDF(Amateur Radio Direction Finding、アマチュア無線方向探知)とは、アマチュア無線の活動分野で、屋外のフィールドに設置された送信機を、受信機を使って探し出す競技です。

1970年(昭和45年)ごろよりアマチュア無線家の間で「フォックスハンティング」という遊びが始まりました。電波を出すキツネ(送信機)を受信機を使って探して遊ぶものです。当時は競技というよりアマチュア無線家同士の交流会、無線クラブのイベントという形をとり全国各地で盛んに開催され、多くの人を魅了しました。

この遊びは日本だけでなく世界各国で盛んに行われ、特に冷戦時代には旧ソ連や東欧圏において本格的に実施されています。その後、IARU Region 1で国際ルールが作られ、「ARDF」という名称の国際競技となりました。

日本には1985年にJARLによって国際ルールが紹介され、同年国際ルールに沿った初めての大会が群馬県で開催されています。1989年には現在の日本のARDF競技に関するルールが制定されました。1990年にはそれまで「FOXテーリング」と呼ばれていた競技が「ARDF」という名称で呼ばれる事になりました。

このように「フォックスハンティング」として生まれた遊びは、やがて親から独立し「ARDF」という国際競技になったのです。



ARDF紹介ビデオ(アメリカ)




最終更新:2011年05月13日 01:05